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Posted by ミリタリーブログ at

2008年04月18日

ダイヤモンドバック タクティカル 2連マグポーチ

DBT Double Mag Pouch


 M16/M4用マガジンポーチと言うのはデザイン的に、あまり各メーカーで独特の物を作っていない物だね。
それだけシンプルだし、使い勝手のいい物は決まってきてしまうということなんだろうか。
この傾向は一部の人たちに定評のあるDBTでも同じで、遠目から見ると一見して他社製品と見分けが付かない。
使っている装備品会社の個性を出しにくい、商品でもあるんだね。
でも細かく見ると各所に独特のエッセンスが加えられていたりして、なかなか興味の尽きない部分品でもあるんですよ。



 オーソドックスだね~。このポーチ2つのコンポーネンツに2本づつ計4本の5.56mm弾倉が入る作りになっています。基本的にはM16/M4用ですが一本づつならAKの弾倉も入りますね。



 フラップを閉じた状態ですね。携行時にはこの様な状態になりますね。マガジンが脱落しないように、本体部にゴムのテープが付いています。これがかなり硬い印象ですね。マガジン二本収めるのにも若干の力が必要です。一本を取り出すときに残りが一緒に脱落しない様に配慮されているんでしょうが、使い終わったマガジンを収める時に、特に交戦中は苦労しますね。マガジンを廃棄する事を想定しない、サバイバルゲーマーの方には少し使ってゴムの伸縮性が落ちるまで忍耐を強いられる部分です。


 ポーチの内側の黒い部分は、ゴム製の滑り止めです、これもマガジンが滑り出さない為の配慮です。フラップを開けて使用する場合に安心感が違いますが、これも善し悪しで始めのうちは外側から締めrつけるゴムとあいまって、マガジンを引き出す際に大きな抵抗となってしまいます。慣れればよいというレベルなのでさしたる弱点にはなりませんね。


 バナナ・マガジンを想定してかな?フラップはV字状になっていますね。フラップの長さが長く、ベロクロの固定部分にも余裕がとってあるのがDBTの装備の特徴ですね。おそらく、イザと言うときの汎用性を持たせるコンセプトでしょう。
 コンポーネントに折りこんだ写真なんですけれど、本体部に付いているベロクロの受けは実際、もっと長さがあり本体から5cmほど長くなっています。通常M16/M4のマガジンを入れておくのにそこまでの長さを必要としないので、これもまた汎用性を持たせるデザインなんでしょうね。


裏面です。Molleの対応については再三述べているので省略です。


フラップの付け根部分にベロクロの受けが付いていますね。フラップをロールアップするのに使うらしいです。あまり使い勝手がよい訳でもなく、交戦が始まってから、きっちりロールすることjもないのであまり使いませんね。ロールしたフラップが奥のマガジンに干渉するのであまり好きではないです。引き出しに慣れれば問題のあるレベルではないですかね。
一応、フラップの開け閉めはなんとしても省略したいと言う特別な状況下ではないよりあったほうがいい。そんな感じです。

Text By TAC



  


2008年04月17日

EPOL チョーク・バック

EPOL Belt Pouch 2


 ミリタリーファッションブランド、EPOL特徴的な金具がついて、私的には結構お気に入り。単にカッコだけの製品も多い中で独自のデザインであり、使い勝手もまぁまぁ。
 特に私のように何でもかんでもただ放り込んでおく為だけにバックをもって歩くような人には丁度いい。

 私ね。昔から手提げバックと言うものが嫌いなんですよ。忘れっぽいということが一番の理由です。電車なんかに乗ると忘れるんじゃないかと落ち着きませんね。
 気にかけているようで、傘なんか幾つ紛失したのか分からないくらいですよ。
 ですから、持ち歩くバックは最低でもショルダーストラップつき、基本的にはバックパックですね。常に両手が自由になる事が私の場合基本です。基本とは言え、バックパックは良いですが荷物を取り出すのにいちいち肩からはずして、前に持ってこなくちゃいけない。そこで、ベルトに取付けるポーチは頻繁に使うものを入れておく為、必ず使用しています。
 最近、なんでも小型化していますが、その分持ち歩く物が多くてね。携帯だ、デジタル・オーディオ・プレーヤーだとか、タバコにライター、携帯灰皿、ペットボトルなど、全く持って忘れやすい私には頭の痛い問題です。


チョーク・バック、一時期に流行りましたね。EPOLではこのポーチをチョークバックとは定義していないのですが、形状が良く似ているので私なりの解釈で・・・。写真が暗くなってしまったんですがなんとなく分かるでしょう?雰囲気がね。


 ベルト取付け式です。ドットが二つ付いているので、安心できますね。


アルミ製のDリングが付いています。これは付属のストラップを使用して肩掛け鞄にするためのものです。


サイドに小型ポケットが付いています。携帯なんか入れておくと便利ですね。


本体は袋状になっていて、お決まりの金具で内容物が零れ落ちないように留めておける。惜しいのは金具の付いたテープに長さの調整機能がないこと。


本体にはコードロックの付いた覆いが付いていて内容物を紛失しないように配慮されている。
付属品はエクステンダー、ストラップ


内側にはメッシュの小型ポケット


メイン金具の受け部分、湾曲したデザインで作られていて、このバックの為に作られているのだろうかね。


メイン金具の受け部分とエクステンダー。一寸大きな物を入れるのにエクステンダーを使うのだそうだ。


エクステンダー取付け状態。金具一個分拡張できる。


肩がけ用ストラップ。Dリングに通し、ドット2個で固定する。

Text By TAC



  


Posted by USARV-TAG at 16:13Comments(0)雑装備

2008年04月16日

MOLLE K-bar アダプター

SDS Molle K-bar Adaptor

 海兵隊の象徴的装備として作業帽のことを書いたけれど。K-Barも海兵隊を象徴する装備品の1つだね。
K-Barは第二次世界大戦から海兵隊に支給されたUSMCファイティング・ナイフ(コンバット・ナイフと言う人もいる、正式な名称は知らないな。)の通称だね。このK-Barの呼び名はニューヨーク州にあるナイフメーカーKA-Bar社が、その由来になっている。実際、同型のナイフはPAL社やカミラス社など数社で作られているんだけれど、海兵隊には総称してK-Barと呼ばれる。
 海軍でも支給されていて、こちらはMK2と呼ばれているようだ。
質実剛健なナイフとして知られており、実用的なナイフとして海兵隊から愛され続けている。空軍地上兵や陸軍にも愛用者はいるようで時々、写真で装備しているのを見かけますね。
 現在派生モデルを含めて数種類をKーBarと呼んでいるらしいが、海兵隊が戦場で装備したがるのは変っていないようだ。
Molleへの装備改変が進む中、ベルトループ固定式のシースが装備との相性を損ない始めた、これを受けて登場したのがK-Barアダプターだ。K-Barが海兵隊兵士達に如何に愛されているか分かる補助装備品だね。


正面の画像。中央がベロクロで開く構造になっており、そこにK-Barを固定する。
ALICEクリップ・アダプターと同様にワイヤー吊式の装備に対応した、グロメットがついています。


中央のK-Bar固定用部分を開いたところ。この形状に対応するナイフシースは多いと思うので、K-Barに限らず装着できると思う。問題となるのはシース幅だけだと思う。


タグの写真、省略されている物もあるようだ。K-bar用のアダプターと明記されていることを考えると、このアダプターは海兵隊を中心に支給されるものと思う。MOLLE Ⅱ装備に分類されている。製作会社はSDS。2003年官給品。


タグの拡大です。SPOとNSNの表記が入る、正規官給品です。


デザート・タンの設定もあります。カーキ色のタグは縦についていますが形式に変更はないですね。


一個一個かなり大き目のビニールでパックされています。ODは10個単位で紐でくくられ、紙タグがついていましたね。


袋につく、紙タグ2004年の正規官給品。

Text By TAC
  
タグ :装備


Posted by USARV-TAG at 17:34Comments(0)雑装備

2008年04月15日

5.11タクティカル パックエーブル・ジャケット

5.11TACTICAL Packable Jacket ~Security~


 5.11タクティカルも多様な要望に応える為か、次々にいろんな製品をラインナップし続けているね。痒いところに手が届くというか、非常に使用条件に合わせて選べる様になっているようだね。
 5.11タクティカルのジャケット類は作りが非常に凝っていて、本当に必要な人たちが選ぶ趣がある。頑丈で縫製自体もしっかりとしている。まぁ~日本製品に比べると粗雑さがあったり、高い頻度で製品に不良品が混ざっているなって事もあったが・・・。
 問題のない5.11タクティカルの製品は一般的な使用ではオーバースッペックな部分もあり、通常では使用しきれないような部分もあった。そういう事を感じる人たちに向けて作っているのではないのだけれどもね。
 複雑な機能と凝った作りは価格に反映されていて割と高額な物が多いのも特徴だった、スイングトップでも日本の価格は1万円を割ることはなかったものね。
 そうなってくると考えることは誰でも同じ?多少、簡素化されても安い物はないのかよ。「安い、一般使用程度の服ならユ●クロで探せよ!」そんな声も聞こえてきそうだ。

 このパックエーブル・ジャケット、別に廉価版として製品化されているものではなく、ちゃんとしたコンセプトと現場の要求があってリリースされている物なんだろうけれど、まぁ~安い部類だね、5.11にしては・・・・。
 私も安いということだけで買った訳でもないんだよね。春先に一寸何か、羽織って出かけるときによさそうだとか。昼間出かけて、夜帰るときに寒くなる時の為に携帯性に優れたジャケットを探していたんですよ。
 以前はナイロンジャケットなんかを使っていたんですが、今はなんか流行じゃないしね。


 一応、5.11では黒が基調と言うこともあって、いつも黒一色のジャケットを着ているイメージになるので、最初からSECURITYの入ったジャケットを選んでみた。ロゴの入ったジャケットは黒色のみだけれど、ロゴ無しでは紺色も選べる。
 生地は撥水加工してある目の細かい化学繊維の一枚布で縫製されている。撥水加工ではあるけれども雨合羽の代わりにはならないと思うね。あくまでウインドブレーカー的な使い方が主眼になっていると思う。


 背面には大きくロゴが入っている意外は特に何もないです。廉価版と言うこともあるし、ライド・ジャケットとして必要時に羽織れればいいというところですかね。よく5.11シリーズについている背面のポケット類も付いていない。


 5.11らしいといえばベロクロで固定する胸の縦ポケット。ただし、これも中にベロクロの受けなど装備を追加して収めておく様な作りにはなっていない。完全なポケットとしての機能しかありません。


 ポケットを閉じるとそれ程、目立たない。位置的に非常に使いやすく容量も十分だね。だけどあまり大きな物や重量物を入れておくのには向いていません。生地自体にそれ程強度があると思えないし、縫製もそれ程強いとは思えない。何より型が崩れる。


 首の付け根辺りのテープはご存知、無線機のリモートマイク・クリップを取付ける為のテープ。
襟はスタンドカラーになっていて装備をつける際に邪魔にならない。防風性を高める為、ジッパーが首元まで絞まるようになっている。


 下のポケットは左右共にジッパーで開閉する。ジッパータブに5.11の文字が入る。このジャケットは胸と下の左右にポケットが設定されており計3個のポケットがついていることになる。


 Packable(格納携行型)の名称はここからきているんだね。専用のバッグに格納するのではなく、右の下ポケットを裏返し、そこへジャケットを押し込むとほぼ正方形のパック状態となる。写真では格納を始めたところ。
パック状態で鞄やカーゴポケットにしまっておけばいつでも着られると言う訳だ。
 バイクで出かける時に重宝していますよ。


 右下のポケットの内側はパックの表面になるわけ。ポケットの内側にプリントがあるんですよ。


 袖は簡素なゴム入りとなっている。


 メインジッパーにはナイロンのプルタブがついています。私は長めのこのタブが、手袋をしていても扱いやすいので気に入っています。

簡易ジャケットとしては携行性を考え、簡易ながらも防水性能を持たせている点に好印象を持っていますね。惜しむらくは裾にゴム紐等で防風性能を向上して欲しかった。生地の強度が高いとは思えないので、もう少し耐久性のある生地を選択してもらえたらもっと良いのに・・・。

Text By TAC  


2008年04月15日

海兵隊 デザート ユティリティ・ーキャップ

USMC Utility Cap ~3 Color Desert~

 アメリカ海兵隊作業帽はトレードマーク的存在だよね。半世紀以上基本的にデザインを変えず支給され続けている。ある意味これは凄いことだなと思う。デザイン的には全く特筆するべき物はなく、安価で大量生産に向いている事、意外には何もないね。大量生産に向いているといっても、サイズ調整具の付いたボールキャップに比べたら、多くのサイズを設定しなきゃいけないから、それだけ多く作らなきゃいけない。一個あたりが安価といっても、それで帳消しになってしまう。
 素材は時代の変化と共に変ってきていて、HBT、ODコットン、ERDL,ウッドランド、6カラーデザート、MARPAT等などテイラーメイドのダックハンターとかタイガーストライプ本当に色々な生地で製作されてきた。
 大戦中のダックハンターには正規品のあるらしいね。
 厳密にはツバの縫い取り方や大きさ、ツバの型付けの素材など時代と共に変化をしているんですが、大まかなところでは変化なく作り続けられている。この帽子のラインナップを入手するだけでも立派なコレクションといえるよね。
 今回は海兵隊の意地すら感じる海兵隊作業帽、特にデザートMARPAT登場で短命に終わった3カラーデザートバージョン。


知らない人は殆どいないでしょうね。写真を見れば、ああ・・これ・・と言う反応があるはずですね。
あまりにもオーソドックスな存在です。日本には海兵隊も多く駐屯しているし、コピー品も多量にありますからね。


99年官給の準正規品。CAP UTILITY USMCとわざわざ入っています。官給番号はNSN表示ですね。


天辺の生地は裏生地が当ててあり、2枚となっている海兵隊の作業帽の作りとしてはよくあるタイプ。海兵隊兵士のように髪を短く刈り込んでいると紫外線の強く降り注ぐ場所で裏生地が当ててある帽子は非常に使い勝手がいいんですよ。
意外に紫外線と言う物は薄い生地を貫通してくる物なんですよね。


多角形をした、帽体の作りから八角帽との呼び名が日本であるけど、よくわかりますね。

実はこの帽子、知っている人も多いと思うけれど海軍でも広く使われている形なんですね。海軍のバージョンは当然、正面の海兵隊マークが省略されています。SEAL’Sの訓練兵なんかが被っている写真が多く在りますよね。
マークのない海軍バージョンも持っているのでその内、載せます。

Text By TAC

  


2008年04月14日

Molle アリスクリップ アダプター

SDS Molle ALICE Clip Adaptor



 アメリカ軍の装備というのは全く至れり尽くせりだね。さすが、世界第一位の軍事大国と言うだけはあるといつも感心させられる。日常の生活の中で使用するものは殆ど官給品でまかなえると思えるほどだ。
 最低限の生活物資意外は全て揃えなくてはならない、もしくはそれすら完全な支給とはならない様な軍隊が世界には多くある中で特筆的な存在だね。
 兵士の個人戦闘装備品に関しても、第二次世界大戦以降、常に研究開発を続け先進的な可変要素を持つ、モジュラー装備の開発に革新的な存在であり続けている。
 アメリカ軍の個人装備品固定法は大まかに分けて1900年代前般から中盤までにベルトループ式とワイヤー吊金具、1950年代中盤以降からALICEクリップ式、90年代からMolleをはじめとする、ナイロンループを使って固定する方式に変化してきた。
 アメリカ軍のように巨大な兵力を抱え構成人員も大規模な組織では固定法の変更は新旧の装備品の間で問題が起こりやすい。全軍が一斉に新装備へ移行するなど物理的に不可能であることは簡単に理解できる。まして全世界的に展開するアメリカ軍は海外の駐屯地に戦時に備え多量の物資、装備を備蓄している。それらは新型装備の登場と共に旧式な物となってしまうし、全ての備蓄を新装備へ変更するのには多くの時間を費やす。
 移行の時期には新旧の装備品が同一部隊の中で平行して使われることも想定されるわけだ。この時期に万が一、長期戦に発展するような事態が発生する場合、前線部隊が必要な装備品を固定法の違いから使用できないと言う事態も起こりうる。
 補給における戦略は軍の機能上軽視できない問題であるし、潜在的な軍事行動力に大きくかかわる問題だ。
このような事態を避ける為、新旧装備品の互換性という問題がある。旧装備品を新装備品に一時的にせよ使用可能な状態にするものだ。この分野でアメリカ軍は非常に真面目に取り組んでいて、最近まで使われていたLC-2AピストルベルトやCFP-90バックパックにさえワイヤー吊り下げ式に対応する金属製の小さなグロメットが装備されていたりする。
 今回のMolle ALICEアダプターはなんてことない小さな補助装備品なんだけれど、アメリカ軍の本気と凄さを感じる一品だと思うな。


Molleアダプターの正面。ナイロンテープに部分にALICEクリップで装備を固定することでMolle装備へ装着が可能になる。
イラク戦の初期に海兵隊等がインターセプター・アーマーベストにLC-2の新型4連マガジンポーチをつけている写真が多く見られたが、このアダプターを使用して固定していたと思われる。色は他にデザートタンがある。ウッドランド・カモの物はスピアー装備の付属品だ。形は同じだけれどね。
小さなグロメットが2つ付いているこのアダプターにおいても、前時代的なワイヤー吊り式の装備に対応が考えられていることが分かる。
 自衛隊でもMolleを模した装備品が出回っているがこの手のアダプターって存在するのかね、このアダプター一時、自衛隊員がよく買って行ったけれど・・・。

Text By TAC
  


Posted by USARV-TAG at 18:38Comments(0)雑装備

2008年04月11日

5.11タクティカル ブレザー

5.11 TACTICAL Blazer



 桜もあっという間に散っちゃったね。もう4月も半ばになろうとしているなんてな。
4月といえば進級、進学、就職とね。先のある人たちには区切りのある季節だったりしているわけですよ。終身雇用体勢が危ぶまれようと社会に出た多くの人は新年度と言う言葉だけで、大して変ることのない生活を送っていたり、良くて異動があったり転属があったりするので新しい仲間と仕事を始めてみたりね、生活や付き合う人が大きく変るイベントごとが毎年やってくるなんてことは殆どないのではないかな。

 春のイベントごとといえばフレッシュマンセールだね、頻繁にテレビなんかで見かけますよね。スーツとか売れる季節でもあるんでしょうね。今の若い世代に人気のあるタレント起用してね、”スーツ姿がカッコいい。”なんてねそんなコマーシャル我々の頃からありましたよ。
我々の学生時代はビジネススーツなんて着たくないなんて風潮が確かに在りましたから、一種の洗脳みたいなモンでしたね、この手のコマーシャルってさ。なんとなく、着てみてもいいかなんて思ったりしてね。 ・・・で気づくと毎日着る様になっていたりするんだ。

そんな訳で季節ネタでブレザーなんかの事でも書いてみようかなと思いましたよ。


5.11Blazer(ブレザー)は要人警護のために開発されたタクティカルウェアーだ。一度写真でブラックウォーターの要員だと思うんだけど、プレートキャリアーの上に羽織っているのを見たことがありますね。無茶な着こなしも民間軍事会社ならでは、許されるという物。普通の会社では「帰れ!」といわれますよ。
一見して、普通のブレザーとは見分けが付かないのだけれど、必要な装備類を内包できるように内側に各種の工夫が凝らされている。どうも今現在は生産されていないようだね。手持ちのカタログには載ってないですもの。
色は紺だけだったと思う。


左右の内側にはベロクロで固定するフラップ付きポケットが2個付いている。上に見えるジッパーは着脱用で、このジッパーとドットボタンで固定するようになっている。左側は2個のうち1つのポケットが2分割式になっていて小物を収納できるようになっている。他のポケットはみんな同じ大きさ。
材質は薄手のリップストップナイロン(パラシュートクロス)で軽量化が計られている。


取り外すとこんな感じ。写真は左側の物なので向かって右のポケットが分割式になっているのが分かりますね。


着脱式ポケットの裏側、ジッパーとドットでの固定法を見て欲しい。


合わせの部分に左右共にタクティカルベストでもおなじみの隠しポケットが付いている。内側にはベロクロの受けが大きく付いているのでベロクロ固定式のホルスターなど別売のアクセサリーを追加すれば中に隠し持っておけるようになる。


隠しポケットを開いたところ。チラッと見える奥のドットボタンは伸縮ゴムコードを留めるボタン、この部分に小型無線機を収納できる作りだ。写真では映りようがないのだけれど、さらに下には小型のポケットが左右友についていて丁度、拳銃予備マガジンが入る大きさだ。収納スペースとしてはかなりの大きさ雑誌なんかは余裕に入るね。


5.11の紙タグと補修用のボタン。まぁ~普通です。


ブレザー用のタグには、見慣れた5.11の製品タグが付いていない。変わりにファイブ・イレブン(5.11)と英語表記で入っている。本気でアンダーカバー用のジャケットを作ったようで。一旦着てしますと何処にも5.11の文字が見えたりしない。



何から何まで詰め込めるのは非常に良いんだけれども、重力は無常に作用する訳で・・・。シルエットが崩れるんですよ。物を詰めただけ膨らむしね。非常に特殊な職業の一向けと言うのは良く分かりますね。
映画を見ているとあこがれる、スーツに身を固めた警備要員。
スマートに着こなしたいというのと特殊な装備を持ち歩きたいという葛藤が澱みなく起こりますね。
バランスを取るのに苦労する、そんな一品です。
Text By TAC
  


2008年04月09日

ポイント・ブランク ユティリティー カバーオール

POINT BLANK BODY ARMOR, INC. Utility Coverall.

 ポイント・ブランク・ボディーアーマー社、アメリカ軍正規官給のインターセプターボディーアーマーを製作する会社としても有名だね。アメリカ司法機関や民間護身用防弾製品を各種販売している。でもこの会社、意外にその他の製品を生産していることは知られていないね。エルボ&ニーパッドとかね。片手間に作っている性かあんまり特筆するような性能は無い様だけれどもね。
 決して性能が著しく劣るわけではないですよ。平均的であるという意味です。性能でみると決定打に欠けるような印象なんですよ。ポイント・ブランクのパッド類はこうなっているから、はずせないと考える物が無い様に思うんですよ。
 確かにパッド類は保護に十分な強度があればいいのかもしれないのですけれど。

今回はポイント・ブランクが作るユティリティー・カバーオール、作業つなぎだね。ポイント・ブランクでは一応、軍の規格に適合した被服としている。このタイプのつなぎは整備兵用として官給されているので、その基準に適合していると思う。


ポイント・ブランクでは3カラーデザートとODの二種類を作っていることは確認している。生地は中厚のNYCO、3カラーデザートはウインタークロス(リップスットプがサマークロス、リップストップが入らない少し厚手の生地)、ODは珍しい生地を使用している。丁度ウインタークロスのOD色という感じだな。


ポイント・ブランク・ボディーアーマー社のタグ、当然、社名なのでボディーアーマーの機能はありませんよ。


ジッパーはYKKコイルジッパーの黒、ワンウェーだ。これは官給品と同じ物だと思う。既に手放してしまって随分経つから良く覚えていないのだけど。


型は一般的な作業つなぎといえる。胸ポケット2個がフラップ付き、ロアポケットが前後に2つづつ、後ろは胸ポケットと同様にフラップ付きとなる。ウエスト部分は伸縮のゴムが入っています。




胸ポケットはベロクロで閉まるようになっているんですね。BDUよりも深さはありますがパッチポケットなので容量はそれなりですか。


正面のロアポケット、こちらもベロクロが付いています。かなり深く容量は多いですね。


背面の写真です。2つのフラップ付きパッチポケットとウエストの絞りが分かります?


後ろのポケットは胸ポケットと同様にベロクロ固定式です。大きさ的には胸ポケットよりやや幅広です。


袖の調整はベロクロで行うようになっている。


ズボンに当たる部分の裾も袖と同様の形状になっている。


ベロクロの受け側は幅が広くとられている。かなりの幅で調整が可能。

ポイント・ブランク社は他にODを作っています。つなぎの評価は人それぞれで評価の分かれるところですね。
戦闘服として考えると、障害物に引っかかることがBDUに比べ少ないので狭い場所や小枝や低層の草木が多い場所では有効です。害虫の侵入も抑えられるので限定的な状況下では有効といえますね。反面、一部の破損が全てに影響してしまう特性があり(特にジッパーの破損)、体温調整もしずらいと言う欠点があります。
CWU27/Pなどの航空兵用のつなぎが特殊作戦で着用されるのも、耐火性があるというほかに狭い地域で行動を制限されにくいという特性が考慮されていると聞いた事があります。
本当に作業に使う場合は動きやすくて良いです。

Text By TAC
  


2008年04月08日

イラク戦パッチ MNCI-7 

IRAQ MNCI-7 Organized Kaos


 イラク派遣多国籍軍第七セクションのパッチ。よく覚えていないのだけれど2004年ごろに、多国籍軍の規模拡大を受けてMNFIからMNCIに移行したと思う。
 2005-UTCのUTCはイラクの標準時間を表す記号だと思うな。

Text By TAC  


Posted by USARV-TAG at 12:50Comments(0)パッチ&インシグニア

2008年04月07日

ベーツ社 海軍作業ブーツ

BATES U.S.Navy Work Boots

最近、アメリカ製タクティカルブーツで知られるようになってきたベーツ社。輸入元でも米軍納品業者と謳っているが、いかんせんタクティカルブーツの陰に隠れて、USMCのゴアテックス・デザートブーツくらいしか目に入ってこない。
日本人デザイナーがいるとか話題はどんどん正規納入品から離れていってしまう様に感じるな。
私もそんなことを思いながら、リーコン・シリーズのシューズが欲しいなとか、結構納品業者の話題から離れたところに興味があったりするんだよね。
 まぁ~今回はあまり注目されていると思えないベーツ社の軍用正規品Navy work bootsを書くつもりなんだよね。
多分、よく知らないんですけど、このモデルは日本の輸入元で扱っていなかったと思う。
 Batesは正規米軍納品業者としては最大手のうちの1つだね。戦闘用ブーツメーカーと言うより製服用の靴とか作業用の靴を作っていたイメージが私の中では強いな、昔はBatesのOXFORD、制服用の靴とか女性兵士用のパンプスとか、そんなものを作っている会社と言うイメージでしたよ。いや・・戦闘用ブーツを作っていないということではなくてね、私が手にした戦闘用ブーツにこの会社の製品がなかったのでイメージにないということですよ。
この会社は創業から120年を超える老舗なので技術は確かなんでしょうね。連邦政府や国防省の認定業者ですしね。



 この海軍作業ブーツはSteel Toe(つま先に金属カップが付いている)なんですよ。よく建築現場や道路工事の方々が使っている作業靴に持ついている機能だね。つま先を機械に挟み込んだり、重量物をつま先に落としたりしても大きな怪我にならないように配慮したものだったりする。事務職の私にとっては靴の形が崩れなくていい位の機能でしかないんですが・・。
 このブーツは海軍作業員に長い間着用されていたので、沖縄なんかでダンガリーを着た水兵さんの足元を飾っていたね。随分前に中古品で購入して結構、形的に気に入っていたんですね。
 元々戦闘用ではないですからね、あくまでストリート使用ということで考えると良いですよ、少し重さが気になるところですけれどもね。


素材は合成皮を使用し、ソールは発砲ゴムを使っていると思う。通常のゴム底より硬めだ。見た目の印象よりは軽く、履き心地も一昔前の作業ブーツより向上している。この手のブーツはタクティカルブーツのようなフィット感を求めるのは間違い、でもそこら辺のブーツよりはいいと思うな。


ふくらはぎの下辺りに当たるブーツトップには柔らかい合皮を当ててあり更にクッションが利かせてあるので、この部分も随分と良くなった。本皮を切りっぱなしにしていた頃なんて足になじむまで大変なことになっていたものだ。


靴底にBatesの文字が入る。これは民間販売用なのでメーカー名が入っているのではないかと思う。軍官給モデルには入ってないのではないかな?




靴底はかなり現代的なデザインになっている。甲板での作業を考慮して、濡れた甲板上でグリップを確実にする為か、幾何学的なパターンで排水用の溝がきってある。中央が膨らむデザインも甲板上などの平らな部分で最大限にグリップするように考慮された物。かなりの水溜りがあっても水が外側に向かって排水されやすいようにした独特のデザインだと思う。
事実濡れた大理石の上のような滑りやすい条件でもそれなりのグリップを発揮している。
ソールは普通のゴム底に比べ、オイルによる劣化が少ない素材を使っている。これも甲板作業などでは絶対条件だね。


結構、耐久性重視の作りだということが分かるでしょう?踵など過酷な条件になりやすい場所には補強がしてあったり、十分なステッチで強度を上げたりしていますね。


つま先のSteel Toeは完全に隠れている。写真ではうっすらカップ上に線が入っているのが分かりますかね。強度は結構高いですよ。くれぐれも人を蹴るのに使おうなんて思わないこと。取り返しの付かない事態になるかもしれないです。


梱包されてくる箱。作業靴のためか結構しょぼいです。タクティカルブーツだと紺と青で着色された箱に入ってくるのに。

Text By TAC  


Posted by USARV-TAG at 23:25Comments(3)装備/ブーツ・シューズ

2008年04月07日

MPRI 民間軍事会社 

MPRI Privately Military Company

 Military Professional Resouces Incorporated (MPRI)と言う民間軍事会社を知っているだろうか?
Dynecorp やBlackwater があまりにも有名で一寸、陰に隠れた存在だが、アメリカ系民間軍事会社としては有名な存在なので民間軍事会社に興味のある人は知っているでしょうね。
 一口に民間軍事会社といっても、定義の方は曖昧で何も直接戦闘の矢面に立つような職務だけとは限らない。軍隊の持つ活動の範囲は広く、そして多岐に渡るものだ。兵士も人間である以上は衣食住が提供されることが基本となる、其のため現在イラク戦争で食料や日用品を提供する業務を一手に受注するケロッグ&ブラウニー社などもれっきとした民間軍事会社と目される。
この様な業務は本来兵站部隊の任務だが民間会社が参入しているのである。
 アメリカでの民間軍事会社活用の経緯はソ連崩壊による国家安全保障の役割の低下を受け軍縮と軍事費の削減により生じた。元来、軍と言う組織は来るべき戦争に備え、兵力とその行動を支援する輸送、兵站、施設設営などの総合的組織力を維持しておく必要がある。戦闘部隊を維持する為にはそれなりの支援部隊が必要とされる。
 ベトナム戦争では戦闘部隊に対し5倍の後方支援部隊が必要とされていたときく。アメリカの様な海外で展開することを念頭に組織されている軍隊ではその支援活動は膨大なものだ。これを平時に削減しておき、戦時に民間会社との契約で請け負わせることで組織のスリム化を計った。つまり、アウトソーシングだね。
 現在では民間軍事会社の業種は多岐に渡っており、派遣会社などが兵隊の募集業務を請け負ったり、艦船の操舵訓練を請け負ったり、機材のメンテナンス、偵察写真の提供なども行う。無人偵察機のプレデターの運用にも民間からのオペレーターを活用していると聞いているね。
 前述の民間軍事会社ケロッグ&ブラウニーの大型トレーラーが運ぶ荷物を警護するコンボイガード要員にも、また民間軍事会社が活用されているのは、皆さんが最もイメージする民間軍事会社の姿でしょう。
 現在の状態では直接戦略にかかわる軍事作戦以外の部分で民間軍事会社の参入出来ない仕事がないと感じるほどだ。

 本来、軍で賄われて来た業務を民間に委託した結果、その業務を請け負う民間会社を民間軍事会社と呼ぶという考え方が一般的だ。その業務範囲はイラク戦争の混沌とした状況の中で拡大を続けており、戦略的に行われる戦闘行動を直接支援しないという垣根もどんどん低くなってきている印象を持つ。これが傭兵会社と揶揄される所以でもある。

 初期の民間軍事会社が行ってきたEO(エグゼクティブ・アウトカムズ)によるシエラレオネ首都奪還作戦やその他の民間軍事会社によるアフリカにおける資源争奪の為の紛争介入、ニューギニア政権転覆未遂事件など法人企業が国家戦略部分にかかわることは一般の市民にとってあまりイメージの良い物でもないのは理解できるね。


MPRI社は特色のある民間軍事会社だ。最高の頭脳集団との定評がある。表向き将軍クラスの退役軍人を多く抱えている為、職業軍人に戦略についての講義を請け負う業務などを行っている。他にもシュミレーターを使う訓練や軍事訓練プログラムなどを提供するほか、警備に関する業務も請け負う。
 この会社を有名にしたのはボスニア紛争でセルビアのミロシェビッチ大統領を講和のテーブルに着かせたクロアチア軍の渡河作戦を立案、指揮した疑惑がある。(一応NATOの空爆にミロシェビッチ大統領が屈したという発表になっているけれどね。)
 アメリカが紛争初期に行った政治的判断の間違いをMPRIが上手く調整した形だ。MPRI社をクロアチアに将官育成のために紹介したのはアメリカ政府機関であったといわれるし、ミロシェビッチ大統領が講和条件としてMPRIとの契約の打ち切りを求めていたともうわさされている。
 現在MPRI社はL-3コミュニケーション会社の傘下となっていおり、アフガニスタンやイラク国軍の訓練に当ったり、台湾の通信網を整備したり、アフリカや旧ワルシャワ機構内の親米国家で活動している。在韓米軍内でも活動していますね。このれらの国々をはじめとして世界40カ国で活動をしている大手なんですよ。

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Posted by USARV-TAG at 13:50Comments(0)PMC/民間軍事会社

2008年04月06日

EPOL 汎用バック

EPOL Utility Bag ーSmall-

 ミリタリーファッションバッグ生粋のタクティカル・ファンには興味のないところだね。
でも、日常的に使う物まで全部揃えるのは結構至難の業だよね。必ずしもイメージどおりのものとは限らないし、センスが劣るなと思う物もある。ミリタリーファッションはあくまでウンチク無しに見た目にワイルドとか、単にカッコいいとか思わせる為だけにデザインされているから、無骨で味気なく、実用重視のタクティカル・アイテムだけを持ち歩くのもカッコいいが、たまにはこうゆう見た目重視のにカッコいいと思えるものも良いでしょ?


このバックA4サイズが丁度良く入る大きさ、横32cmX縦24cmx幅12cm A4のバインダーだと、ぎりぎりマチの部分で入るくらいかな。何んでもかんでも詰め込んで出かけるようなものではないけれど一寸、何かを持って出なくてはならないときなんかには丁度いいね。
手提げ部分のストラップは長めになっているので肩に通すことも可能だ。持ち歩くときに両手が自由になるのはありがたい。本物の軍用品にはショルダーバックに使えるものは別にショルダーストラップが付属するのでこの様な形式のものはあまりない。
私は襷がけにすると窮屈に感じてしまい、肩幅がないので肩がけにするとずり落ちてしまうことが多くて、この形式のものが一番使いやすいと思うんですよ。女の子なんかにもお勧めですね。


サイドに小物が入るポケットが在ります。携帯なんか入れておくのに丁度良いんだけど、フラップが紐で固定するタイプなんだよね。紐が何せ長い、切ってしまおうかとも思うくらいに・・・。紐はほんとに切ってしまってもフラップ自体にベロクロが付いているので何の問題もないんですよ。


ベロクロで閉じておける雑誌くらいのポケットが裏と表に計2個付いています。写真では片方だけ開けていますが・・・。表側には更に金具が付いているので大事な書類とか財布なんか入れておくと安心ですね。私は主に電車の中で読む雑誌を入れていますけれどね。


金具の部分です。EPOLの特徴的な金具で殆どのミリタリーバッグシリーズにはこの金具が採用されていますね。このバックではあまり機能的に使用していませんが、アクセントとしてファッション性を高めてくれています。


ちょっと見えずらいですが金具をはずすとナイロンのタブが出てきます、これを引くと雑誌ポケットが開きます。裏面に着くものもこれと同じ物で、金具が付いていないのでそのままタブを引くと開きますね。


内部は黒のナイロンで内張りされています。コイルジッパーで開くポケットが付いています。メインのジッパーはワンウェイですがバック自体が小さいので不便と感じたことはありません。


そこの部分にアルミ製の鋲が打ってありますね。底の部分の保護と言うことでしょう。かなり柔らかめの目の細かいナイロンを使用していますのでこれはあった方が良いですね。床に置くと立ちやすくなる点も良いですよ。

Text By TAC
  


Posted by USARV-TAG at 21:03Comments(0)雑装備

2008年04月06日

ブラックウォーター トラベルマグ

BLACKWATER Travel Mag Cup

 

 私が愛してやまない、ブラックウォーターの旧ロゴ、このトラベルマグカップも新ロゴに移行してしまいましてね。
もう手に入らないと思うと、全く寂しい限りだ。ステンレス製のトラベルマグは一般的にも良く売られていて、私の事務所でも使用している人を見かけますね。デスクワークでは冷めにくかったり、保冷が利いたりと少量をいちいち継ぎ足さなくても、それなりの量を机の脇に置いて置けるし、飲み口を閉じておけば不意に倒してしまったり、こぼしてしまって書類に被害が出にくかったりするので非常に重宝するね。
 この合理的で非常にルーズな感覚はアメリカ的だなと思う。日本でこんな物を初めに考案したら無精者と思われてしまいますよ。


 市販になっているステンレス製のマグにロゴを入れいるだけです。特に防弾性能があるわけでもない。
日常的に使えて、まぁ~仕事に疲れたときに趣味の世界に入れるという癒しの効果は高いですね。私の場合ですが・・・。
日本ではロゴを知られていないので反社会的だとの批判を受けることもないでしょう。よく、登山アウトドアメーカーのJACK WOLFSKINと間違われます。
 

 上蓋もいたって普通、飲み口はスライド式で締めて置けるので保温性を高めるほか、多少の傾きで中身が出てきたりしないね。

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Posted by USARV-TAG at 11:09Comments(0)Blackwater

2008年04月05日

ダイヤモンドバック タクティカル アドミンポーチ 

DIAMONDBACK TACTICAL Admin Pouch


 ダイヤモンドバック タクティカルの装備品、別に私これ一途でやっていますと言う訳ではないのだけど、勢いで載せ続けていますね。勿論所有しているので嫌いではないですね。・・ええ・・好きな方ですね。
 これらアドミンポーチ等のアクセサリーポーチ類は各メーカーで特色があって見た目に分かりやすい。
 本来の実用とは違った考え方なんですけれども、せっかくこのメーカーを使用しているのにフィールドで他の人に分かってもらえないのも面白みに欠けてしまう。だからと言って自己申告的に私これで揃えていますなんて言って廻るのも粋じゃないですし、嫌味な自慢君になってしまうのはなんとしても避けたいモンです。
出来ることなら分かる人にはわかる様にしておきたいし、わかってくれる人に目に付き易いように主張もしておきたい。
 私はなんですかね?こんな風に考えてしまうことがあるんですよ。自己顕示欲が強いんでしょうかねぇ~。
逆に”すげ~”なんてあからさまに注目されるとこっぱづかしいんですが・・・。複雑な物です。
 本来的にはプロが選ぶ本物の装備なんで、それ自体に迫力もあるものなので毅然とね、それ自体が持つ雰囲気だけでもわかる人にはわかるんでしょうが、そこまで達観できない部分が自分にあるんですよね。
 こんなときにアクセサリーポーチ類は威力を発揮しますね。
ダイヤモンドバックですとIDカードスロット付きとIDパネル(ベロクロ)の2種類がラインナップしています。
どちらも他社メーカーとは異なる型になっています。特にIDカードスロットタイプは他社メーカーでは生産されていないのでダイヤモンドバックですよと表現するのに都合が良いですね。
 プライマリー・ウエポン用のマガジンポーチは結構ね、各メーカーで似た型が多くて、見分けが付きにくかったりするのでメーカー独特の形式をしたアクセサリーポーチ類を自前の装備に追加することでこのメーカーの装備を使っていますと他の人に理解してもらえ易くなりますね。
 ダイヤモンドバックに限らず、アクセサリ-ポーチ類それぞれ独自のアレンジを加えている物が多いんで、そのメーカーでしかない様な独特なデザインがあるものです、静かな主張をするにはアクセサリーポーチ類に凝ってみるのもお勧めですよ。


 DBT(ダイヤモンドバック・タクティカル)のアドミンポーチは2種類在って、このIDスロット付きとスロット部分がベロクロの受けになっているものとがある。私が所有するのはこのアドミンだけなんですけれど。
 フラップ部にもベロクロの受けが付いていて、IRチップやベロクロ付の認識パッチなんかをつけています。
サイドのポーチはシュアファイアー等タクティカルライトを入れるほか、ダブルカラム9mm用の予備マガジンなんかも入ります。
IDスロットには勿論、IDとかを入れますね。


本体のフラップを開けると、書類などを入れるポケットが2つ在りますね。小型ポーチと本体のフラップの固定用ベロクロには大きく余裕がとってあって、小さな物から長さのあるものまである程度調整することが可能です。


上下に2つポケットが付いています。下に見えるプルタブはIDスロットのIDカード差込口、ベロクロで固定されるようになっている。


 装備への固定法はDBTはお決まりのMOLLEになっています。もっともDBTの設定では基本的にMOLLEとポーチ類に数種類設定があるベルト固定式の2種類しかないですけれど。


 数種類のギア・メーカーから本体にフラップ付きのアドミン・ポーチが販売されている。フラップで覆う為、小型ポーチの部分が干渉しやすいためなのか、小型ポーチを省略するデザインも多い。DBTではこの問題を解決し、フラップ付きと小型ポーチを両立して機能させる為、独特の形のフラップを採用している。凝った切り込みを入れなくても、単にフラップを小型化するだけでも形にはなるはずだが、あえて雨水、泥などの浸入を防止する為(書類などを入れるのを考慮して)、この様な細かい配慮をするところが結構気に入っているんです。

Text By TAC

  


2008年04月04日

チーム インフィデル T-シャツ

TEAM INFIDEL T-Shirt


前回、メジャーリーグ Tシャツを載せた時に興味を持ってくれた人がいたので気をよくして、時期的にまだ早いんですけれど、Tシャツをシリーズ化ですよ。
このTシャツ“チーム インフィデル”、インフィデルという言葉については何度も書いているのでここでは割愛するが、チームインフィデルというロゴはイラクに派遣されたシールチームが使っている言葉だと思う。
以前、シールチームの写真で黒いキャップに白や赤文字でTEAM INFIDELと書かれた物を被っている隊員の写真を見たことがある。このTシャツ自体は勿論、それらの隊員が着ているという確信はないのだけれども、それをモチーフに製作していることは間違いないだろうと思っている。このTシャツではご丁寧にもSEAL’Sの表記があるんだよね。
これとは違うシリーズで書いてきたスパイクスタクティカルこちらもインフィデルの文字を多用したデザインとなっているものが多く、シールチームをイメージしている点でも共通している。
ここまで書いて、なんなんだけれどもチーム インフィデルが具体的にどのシールの部隊に属しているのかまでは調べが付いていないんだよね。調べが付いた段階でこのTシャツを記事にしようと思っていたのだけれど、興味を持ってくれた人がいたので渡りに船かなとも思いましてね。


肩にもTEAM INFIDELの文字と図柄が入る。


背中には標語になっている。この標語自体は私自身初めて見る物ですね。元になる物があるとは思うのいですが・・・。
”俺たちを見つけるなら、アンタ、賢くなきゃな。俺たちを捕まえるなら、アンタ、素早くなきゃな。俺たちを打ち負かすなら、(アンタ、冗談だろ。)

Text By TAC

  


2008年04月04日

イラク派遣自衛隊 第13警備隊パッチ

IRAQ 13th KEIBI JSDF Patch



前にも自衛隊のイラク関係パッチを載せたんだけれど、どなたからも詳細に関する情報がいただけなかったね。
自分としては自衛隊品に関し、積極的に調べたりコレクションしたりしていないので知識が皆無なんですよ。
今回載せた物もなんだか良く分からないのです。
分かるのはパッチに書いてある事項だけ、“第13警備隊”これは英語?(ローマ字)で書かれている。陸海空のいづれの自衛隊所属なのかも分かりません。日本語でイラク復興支援が入っているのでイラク派遣部隊には間違いがないだろうね。
何で手に入れたのかと言うと、中心でクロスしている銃、64式小銃をモデルにしている。こ・・これはと感じましてね。
ミーハー的(死語ですか?)な感覚でね。ええ・・認識せざるおえないですね、やはり日本人なんだなとね。
日本でかなり取りざたされた自衛隊イラク派遣。やはり自国のかかわった物になんとなくですが興味が出てしまうものなんですかね。

Text By TAC

  


Posted by USARV-TAG at 17:00Comments(4)パッチ&インシグニア

2008年04月03日

EPOL ベルトバック

EPOL Belt bag

 今回はタクティカルとは言えないアイテム、言うなればミリタリーファッション・アイテムだね。
ファッション用ということで、どれとも似ていないしね。機能的にも行動の邪魔にならないとか、高い強度を確保しているとか、そんな物は何もないの。
 ストリートファッションとしては良いんじゃない?洒落ているし、機能重視で味気ないストイックなタクティカル装備も良いんだけれど。私は好きですね、デザイン的にもね・・・。
結構、街では似た物を持っている人見かけますよ。秋葉原なんかでね。
 


このバック、ベルトに吊り下げ式なんです。基本的にはね。あとね付属のストラップをつけると肩から掛けておく事も出来る。金具も空軍やパラシュートハーネスなどに見られる金具をコピーしているので、見た目にもミリタリーチックな印象になっていますね。
このEPOLと言う会社、おそらくは香港とか台湾のファッションブランドなんだろうけれど、この手のミリタリーファッション用バック類を数種類作っています。結構いいセンスだと思っているんですけれどね。


 フラップの固定法はベロクロ。収納力はこの手のバックとしては、まぁまぁ~あってね、ちょっとした物を持ち運ぶのにはお洒落でワイルドな感じですよ。フラップがベロクロ固定で、バックが吊り下げ式なんでバック本体を抑えないとフラップの開閉が出来ない点はもう一寸考えて欲しいところだが、内包物を落とさないという基本的な部分での採用なんでしょうから、仕方ないかな。
 白いタグの部分は小さなポケットが付いていて一寸、いい加減にしまっておいて何処行っちゃったのか分からなくなると困る、小さい物を入れておける。


フラップ部分を受けるベロクロはもう少し大きければ良いのにバックより大きな物を入れることが出来る様になるのにな。その部分はファッション的に形が崩れて、かっこ悪くならないように考えてのことでしょうね。実用とファッション性の両立は難しいですからね。お洒落は我慢だなんて聞きますよ。


サイドの紐がある部分は小型ポケットになっています。小型の携帯くらいなら入るね。
フラップを固定する為の紐は、なんでと言うくらい長い。ファッション的についているんでしょうね?多分・・・。


裏側の写真。独特の金具がいい感じでしょう。ナイロンは硬質のナイロンではなく目の細かい、パラシュートパックなんかのナイロンを意識しているようだ。


ドットボタンが2つ付いている部分がベルト通し、ドットで開くようになっている。黄色いストラップは金具のリリース機能になっている、ストラップを引くと金具がはずれてバック本体を取り外せる。



金具の裏と表。赤い縫い取りのあるナイロンテープはアメリカ陸軍型のパラシュートハーネスに使われるナイロンテープを彷彿とさせるね。金具はイミテーションではなくスチールの鋳型とプレスで作られており、かなりの強度があると思う。


ベルトマウントと本体を切り離したところ。金具類は非常に良く出来ていて動作もスムーズで、確実だ。こだわって作っているのがわかる。いい加減な金具を採用しない辺りに、つい惹かれてしまう。


ベルトマウントはドットで開くのでベルトをズボンに通した後でも取り付けが可能だし、その逆も容易だ。結構考えられて、デザインされているんだね。


梱包されるパーツ類。ストラップを使用すれば、肩掛けのポーチとなる。


肩掛け用ストラップは背面のスロットを使ってドットボタンで固定する。こちらも強度を考えて2つのドットで固定されるので安心感があるね。
 何かとチープで安っぽいイメージのある香港や台湾ブランドだが意外とちゃんとお金を払うと、この様なこだわって作られた製品が結構あったりする。面白いと思うんだけれど・・・。

Text By TAC  
タグ :装備バック


Posted by USARV-TAG at 22:25Comments(0)雑装備

2008年04月03日

ダイヤモンドバック タクティカル パトロールパックVol.2

DIAMONDBACK TACTICAL Patrol Pack~Vol.2~
 
 
ダイヤモンドバック タクティカルのパトロールパックの第二弾と言う事で第一弾で書ききれなかった部分の説明をしようと思ってます。何のことやら?と思う人はダイヤモンドバック タクティカル パトロールパックから見てね。
 最新装備にしか興味のない人、スイマセン。当方はなくなりつつある物にノスタルジーを感じてしまう性質なんです。
白熊の生活の場をなくさないよう、大排気量車両を必要なときにしか動かさないようにして、50ccバイクで移動するようにしています。嘘です・・・ガソリン代が家計を圧迫するからです・・・。


パトロールバックはいわゆるハイドレーションパック(給水システム内包式)なので、キャメルバックのような給水用チューブを外側へ出すスロットが付いている。パック上部の天辺と左右、計3箇所にチューブ用のスロットを装備している。
写真では背面に近い上部に長方形のナイロン片が付いているのが分かるだろう、ここがスロットになっており、ベロクロ開閉式のフラップが付いている。現在フラップは閉じた状態でチューブを通す穴から雨水や泥などが浸入しないよう、覆われている状態だ。


天辺にあるハイドレーション・チューブのスロット。ダイアモンドバック社ではベロクロ開閉式フラップが付く。ブラックホーク社のハイドロシステムでは割と伸縮性のあるゴムの覆いがついている。考え方の差だろうね、どちらが優れているという物でもないのだろうけれど、確実性ということではダイヤモンドバックが上をいっているのではないかな。


サイドのスロット。天辺の物と同一のスロット。これが左右に付く。スロットはj計3箇所だ。他の装備品の着装状態でスロット位置を変更できて都合がいい、割とよく考えられていると思う。


赤い丸で囲った部分がスロットになる。写真では見難いが左右のスロットを結ぶように黒い補強テープが見える、ここがハイドレーションパックを入れるポケットになっている。その上にODの小さいテープが付いているがこれは筒状になっていてハイドレーションチューブを通しておいて、万が一外側のチューブが何かに引っかかっても内側のパックが引っ張られて不具合をおこさないように出来る他、チューブ自体の取り回しを楽にしている。
ハイドレーション・パックを内包した以外のスペースが収納用のスペースとなる。小さいが結構色々入りますね。開口部がパック全体の半分なので割と大き目の物を入れておくのに適している。小さい細々とした物は外側の小型コンパートメントに入れておくといいと思う。


小型のコンパートメントは写真の厚みから分かるようにユティリティーポーチのミデアムサイズくらいの容量はある。詰め方にもよるけど、ゲームなんかでは結構必要な物を詰めておける、宇山に上るのでもなければ十分だと思うけれどね。


小型コンパートメントの外側にはMOLLE対応のテープが付いていて装備の拡張が可能だ。初期に採用された同形状のパックにはこのMOLLEが付いてない物もあった。
コイルジッパーにはダイアモンドバックお決まりのナイロンテープを縫い付けたプルタブが付く、前にも言ったけどこれが使いやすくて気に入っているんだよね。
上の部分には大型のベロクロパネルが付いている。各種の認識パッチをつけられるのでコーディネートして使用したいところ。


写真ではチーム全員がこの手のパックを装備している。色も揃っていて同じ装備品類を支給されている。被服はデザートのCWU27/P。昨日の写真と比べても、ODの装備はポーチ一個程度なので砂漠戦用の装備支給率はかなり改善している。
このパトロールパックは装備品の入れ替えが頻繁の中でSEAL隊員に長いこと支給され続けていたんだね。

Text By TAC
  


2008年04月02日

メジャーリーグ T-シャツ 

Major League T-shirt

 メジャーリーグといえばアメリカの野球とかが有名だね。アメリカはスポーツ大国なんでメジャーリーグを冠するスポーツは結構ある。青と赤に塗り分けされた背景に各種のスポーツ選手の図柄の公認タグ、見たことあるでしょう?
 アメリカはまた、皮肉とパロディーの先進国でもある。有名になると皮肉やパロディーの標的になるのも良くあることだったりする。今回のメジャーリーグ T-シャツもそんなパロディーの内の1つだ。このメジャリーグのパロディーは何もタクティカル関係だけでもなくて、実は色々ある。
2年ほど前、マルチカムの開発、製作で知られるクライ・プレシジョン社がメジャーリーグ タクティカルというT-シャツを販売し始めた、一寸有名になったから知っている人もいるでしょうね。
お決まりの青と赤の背景にM4を構えた人が描かれたものだった。その派生バージョンでもなかろうが、現在では数種類のタクティカル関係のバージョンがあるね。全部を確認したわけでもないんだけれど。


 春先なんで一寸気が早いかなとも思ったんだけれど、今回はT-シャツを載せてみました。
メジャーリーグ ドアキッカー(ドアを打ち破る人)、中央に描かれる兵士は凝っていてねブーンマイクまで装備しているのが分かるし、銃に光学サイトを装備しているのも確認できる。パッチなんかもリリースされているので、この手のパロディーが好きな人にはたまらないアイテムだよな・・・。あっ・・私・・?


 正面、結構良いでしょ。スポーツ好きな感じで・・・。


 拡大してみるとわかる?ズボンのカーゴポケットが若干膨らんでいたり、銃にトリジコンサイトらしき物が装備されていたり、ブーンマイクが描かれていたりと、まぁ・・・細かい作業で雰囲気を作っています。
文字が被っちゃったんだけれど、ヘルメットにもゴーグルらしき物が付いているように描かれているんですよ。


 最後は背面の画像ですね。こちらにはドアも描かれています。前後のデザインが微妙に異なるところがおしゃれだなと感じていますね。いい感じです。

Text By TAC

  


2008年04月02日

ダイヤモンド・バック パトロールパック

DIAMONDBACK TACTICAL Patrol Pack ~Vol.1~

 タクティカル・ギア メーカーの商品開発も全くもって凄まじい。新商品が次から次へ出てくるし、改良品の発表も矢継ぎ早に感じる。それだけ市場が活気に満ちていると言う事なのだろうし、戦争がもたらす経済効果が熱気を帯びるということは今に始まることでもないよね。
 僅か数年前の装備品が今は殆ど見かけなくなっているなんて現象もあるわけで、時代の流れについてゆくのも一苦労だ。
こうなってくると、時代考証にうるさいコレクターの中では大変だ。この時代のこの装備品はファステックは黒じゃなきゃいけないとか、Dリングが追加される前でなきゃイヤだと始まるわけ。
 色なんかはもっと致命的でアフガニスタン初期に使われた、デザートサンドとか小麦色とか言われる色は既にコヨーテ・タンやブラウンに取って代わられていて一揃えにするのにはかなりの苦労を要する。
 製作メーカーも次々に新しい装備を開発しているから一定量の生産を行うとそれで終了し、次年度にまた次のモデルを生産したりするので、在庫がなくなると入手が難しくなったりする。
そして数年経つといつの間にか全く別の装備になってしまっていたりするんですね。

ダイヤモンドバック タクティカル(DBT)こちらも他のメーカーに比べるとゆっくりとした物ではあるのだけれども、装備品の改良や新製品に伴う生産調整を繰り返しているね。おそらくはこの会社あまり規模が大きくなくて、一旦、在庫がなくなると長期に渡り再入荷されないこともよくあるようだ。
 今回のパトロールバック商品ラインナップにはまだ残っている物の、OD色は既に生産を中止している。また、このモデルもイラク戦の初期に随分見かけたものだが、徐々により大きな容量のパックに取って代わられている。大は小を兼ねるというところかな。
固定方法がMOLLEの為、不要になった際に脱着が手間になるという不便さもあるのかもしれないが、一時期はSEAL TEAMが頻繁に装備していたことを考えると、なんだか惜しいように感じてしまいますね。


DBT パトロールパックはその名の通り短期間の任務に適したように設計されている。キャメルバックで代表される新方式の給水システムに対応し、1~2日分くらいの必要装備をパック内に収めておける様になっているようだ。
デザイン的には同様の型が各タクティカルメーカーから製作販売されていたところをみると、一時期には広く受け入れられた実用的なデザインであったと思う。


大きさ的には決して容量が十分に確保されているという物ではないが、その分、背面から収まらずに狭い場所で動きを制限されたり、負担になったりする事はない。ただし、装着時に自分で物を取り出すことは出来ないので頻繁に個人が使う物を収納しておく様な使い方を想定していないのだろう。あくまで自分のパックから物を取り出すのはチームメイトで、その間自分はバックアップの警戒を行うスタイルだね。


本体に2本のストラップが付いている。荷物がパック内で不用意に動かない様にするための物と思うが、このストラップのおかげで行動時の疲労はかなり抑えられるね。
 そういえばキャメルバックからミュールだったかな?そんな感じの名称モデルが出ていて、それはショルダーストラップが付いていたと思う。


背面の固定部分、MOLLEで確実に固定する為、かなり長いMOLLEを採用する。着脱するのには苦労しますね。
台湾製などの廉価コピー版も良く見かけるが、さすがにDBTはコーデュラナイロンやしっかりした縫製を施してあり、見た目の印象も実際の強度においても比べるまでもないな。各部の強いテンションがかかるであろう場所には補強の縫い返しなんかもあって、安心して使える。


底の部分。各収納部の底に水抜きが付く。また6個のストラップループが付いていて、ストラップを追加すれば下に追加の携帯装備品を持ち運べるようになる。


サイドにMOLLEを追加できるよう配慮されている。拡張性を持たせる設計だがあまり重くなるとバランスが悪くなるので注意が必要かな。


結構、この様な装備例の写真、多かったんですけれどね。私もこの頃の装備品がお気に入りなんですよ。特に一番向こういるSEAL隊員のように、やや下にパトロールパックをつけるのが良いですね。まぁ・・人それぞれの感じ方ですけれども。

次回は収納の内部を中心に紹介します。VOL.2へ続く

Text By TAC