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Posted by ミリタリーブログ at

2010年01月25日

5.11 3in1 Patrol Bag Vol2

5.11 Tactical
3in1 Patrol Bag~Vol.2~





 左サイドのポーチの表面には差込式のポケットが付いており、手帳などを収納できるようになっているが、脱落を防止するようなベロクロなどの固定は付いておらず、あくまで補助的に物を入れておく程度の使い方しか出来ない。ポケット本体の差込口が斜めにカットされた形状なので手帳程度の大きさが無いと知らないうちに脱落してしまう可能性があるので、本当に鍵などの小さな物を収納することはお勧めできない。深さがあるのでそれほど神経質にならなくても大丈夫だとは思うが、やはり不安があるんだよね。
 ポケットの上にナイロンテープが付属している、どの様な使い方が適当なのか考えた所、やはり5.11のタクティカルトラウザーのバックポケットのようにカラビナなどを取り付けたギアキーパーなどの為についている、もしくは長めの物をとりあえず突っ込んでも固定できるように取り付けられているのではないかと思う。ちなみに右のポーチにはこのナイロンテープは付属していない。


 右サイドにはナイロンテープが取り付けられていない。
 一応、左右共通なのだがポケットの正面側(短い方ね)の端には補給が施されている。ナイフなどのクリップを固定する際に生地が痛まないように配慮されている物ではないかと思う。


 ポーチの内部、内部にもポケットが付属する。フラップはジッパー式で写真のように大きく開く事が出来る。この位の開口部があれば内容物が引っかかって取り出しづらい事もないので利便性から考えてもよいと思う。このバックの内部はライト・グレーが採用されていて、内容物に対する視認性が考慮されていると思われる。


メインカーゴの内部。ジッパー式のフラップを開放するとフラップの裏側はメッシュポケットが付いている。使用される生地がナイロン布だったり若干の違いは見られるものの、これはどのメーカーのPatrol Bagにも見られる形状だね。
 3in1 Patrol bag ではポケットは三分割されている。メッシュの利点は中に入れているものが一目瞭然である所だ。これで何処に何を入れているかで迷うことは無いだろうな。分割されたポケットにそれぞれジッパーが付いている点も利便性としては好印象だ。旅行カバンなどで同様の三分割ポケットに一本の長いジッパーを取り付けている物を見かけるが一番奥のものを取り出すために全てのポケットが開放されてしまうことがよくおこる。このバックの場合、ポケットがフラップの裏側なので不安定なので、一本の長いジッパ^を採用していたら、物をばら撒いてしまうこともあるのでそれぞれのポケットが独立して機能することは結構重要なんだよね。
 メインコンテナの内部にはMolleに対応するナイロンベルトが付いている。小物が多い時には追加のポーチを設定して分けておくのには意味があると思う。ご覧の通りこのバックの背は高く、メインコンテナは結構深いんですよ。


 Molleが取り付けられるメインコンテナの内側。黒いナイロンテープはキャリングハンドルに使われているナイロンテープと同じ材質を使っているように思う。故に頼り無い印象だ。バック・パネルに型が入っていないので、重量のあるものを歩ポーチに入れて固定する時、パネルがjその重量によって内側に倒れてくることもおこるだろう。実際はあくまで補助的に使用できるレベルなのではないかと思うな。
 メインカーゴの内側は、色こそサイドポケットの裏側と同じだが、材質は柔らかい物を使っている。材質の名称を知らないんですけど、薄手のナイロンジャンパーなどの内側などで使用される素材ですね。保温性もある素材です。内包物を保護する目的か、ベロクロをつける目的か、もしくは両方なのかもしれない。この内側の材質は弱いと言うほどではなく、通常の使用で直ぐに裂けてしまうようなことは無いと思う。ただベロクロの取り外しなどを繰り返せば、直ぐに毛羽立ってしまうと思う。


 ショルダーストラップを使用したときに体に当たる側のパネル。シートベルトスロットが付いている方の内側の写真になります。
ナイロンで覆われたパッドが付いている。これはベロクロによって移動させる事が出来る。持ち運びの際、硬い内包物、機材などが体に当たるのを防ぐ目的で付いているのではないかと思う。

 

 サブコンテナを開放した所、ジッパーで大きく開くのだけど中がディバイダー機能を持っていて最大に開いてもこの程度しか開かない。仕切りで二つに分けられているのでファイルなどを入れておく事に特化したつくりだと思う。あまり大きな物を入れておくことに向いていないと言う欠点はあるものの、ショルダ-として使っても車のシートに取り付けておいても出し入れが容易で物が落ちてしまうような事がない点はとてもよいと思う。


 ジッパーは標準的なコイルジッパーを採用していて、強度、耐久性はそこそこだと思うが、ストレス無く動くし、タブに長いナイロンテープが付いているので手袋をしたままでも開閉が楽に出来る。
 ショルダーストラップを取り付けるD型リングは金属製が使われている。大きめで取り付けたフックの自由度が大きい。


 写真が不鮮明になってしまったが付属のショルダーストラップです。Patrol Bagは独特の長方形をしているのでショルダーパッドを湾曲させて、肩掛けする人の負担を少しでも軽減しようとしているのかな。


 パッドに緩衝材が使われているのは当たり前として、裏側にはゴムのコーティングがなされている。


 ストラップの取付金具は5.11ではよく使用されるプラスチックと金属を組み合わせた物。全てプラスチックで作られるより可動がスムーズで取り付け、外しが容易なのでとても調子のいい印象だね。



上の写真はバック正面の左下に付く5.11ブランドマークでゴムの型押しで作成されている。
下はバック裏面の5.11のブランドタグ機械織刺繍となっている。二つもつけておく必要が無いと思うし、特に裏面の物はデザイン上のバランスが悪いように思うのです、わざわざつけなくてもよかったのではないかと私は思うけど。

TEXT BY TAC  


Posted by USARV-TAG at 12:06Comments(0)雑装備

2010年01月23日

5.11 3in1 Patrol Bag

5.11 Tactical
3 in 1 Patrol Bag

 5.11タクティカル シリーズは日本でもウェアー類を筆頭に幅の広いラインナップがされていることはよく知られるところだ。最近ではナイフやサングラス、時計、タクティカルライトを始め小物類も充実してきている。そして、アメリカの装備メーカーViking Tacticsと共同で装備品を充実させたり、Blade-Techの協力を得てホルスターをラインナップさせたりとタクティカル用品全般を扱うブランドになってきている。他社と共同で開発した製品はそれなりに他社の培ってきたアイデアを取り込んで製作されているので5.11ブランドの他社コラボレーション製品を見なくてもある程度の想像はできそうだが、5.11が独自に製作してきたバック類はどうなんだろう?興味が沸いたので3in1 Patrol Bagを手に入れてみた。


 Patrol Bagは司法機関の要員がパトロールに必要な装備を収納して運ぶ目的のバックで結構、昔からHATCHなど司法機関へ装備を提供する会社が製作してきている。基本的には無線機や大型MAG Light、バトン(警棒)ホルダーなどの必要な装備品を効率良く収納できる作りになっている。5.11にもPatrol Readyと言う名称のバックがあり、他社のそれと比べ装備品の専用ポケットなどを簡素化しているものの、まだ何となく特殊な使用を意識したデザインと言う主張が伝わってくるので、よりデザインが汎用的に見える3in1 Patrol Bagを今回は選んでみた。あと車の助手席においておくときにバックが転落しないように、シートベルトを通すスロットが付いている事も購入動機のひとつかな。

 3in1 Patrol Bag の正面はあまり派手な印象ではないね。写真では半分しか確認できないだろうけど認証用のベロクロが付いている以外はタクティカルな雰囲気をかもし出すようなデザインではない。一寸物足りないと言う人もいれば。この位の方が好みだという人もいるだろうね。


 上から見るとこんな感じだ。Patrol Bag としての雰囲気はメインコンテナも開閉方式、長方形のフリップ式の蓋がジッパー開閉される形状を見ても感じる事が出来ると思う。下方についているサブコンテナが最初の写真に写っている部分となる。両サイドに新書が充分入る大きさのポーチが付属する。サブコンテナの上にキャリング・ハンドルから伸びるようにテープが出ているが、これはバトン(警棒)ホルダーとなっていてベロクロでバトンを取り外す事が出来る。
 キャリングハンドルに使われるナイロンの質はあまり硬質ではなく、やや頼り無い印象だ。どの会社のバックでもこの点は共通した印象だが5.11シリーズはその中でも最も頼り無さな印象となっている。ショルダーストラップが付属しているので持ち運びに使うのはキャリングハンドルではなく、ショルダーストラップでしょ?と言う発想なのかもしれないな。
 メインコンテナの厚みが他のどの製品より薄いように感じる。これはサブコンテナを持つデザインであることが理由のひとつだろうと思う。サブコンテナを含む厚さは、実際HATCHのPatrol Bagと同じ位だった。


 バトンホルダーは写真の通り、ラダー金具が奢られている。一般的なバトンホルダーが単にナイロンとベロクロテープで作られていることを考えると固定する時の利便性は向上している。バック全体に使用されるナイロン布は600Dとなっている。非常に強い強度を誇ると言うほどではないが、重量と強度のバランスを考える時、この位で充分だと思う。


 背面に当たる部分の写真。左上に樹脂コーティングが施されている、長方形に白く映っている部分だ。これはネームテープで直接使用者の名前をマジックなどで書き込む為の物である。
 左上から右下に向けて斜めに布が張っているのが分かるだろう。この部分が車の3点式シートベルトを通す部分で助手席にバックを固定しておくときに使う。容疑者追跡で映画ばりに荒い運転を繰り返すとバックが床に落ちてしまうような事が頻繁にあるのだろうね。かなり昔に4WD車用の製品に同様の形状を持ったバックが売られていたのを見た事がある、そこからデザインを拝借したのかもしれないですね。


 名前などを直接書き込むのに使うテープ。そう言えば5.11ラゲージ・ネームタグと言う製品があって、それも名前を書き込む部分が同様の加工になっていたな。

サブコンテナやサイドポーチ部分は次の機会に書くことにしようと思う。この製品アメリカ・ユーザーの満足度が高いと謳われていたけれど、特筆する様な特別の機能があるわけでもなさそうだ。アメリカでもシンプルな物がよいと考える向きがあるのかしら。そういえばHATCHのバッくには型崩れがおきないようにプラスチックが表皮の裏側に入っていたが、この3in1にはその様な加工がされておらず、全体的にソフトなイメージがあるね。方が入っているとファイルなどを出し入れするのが容易でとても使いやすいのだけれど、反面ではショルダストラップで肩がけにして、持ち運ぶと人体に直線部分が無いので非常に不安定でとても疲れる場面があった。仕舞いには内部のプラスチックが割れてしまって、内側に突き出てしまい使い物にならなくなった事があった。まぁ・・・使い方次第なんだけど。


TEXT BY TAC  


Posted by USARV-TAG at 23:08Comments(0)雑装備

2010年01月22日

EPOL メッセンジャーバッグ

EPOL メッセンジャーバッグ



 ミリタリー業界は非常に厳しい状況となっていると知り合いの店長さんから聞きましてね。まぁ・・・ね、世の中不況の嵐が吹き荒れている真っ只中だ、連日のニュースでも企業体質の問題もあるだろうが日本航空の再生だ!!春闘でベアゼロだ!!デフレスパイラルだ!!とね、景気のいい話は全く聞こえてこないね。こんな状況だから景気がいい業界あると全くまゆつばに聞こえるもの。趣味性の高い分野が厳しい局面になるのは只今の時勢当然と言えるのかもしれないな。
 ミリタリー業界の状況は厳しくても、一部の勝ち組、ユニクロ等のアパレル関連会社ではミリタリーテイストのファッション用小物や被服は好評ので随分と街中で見かける様だね。両者は似て非なるものなんだけど軍用品の持つ独特のデザインはある種のメッセージ性を持って、今の時代に映えるのかもしれない。
 ミリタリーファッションのジャンルは幅広いので、中にはミリタリーファッションと見出しがついていても???となる物も多いのも事実かな、中にはね、OD色を使用してヘンなポケットが付いている以外には全く何処からデザインを持ってきたのか分からない物もありますよ。
 やっぱ、アレですかね。軍用品に慣れ親しんでいるせいか、ミリタリーファッション品も本当の軍用品のテイストに近いものをよいと思ってしまうんですかね。この当りが一般の人受けするかしないかの違いかもしれんですよ。


 ファッション品として今までも幾つかの製品を載せてきているEPOLのバック類。ショルダーバック形式で大きさはA4サイズのファイルが二、三冊入るくらいですかね。実の所、メッセンジャーバックとしては小型なのでショルダーとした方がいいのではないかとも思うが、やはりファッションの世界で小型の物もメッセンジャーと呼ばれる物が出てきているので今回は、そう呼ぶことにした。EPOLは商品名が記載されていないのでなんと呼ぶのか実の所分からないんですよ。


 正面のフラップ部分の写真。ODのタブが見える、これはベロクロ付小型ポケットの開閉部で文字のプリントされたナイロン布と両側のナイロンテープまでの部分がポケットの容量となっている。隠しポケットになっているのでデザインを壊さないように配慮されているし、本当に失いたくない物を入れておいても安心だね。またベロクロ付きポケットなんでMP3ミュージック・プレイヤーなんかを入れてコードだけを出しても使える点はとてもよいと思う。小型ポケットといっても割りと大き目の方なので旅行先で地図なんかを入れておくのにも使えますよ。
 プリント部にDEPLOYMENY BAGとあるが、これはバックの名称ではないようだね。大型のバックには必ずこの名称がプリントされているもの。ちなみにDEPLOYMENYは、多分Deployment([軍隊などの]展開の意味)からの造語だろうね。


 左側面にはお約束的にベロクロとコードの付いた小型ポケットが付いている。携帯なんかが入るサイズだけどあまり使わないな私の場合。以前、旅行者を狙ったスリが非常に多い地域へ出かけたときにクレジットカードとかを入れていた事があるけど、それですら危ないと言われてからは使い方を思いつかなくなりましたね。


 これもお約束の空軍のハーネスなどを留めるのに見られる金具の複製品が使用されている。正面のフラップを固定する為に付いているのだけど、できればナイロンテープに調整機能をつけて欲しかった。金具の付いたテープが固定式なのでバックをつめすぎると金具で固定できなくなる場面も出てくると思う。結構ぎりぎりの長さなんですよね。これもファッション優先の産物か?


 正面フラップを開いた所。フラップに付いた小型ポケットと同型のポケットが付いている。ドットボタンが見えるがこれはバックが開ききらないように留めておく物。


 上の写真で見えるポケットとドットボタン部の拡大。ドットボタンを使用してバック本体をテープで固定することによって、フラップを大きく開けても、予期せず内包物を道にばら撒いてしまう様な事を防げる。付いていて困る物ではないね。

 
 バックの内側にはジッパー式のポケットが付属していて、本当になくしたくない物などをしまっておける。バック内には仕切りなどは無く、黒いナイロンの内張りがなされているだけだ。容量は結構あって、大きすぎないことや薄手のナイロンを使用していることでバック自体の重量も見た目の重量感とは異なり軽量だと思う。防水処理は施されていない。

 今までブログに載せたEPOL製品よりもたくさんの製品を手にとって見てきたんですが、私的にはこのバックはかなり高評価でお気に入りの上位に位置しています。デザインや作りこみの点で使いやすく、日常で出歩くのに丁度よいサイズだったりします。昨今のミリタリーファッションの傾向よりも軍用品テイストの色が濃いのがで一般的に受け入れられないかも知れないんですが、その辺が私のファッションセンスの限界点ですかね。

TEXT BY TAC
   


Posted by USARV-TAG at 19:43Comments(0)雑装備

2009年01月29日

Maxpedition Devildog ~Vol.2~

Maxpedition Versipack Devildog ~Vol.2~
 
 引き続きMaxpedition Versipack シリーズのDevildogについて書いています。
Maxpeditionについて書くのも今回で何回目になるんでしょうね?最初は何となく持っていた物をいたずら半分で書いてみただけだったんですけれど、意外と知られていないだろうと思っていてね。
今や検索キーワードで見ても上位にランクされていたり、面白いものですね。時折、輸入専門店なんかでは見かけることもあるんですが、やはり正規輸入されているMagforce シリーズの方が宣伝もされているし、なんせ絶対量が違うでしょ。
 まぁ、そうこうしているとね、色々な人たちの情報とかも入ってくるもので、“Magforceにない色が欲しくてMaxpeditionを買っている。”とか”日本にないモデルが気にいっている。”とかね。インターネットみたいなデジタルな情報端末の発信が人の生の声で返ってくるのも面白い現象だとね。こう思うわけですよ。



 付属のショルダーストラップを装着した所です。本来はウエストベルトを格納して使うものですが、あえて出したまま写真としています。ストラップにはショルダーパッドも装備してありベロクロで取り外しがきくようになっています。私はウエストバッグをショルダーバッグとして使うメリットを感じないんで使ったことは無いんですが、汎用性を高め状況によって使い分けが出来ると言う点を評価する人もいるんでしょうね。実際ショルダーバッグの利点も理解しているつもりなので悪くはないと思うんですがね。
自分はショルダーは以前紹介したJumbo Versipackを所有しているので、使い分けているんですよね。



 メイン・パックも蓋の裏側には2段になったポケットが付属していますね。一段目がパック幅と同じポケットで二段目が半分で仕切られています。二段目は丁度、1インチのナイロンテープが見える部分がそうですね。ナイロンテープはクリップなどの付いた小物に対する補強だと思う。意外と市販の山用品などではこの部分が薄いナイロン布が使用されていてクリップで留めるライトやユーティリティーナイフ等を留めておいても脱落しやすかったり、安定しなかったりと不満のあることが多かった、このポケットはクリップ止めを想定して作られているだけあってその様な不満とは無縁だ。蓋側のポケットは取り出しやすい反面、可動する部分なので内包物が脱落してしまう事があって使用に不満がでることが多いがこのポケットはその点で優れていると思うな。
 鍵などを取り付けるランヤードも付いています。私はあまり使いませんが・・・。
パック自体は、まぁ大きく開く方だと思います。ウエストバックとして立ったまま荷物を取り出すことを考え、開きすぎると荷物が落ちてしまうし、開かないと取り出せないしね。良い所でバランスをとっていると思いますよ。
 フラップが開ききってしまわないようにストッパー機能を併せ持つ折りたたみ式のナイロン布が追加されているだけでなく、この布が不意に小物が落ちてしまうことを予防してくれます。
 フラップ自体も硬質のナイロンで製作されているため反り返ることなく開くので、これも取り出しの作業に貢献してくれます。



 メインパックの背面側にはナイロンメッシュのポケットが付きます。縁にナイロンテープがこちらも装備されクリップつきの小物を保持することが考えられていますね。あまりに小さな物などを収納するのに便利で紛失を防いでくれます。メインパックの奥に当たりますのでメインパックにいれている荷物を避けて取り出すのですけど、上記の蓋が大きく開くことや脱落防止のテープの機能と相まって特に支障を感じることは少ないです。思ったより取り出しやすく使いやすいですね。勿論、メインパックに小物を積み重ねておかない等の配慮が必要ですが・・・。



 小型ポーチ部分の中身です。厚みが3cm程度で写真の通り、大きく開くのでナイロンメッシュのポケットをメインに使っていますね。私はこの部分に多くの小物を入れることが多いので不意に中の物をばら撒くことを恐れての使用ですが、大き目のものであればメッシュポケットを使わずにそのまま入れておいても問題はないですね。大型ウエストバックの欠点として一番外側になる部分をぶつけやすくなると言うことがあり、あまり壊れやすいものを入れないようにしていますね。メインパックの厚みと加えると体から15cmも外側に位置することになりますので、気付かないうちに障害物にぶつけているなんて事ありますよ。



 写真では分かりづらいかもしれませんがね。このクラスのバックとしては無駄と思えるくらいの大型のジッパーが採用されています。ジッパーは便利でこのてのバッグに欠かせない部品ですが、細かい砂などをかみこみやすく、それらを原因として作動不良から破損へとつながる脆弱な側面を持ちますからね。高品質のタクティカル用品のジッパーも割と大型で強度のあるジッパーを採用していたりしますね。この様な細かい部品の選定で値段に違いが出てきて要るんだなと感じる所ですね。
 最近、Maxpeditionのモデルではやや小ぶりのジッパーを採用することが多くなりましたが、”やりすぎですよ。”と言う位の強度への追求を良しとしていた私としては少し残念な気持ちもしますね。



両サイドにある調整機能ALICEに対応する1.75インチとMOLLE対応の1インチテープの組み合わせ。凝った作りだけれど調整幅が少なくてサイドポケットに水筒類を装備した時の安定を図る狙いで付いている感じが否めない。Dリングを追加して動きにあわせ可動するようになっている。



まぁね、日常的に調整しながら使うようなことはあまり無いのでさしたる不満ではないが、MOLLE取り付け用のスペースを確保する為に調整機能を小さく取らざる得なかったと思える箇所なんだよね。一般的に使う人(私を含めてね。)は調整機能より見た目にもよくって、いざとなればお気に入りのポーチを追加できるこの方が良いと思うだろうね。だからこの部分は嫌いじゃないんだよね、私の場合。


 
 メイン・パックと小型パックの間に筒状になったタブが左右についていますね。写真では分かりづらいんですがね、筒状になっているんですよ。おそらくはペンケースなんでしょうかね。ペンケースとしても何でここなんでしょうか?しかも両サイドなんてね。色々考えましたが、サイリュ-ムをつけてマーカーにするとかね。ただあまりしっくりと来る様な考えは浮かばないですね。ペンケースとして使うのが妥当でしょうかね。コードを通すなんて事も考えましたがそれにしては長いんですよ。


 
 こちらも良く分からないループですね。上面キャリングハンドルの両サイドに付いています。こちらはコードを取り付けておくものではないかと思うんですけれど、どうですかね。私は小型のカラビナにコードを取り付けて小物のランヤード的な使い方で使っているので先入観的にもそうなってしまうんですけれどもね


 
 こちらはウエストベルトについているものです。あまり役に立ちそうに無いんですけど、何か意味があるんでしょうね。やっぱり・・・。



 古いシリーズに時折付いていた商品タグです。あまり見かけなくなりましたね。

TEXT BY TAC  


Posted by USARV-TAG at 00:31Comments(0)雑装備

2009年01月27日

MAXPEDITION Devil Dog

Maxpedition Versipack "Devil Dog"


 流行って移ろい易いもので、ほんの数年前まであんなに流行っていたのに見かけなくなったなとか、逆に今まで見かけなかったのに今年になったら皆が持っているなんて、そんなこと結構あったりする。
 ミリタリーとかタクティカルの世界でも一見したところ時節の波は穏やかな業界のような気もするけれど、実際はその傾向は強くて、ファッション的な流行に左右されていると感じること随分ありますね。
少し前に流行ったゴアテックスパーカーやN3B、もう少し前のMA1ジャケットとかね、軍パンブームなんてのもあった。すっかり流行りも去っちゃって、あまり着ている人も見なくなった。男性ファッション誌なんかで随分とね。”一生モノ”なんて書いてあったけど、忘れられたような存在になったと思う。今見ても機能的にも優れていて、要求に応えるだけしっかりと作られ、デザイン的にも完成されていると思うけれど、ただ、流行から離れてしまったと言うことで、市場に評価されなくなったね。
 何度も書いているんで、今更なんだけれど、私の場合そう言ったアイテムから離れられなくなる所があるんですよね。
良い物は良いと思うと言うとカッコいいですけれどね。自分の使い方が確立してしまうとなかなか離れられなくなってしまったりね。新しい物の使い方に慣れるまでの時間がめんどくさかったりね。まぁ、あんまりカッコのよい理由じゃなかったりするんですけれどね。
 今回のバッグはこれも数年前まで流行った大型のウエストバッグ。これも最近では大きさに関係なく、あまりつけている人を見かけなくなりましたね。結構使いやすいと思うんですよ。私は手に荷物を持つのがあまり好きではなくて、両手が自由になっていることが常に行動時の条件になりますから、このウエストバッグと言うものは必要になった時に必要な物を鞄をおろさずに取り出す事の出来る結構なスグレモノだと思うんですけれどね。大型の物ともなればちょっとした買い物をしても買い物袋を持たずに済んでしまいますしね。
 今や特に大型のものは山用品の専門店でも行かなければ、商品点数が少なくて機能を比べて購入することも難しい状態だったりしますからね。残念なことですね。



このウエストバッグもカーキ色の設定を求めて、アメリカで販売されているMaxpeditionブランドのバッグになります。日本でもMagforceブランドで他の色なら売られていたので持っている人もいることでしょうね。現在、アメリカでもウエストバッグの流行が終わった為か、カタログ落ちしているらしく、後継の製品も生産されていないようですね。
メイン・パックの大きさはおよそ高31cmx幅26cmx厚12cmでかなりの容量を誇るのですが反面、詰め込みすぎると重量に振り回され気味となってバッグが安定しなくなる場合がありますね。
 そのため各部分に調整機能がついていて、移動などの際、快適に使用いたいと思うのであれば使用条件で悪化しがちな重心を身体へ近づける努力が求められる。デザイン的にも容量を最大にして、安定化を図るために各部の調整機能が目立つ形となっている。
 メインパックの上に小型の収納用のポケットがついていて、頻繁に使うような小物や書類などを収納できます。大きさはおよそ高15cmx幅20cmx厚3cmです。
 小型ポケットの表面に1.75インチのナイロンテープと1インチのMOLLE用のテープが付いています。共に追加のポーチ類を固定する為の装備で、ALICEとMOLLE両方に対応する為についているんですが、追加すれば重心が更に外側に向かう結果となりますから、あまり大型のものを取り付けるためのものではないと考えてください。タクティカルテイストをかもし出すアクセサリーみたいなものですよ。

 素材はコーデュラナイロンを使用している為、印象的に硬く、市販のウエストバッグに比べても強度がありそうですね。その分、型崩れしにくいんですが曲面でのジップの動きが渋くなりがちで、衣類などを詰め込む時などは変形しにくい分、苦労してしまうデメリットがあります。
 調整に使われるストラップの素材も硬質で一旦締めると多少の動きでは緩むことはないんですが、締めるときに力とコツが必要となりますね。
 チラッと見えるDリングは金属製で付属のショルダーストラップを固定する為に付いています。



 上面にはキャリングハンドルが付いています。大きさ的には拳1つ分なので長距離移動に使うものではないんでしょう、ちょっとした場面、外しておいたバッグを移動する時などにはあると便利なものです。結構ね、一般登山用の大型ウエストバックにも装備されているんですけれどナイロンテープがそのまま付いているだけだったり、簡素で必要最低限のものであることが多いんですね。それらと比べると折り返して縫製してあったりと手の込んだこだわりを感じますね。
強度と軽量のバランスをとる登山用品のデザインとはコンセプトも異なるのでどちらが優れると言う話ではないです。
 調整用ストラップを開放するプラスチック製のファステックも厚みがあり、硬質プラスチックを使用しているので頑丈な分、動きが渋く、リリースに力が要りますね。Maxpeditionは強度を重要と位置づけていると思われるので製品の殆どが軽量化より重厚を狙っていると言えますね。その辺が軍用品に近いコンセプトで一般流通製品と異なる部分ですかね。タグにつくHARD GEARも伊達ではないと感じる所でもありますがね。



 上記で散々タフさを評価しているのに、なんか矛盾してしまうんですがね。メイン・パックの両サイドに付くウォーターボトル・キャリアーはナイロンメッシュで作られています。使用頻度が高くなくあくまで予備のコンポーネンツとして考えられているのか、単に軽量化を狙ったのか、使用しない場合のパック自体の大きさを極力小さくしておきたかったのかは知る良しもありませんがね。底面まで補強されること無くメッシュで作られています。ナイロンメッシュ自体は一般的なものより強度のありそうな素材ですが明らかに統一性に欠ける印象になっています。この程度のものなら無くても良かったのではないかと個人的には感じてしまう所ですね。
 今現在のVersipackシリーズを見渡すとウォーターキャリアの部分はナイロン布で作られているものが一般的でナイロンメッシュは姿を消している様ですね。私の考え方をするユーザーが多くて改良されたのではないかと思うんですがどうだろうね。この見方が正しければ軍用品に求められるような軽量化より強度を愛するユーザーがアメリカには結構いることになりますよ。
 先日、訪れてみたタクティカル用品を扱うショップではMagforceにまだ、ナイロンメッシュを使用したものを見かけましたからね。使用法もしくは市場の要望にアメリカと日本では違いがでていると言うことだろうね。



 アメリカのアウトドア製品似よく見られる、底面のグロメット。浸透してきた水を素早く排水する為の装備なんだけれど、長時間水にさらしておきたくない弾薬などには有効だと思うし、水が何時までもパックに溜まっていたのでは重くってしょうがないこれらは納得できる所だ、でもね腰を下ろすと埃や土が入り込む所はどうもいただけないな。水の排水が行えて、泥などが入り込むことのないグロメットがないものかね。勿論シティーユースではそんな心配は要らないし、使っていて内包物が汚れて困るなんて経験は一度もないけれどね。気になるようならガムテープなどで塞ぐ事も可能だしね。

 

裏生地、身体に直接当たる部分ね。これは柔らかなナイロンメッシュ素材にウレタンパットが内包されている。メインパックに硬い物を入れておいても不満にならないし、意外に滑りにくくて安定化にも貢献していると思う。何より大型のパックだけに通気性にも効果が期待できる点も良いと思う。勿論、通気性に優れると言うものではなく、あくまでラバーコーティングやナイロン生地そのままのものと比べての話だ。欠点としてはこのメッシュ柔らかく使い心地も良いんだけれども、その分、表面が擦れによって毛羽立ちやすいと言う所だね。直ぐに痛んで使えなくなることは無くて、強度的には充分なので使用感が出やすいというレベルなんだけれどもね。



ショルダーバッグとして使うときに、ウエストベルトを格納するポケットが付いています。これも大型ウエストバッグには今や標準ともいえるものだね。だけれどもこの機能ってつかったことないんだよな。



ウエストベルトとメインパックの調整機能部分、メインパックを安定させるのに重要な働きをする部分となる。内包する荷物の重量があるほど歩行時にメインパックは左右に振られることとなるので、両サイドで調整してやることで疲労の度合いはぐんと軽減される。ご丁寧にもこの調整機能にもMOLLEテープが追加されている。調整機能を阻害しない程度のポーチを追加して置くならこの部分は非常に使いやすくなると思う。



ウエストベルト部分は調整式で一般的なものと材質の強度が高められている意外はデザイン上に特筆すべき点はない。余分なストラップを束ねておく為のプラスチック製クリップが付くがこれも一時期の流行だった。今現在は山用品でもあまり多くは採用されていないようだ。ゴムバンドの方が結局使いやすいと言うことなのだろうか、それともコスト的に折り合わないのかな。

とりあえず、外装部分の紹介をしてみた、細かい所はVol.2に続きます。出来るだけ近いうちにアップします。

TEXT BY TAC  


Posted by USARV-TAG at 00:40Comments(0)雑装備

2008年09月30日

MSA 保護眼鏡

MSA ~Special Protective Eyewear Cylindrical System - SPECS~

 


 SPECS なんと訳せばいいんだろうね。訳はしっくり来る物が思いつかないので皆さんにお任せするとして、これは戦場で目を保護する装備品として開発された物だ。形状を見てもらえば分かると思うけどね。
 軍用サングラスと考えてもらうと分かりやすかもしれない。アメリカ軍が90年代に開発した物で特殊作戦装備などの開発部門で知られるNaticが開発を請け負った。材質は強度のあるポリカーボネットを使用し、15口径鉄製ペレット弾を留める能力がある。使用状況によってレンズを交換するように出来ており、官給時には夜間用クリアレンズ、UVプロテクションと昼間用グレイレンズが付属する。こちらは可視光線を85%カットし、UVプロテクションとなっている。他に特別に官給されるグリーンとブラウンのレンズがあり、こちらは共に対レーザープロテクションとなっている。グリーンはS2レベルで2種類のレーザーに対応し、ブラウンはS3レベルで3種のレーザーに対応する。
 生産を行ったのはNaticから依頼を受けたMSA社である。MSA社はあのMITCHやACHヘルメットを開発した会社なので知っている人も多いでしょう。特にMSA社の耐弾ヘルメットは特殊作戦用と噂されているのでNaticとの関係は強いのだと思う。
 一般的にはMSA社は作業用の保護装備を製作する会社で作業用ヘルメットや化学薬品防護装備、ガス検知器などで有名なんだけどね。1914年創業の最も洗練された防護用品を開発するメーカーとして高い開発力を有すると自負しているんですね。結構、海外で活躍する会社でオーストラリアとか数カ国に現地法人を持って事業展開しているんだよね。


 基本的なSPECSの一式。リテイナーストラップとか追加して、脱落しないようにする眼鏡のイヤーピースとか、至れり尽くせりだね。
 

開ける気がしないのでパックされたままなんですが、見難くてもあきらめてくださいな。
 クリアレンズ、ポリカーボネット特有のゆがみとか、光の乱反射がどの位抑えられているのかは使用していないので分かりません。強度はかなりあるので気が向いたらサバゲーで使ってみるか。


サングラスとして機能するグレイレンズ、太陽光に対する備えは特に色素の弱い白人には大きな問題らしくて、アメリカ軍て昔から太陽光線に対応する装備品を開発していると思う。


 しっかりと耳に固定する為の湾曲したイヤーピース。激しく動き回っていてもずれにくいように設計されているんだろうけれど、耳が痛くなるんじゃないかな。


 ストラップ。外しておいて首から提げておけるのでかなり便利だと思うんですよ。私もサングラスにはこれがあった方が使いやすいと思い、使っていますよ。


 専用ケースですね。MSAのロゴも入っていますよ。実はこのケースがとってもお気に入りです。
ベルトに取り付けられますし、強度もありそうです。
大きく開くので取り出しやすいですし、何より軍物オタクの琴線に触れる無骨さが何ともいえないですね。


90年代の開発と言うこともあり、ALICEクリップで装着するようになっています。ベルトからの着脱も簡単ですから、かえってMOLLEより好いかもしれない。


 プレスボタンで開閉するようになっています。かなり大きく開きますね。実用的でいいと思うんですけど。


官給状態なんでインストラクションも付いています。


インストラクションの裏側、Naticが発注していることが分かりますよ。

TEXT By TAC  
タグ :装備光学


Posted by USARV-TAG at 23:38Comments(0)雑装備

2008年09月23日

Maxpedition Gearslinger~Vol.2~

Maxpedition Gearslinger ~ Vol.2 ~

 昨日からの続き。


どうも、このバックMaxpeditionでは旧型で生産が終わっているようなんだけれどMAGFOCEでは似た物が未だ在庫があるようだね。どの部分が違うのかはよくわかんないんだけれど。


ショルダーストラップ部です。ロゴマークの上についているポーチは追加でつけている、5.11タクティカル社GPS/PDAポーチです。本来はMOLLE対応のテープが付いているだけなんですけど、ポーチを付けるとかなり使いやすいですね。私は携帯電話とか3.5インチ画面つきのGigabeat V41なんかを入れています。


GPS/PDAポーチとショルダーストラップの相性はばっちりで、幅もほぼ同じなのでまるで最初から付属していたのではないか、と思うほどですね。着脱用ファステックも非常に使いやすくて、体に合うように調整しておけば頭からストラップを被るように背負うようなことをしなくてもいいので常に調整を繰り返す必要はないです。


ショルダーストラップの裏には滑り止めのラバーコティングが施され、更に隠しポケットが付いています。銀行カードとか鍵なんかを入れて持ち歩けます。特に海外旅行へ出かけるときにスリの被害に遭う恐れがある場合には、ここに重要な物を隠しておくことにしていますね。


丁度、車の3点式シートベルトと同じような形でバックパックを固定します。一寸、背負う場合にはショルダーストラップだけで充分ですが長時間移動する場合にはウエストベルトを使用することをお勧めします。疲労感が違いますよ。


写真は上下逆さまなんですけれど、ファステックの受けが付いている方がウエストベルト結合部分、写真で下になっているベルトがショルダー部分結合用です。ウエストパッドに当たる部分はMOLLEが切ってあり追加ポーチが組めます。またチラッと見えるドットボタンは隠しポケットのクローズの為についています。


ウエストパッドの裏側に前述の隠しポケットが見えます。財布とかが入る大きさなので結構使えます。


背面の写真です。パッドが付いているので、直線的なデザインでもあまり背負いにくさを感じません。但し、山岳地などを長時間背負って歩くだけの使用には向いていないでしょう。ツーリングやストリートユース向けと言う感想です。


背面はジッパーによって開閉される、ハイドレーション(キャメルバックなどの給水システム)用の収納スペースがあります。四角い窓は、勿論給水用チューブを通す為の物です。


給水用チューブはパックの上面のベロクロ開閉式の窓から導き出すようになっています。


更に、ショルダーストラップの給水ホースホルダー(ベロクロで開閉)を通して固定します。


写真のように、給水用ホースのホルダーはショルダーストラップに2箇所設置されています。


メインコンパートメントは外側の裏にジッパー開閉式のポケットとメッシュポケットが付いています。なくしたくないものはここに収納しておくことにしていますね。


メインコンパートメントは区切られていないので大きめのものでも容量一杯まで収納できます。夏場なら2泊ぐらいの旅行の着替えなどを入れて出かけられますね。お土産などを買う予定がなければ私の場合、充分でした。
内部の色が違うのは好き嫌いがあると思いますが、明るい色を使うことで薄暗い所でも小さな物を見つけやすくて、意外に便利な物だと思う。私は結構、暗い色の製品を選んでしまうらしくて黒いバックだと時々見失って、忘れてきたのかと思ってしまうことが多いので助かっています。
 特にこの手のバックは構造上半分までしか開かないので、暗い所で一番底にあるものに気付かなかったりしますのでね。


底面には2本のナイロンストラップを装備しています。レインジャケットなどをくくりつけるのに適していますので時折、使用していますが、あまり大きな物だとかっこよくないんだよね。ストリートユースとしてはファッション性にかける感じがあるね。あまりに実用本位な装備だと思う。

あまりに多機能に使用できるようデザインされていて汎用性や拡張性に優れていると感じたのだけれど、その分、重量がかさんでくるとショルダーストラップ1本で持ち運ぶことに限界が出てきてしまうと思う。動くたびに背中の荷物が不安定に動いてしまい疲労を増大させる面が目立ってくるんですよ。MOLLE対応なので容量を増やせるのだけれど、あまり大きなポーチを付けることもお勧めできない。
 重心が体の外側へ移ってしまうと更にバックが不安定になることがあるからだ。
 やはりシティーユースと割り切って、追加のポーチ類は小物の取り出しやすさを念頭に設置してゆく方が使いやすいと感じた。
 タクティカルテイストのシティユースバックとしては非常によい印象を覚えた。

TEXT BY TAC  


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2008年09月22日

Maxpedition Gearslinger

MAXPEDITION Gearslinger

 皆さんもそうだと思うんですけれど、タクティカル用品や軍用品を日常の生活に活用することって多くないですか?
勿論、特殊な物もあるので全てを使い切ることはなくてもポーチやバック類なんかは個別に使用したりしていませんかね。中にはサバイバルゲームでしか使用しないですよ。と言うような人もいるかもしれないんですが、私の場合は活用していることが多かったですね。そうやっている内にファッション性が高くて、汎用性が高くて、タクティカル使用に耐える強度の高い物が欲しくなったりするんですよ。グレゴリーのスピアーシリーズなんかはその頂点にあるんでしょうけど。やはり値段がいいのでね。
 気遣いなしに使いこなせる製品を探していたのですよ。そんなコンセプトで手に入れたGearsingerは結構気に入っています。
 タクティカル用品に興味のない友人からも好評価されている、私のお気に入りの1つですね。



 Maxpedition社製 Gearslinger 今現在は新型が出ていまして、旧モデルになってしまいましたがショルダーストラップの取り回しに汎用性を持たせたため、旧モデルに比べてフィット感が失われているのではないのでは?と感じてあえて旧モデルを買いました。
 Gearslinger はディパックではなくショルダーストラップが一本であり、メインストラップを襷がけにし、ウエストストラップをメインストラップに結合する方式で体に固定します。丁度、ショルダーバックとバックパックの中間のような方式ですね。
 使用環境としては明らかにタクティカルユースに焦点をあわせているものではなく、タウンユースを前提に作られていると思います。この旧型ではウォーターブラダー(キャメルバック給水システム)を収納する機能が付いていますが、新型では削除されていると思われますので、よりタウンユースに振った仕様に進化したのでしょう。
 この旧型でもトレッキングですら使用することに??マークが付いてしまいますから。



 Maxpeditionと日本で売られているMAGFORCEの関係については以前に書いたのでMaxpeditionとは何ぞや!と言う人は以前の記事を見てください。
 生地はコーデュラナイロンを使用し、内側に防水処理をする等しっかりとつくっていますね。MOLLE対応のテープは1.75インチのナイロンテープと組み合わせてALICEクリップに対応するように作ってある箇所がありますね。これもALICEクリップ対応の装備品を多数所有している私には嬉しいところです。



 右側面です。上にフラッシュライトの収納できるポーチと下に小型のジップ式の小型ポーチが縫い付けてあります。小型のポーチは厚みがあって見た目以上に収納力がありますので直ぐに取り出す必要のあるものを入れておくと良いですね。



 左側面はMOLLE用のテープが付いており、上から3段目がALICEクリップにも対応するテープが付いています。小型のユーティリティーポーチなんかを取り付けると容量を増やすことも可能なので必要に応じたアレンジが可能ですね。更にロック機構の付いたゴムひもが付いているので簡単なものを縛り付けておくことができます。



 ライトなんかを収納できるゴムテンション付きのポーチ。


 
 小型ポーチ。収納力があるのはとても良いんだけれど、丁度よく収まる物が考え付かなくてサプリメントの薬ビンや買い置きのタバコ2箱とかね。実はあまり使いきれていない。



 メインパックの上に小型のポーチが付いており、背負った時に内容物の重量で振られないように固定ストラップも付いている。ポーチ内の収納物を取り出す度に固定ストラップを外さなくてはならないのはチョッと使い勝手が悪いね。



 固定ストラップを外したところ、固定ストラップの長さは調整できるので収納状態に応じて長さを決めればいいのだろうね。
ポーチの上についているドットボタンはナイロンテープがループ状になっている物でちょっとした物を固定し、ぶら下げておける。私はキャップなんかをぶら下げておくのに使います。意外にこれは使いやすい。



 ポーチの中は防水処理がされているのが分かるでしょう。それなりの収納力があって直ぐに取り出すものを適当にぶち込んでいます。時折、凄く小さくなる折り畳み傘なんかを入れたりするので、既にかなり汚れてきましたがね。



メインパックの上にあるポーチは上下二段になっています。これは下の段の物。こちらは大きめで見た目以上に容量があります。

 


小物を分けて収納するためのポケットが付いています。また対面には書類なんかを入れておくメッシュのポケットが付いています。両方のポケットに物を入れても、若干はメインコンポーネントに収納力が残るので結構使い出があるね。


 
 私はよくここに新書を入れて移動の際などに読書を楽しんだりします。スケジュールノートを入れてもこの位の容量が確保されています。深さも結構あって新書では上部空間が無駄になってしまうほどです。

 メインコンポーネントやショルダーストラップ、その他の機能についてはVOL.2に続きます。

TEXT By TAC  


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2008年07月16日

USMC Rigger Belt

USMC Rigger Belt




 今更、リガーベルトという感じはあるな。やっぱり・・・。
現代のアメリカ軍装備としては基本的なものだし、実物官給品を含め民生品とあわせると、かなり普通に出回っているアイテムなので特に目新しい物でもない。
 今回はその中でも少し珍しい色のものを持っているのでわざわざUSMCと銘打って紹介することとした。あんまり確証に自信はないんだけれど。



 アメリカのバージニア州にクアンティコと言うアメリカ海兵隊の本拠地がある。戦術研究や技術開発部門などで知られる大掛かりな施設なのだが、ここでは近接戦闘(CQB)と徒手戦術を組み合わせた総合体術を2001年に体系化して教育プログラム化している、いわゆるMCMAP(Marine Corps Martial Arts Program)がそれだ。
 過酷と評され訓練中に死者を出すこともある海兵隊の銃剣術を含み、それまで海兵隊が独自に持っていた格闘術を組み合わせた物のようだ。
 兵器が著しく発達した現代にあって、あらゆる状況下で対応できるように格闘戦術を本気で取り入れている姿勢の表れかな。





 海兵隊でリガーベルトがMCMAPの習得度を現すと言うことはよく知られるところだね。今回、このブログを書く事を決めたのは、今までかなり程度の悪いグレイのリガーベルトしかもっていなかったところ、未官給品で手に入れることができたから、このグレイは民生でも作っていなくて、なかなか手に入らなかったんですよ。ランク的には高くないのである所にはあるんでしょうがね。
 参考までに書いておくと習熟度を表すベルトの色は次の通り。
タン(ベージュ)が最も低く基本訓練修了者

グレイ(セージ)初等中級者 初級下士官クラスはこのレベルが求められる また強襲部隊要員には必須。

オリーブグリーン(OD)中級者 LCpl(E-3)クラス以上ではこのレベルの取得を望まれる。指導教官用にはタン色のラインが縦に1本入ったものが用意される。

ブラウン(コヨーテ)高等中級者 Cpl(E-4)クラス以上ではこのレベルの取得を望まれる。指導官用は同様のラインが入ったものが用意されている。

ブラック 上級者 Sgt(E-5)クラス以上ではこのレベルの取得が望まれている。指導官用は同様のラインが入ったものが用意されている。また、指導官養成資格の有資格者にはタン色のラインの代わりに赤色のラインが入った物が支給される。指導官養成資格はブラックベルトの資格者のみで構成され、さらにレベル2(2nd Degree)から5まで分類されている。ちなみにレベル1(1st Degree)はブラックベルト資格者。


上がタンのベルト、下がグレイ グレイはセージに近く、新品時にはダークグレイに見える。


右がOD、左がコヨーテブラウン ブラックのベルトはどっかに仕舞い込んで見つかりませんでした。

 リガーベルトは現用アメリカ軍の個人装備と目されているが、実の所、それ以前から使用されていた事実がある。勿論、正規に官給されていた物ではないのだが、ベトナム戦争時代に特殊部隊によって使用され始めていた。ズボン用のベルトとしてではなく、どちらかと言えば装備用のベルトとしての使い方が一般的だったと私は信じている。つまりピストルベルトの代りとしての使い方だね。
 当時は貨物を固定するストラップを適当な長さに切って使っていたようで、A-7Aストラップを使用することが多かったと思う。
 ベトナム戦争で使用されていたこのベルトを1本持っているが金具はそのまま、ナイロンはODで当時の赤いステッチが中央に入っているものだったりする。他にもう少し厚みのあるナイロンでODのみの物も使われていたようだ。

TEXT By TAC
   


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2008年06月06日

5.11コンシールメント・ベストVol.2

5.11Tactical Consealment mesh Vest Vol.2



詳細を追加でやりますよ、と言ってから時間がなくてね。気付いたらもう6月で入梅までしてしまっているな。
何のことやら、と思う人は過去の記事で、このコンシールメントベストの大まかな部分を紹介していますので興味があったら見てください。

デジカメでこの手の黒い装備品を上手く撮るのは難しい物ですね。前回の記事で一回で書ききれなかったのも撮影に失敗したからなんだけれど、そんなに急に技術が上がるわけでもないので分かりにくい写真が含まれていますがその点はご容赦。


最初から分かりにくい写真なんですけれど、無線機用のポーチが付いていてベストの合わせと装備を固定する為のベロクロに2つ上下にナイロンタブが付いているのが確認できると思う。これは筒型に縫いつけてあるので無線機コードを通して他の装備に干渉しないようにするためのタブだと思う。反対側にも1つ同様の物が付いています。


こちらは後ろ側、首の付け根辺りの部分、2つのタブが見えます。こちらはベロクロになっており、無線機用のイヤフォンを固定する為の物。これにより首の後ろ側からイヤフォンを取り回し、固定しておくことが出来る。


肩口にベロクロが2連で付いています。勿論、付属のポーチ類の取り付けは可能ですが実際は何をつけておくと便利なんですしょうかね。とりあえず私はワッペンなんですが・・・。


はい、撮影に失敗した状態とは、正にこんな感じを指します。あきらめましたね、ええ・・・。
ここは拙い撮影技術を文章力で補う暴挙に出る事にしましたよ。
左側から無線機用ポーチ、バトン(伸縮警棒)ポーチ、ピストルマグ/フラッシュライトポーチ、手錠ケースになります。

やはり文章だけで表現するには無理があります。テレパシーを送ることも考えましたが、ここは潔く撮りなおしをすることにしました。


ピストルマグ/フラッシュライトポーチ 一応、9mmのダブルカラムの標準サイズであれば収納できる。デザイン的に収納部分よりフラップで調整するようにフラップ部分に余裕を持たせ、逆に収納部分は短く作られている。
どの様な形式のマガジンでも、また装弾数が違っても使えるようにしたのだろうが、M9(92F)のマガジンではベロクロの接着部がほんの僅かであり、収納部が短いので脱落の心配が付きまとう。収納部分にテンションをかける機能も付いていないので心配は更に大きく感じる。但し、フラップのかからない部分から直接マガジンをつかむとフラップの開閉無しに取り出すことができる。これも心配を助長させる要因なんだけれどね。

フラッシュライトではシュアファイアーの6PやG2ではやはり不安が残る程度にしかベロクロは接着面を確保できない。CR123Aバッテリーを2個使う標準的なサイズより若干短めなら心配ないと思う。例えばスコーピオンとかね、持ってないので確実と言うわけではないけれど。


手錠ケース 分かり易く、オーソドックスに手錠の型に合わせカッティングされている。一般的に知られる手錠のナイロンケースと比べ、材質が柔らかく薄手のナイロンを使用しているので小物を入れておくこともできる。




バトン/伸縮警棒ポーチ ASPバトンのF26に対応していると思う。私が所持しているのがF21なので収納すると上の部分に隙間が開いてしまう。伸縮警棒は警備任務において非常に有効な装備の1つだけれど重量が気になるところ。ナイロンケースの主体がF26などの長いバトンを収納する物であるのは対峙した対象との距離を保てる為なのだろうけれど、反面それなりの訓練を要する。


無線機ケース 日本ではアマチュア無線とか業務用無線のクラスが収納できる大きさ。特定小電力無線機では大きすぎるね。固定するコードは伸縮性がないのも惜しい所。ベロクロである程度の調整がきくので汎用性はあると思う。

ベストと必要最低限のポーチ類のセットではあるけれど、前回の記事でコメントを頂いた通り、日本で本当に警備用として使用するにはオーバースペックな感じがする。それだけ日本とアメリカでの警備に必要とされる装備に大きな違いがあると言うことなんだろうね。

TEXT By TAC


  


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2008年05月29日

5.11コンシールメント・ベスト

5.11 Tactical Cocealment Mesh Vest
 1ヶ月ばかり、仕事中心の生活を送っていたら、すっかり季節は変ってしまって初夏と言う感じになってしまったね。
6月から衣替えだしね。当たり前といえば、その通りだけれども・・・。
 毎年思うことなんだけれど、4月に新規が始まってね、大抵この頃に仕事の山がやってきて6月にはいて一息つくのですよ。私の場合ね。
 そうすると、「ああ~もう新年から半年たっちゃうんだな~]とね。まぁ・・これも当たり前ですよ6月なんだから。
学生時代が終わって、仕事に就くとね、まぁ・・平凡な毎日ですよ。多少のイベント事はありますが、仕事に失敗して挫折感を味わったり、同僚と仲たがいしてみたりね。
 そんな事はあっても、基本は平凡だからね。一定期間やっていると先が分かるようになって行くんだ。
この時期に、この仕事が来て忙しくなって、この時期に時間が出来るなんて、予想が立つようになる訳。毎年毎年その繰り返しが基本として出来上がってくる。
そんなペースが出来上がって仕舞っていて、そんな風に時間の配分が仕切られているから、やることは次から次にやるし、一方で手をつけることがないものは何年も手をつけることがなかったりする。
 そんな仕切りの中で時間だけは毎年スピードを増してきて、まるで坂道を転がるように過ぎてゆく、重加速度に一矢報いることもなくね。サーッと転がり落ちて行っちゃう。
 最初はあっという間の一年てのが、あっという間の数年になっちゃってね。「時間を超越したような」そんな感覚、違和感と言うかそんな物を楽しめるうちは良いんだけれどね。
 モノクロ液晶の個人持ち携帯電話、仲間内では世の中が全部カラー液晶になってからも使っていましたね。私の場合はアナログ回線が終了と同時に変りましたが、知り合いはつい最近まで持っていましたよ。
 時の坂道を転がる石のような感覚ですね。転がる石にコケは生さないとは言うものの、こんなスピードで転がり落ちている私にコケ生してしまうのは何でですかね。
ミック・ジャガーが羨ましいな。


 久しぶりの今回は5.11タクティカル コンシールメント メッシュ ベスト。
 一時期には5.11を扱うショップでは随分、見かけましたね。consealmentと呼ばれるように警備用装備品を隠し持つ為に使用されるものです。
 5.11シリーズにはこの手のアンダーカバー用装備品も多くて、私自身は本格的なプロ用品を本気で製作している点がお気に入りなんですけどね。一般的には不人気な商品と言うことになるんでしょうね。考えてみても一般の人の中に隠れて、目立たなくなる為の装備ですから、見た目にインパクトのないものに食指が伸びづらいのは良く分かる所。
 5.11のアンダーカバー用を揃えると見た目は普通の休暇中のおじさんですからね。


 カッティングはその名の通り、ナイロンメッシュを多用して軽量に作られているね。前は大きく開くようにデザインされていて、上からブレザーとかスーツを羽織ればベストを着ていることが分からないようになっている。
 前を留めるのはファステックつきの1インチナイロンテープで、これは腹部にかけて張ってあるベロクロを使いどの位置にでも移動可能になっている。
 ポーチ類は、やはりベロクロ固定式でバトン(警棒)ポーチ、フラッシュライト/ピストルマガジンポーチ、手錠ケース、無線機ケースがベストに付属している。大人気の5.11タクティカル・ベストやジャケット類に付随するベロクロ・パネルに使用することも可能、なにせ、別売のアクセサリーキットと同じ物だからね。
 重量がかさむ装備になる場合を想定してベルトループが正面に2本着いていてジャケットの下でベストが動かない工夫もされている。
 正面から肩口、首周りへとコードを固定するループが付いており、無線機コードがいつの間にか他の装備品に絡んでしまうようなことがないように設計されているね。
 私はとりあえずバイクに乗るときに携帯電話のハンドフリー・イアーフォンのコードを留めるのに使っているけれど、結構いい調子だね。


 ベルトループ部分 ファステック着脱式でベルトをいちいち外す用はなく、調整もききますね。


ベストの背面 背中にあたる部分に3本のテープが見える、調整用のテープで体格に合わせ絞り込むことが可能になっている。また、脇の部分にゴムのバンドが来るようになっていて、動きが著しく制限されるということもない。
向かって左側についているのが手錠ケースになる。




 左右共に同容量のメッシュポケットが内側についている。内包物へのアクセスは内側と正面の合わせの部分から行える。共にベロクロ留めとなっており、紛失の恐れはない。


 正面の左右に差し込み式のポケットが付く、ポケットの多さは5.11の魅力の1つだ。意外にこのポケットは深さがあるので小さな物をくれぐれも落とし込まないように注意したい所、サイリュームスティックなんかも入りそうだ。


 肩口にも左右にベロクロ留めのポケットが付く。見かける写真では無線機なんかのリモートマイクをクリップ止めしていたりするが、このポケット結構、容量があるので使い方を考えれば色々入りそうだね。写真では分かりやすくナイフを入れていますがね、実際こんな所に入れておくと不意に鞄をしょったりすると痛いのでお勧めしません。


古いデザインのタグ 最初は随分簡素だったな。

 写真が上手く撮れていなくて、細かい部分を紹介することが出来なかった、撮りなおしてVol.2として紹介しようと思っています。付属のポーチ類もちゃんとね。久しぶりの投稿なので手際が悪くなってしまっているな・・・慣れるより失って行くもののスピードばかり早くて困ったぞ。

TEXT By TAC



  


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2008年04月17日

EPOL チョーク・バック

EPOL Belt Pouch 2


 ミリタリーファッションブランド、EPOL特徴的な金具がついて、私的には結構お気に入り。単にカッコだけの製品も多い中で独自のデザインであり、使い勝手もまぁまぁ。
 特に私のように何でもかんでもただ放り込んでおく為だけにバックをもって歩くような人には丁度いい。

 私ね。昔から手提げバックと言うものが嫌いなんですよ。忘れっぽいということが一番の理由です。電車なんかに乗ると忘れるんじゃないかと落ち着きませんね。
 気にかけているようで、傘なんか幾つ紛失したのか分からないくらいですよ。
 ですから、持ち歩くバックは最低でもショルダーストラップつき、基本的にはバックパックですね。常に両手が自由になる事が私の場合基本です。基本とは言え、バックパックは良いですが荷物を取り出すのにいちいち肩からはずして、前に持ってこなくちゃいけない。そこで、ベルトに取付けるポーチは頻繁に使うものを入れておく為、必ず使用しています。
 最近、なんでも小型化していますが、その分持ち歩く物が多くてね。携帯だ、デジタル・オーディオ・プレーヤーだとか、タバコにライター、携帯灰皿、ペットボトルなど、全く持って忘れやすい私には頭の痛い問題です。


チョーク・バック、一時期に流行りましたね。EPOLではこのポーチをチョークバックとは定義していないのですが、形状が良く似ているので私なりの解釈で・・・。写真が暗くなってしまったんですがなんとなく分かるでしょう?雰囲気がね。


 ベルト取付け式です。ドットが二つ付いているので、安心できますね。


アルミ製のDリングが付いています。これは付属のストラップを使用して肩掛け鞄にするためのものです。


サイドに小型ポケットが付いています。携帯なんか入れておくと便利ですね。


本体は袋状になっていて、お決まりの金具で内容物が零れ落ちないように留めておける。惜しいのは金具の付いたテープに長さの調整機能がないこと。


本体にはコードロックの付いた覆いが付いていて内容物を紛失しないように配慮されている。
付属品はエクステンダー、ストラップ


内側にはメッシュの小型ポケット


メイン金具の受け部分、湾曲したデザインで作られていて、このバックの為に作られているのだろうかね。


メイン金具の受け部分とエクステンダー。一寸大きな物を入れるのにエクステンダーを使うのだそうだ。


エクステンダー取付け状態。金具一個分拡張できる。


肩がけ用ストラップ。Dリングに通し、ドット2個で固定する。

Text By TAC



  


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2008年04月16日

MOLLE K-bar アダプター

SDS Molle K-bar Adaptor

 海兵隊の象徴的装備として作業帽のことを書いたけれど。K-Barも海兵隊を象徴する装備品の1つだね。
K-Barは第二次世界大戦から海兵隊に支給されたUSMCファイティング・ナイフ(コンバット・ナイフと言う人もいる、正式な名称は知らないな。)の通称だね。このK-Barの呼び名はニューヨーク州にあるナイフメーカーKA-Bar社が、その由来になっている。実際、同型のナイフはPAL社やカミラス社など数社で作られているんだけれど、海兵隊には総称してK-Barと呼ばれる。
 海軍でも支給されていて、こちらはMK2と呼ばれているようだ。
質実剛健なナイフとして知られており、実用的なナイフとして海兵隊から愛され続けている。空軍地上兵や陸軍にも愛用者はいるようで時々、写真で装備しているのを見かけますね。
 現在派生モデルを含めて数種類をKーBarと呼んでいるらしいが、海兵隊が戦場で装備したがるのは変っていないようだ。
Molleへの装備改変が進む中、ベルトループ固定式のシースが装備との相性を損ない始めた、これを受けて登場したのがK-Barアダプターだ。K-Barが海兵隊兵士達に如何に愛されているか分かる補助装備品だね。


正面の画像。中央がベロクロで開く構造になっており、そこにK-Barを固定する。
ALICEクリップ・アダプターと同様にワイヤー吊式の装備に対応した、グロメットがついています。


中央のK-Bar固定用部分を開いたところ。この形状に対応するナイフシースは多いと思うので、K-Barに限らず装着できると思う。問題となるのはシース幅だけだと思う。


タグの写真、省略されている物もあるようだ。K-bar用のアダプターと明記されていることを考えると、このアダプターは海兵隊を中心に支給されるものと思う。MOLLE Ⅱ装備に分類されている。製作会社はSDS。2003年官給品。


タグの拡大です。SPOとNSNの表記が入る、正規官給品です。


デザート・タンの設定もあります。カーキ色のタグは縦についていますが形式に変更はないですね。


一個一個かなり大き目のビニールでパックされています。ODは10個単位で紐でくくられ、紙タグがついていましたね。


袋につく、紙タグ2004年の正規官給品。

Text By TAC
  
タグ :装備


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2008年04月14日

Molle アリスクリップ アダプター

SDS Molle ALICE Clip Adaptor



 アメリカ軍の装備というのは全く至れり尽くせりだね。さすが、世界第一位の軍事大国と言うだけはあるといつも感心させられる。日常の生活の中で使用するものは殆ど官給品でまかなえると思えるほどだ。
 最低限の生活物資意外は全て揃えなくてはならない、もしくはそれすら完全な支給とはならない様な軍隊が世界には多くある中で特筆的な存在だね。
 兵士の個人戦闘装備品に関しても、第二次世界大戦以降、常に研究開発を続け先進的な可変要素を持つ、モジュラー装備の開発に革新的な存在であり続けている。
 アメリカ軍の個人装備品固定法は大まかに分けて1900年代前般から中盤までにベルトループ式とワイヤー吊金具、1950年代中盤以降からALICEクリップ式、90年代からMolleをはじめとする、ナイロンループを使って固定する方式に変化してきた。
 アメリカ軍のように巨大な兵力を抱え構成人員も大規模な組織では固定法の変更は新旧の装備品の間で問題が起こりやすい。全軍が一斉に新装備へ移行するなど物理的に不可能であることは簡単に理解できる。まして全世界的に展開するアメリカ軍は海外の駐屯地に戦時に備え多量の物資、装備を備蓄している。それらは新型装備の登場と共に旧式な物となってしまうし、全ての備蓄を新装備へ変更するのには多くの時間を費やす。
 移行の時期には新旧の装備品が同一部隊の中で平行して使われることも想定されるわけだ。この時期に万が一、長期戦に発展するような事態が発生する場合、前線部隊が必要な装備品を固定法の違いから使用できないと言う事態も起こりうる。
 補給における戦略は軍の機能上軽視できない問題であるし、潜在的な軍事行動力に大きくかかわる問題だ。
このような事態を避ける為、新旧装備品の互換性という問題がある。旧装備品を新装備品に一時的にせよ使用可能な状態にするものだ。この分野でアメリカ軍は非常に真面目に取り組んでいて、最近まで使われていたLC-2AピストルベルトやCFP-90バックパックにさえワイヤー吊り下げ式に対応する金属製の小さなグロメットが装備されていたりする。
 今回のMolle ALICEアダプターはなんてことない小さな補助装備品なんだけれど、アメリカ軍の本気と凄さを感じる一品だと思うな。


Molleアダプターの正面。ナイロンテープに部分にALICEクリップで装備を固定することでMolle装備へ装着が可能になる。
イラク戦の初期に海兵隊等がインターセプター・アーマーベストにLC-2の新型4連マガジンポーチをつけている写真が多く見られたが、このアダプターを使用して固定していたと思われる。色は他にデザートタンがある。ウッドランド・カモの物はスピアー装備の付属品だ。形は同じだけれどね。
小さなグロメットが2つ付いているこのアダプターにおいても、前時代的なワイヤー吊り式の装備に対応が考えられていることが分かる。
 自衛隊でもMolleを模した装備品が出回っているがこの手のアダプターって存在するのかね、このアダプター一時、自衛隊員がよく買って行ったけれど・・・。

Text By TAC
  


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2008年04月06日

EPOL 汎用バック

EPOL Utility Bag ーSmall-

 ミリタリーファッションバッグ生粋のタクティカル・ファンには興味のないところだね。
でも、日常的に使う物まで全部揃えるのは結構至難の業だよね。必ずしもイメージどおりのものとは限らないし、センスが劣るなと思う物もある。ミリタリーファッションはあくまでウンチク無しに見た目にワイルドとか、単にカッコいいとか思わせる為だけにデザインされているから、無骨で味気なく、実用重視のタクティカル・アイテムだけを持ち歩くのもカッコいいが、たまにはこうゆう見た目重視のにカッコいいと思えるものも良いでしょ?


このバックA4サイズが丁度良く入る大きさ、横32cmX縦24cmx幅12cm A4のバインダーだと、ぎりぎりマチの部分で入るくらいかな。何んでもかんでも詰め込んで出かけるようなものではないけれど一寸、何かを持って出なくてはならないときなんかには丁度いいね。
手提げ部分のストラップは長めになっているので肩に通すことも可能だ。持ち歩くときに両手が自由になるのはありがたい。本物の軍用品にはショルダーバックに使えるものは別にショルダーストラップが付属するのでこの様な形式のものはあまりない。
私は襷がけにすると窮屈に感じてしまい、肩幅がないので肩がけにするとずり落ちてしまうことが多くて、この形式のものが一番使いやすいと思うんですよ。女の子なんかにもお勧めですね。


サイドに小物が入るポケットが在ります。携帯なんか入れておくのに丁度良いんだけど、フラップが紐で固定するタイプなんだよね。紐が何せ長い、切ってしまおうかとも思うくらいに・・・。紐はほんとに切ってしまってもフラップ自体にベロクロが付いているので何の問題もないんですよ。


ベロクロで閉じておける雑誌くらいのポケットが裏と表に計2個付いています。写真では片方だけ開けていますが・・・。表側には更に金具が付いているので大事な書類とか財布なんか入れておくと安心ですね。私は主に電車の中で読む雑誌を入れていますけれどね。


金具の部分です。EPOLの特徴的な金具で殆どのミリタリーバッグシリーズにはこの金具が採用されていますね。このバックではあまり機能的に使用していませんが、アクセントとしてファッション性を高めてくれています。


ちょっと見えずらいですが金具をはずすとナイロンのタブが出てきます、これを引くと雑誌ポケットが開きます。裏面に着くものもこれと同じ物で、金具が付いていないのでそのままタブを引くと開きますね。


内部は黒のナイロンで内張りされています。コイルジッパーで開くポケットが付いています。メインのジッパーはワンウェイですがバック自体が小さいので不便と感じたことはありません。


そこの部分にアルミ製の鋲が打ってありますね。底の部分の保護と言うことでしょう。かなり柔らかめの目の細かいナイロンを使用していますのでこれはあった方が良いですね。床に置くと立ちやすくなる点も良いですよ。

Text By TAC
  


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2008年04月03日

EPOL ベルトバック

EPOL Belt bag

 今回はタクティカルとは言えないアイテム、言うなればミリタリーファッション・アイテムだね。
ファッション用ということで、どれとも似ていないしね。機能的にも行動の邪魔にならないとか、高い強度を確保しているとか、そんな物は何もないの。
 ストリートファッションとしては良いんじゃない?洒落ているし、機能重視で味気ないストイックなタクティカル装備も良いんだけれど。私は好きですね、デザイン的にもね・・・。
結構、街では似た物を持っている人見かけますよ。秋葉原なんかでね。
 


このバック、ベルトに吊り下げ式なんです。基本的にはね。あとね付属のストラップをつけると肩から掛けておく事も出来る。金具も空軍やパラシュートハーネスなどに見られる金具をコピーしているので、見た目にもミリタリーチックな印象になっていますね。
このEPOLと言う会社、おそらくは香港とか台湾のファッションブランドなんだろうけれど、この手のミリタリーファッション用バック類を数種類作っています。結構いいセンスだと思っているんですけれどね。


 フラップの固定法はベロクロ。収納力はこの手のバックとしては、まぁまぁ~あってね、ちょっとした物を持ち運ぶのにはお洒落でワイルドな感じですよ。フラップがベロクロ固定で、バックが吊り下げ式なんでバック本体を抑えないとフラップの開閉が出来ない点はもう一寸考えて欲しいところだが、内包物を落とさないという基本的な部分での採用なんでしょうから、仕方ないかな。
 白いタグの部分は小さなポケットが付いていて一寸、いい加減にしまっておいて何処行っちゃったのか分からなくなると困る、小さい物を入れておける。


フラップ部分を受けるベロクロはもう少し大きければ良いのにバックより大きな物を入れることが出来る様になるのにな。その部分はファッション的に形が崩れて、かっこ悪くならないように考えてのことでしょうね。実用とファッション性の両立は難しいですからね。お洒落は我慢だなんて聞きますよ。


サイドの紐がある部分は小型ポケットになっています。小型の携帯くらいなら入るね。
フラップを固定する為の紐は、なんでと言うくらい長い。ファッション的についているんでしょうね?多分・・・。


裏側の写真。独特の金具がいい感じでしょう。ナイロンは硬質のナイロンではなく目の細かい、パラシュートパックなんかのナイロンを意識しているようだ。


ドットボタンが2つ付いている部分がベルト通し、ドットで開くようになっている。黄色いストラップは金具のリリース機能になっている、ストラップを引くと金具がはずれてバック本体を取り外せる。



金具の裏と表。赤い縫い取りのあるナイロンテープはアメリカ陸軍型のパラシュートハーネスに使われるナイロンテープを彷彿とさせるね。金具はイミテーションではなくスチールの鋳型とプレスで作られており、かなりの強度があると思う。


ベルトマウントと本体を切り離したところ。金具類は非常に良く出来ていて動作もスムーズで、確実だ。こだわって作っているのがわかる。いい加減な金具を採用しない辺りに、つい惹かれてしまう。


ベルトマウントはドットで開くのでベルトをズボンに通した後でも取り付けが可能だし、その逆も容易だ。結構考えられて、デザインされているんだね。


梱包されるパーツ類。ストラップを使用すれば、肩掛けのポーチとなる。


肩掛け用ストラップは背面のスロットを使ってドットボタンで固定する。こちらも強度を考えて2つのドットで固定されるので安心感があるね。
 何かとチープで安っぽいイメージのある香港や台湾ブランドだが意外とちゃんとお金を払うと、この様なこだわって作られた製品が結構あったりする。面白いと思うんだけれど・・・。

Text By TAC  
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2008年03月30日

Maxpedition Jumbo Vesripack 2

MAXPEDITION Jumbo Vesripack Vol.2

Vol.1に引き続き、本日はVol.2。各部の細かい仕様について紹介してゆくことにしますよ。
MAXPEDITION(マックスぺディション)は台湾の製作メーカーであることはVol.1で書いた。日本で知られるMAGFORCE(マグフォース)についてもね。日本では割と廉価版やコピー商品でのイメージが定着している香港や台湾のメーカーだけれども、実際はアメリカ企業をはじめとして世界各国企業が生産委託をしているだけあって縫製技術などには問題がなさそうだ。
 ブラックホークなどは生産拠点がベトナムや韓国であることを考えても、それなりの素材管理や製造管理を行う場合には質感が高く、満足のいく製品を生産してくるんだろうし、販売価格を下げる努力としては一般的になりつつあるんだね。
 デザイン性に革新的な部分が認められることはあまりないのだが、質感や素材にあまり不満が出てこないと思う。
その分、価格には反映されていて、チープなイメージが付きまとう台湾製品の中にあって価格帯は総じて高めだ。
 MAXPEDITIONの製品は完全なタクティカル製品と考えられないラインナップが多く、デザインもアウトドア用品や一般的な使用に耐えるようアレンジが加えられる物が多いように感じている。これは決して批判ではなくて、タクティカルデザインを残しつつ一般使用に利便性が高い汎用的な使い方が出来る点が私的には好印象なんですよ。
その気になればフィールド使用になんら不安を感じることもない様に思うね。



このJumbo Vesripackは色はカーキでコヨーテ・タンより茶色が弱く、そして暗い独特な色を採用している。他社製品とあわせる際に苦労しそう、これが弱点だね。ナイロンは硬くおそらくコーデュラD100だろうね。
ジッパー部は黒のコイルジッパーとなっている、タブがなくパラコードがプルタブとなっているためジッパー生産会社を特定できないが、作動が非常にスムーズで安心感がある。YKKじゃないかな?


この手のパックには割とよく付いているインナーカバー、勿論コードロックで、内包物が落下しないよう締めておけるし、若干の防水性も高められる。
メインコンテナ外側に小型ポーチがあり、更にパッチポケットが付くのだがフラップを閉め忘れると脱落してしまいそうなので、一時的に小さな物を入れておく意外には使用しませんね。


メインコンテナの内部、2つのインナーポケットが付いている。このポケットはインナーカバーを中に入れると隠れるので、海外へ出てゆくときにトラベラーチェックや直ぐに使うことのない現金などを入れておくと隠しておけるので重宝しますね。剃刀による切り裂きスリなんて話も聞きますが、素材が強いのでそう簡単には切り裂けないでしょうし、メインコンテナの外側にポーチも付いているのでメインに到達するのには時間がかかると思う。何よりこのパックはベルトで位置を固定できるので正面側に固定しておけばその様な被害にあわずにすみますよ。


メインコンテナに付く、小型ポーチ。ジッパー開閉式、開閉方向が一方向なのでここは二方向のものにして欲しかった。容量はかなりあって直ぐに使える物を入れておくことにしている。私の場合、シュアファイアー6Pをパックについている脱落防止用のストラップで固定し、薬品と人工呼吸用マウスピース、医療用三角巾を持ち歩いています。救急救命士資格を持っているんですよ。
後はナイフと鋏ですね。ナイフ、日本国内では持ち歩かないでくださいね、即、銃刀法で捕まりますよ。
ただでさえ、我々の趣向は理解されないですから、是非とも法令順守で危険視されないよう気をつけてくださいね。


ショルダーストラップが固定されるベース部分にジッパーポケットが付属する。このポケットはベース部分がそのまま収納スペースとなっているので意外と大きな書類などが入るほか、ベロクロが一面に縫い付けてあり、別売りのアクセサリーキットを買って整然とライトやペンを並べておくことも出来る。メーカーによれば収納スペースは一般的な拳銃と予備弾倉を入れておけるとのふれこみだね。
 私はここにパスポートとかバウチャー、旅行日程表なんかを入れておきますよ。航空券とかなくなったら困る物なんかね。


裏側。黒い部分がスポンジでクッションとなっている。ショルダーパッドも付属しており、こちらはベロクロで脱着で着る他、滑り止めの加工が施されている。固定用ベルトループはベロクロで開放するので使いやすい。


ショルダーストラップにHKスタイルのクリップが付く、鍵なんかをつけておくんだろうね。キーサイレンサーなのだろうがMolle部の下に本当に小さなポケットが付いている。電車の切符なんかとかカードを入れておける。



ショルダーストラップ部分、パッドはベロクロで脱着できる。裏面で2箇所素材が違う部分が分かる、この部分が滑り止めの加工になっている。その他の部分はナイロンのメッシュだ。長時間背負ってみると快適さが分かりますよ。



今回一週間ほど海外で使ってみて、好印象でしたよ。直ぐ使う物は取り出しやすい場所にしまって置けるしね。お土産を買いまわるのには容量が不足しますが、デジカメやサングラスや何でも詰め込んでおいてそのまま出かけられるので助かりました。
後、好き嫌いもあるでしょうがボトルケースは私の場合必須と思います。日本並みにコンビニが多くない地域などもあるので飲料水は体力を低下させない意味でも持ち歩くことをお勧めします。怪しい飲み物しか売っていないなんて事ありますよ、実際ね。

Text By TAC

  


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2008年03月30日

Maxpedition Jumbo Versipack

MAXPEDITION Jumbo Versipack

 今回はあまりタクティカルの中心となる装備品ではないんですけれど、最近、海外へ出てきまして、結構使いやすいじゃんと思いましてね。学生さんなんか、今が春休みの真っ最中でしょうし、旅行なんか計画している人もいるんじゃないですかね。
そんな人に結構お勧めですね。紹介したパック、これをそのまま手に入れるのには苦労があると思いますけれど、似たモデルの物は結構ありますからね。参考程度にと言うことで・・はい。

 MAXPEDITION(マックスペディション) 聞き慣れないメーカーだと思いますね。MAGFORCE(マグフォース)はご存知でしょう?MAXPRDITIONはMAGFORCEと同一会社の異なるブランド名ですね。MAXPEDITIONは北米、ヨーロッパ向け、MAGFORCEはアジア向けのブランドですね。基本的コンセプトは同一ですが各所に専用のデザインを設定しておりますので全く同一とは言えないです。生産国は台湾ですよ。MAXPEDITIONは米軍でも使用例を見ることが出来ます。


今回、紹介するのはJumbo Versipack。 日本向けのMagforceにも名称は知らないんですがこれと同じコンセプトのパックが売り出されていますね。ナルゲン型水筒を収める部位分がメッシュになっていたり、ショルダーストラップにつながる部分に小型ポーチが追加されたり、変更が多くあるのですけど、同じ物が日本市場に入ってきていますね。後、設定色に違いがあり、カーキ色は設定がなく、3カラーデザートが設定されていますね。
 この部分でデザート仕様のコヨーテ・タンが好きな私はわざわざMAXPREDITIONを選んでしまいますね。


 メインパック部分 フラップ部分にベロクロの受けが付いているので私はパッチなどをつけて楽しんでいますね。
メインコンテナの内側には書類、地図を入れるパッチポケットが2つ付いている。
個人的にメインコンテナの容量はもう少しあってもいいと思うが、行動を妨げない大きさとしてはちょうど良い。
メインコンテナのの外側にはジッパー開閉式の小型ポーチ、内部にメッシュのパッチポケットと鍵などの紛失を防止するランヤードが付く、そして外側に小型のパッチポケットが付いている。ジッパーは一方向式なのでここは二方向式が欲しいところだ。外側のポケットは書類などを一時的に保管しておくのに便利だが、フラップがないので紛失が怖い。一応メインフラップで覆える様にはなっているものの、フラップ自体をファステックで留め忘れると内容物の紛失は起こりそうだ。フラップがベロクロで固定できるようなj工夫が欲しいところだ。
メインフラップはジッパー式の小物入れが付いていて、ここは一時的に物を入れておくのに便利。
右側にはボトルポケットが付いていて、これはコードロックで調整が可能になっているので内包するボトルに対し大きさをある程度調整できる。ナルゲンボトルなどを対称にしているようで、500mlペットボトルでは余裕がありすぎる感がある。
左側には小型ポーチが着いており、外側にMolle対応のテープが付く。意外に大きく使いやすい。



左側のポーチ ポーチ上の補強縫い取りが見える箇所はポケットになっていてペン類やナイフなどを入れておくのに重宝する。
ポーチ自体の容量は見た目より大きく、結構色々な小物を収納しておくのに便利。
ショルダーストラップの脱着用ファステックが装備されているが、反対側が縫い付けられているので、完全な取り外しを目的としていない。
ファステックの下にMolle方式のテープが付いている。1インチのMolleテープの下はALICEクリップ対応テープ。
拡張性能の配慮が各所に見られある程度自分の使いやすい様にアレンジできる点も私は評価している。


フラップ上部にもジッパー開閉式小型ポケットが付いている。幾つもの細かいものを入れておくと開いた際に落としてしまいそうだが、ここのポケットは使用感が良好。私の場合、携帯電話とか財布とかを入れていますね。
外側の上部にベロクロの受けが付いているのでパッチなどをつけて遊んでいますよ。

各機能はVol2で紹介することにします。

Text By TAC





  


Posted by USARV-TAG at 01:17Comments(0)雑装備

2008年03月14日

IR;暗視実験/Gen1ですが…

さて先日お伝えした、
第一世代ナイトビジョン"CYCLOP‐1/第一世代暗視装置(ロシア/旧ソ連製)"。
作動するかどうか、本日、電池を買ってまいりまして…実験してみました(笑)。先ず"CYCLOP‐1"自身の事から云えば"絶望寸前"なカンジです(笑?)。
カナリ大きなカビと、先にお話した"指紋"の汚れが実体化して…ちょっとした"細菌実験"の顕微鏡を覗いている風…ま、個人的には逆に"よく動いた"と共に"大した被害でなくて良かった…"と納得しています(…強がり涙)。
本当なら奇跡的に"きれい!!"…と言いたいトコロでしたが…。



で、
実験と云っても、出来る事なら大きなフィールドで試したかったのですが…至近距離に公園があるものの、街中極まった住宅街のど真ん中にあるので"迂闊に試してポリス沙汰"になるのも勘弁願いたい―ので、狭い事極まりない"ラビット・ハッチ"こと、’70年代の"アレなカンジ(どんな?)"の家を駆使して行います。そこいら辺ご容赦の程を…(汗)。
(もしかしたらヤラない方が自分の為かも知れませんが…(滝汗))

余りにも"痛々しいかな…"とカンジたら削除するかもしれません。あしからず…です。

対象として用意したモノ。

●現行の米軍規格に合ったIRチップ。
●ジョーク品ながら一応基準値を満たしたIRパッチ。
●対応しているかも知れないIR素材と云われていたIRテープ。
●普通のパッチなど。
これらをブラックホーク社のアドミン・ポーチに付けて、ダイヤモンドバック/DBT社のLv1に固定し、倉庫内1.5m程度の距離で撮影してみました…。


最初に申し上げておきますが、当方、ナイトビジョンに何ら知識が御座いません(汗)。
"スイッチ押せば見える"位しか判りませんし、ナイトビジョン・フリークスの方々からすれば"お笑い"の域を出ない事も重々承知しております。どうぞ、大目に見てやって下さいませ…(激滝汗)。

さて、
本来なら、せめて"PVS"シリーズを手にすべきなのかも知れませんが、コレは"IR実験"が先行したものでは無く、ドチラかと云えば、"ナイトビジョンらしき物が見つかったのでヤってみた"…な実験です。
IR自身は現行のモノですが、肝心のナイトビジョンは設計思想から"第一世代"と云われる'40年代末期~’50~60年代のモノと然して変わらないモノらしいです。

システムとして、光電子増倍管という真空管を使い増倍管に高電圧を掛けて、光電子を増幅させるシステムだそうで、機械に"圧"を掛ける以上、短寿命の消耗品だそうです。本当かドウか知りませんが、ロシア的発想で云えば、かつて幻の逸品(一品?)と云われたヘリ"ハインド"ですら"消耗品"としての設計だったとか?…うーん(汗)。
正直、そんなに"お安い品"と云う訳ではないので"消耗品だろ"的な感覚で扱えなく、実家の奥深くにしまっておいたのが本心ですが…勿体無いゞ~で今に至っても、冷静に考えれば如何なモノかと(笑)。

私の手元に来るまで、どれ程使用されたか想像もつきませんし、以前のレポートをご覧頂ければお分かりかと思いますが、各部寄せ集めの"二個イチ(…もっとかもしれません(涙))"品です。

でっ!!!!…やってみました。
倉庫でのセってイング。暗いです。コレでも一応電灯点いてますが(笑)。

では、光源をほぼ全て切ってみます。光源らしい光源は僅かな月明かりがブラインドから入ってくるのみ…。

!!!!!!!!…?

(笑)コレ。"赤外線"サポート無しの画像です…(涙)。その実、肉眼ではもう少し見えてましたが、別にプロ・ユースでもない普通のデジカメでは捉えきれない光度だったみたいです(笑)。

では赤外線投光システムを使用し、"光電子増倍管"に"圧"を掛けてみます…。

見えましたね!(笑)…赤外線を使用して見えなければ絶望的ですが(笑?)、見える云々より面白いのは各アイテムの反応。
スパイクス社のノベルティー・パッチ;100m~は見事に文字が浮き上がっています。サブディュードだから当然と云えば当然ですが、例え黒素材の糸でも反射次第では白浮きする可能性もあるので、面白い方向ではないでしょうか?
規格を満たしたIRは当然白く反射しています…BH社のアドミンも白浮きしているので判り難いですが、本来のIR吸収処理されたAUCや、あるいはMCUに付ければマタ違う光景だったかも知れません。
何より面白いのはジョークパッチの"イビル・スマイル"。見事に闇夜から笑いかけてます。
通常のモラル・パッチ系は当然の反応。また、"IR用(?)"と云われていた"テープ"は単純に黒の"キャッツ・アイ(小光源反射素材)"だったと判明…そんな気はしてましたが(笑)。

カメラの撮影方法の確立や、屋外での本格的な撮影が出来ればもっと面白いリポートが出来るとは思いますが…ナカナカ…今後チャンスと機会がありましたら!!…な方向で。

さて、
"圧"を掛けた後、起動スイッチから指を離して暫し。…増幅管からゆっくり電圧が落ちてゆく刹那の状態…。


…(笑)。


くだらなく、今一つの企画にお付き合い頂き、有難う御座いました(汗)。
何せ、暗がりで特別なセッティングもぜずの撮影だったのですが…至らぬ点ご容赦の程を!!

―ま、何にせよ多少"チグハグ"な実験だったとお考え下さい(笑)。


文章;MAC-Y  


Posted by USARV-TAG at 21:31雑装備

2008年03月10日

暗視装置"旧ソ連;Cyclop-1"

"旧ソ連;Cycrop-1(サイクロップ-1) /MOONLIGHT Cyclop 1 Night Vision Scope"
 "サイクロップ-1;ナイト ビジョン スコープ/夜間 暗視 装置"

全くの個人的な話で恐縮ですが、
先日、実家に用事が有り、近い内にある種の装備品特集に備えようとイーグル社の某ベストを探していたら…
豪く古いアイテムを探し出してしまいました…肝心のイーグルのベストは見つかりませんでしたが(汗)。


以前、当ブログ・メインライターのTAC氏に同行して東南アジアをウロウロしていた折、
軍用品屋とは全く無関係の"文房具屋サン"で購入した物です。なにぶん、15~17年位前なので記憶も曖昧です…。


多分に漏れず、全くもって詳細不明でしたし、当時に比べればweb等で調べやすくなった今でも詳細を掴みきれておりません。…検索の遣り方に問題があるのかも知れませんが(汗)。

販売側が詳細を掴んでいなくても購入するパターンは
ミリタリーフリークにアリ勝ちな事だと思うのですが、
ソレに近くも遠からず、当時としては手にすることすら難しく、
購入のチャンスがあっても"高嶺の華"が驚きのベスト・プライスだった
のを即買いしたと記憶しています…。
(個人的に余り良い現象では無いと思いますが、時としてリビドーで購入と云う危険行為が良くも悪くも楽しい場合がありました…今は殆どありません(涙))

現在では時代遅れも甚だしい"第一世代"と括られる"Cyclop-1"。
先にも述べた通りですが、購入は1991~1995年前後の東南アジア共産圏
(別に"暈かす"つもりではなく、幸か不幸か、あの辺りを多岐に滞在していた為、記憶が混在しており本当に曖昧なんです(汗))、
折しも現"ロシア"こと、旧"ソビエト社会主義連邦"は1991年12月31日に消滅し、
ソレまで"未知のアイテム"達が一気に放出された時期でもありました。
変な話かもしれませんが、今より入手が楽なアイテムも多く出てきて本当に驚かされたものです。


その内の一つであろう、
当"Cyclop-1"は一応の容で見るに銃への取りつけと云うより、
国境警備の備品といった感じでしょうか…?
ココからは"外装イメージ"インプレッションのみとお考え下さい。
至らぬレポートで申し訳有りません。どうかお許しを。

"CYCLOP"で検索をかけると…時として望まない内容の記事に当たる場合がありますが…一応で云えば"一つ目の精霊巨人"から転じての"単眼秘密兵器"的な意味合いの様です…?

本体には"CYCLOP""1.5/85""番号(?)"と"ロストフ(ロストヴ?)"社ロゴマーク。
"Rostov optical-mechanical plant"
"Ростовский оптико-механический завод"



レンズキャップに"M67×0.75"…本体正面に"CYCLOP-1"とロシア製(…英語?!)とある以外は、余りにも"ソリッド"過ぎて有り難味がありません…。今回調べられる限りの画像を見るにつけ、多くの物が各レンズ調節部に滑り止めのチェッカリングや、民間向けと思われる物は"調節目盛り"等が付いていたり、赤外線投光器にカバーレンズが着いていたり…でした。


ソリッド過ぎる理由も想像の域を出ませんが、
一つは軍用である事や、もしかしたら"初期型"や"量産型"等の理由で略されている可能性と、ロマンを持って見るなら、購入した国がソ連から武器供与されていた"東南アジア"であった事を考えると一応の"サニテート(生産国抹消)"アイテムと考えれば楽しいですね…(ロシア製と書いてある時点でアレですが(汗))。
…もう一つ考えられるのは"ノックダウン製法"か"純然たるデッドコピー"な可能性もありますが…(涙)。
(ダラ地区の"日本製の銃"みたいな物…作ったモノ勝ちみたいな(笑)?―直感に他なりませんが、一応"ソ連製"ぽくはあります(笑??))


本体、起動スイッチ。

判り難いと思いますが、黒い円筒形の突起がソレ。
ゴムでカバーされていますが…今や硬くなった消しゴム以下の経年劣化。
あと何回か押せば…壊れると思われます(汗)。


正式な方向が定かでは無いので何ともですが、
人間工学からすると本体下部に脱着可能なネジ留めで着いているグリップには
ノスタルジックなスイッチが付いていて、単三電池三本で赤外線投光器を作動させる事が可能です。



また、赤外線投光器自身の角度を上下に微量角度調整するスクリュー・ネジも付いています。



因みに、このグリップを固定する本体側の台座(マウント?)自身もスクリューで外周可変のみ可能なので、取りつけが可能なネジがあれば各方向に随時変更可能ではないかと思います。




本来は取り扱い説明書も同梱されている筈らしいのですが、
商品として見せられた最初からありませんでした。一応のフリークスとしては欲しい処でしたね。

店のオヤジサンも"アレ無いな?"と言っていたのが赤外線投光器のキャップ…もう、イイです(涙)。
欠品アイテムを掴まされた方向で…(滝涙)。

当時、店の奥の暗がりで試させて頂いた限りでは良く見えました
(新世代現行品を見た事が無いので何ともですが…)。
明るい外を見る時は、キャップを閉めて使用するのを教わりました(文房具屋のオヤジサンなのに(笑?))。



キャップには小さな穴、俗に云う"ピンホール"と云うモノ?が開いています…。

レンズが其れなりに大きくても、機械のイメージ受像機(コノ言い方が正確なのか不明です)が結局はこのピンホール程度なのかと驚いたものです。
つまり、一応、昼夜兼用可能という態なのかも知れませんが…コレと云う倍率では無く、2倍前後だった気がします。

キャップ内側の固定ギミックがもうグダグダで固定出来ません(涙)。

キャップ脱落防止用の紐は多分、フツーの釣り糸です…。

一応の専用バッグ。

当時の共産アイテムに良く見られた"ガーゼにビニール・コーティング(?)"なビックリするほど安っぽい一見"革製"の合皮バッグ。

縫製が危うすぎて2Kg近いアイテムを入れて持って歩くには信用に足りません(汗)。




事実、一昨日、開けようとしてチャックを引いたら…壊れました(涙)。亜鉛合金ぽかったです。



やはり一応付いていたストラップ…確実に別物ですね!!…?


…とは言い切れない…かもしれませんが、バッグの中に入れていても自然と外れていたりする様は…チョイとした手品か、確実に規格が合っていないか、文房具屋のオヤジサンが何となく混ぜたかは不明ですケド!!
…宜しく無いとは云え、このストラップを肩に掛けて行動するのはあり得ません(汗)。
正式な使用法かドウか判りませんが、一部写真では、この専用バッグの紐をバッグから引き剥がしてサイクロップのスイベルに通して使用している例が在りました。
事によっては"バッグ"と云うより、"配給までのカバー"で、配置後にはバッグを分解して"スリングと埃避けに使用すべし…"とか、兵士内で当然の対処として通例だったのかも知れません…。
全てが想像の域です(汗)。



本体と赤外線投光器のスクリューと固定穴。
巧くサイズの合うスクリューとマウントが有れば"スコープ"と並列使用してナイト・スコープ風に…?
細かく言えばレティクルが無いので"アソビ"の域を出ませんが、事と次第によっては"軍用スコープ"(一応"軍用"であり"スコープ"ですが(笑))として、アメリカの州によって所持禁止アイテムになるらしいです。
…今回、webで検索していたら、そんな裁判記録にブチ当たりました(笑?)。

本体バッテリーホルダー。

…つ…作りが(笑)…しょぼーんクラスの危うさです…が、
専用バッテリーでは無いのが逆に有り難い限りです…が、
使用するのが"9Vボックス電池/9V角形電池"。
購入当時、何処製の物か判らない物(生産国の部分がヤスリ掛けしてあった)が入っていましたが…
勿論、液漏れして現在は処分されて手元に有りません。

赤外線投光器バッテリーホルダー。

日立の単三電池が入ってました…が、本当に"日立"ブランドかは不明でしたね…
中国製だったと記憶しています。
引き出し用のリボンが白なのは理由が有るのか…無い様な気もします。

赤外線投光器…単純に赤外線ダイオードのみです。もろに露出しています。

モデルによって違うのか、先の理由で違うのか判りませんが、
多く目にした画像にはその殆どがコノ部分は
"ハウジング"(懐中電灯の様にガラス(?)等で保護)されていました。

知識が無いので良く判りませんが"可視できなくても赤外線は直視危険"だとか…?????
…何回も点灯した状態で覗き込んだ気が…(汗)。

レンズ。

外側のレンズではなく、内側のレンズに"指紋"が(涙)。
もしかすると、分解も可能だとは思いますが
(本体とレンズ部は分解可能らしいのですが恐ろしくて実行していません)
ドウにも…。
購入当時には気付かなかったのですが、
経年による油劣化(この場合ヒトの油ですが)で出現(涙)。
マサカの文房具屋のオヤジサンの仕業では…ないと思いたいですが(笑)。


接眼レンズ側。
出来ればソフト・アイピースが欲しい所ですね…割れたら痛そうな素材な上、接眼側から洩れる明かりでカウンターを頂くのも懸念されるトコロ。
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Posted by USARV-TAG at 14:45Comments(0)雑装備