2010年06月19日

Marpat ユティリティーキャップ

US NAVY (USMC) Utility Cap : MARPAT


Marpat ユティリティーキャップ


海兵隊のユティリティーキャップは以前にも取り上げたなぁ。3カラーデザートでね。アメリカ海軍が同型で海兵隊のマークのないものを採用していることも書いた。
そこで疑問だったんでですよ。現在は海軍も海兵隊のMarpatに似たパターンを採用しているけれども、Marpat登場以降に海軍は何を官給していたのかね。
陸軍がACUを採用し、そして空軍がABUを採用した。その間、海軍だけが旧式のウッドランドや3カラーデザートを発注し続けたのかどうかという疑問がね。

一説には海軍も一部海兵隊のMarpatを官給していたと言われ、海軍特殊部隊(Seal’s)が、それらしいものを着ている写真が出てきたり、海兵隊の物にUS NAVYのタブをつけたMarpatが出てきたりしたことがあって、それなりに信憑性のある話だった。アメリカの四軍がそれぞれ異なるカモフラージュを採用するに当たり、特に海兵隊ではパターンの中にまでUSMCの文字を入れる懲りようを見せていたし、もちろんインストラクションタグにもUS Marine Corpsの文字が入る。同じ海軍省に属するとは言っても、海兵隊のそのままをマーク入りのまま海軍が官給するのかな?とね、こう考えていたんですよ。
 そうこうしていたら数年前でしたか、Marpatに海軍仕様があるという話を聞きましてね。一応納得して、そのまま・・・忘れていたんですよ、ええ・・・そうしたら最近、偶然手元に海軍用のキャップが来まして、思い出したんです。

Marpat ユティリティーキャップ

 一応、一枚目の写真では海兵隊マークが入っていない方が海軍用だということは一目瞭然だね。そして上の写真では裏生地の扱いが異なっている。ご存知、海兵隊用は裏生地もカムフラージュのある面を裏生地に当てている。海軍用はカムフラージュ面でない裏側が出るように裏生地を張っている。どちらもSEKRI INDUSTRIESという会社で製造されており、形状やパーツ、縫製に至るまで、ほぼ同一と思われる。

Marpat ユティリティーキャップ

 赤丸で囲った部分にNAVY(海軍) と入っている。残念ながら個人名をマジックで消した際にMARPATと書かれている部分の上半分が一緒に消されてしまっている、登録商標が付いているのかいないのか確認できない。
DAADナンバーで実験規格で製作されていることが分かる。

Marpat ユティリティーキャップ

赤丸で囲んだところに MARINE CORPS の文字が入っている。
勿論、二つともストックナンバーにおいて8405-01- 以降の番号が異なる。

Marpat ユティリティーキャップ

 登録商標つきのMARPATなら海兵隊のマークとUSMCの文字がパターンの中に配置されているはずだが、海軍用のキャップには偶々、USMCマークがない部分の生地が使用されてしまったのか、それともマークのない生地なのか、マークがカムフラージュの中に確認できなかった。誰かこの海軍仕様のMARPATを持っている人がいたら生地が海兵隊のものと同一なのか否か教えてほしいですね。

Text By TAC





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