2008年07月18日
ブラックウォーター・ギア ダンプポーチ
BLACKWATER GEAR Dump Pouch

あると重宝するのがダンプポーチ。不器用でものぐさな私は何でも突っ込めるいい加減さがとても気に入っています。
悩みどころはやはり主流がレッグポーチとして機能させるところかな、遮蔽物が低く、屈むことの多い日本のサバイバルゲームフィールドでは一寸使いにくい場面があったりする。
この点ブラックウォーター・ギアのダンプポーチはアレンジの幅の広さでどの様な状況にも対応できるように設計されている。
この拘りは埋もれさせておくのが勿体無いと感じて紹介となったわけですよ。二兎追う物は一兎も得ずと言いますがどうだろうね・・・。

ブラックウォータ・ギアのダンプポーチも外見上は他社製品と大きく変わる所がなく、サイズに関しても標準的だ。
以前からお伝えしている通り、その他の部分が非常に凝っている作りをしていたり、機能が追加されていたりと、欲張りな設計になっているのが、この会社製品の特徴なのですね。特にこのダンプポーチはその傾向が強く、おそらく最もその携行が強い製品なのではないかと私は思っているんです。

側面にはMOLLE対応のテープが付いている。小型のアクセサリーを追加するのにはとても良いが、割と移動時にぶつけてしまう位置なので壊れやすい物を取り付ける事に関してはお勧めできませんね。
ポーチ自体の厚みも標準的できれいに並べればM4のマガジンが結構収納できます。4から6本が適当ですかね。


ダンプポーチと言うこともあり、他社製品に多くみられるマガジンを差し込むスロットと収納物を取り出すための大きく開くジッパー開閉式の口の二つが装備されていますね。素材はナイロンで内側に防水加工が施され、下部にグロメットが2つ付いている。

最大の特徴はこの取り付け方法の多さ。まず、これだけの方式に対応するダンプポーチはないのではないかと思う。


最も一般的なベルトループ式の取り付け具、ベルトにベロクロとドットボタンで巻きつけ吊り下げて使用する。 ユティリティーベルト等の厚みがあり、幅の広いベルトにも対応できる。また、ベルトの裏地にベロクロのある物を選べば固定も万全だね。
レッグベルトも付いていますので、最も一般的なダンプポーチスタイルとして機能させることができますね。

Load Bearing Beltに対応するシステム。Molleの幅に合わせた2つのナイロンテープがそれ。Load Bearing Beltについては昨日ブログで書いているので其方をご覧になってください。勿論、細いベルトに通すこともできます。二点で保持できるのでレッグベルトと併用すると安定感があって、私はこちらの固定法がお気に入りですね。


他社製品ではあまりお目にかからないMOLLE固定ができるダンプポーチです。固定法はブラックウォーター・ギア独特の物だが、一般のMOLLEに対応しているので、他社製品のプラットフォームにも対応しています。
Text By TAC
あると重宝するのがダンプポーチ。不器用でものぐさな私は何でも突っ込めるいい加減さがとても気に入っています。
悩みどころはやはり主流がレッグポーチとして機能させるところかな、遮蔽物が低く、屈むことの多い日本のサバイバルゲームフィールドでは一寸使いにくい場面があったりする。
この点ブラックウォーター・ギアのダンプポーチはアレンジの幅の広さでどの様な状況にも対応できるように設計されている。
この拘りは埋もれさせておくのが勿体無いと感じて紹介となったわけですよ。二兎追う物は一兎も得ずと言いますがどうだろうね・・・。
ブラックウォータ・ギアのダンプポーチも外見上は他社製品と大きく変わる所がなく、サイズに関しても標準的だ。
以前からお伝えしている通り、その他の部分が非常に凝っている作りをしていたり、機能が追加されていたりと、欲張りな設計になっているのが、この会社製品の特徴なのですね。特にこのダンプポーチはその傾向が強く、おそらく最もその携行が強い製品なのではないかと私は思っているんです。
側面にはMOLLE対応のテープが付いている。小型のアクセサリーを追加するのにはとても良いが、割と移動時にぶつけてしまう位置なので壊れやすい物を取り付ける事に関してはお勧めできませんね。
ポーチ自体の厚みも標準的できれいに並べればM4のマガジンが結構収納できます。4から6本が適当ですかね。
ダンプポーチと言うこともあり、他社製品に多くみられるマガジンを差し込むスロットと収納物を取り出すための大きく開くジッパー開閉式の口の二つが装備されていますね。素材はナイロンで内側に防水加工が施され、下部にグロメットが2つ付いている。
最大の特徴はこの取り付け方法の多さ。まず、これだけの方式に対応するダンプポーチはないのではないかと思う。
最も一般的なベルトループ式の取り付け具、ベルトにベロクロとドットボタンで巻きつけ吊り下げて使用する。 ユティリティーベルト等の厚みがあり、幅の広いベルトにも対応できる。また、ベルトの裏地にベロクロのある物を選べば固定も万全だね。
レッグベルトも付いていますので、最も一般的なダンプポーチスタイルとして機能させることができますね。
Load Bearing Beltに対応するシステム。Molleの幅に合わせた2つのナイロンテープがそれ。Load Bearing Beltについては昨日ブログで書いているので其方をご覧になってください。勿論、細いベルトに通すこともできます。二点で保持できるのでレッグベルトと併用すると安定感があって、私はこちらの固定法がお気に入りですね。
他社製品ではあまりお目にかからないMOLLE固定ができるダンプポーチです。固定法はブラックウォーター・ギア独特の物だが、一般のMOLLEに対応しているので、他社製品のプラットフォームにも対応しています。
Text By TAC
2008年07月17日
ブラックウォーター・ギア PVS-14 Pouch
BLACKWATER GEAR PVS-14 Night vision Pouch

現代の戦闘において、暗闇の持つアドバンテージは徐々にその効力を失いつつある。理由は簡単、ナイトヴィジョンの支給率が格段に上がったこと。今やアメリカ軍では個人装備品の中で基本装備になっていると思えるほどの支給率だね。
月明かりの下での戦闘で夜間暗視装置の装備の有無は結果に大きな差を生むことになる。実際、これまでの戦闘の歴史を見ても同一条件下では持つ者と持たざる者が対峙した時、持たざる者に勝機が訪れることはまずなかった。多くの場合、持たざる者には悲惨な結果が用意されているのが常である。
それ程、効果が期待できる装備だからこそアメリカ軍はその整備を進めてきたのだと思う。今やソニーなどのビデオカメラについている機能でさえ、開発初期の第一世代より格段の性能向上をみる事ができるご時世だよね。

ポーチ自体は高額な精密機器を持ち運ぶ事を前提にクッションを入れてありますね。夜間戦闘の生命線とも言える装備ですし、価格が下がりつつあるとはいっても、まだまだ高価な代物です。
ブラックウォーター・ギアの装備は発売当初、この周りのものに干渉しずらい角の取れた新デザインのファステックを採用していることで評価を受けていたが、生産性とか普及率の問題か、その後あまり見かけないな、このファステック。

レンズが当たるからでしょうかね。下部に付いたグロメットは中心線から大きくずれています。他社製品との比較ができないのでわかりませんが、他社の物でもこんなデザインでしたっけね?

ブラックウォーター・ギアが採用しているのはやはり、この形式の装着法ですね。

内部の写真です。ゴムバンドをループ状に縫い付けてあります。
PSV-14用のポーチとは言え、PSV-14を運用している人なんて殆どいないでしょ?
使い勝手のよいサイズのポーチですね。クッションが入っているので一寸、ぶつけて壊したくないものなんかを入れて置くのに重宝します。一般的な装備になっているのでゲームなんかでは装備品のアクセントとしてポーチだけでもつけていると一寸良い感じ・・・。難点は上蓋が結構タイトにできていることかな、埃や雨水の浸入を抑えたいのかもしれないんですが本体と上蓋がほぼピッタリなのでちゃんと噛み合わすのにはコツが入りますかね。
Text By TAC
現代の戦闘において、暗闇の持つアドバンテージは徐々にその効力を失いつつある。理由は簡単、ナイトヴィジョンの支給率が格段に上がったこと。今やアメリカ軍では個人装備品の中で基本装備になっていると思えるほどの支給率だね。
月明かりの下での戦闘で夜間暗視装置の装備の有無は結果に大きな差を生むことになる。実際、これまでの戦闘の歴史を見ても同一条件下では持つ者と持たざる者が対峙した時、持たざる者に勝機が訪れることはまずなかった。多くの場合、持たざる者には悲惨な結果が用意されているのが常である。
それ程、効果が期待できる装備だからこそアメリカ軍はその整備を進めてきたのだと思う。今やソニーなどのビデオカメラについている機能でさえ、開発初期の第一世代より格段の性能向上をみる事ができるご時世だよね。
ポーチ自体は高額な精密機器を持ち運ぶ事を前提にクッションを入れてありますね。夜間戦闘の生命線とも言える装備ですし、価格が下がりつつあるとはいっても、まだまだ高価な代物です。
ブラックウォーター・ギアの装備は発売当初、この周りのものに干渉しずらい角の取れた新デザインのファステックを採用していることで評価を受けていたが、生産性とか普及率の問題か、その後あまり見かけないな、このファステック。
レンズが当たるからでしょうかね。下部に付いたグロメットは中心線から大きくずれています。他社製品との比較ができないのでわかりませんが、他社の物でもこんなデザインでしたっけね?
ブラックウォーター・ギアが採用しているのはやはり、この形式の装着法ですね。
内部の写真です。ゴムバンドをループ状に縫い付けてあります。
PSV-14用のポーチとは言え、PSV-14を運用している人なんて殆どいないでしょ?
使い勝手のよいサイズのポーチですね。クッションが入っているので一寸、ぶつけて壊したくないものなんかを入れて置くのに重宝します。一般的な装備になっているのでゲームなんかでは装備品のアクセントとしてポーチだけでもつけていると一寸良い感じ・・・。難点は上蓋が結構タイトにできていることかな、埃や雨水の浸入を抑えたいのかもしれないんですが本体と上蓋がほぼピッタリなのでちゃんと噛み合わすのにはコツが入りますかね。
Text By TAC
2008年07月17日
ブラックウォーター・ギア I-O LB ベルト
BLACKWATER GEAR I-O Load Bearing Belt

私がね。密かに注目しているのがMOLLE装備に対応しているベルト。色々なタクティカルギア・メーカーが製作しているし、特に最近出てきた新しいカテゴリーでもない。
呼び方も定まっていなくて各メーカーで勝手に呼ぶものだから、電話で話している時に相手とイメージを合わせるのが大変なんだ。メーカーによってMOLLEベルトとかアクセサリーベルトとか、ブラックウォーター・ギアのようにロードベアリング・ベルトとかね。
最近ではブラックホークからもリリースされ始めたようなので日本のショップでも見かけることがある「ああ・・あれね。」と思う人も多いだろうね。
どうも日本では今ひとつパットしない評価のようだけれど、アメリカではそこそこ売れていてシューターが良くしているのを見かける、だからこそアメリカメーカーが色々と考えながら製作しているんだろうけど。

Molleプラットフォームの側。つまり外側になる部分ですね。プラットフォームは背面と左右側面そしてベルトバックルが付く正面の4つの部分で構成されている。

裏側。裏側は一体式になっていて、クッション性のある素材が内包されているように思う。
このベルト、結構使い勝手が良い。ゲームと言うより日常でね。ユティリティーポーチやEODバック、マガジンポーチを組み合わせたりして、ウエストポーチの代用として使って重宝していますね。お勧めはカーキのパンツにはODや黒などの色を合わせると見た目にもシティーユースぽく演出できる。・・・と思っていますが周りからは軍隊キチガイ扱いされたりします。

コの字型に型がはいているようだ。これはそれ程硬い物ではなくて装着すると体の形に合わせて曲がるので問題はないですね。型が役に立つのは装備品を装着する際で真っ直ぐになった面は楽に装備品を取り付けることができる。

ベルトのウエスト調整はフロントファステック部分の調整機能で行う。結構余裕があり、調整幅は広いが、あまりにも調整用のナイロンテープが余ってしまうようなことがあったら、切ってしまう位の思い切りも必要かもしれない。

サイドのプラットフォーム。

背面のプラットフォーム。
リアに2個、フロント左右に1個づつD型の金属製リングが付いている。他社メーカーで同じような物が付いているものがあり、サスペンダー用とされているのでおそらく同じ機能を求めているのだと思う。

サイドとリアのプラットフォームの連結部分はこの様になっている。装着するとあまり窮屈な感じがしないのはこの裁断に秘密があるのかな。

背面のプラットフォーム裏側。黒い布は若干、滑り止めの効果が期待できる素材。

黒い素材にはベロクロが付いており、こんな状態。これだけでは何のための機能なのか分からないですね。
I-Oの銘が打ってあるものは全て一体化できるシステムなっているときいているので、I-Oバックパックなどに連結する時に使用するのかもしれない。
DBTが同様のシステムでアクセサリーベルトをリリースしており、3DAYバックパックのウエストベルトとして機能するようにデザインされている。

いつも載せているのでロゴも・・・。
Text By TAC
私がね。密かに注目しているのがMOLLE装備に対応しているベルト。色々なタクティカルギア・メーカーが製作しているし、特に最近出てきた新しいカテゴリーでもない。
呼び方も定まっていなくて各メーカーで勝手に呼ぶものだから、電話で話している時に相手とイメージを合わせるのが大変なんだ。メーカーによってMOLLEベルトとかアクセサリーベルトとか、ブラックウォーター・ギアのようにロードベアリング・ベルトとかね。
最近ではブラックホークからもリリースされ始めたようなので日本のショップでも見かけることがある「ああ・・あれね。」と思う人も多いだろうね。
どうも日本では今ひとつパットしない評価のようだけれど、アメリカではそこそこ売れていてシューターが良くしているのを見かける、だからこそアメリカメーカーが色々と考えながら製作しているんだろうけど。
Molleプラットフォームの側。つまり外側になる部分ですね。プラットフォームは背面と左右側面そしてベルトバックルが付く正面の4つの部分で構成されている。
裏側。裏側は一体式になっていて、クッション性のある素材が内包されているように思う。
このベルト、結構使い勝手が良い。ゲームと言うより日常でね。ユティリティーポーチやEODバック、マガジンポーチを組み合わせたりして、ウエストポーチの代用として使って重宝していますね。お勧めはカーキのパンツにはODや黒などの色を合わせると見た目にもシティーユースぽく演出できる。・・・と思っていますが周りからは軍隊キチガイ扱いされたりします。
コの字型に型がはいているようだ。これはそれ程硬い物ではなくて装着すると体の形に合わせて曲がるので問題はないですね。型が役に立つのは装備品を装着する際で真っ直ぐになった面は楽に装備品を取り付けることができる。
ベルトのウエスト調整はフロントファステック部分の調整機能で行う。結構余裕があり、調整幅は広いが、あまりにも調整用のナイロンテープが余ってしまうようなことがあったら、切ってしまう位の思い切りも必要かもしれない。
サイドのプラットフォーム。
背面のプラットフォーム。
リアに2個、フロント左右に1個づつD型の金属製リングが付いている。他社メーカーで同じような物が付いているものがあり、サスペンダー用とされているのでおそらく同じ機能を求めているのだと思う。
サイドとリアのプラットフォームの連結部分はこの様になっている。装着するとあまり窮屈な感じがしないのはこの裁断に秘密があるのかな。
背面のプラットフォーム裏側。黒い布は若干、滑り止めの効果が期待できる素材。
黒い素材にはベロクロが付いており、こんな状態。これだけでは何のための機能なのか分からないですね。
I-Oの銘が打ってあるものは全て一体化できるシステムなっているときいているので、I-Oバックパックなどに連結する時に使用するのかもしれない。
DBTが同様のシステムでアクセサリーベルトをリリースしており、3DAYバックパックのウエストベルトとして機能するようにデザインされている。
いつも載せているのでロゴも・・・。
Text By TAC
2008年07月17日
ブラックウォーター・ギア ラージポーチ
BLACKWATER GEAR - Large Utility Pouch

外見上はオーソドックスだけれども何処か独創的な装備品と、何度もブラックウォーター・ギアのアイテム類を紹介してきたように思う。そんな中で最もその形容に当てはまるのがリリースされる単品の装備品類だと思う。
使いやすいのか、使い物にならないのか個人の評価は分かれるかもしれない。
通常の使い方にはなんら問題はないと思う、実際使ってみてそう思うのだが、戦場と言う極限状態での使用にどの様な判断が下されるのだろう。興味のあるところだね。

基本的には一般的なユティリティポーチと同じと考えてよい。内部に簡単な防水加工が施され特に仕切りやポケットなども付いてはいない。表面も見て分かるようにMOLLEが付いているわけでもないので、やや古いデザインと感じてしまうが、他の物と干渉してしまうのが嫌いな私としてはMOLLEでポーチ類が追加できないと言ってもさほど不便を感じはしませんね。
ラージサイズとの事だが他社メーカーのミデアムサイズ同等程度の大きさ。


装備品への取り付け部分が最大の特徴になる。旧式のSDSシステムにこの様なスロット式を採用した取り付け方式を見かけたことがありますね。手に入れたことがないので何ともいえませんが・・・。
装備品へ編みこむようにして取り付けると不安を感じませんし、意外にナイロンテープが柔らかいのでそれほど苦労もしないです。但し、スロット部分に関しては硬質の素材とは言え布一枚なので付けたり外したりを頻繁に行うと耐久性に問題が生じるかもしれません。
ドットボタンがなくタブを差し込むことで固定するタイプの方法は80年代後半からモジュラー装備の研究過程で随分目にすることが多かったんですが取り付け、取り外しが簡単な分、下から装備を突き上げられるとリブが外れてしまう可能性は否定できないですね。編みこんであれば直ぐに本体自体を紛失してしまうなどと言うことはおこらないですけれど。

本体自体は非常にオーソドックス、他社メーカーの製品と大きく違う所はありません。

開閉を行うジッパーはループ式のタブを採用しているので手袋をつけたままの開閉でも非常に簡単に行うことができます。ジッパーも作動がズムーズで好印象ですね。

一応会社のロゴが付いています。台紙にしか書かれていませんが、製作を担当するメーカーは幾つかのブランド装備品の縫製を請け負っている会社ですね。ホルスターや警察用装備品で有名な会社の製品も製作しているので縫製技術は信頼できると思っています。
Text By TAC
外見上はオーソドックスだけれども何処か独創的な装備品と、何度もブラックウォーター・ギアのアイテム類を紹介してきたように思う。そんな中で最もその形容に当てはまるのがリリースされる単品の装備品類だと思う。
使いやすいのか、使い物にならないのか個人の評価は分かれるかもしれない。
通常の使い方にはなんら問題はないと思う、実際使ってみてそう思うのだが、戦場と言う極限状態での使用にどの様な判断が下されるのだろう。興味のあるところだね。
基本的には一般的なユティリティポーチと同じと考えてよい。内部に簡単な防水加工が施され特に仕切りやポケットなども付いてはいない。表面も見て分かるようにMOLLEが付いているわけでもないので、やや古いデザインと感じてしまうが、他の物と干渉してしまうのが嫌いな私としてはMOLLEでポーチ類が追加できないと言ってもさほど不便を感じはしませんね。
ラージサイズとの事だが他社メーカーのミデアムサイズ同等程度の大きさ。
装備品への取り付け部分が最大の特徴になる。旧式のSDSシステムにこの様なスロット式を採用した取り付け方式を見かけたことがありますね。手に入れたことがないので何ともいえませんが・・・。
装備品へ編みこむようにして取り付けると不安を感じませんし、意外にナイロンテープが柔らかいのでそれほど苦労もしないです。但し、スロット部分に関しては硬質の素材とは言え布一枚なので付けたり外したりを頻繁に行うと耐久性に問題が生じるかもしれません。
ドットボタンがなくタブを差し込むことで固定するタイプの方法は80年代後半からモジュラー装備の研究過程で随分目にすることが多かったんですが取り付け、取り外しが簡単な分、下から装備を突き上げられるとリブが外れてしまう可能性は否定できないですね。編みこんであれば直ぐに本体自体を紛失してしまうなどと言うことはおこらないですけれど。
本体自体は非常にオーソドックス、他社メーカーの製品と大きく違う所はありません。
開閉を行うジッパーはループ式のタブを採用しているので手袋をつけたままの開閉でも非常に簡単に行うことができます。ジッパーも作動がズムーズで好印象ですね。
一応会社のロゴが付いています。台紙にしか書かれていませんが、製作を担当するメーカーは幾つかのブランド装備品の縫製を請け負っている会社ですね。ホルスターや警察用装備品で有名な会社の製品も製作しているので縫製技術は信頼できると思っています。
Text By TAC
2008年07月16日
ブラックウォーターギア I-O ZIP VEST Vol.2
BLACKWATER GEAR I-O Zip Vest ~Vol.2~
今回は前回の続きで紹介し切れなかった I-O Zip Vest の各部機能について書くことにします。
外見上の特徴については前回のVol.1で述べているのでそちらも見て下さい。

タクティカル・ベストは各ギア・メーカーが色々な使用条件を想定してデザインしているので、本来は多様性を持っているのだが、タクティカル製品も市場の原則の中にあって価格や生産性、顧客からの要求等によって段々と淘汰されデザイン的にも似た物が多くなる傾向がある。ブラックウォータ・ギアは機能的にブラックウォーターの要員からもたらされる要求をフィードバックしながらデザインされている為か、欲張りとも取れる機能が詰め込まれている。
ありそうでなかった独特の機能は個々人の好みによると思うが非常に冒険的な試みだと私自身は思っています。

フロントジッパーをひらくとベストの正面が双方ベロクロで固定されています。

ベストの合わせ部分の裏側。 大きなベロクロが付いています。
勘の良い人ならお分かりでしょう。これは耐弾素材を収納する袋になっています。着脱式で必要のない場合には外しておけるようになっています。5.11タクティカルでも一時期にタクティカルベストにレベルⅢの耐弾素材を内包したものがリリースされていましたが、タクティカル・ベストに防弾性能を追加する目的でこのベストはデザインされているのです。

左側の裏です。防弾素材を内包するパックが上下から外れないようにベロクロ付のタブで押さえ込まれています。

この様に完全に着脱することも可能です。低危険度の任務で使用しない事を想定していると思われますね。


上の写真はベストの合わせ部分に取り付けるための大型ベロクロが付いている面です。
下の写真は脱落を防止し、固定しておく為の小さなベロクロが付いている面です。

背面のパネルの裏側の写真です。見難いですがべロクロの付いたスロットがあり、防弾素材を収納することができます。

スロット部分の拡大。差込口が大きくとってあるので出し入れは容易でしょう。


肩口の調整部分。写真の位置は背面となります。ショルダーストラップの裏側にはベロクロが付いており、現在最大位置にしてありますが、本来はベロクロ部分までショルダーストラップを引っ張って固定し、ナイロンテープを金属の四角い金具で折り返して調整します。
この方式はベストの重量が大きくなることを考慮して作られているのでしょう。
ドラッグハンドルも装備しています。

ベストの下部に四角いプラスチックが付いています。ベルトなどを固定する物ではないかと思う。

ベストに防弾性能を併せ持たせると言うコンセプトは今までも幾つかのメーカーで試みられてきた手法だが、プレートキャリアに収納を持たせると言うコンセプトの方が一般的に受け入れられてきたし、低危険度ではソフトアーマーの上にべストを着用する対応が広く受け入れられてきた。
一般の人には実弾で撃たれる予定ないし、との声も聞こえそうだけれど・・・。
常に撃たれる可能性のある人たちが選択肢の中のひとつとしてこの様な物を開発してきたと思うと・・どう?。面白いと思いませんか?
Text By TAC
今回は前回の続きで紹介し切れなかった I-O Zip Vest の各部機能について書くことにします。
外見上の特徴については前回のVol.1で述べているのでそちらも見て下さい。
タクティカル・ベストは各ギア・メーカーが色々な使用条件を想定してデザインしているので、本来は多様性を持っているのだが、タクティカル製品も市場の原則の中にあって価格や生産性、顧客からの要求等によって段々と淘汰されデザイン的にも似た物が多くなる傾向がある。ブラックウォータ・ギアは機能的にブラックウォーターの要員からもたらされる要求をフィードバックしながらデザインされている為か、欲張りとも取れる機能が詰め込まれている。
ありそうでなかった独特の機能は個々人の好みによると思うが非常に冒険的な試みだと私自身は思っています。
フロントジッパーをひらくとベストの正面が双方ベロクロで固定されています。
ベストの合わせ部分の裏側。 大きなベロクロが付いています。
勘の良い人ならお分かりでしょう。これは耐弾素材を収納する袋になっています。着脱式で必要のない場合には外しておけるようになっています。5.11タクティカルでも一時期にタクティカルベストにレベルⅢの耐弾素材を内包したものがリリースされていましたが、タクティカル・ベストに防弾性能を追加する目的でこのベストはデザインされているのです。
左側の裏です。防弾素材を内包するパックが上下から外れないようにベロクロ付のタブで押さえ込まれています。
この様に完全に着脱することも可能です。低危険度の任務で使用しない事を想定していると思われますね。
上の写真はベストの合わせ部分に取り付けるための大型ベロクロが付いている面です。
下の写真は脱落を防止し、固定しておく為の小さなベロクロが付いている面です。
背面のパネルの裏側の写真です。見難いですがべロクロの付いたスロットがあり、防弾素材を収納することができます。
スロット部分の拡大。差込口が大きくとってあるので出し入れは容易でしょう。
肩口の調整部分。写真の位置は背面となります。ショルダーストラップの裏側にはベロクロが付いており、現在最大位置にしてありますが、本来はベロクロ部分までショルダーストラップを引っ張って固定し、ナイロンテープを金属の四角い金具で折り返して調整します。
この方式はベストの重量が大きくなることを考慮して作られているのでしょう。
ドラッグハンドルも装備しています。
ベストの下部に四角いプラスチックが付いています。ベルトなどを固定する物ではないかと思う。
ベストに防弾性能を併せ持たせると言うコンセプトは今までも幾つかのメーカーで試みられてきた手法だが、プレートキャリアに収納を持たせると言うコンセプトの方が一般的に受け入れられてきたし、低危険度ではソフトアーマーの上にべストを着用する対応が広く受け入れられてきた。
一般の人には実弾で撃たれる予定ないし、との声も聞こえそうだけれど・・・。
常に撃たれる可能性のある人たちが選択肢の中のひとつとしてこの様な物を開発してきたと思うと・・どう?。面白いと思いませんか?
Text By TAC
2008年07月16日
USMC Rigger Belt
USMC Rigger Belt

今更、リガーベルトという感じはあるな。やっぱり・・・。
現代のアメリカ軍装備としては基本的なものだし、実物官給品を含め民生品とあわせると、かなり普通に出回っているアイテムなので特に目新しい物でもない。
今回はその中でも少し珍しい色のものを持っているのでわざわざUSMCと銘打って紹介することとした。あんまり確証に自信はないんだけれど。

アメリカのバージニア州にクアンティコと言うアメリカ海兵隊の本拠地がある。戦術研究や技術開発部門などで知られる大掛かりな施設なのだが、ここでは近接戦闘(CQB)と徒手戦術を組み合わせた総合体術を2001年に体系化して教育プログラム化している、いわゆるMCMAP(Marine Corps Martial Arts Program)がそれだ。
過酷と評され訓練中に死者を出すこともある海兵隊の銃剣術を含み、それまで海兵隊が独自に持っていた格闘術を組み合わせた物のようだ。
兵器が著しく発達した現代にあって、あらゆる状況下で対応できるように格闘戦術を本気で取り入れている姿勢の表れかな。


海兵隊でリガーベルトがMCMAPの習得度を現すと言うことはよく知られるところだね。今回、このブログを書く事を決めたのは、今までかなり程度の悪いグレイのリガーベルトしかもっていなかったところ、未官給品で手に入れることができたから、このグレイは民生でも作っていなくて、なかなか手に入らなかったんですよ。ランク的には高くないのである所にはあるんでしょうがね。
参考までに書いておくと習熟度を表すベルトの色は次の通り。
タン(ベージュ)が最も低く基本訓練修了者
グレイ(セージ)初等中級者 初級下士官クラスはこのレベルが求められる また強襲部隊要員には必須。
オリーブグリーン(OD)中級者 LCpl(E-3)クラス以上ではこのレベルの取得を望まれる。指導教官用にはタン色のラインが縦に1本入ったものが用意される。
ブラウン(コヨーテ)高等中級者 Cpl(E-4)クラス以上ではこのレベルの取得を望まれる。指導官用は同様のラインが入ったものが用意されている。
ブラック 上級者 Sgt(E-5)クラス以上ではこのレベルの取得が望まれている。指導官用は同様のラインが入ったものが用意されている。また、指導官養成資格の有資格者にはタン色のラインの代わりに赤色のラインが入った物が支給される。指導官養成資格はブラックベルトの資格者のみで構成され、さらにレベル2(2nd Degree)から5まで分類されている。ちなみにレベル1(1st Degree)はブラックベルト資格者。

上がタンのベルト、下がグレイ グレイはセージに近く、新品時にはダークグレイに見える。

右がOD、左がコヨーテブラウン ブラックのベルトはどっかに仕舞い込んで見つかりませんでした。
リガーベルトは現用アメリカ軍の個人装備と目されているが、実の所、それ以前から使用されていた事実がある。勿論、正規に官給されていた物ではないのだが、ベトナム戦争時代に特殊部隊によって使用され始めていた。ズボン用のベルトとしてではなく、どちらかと言えば装備用のベルトとしての使い方が一般的だったと私は信じている。つまりピストルベルトの代りとしての使い方だね。
当時は貨物を固定するストラップを適当な長さに切って使っていたようで、A-7Aストラップを使用することが多かったと思う。
ベトナム戦争で使用されていたこのベルトを1本持っているが金具はそのまま、ナイロンはODで当時の赤いステッチが中央に入っているものだったりする。他にもう少し厚みのあるナイロンでODのみの物も使われていたようだ。
TEXT By TAC
今更、リガーベルトという感じはあるな。やっぱり・・・。
現代のアメリカ軍装備としては基本的なものだし、実物官給品を含め民生品とあわせると、かなり普通に出回っているアイテムなので特に目新しい物でもない。
今回はその中でも少し珍しい色のものを持っているのでわざわざUSMCと銘打って紹介することとした。あんまり確証に自信はないんだけれど。
アメリカのバージニア州にクアンティコと言うアメリカ海兵隊の本拠地がある。戦術研究や技術開発部門などで知られる大掛かりな施設なのだが、ここでは近接戦闘(CQB)と徒手戦術を組み合わせた総合体術を2001年に体系化して教育プログラム化している、いわゆるMCMAP(Marine Corps Martial Arts Program)がそれだ。
過酷と評され訓練中に死者を出すこともある海兵隊の銃剣術を含み、それまで海兵隊が独自に持っていた格闘術を組み合わせた物のようだ。
兵器が著しく発達した現代にあって、あらゆる状況下で対応できるように格闘戦術を本気で取り入れている姿勢の表れかな。
海兵隊でリガーベルトがMCMAPの習得度を現すと言うことはよく知られるところだね。今回、このブログを書く事を決めたのは、今までかなり程度の悪いグレイのリガーベルトしかもっていなかったところ、未官給品で手に入れることができたから、このグレイは民生でも作っていなくて、なかなか手に入らなかったんですよ。ランク的には高くないのである所にはあるんでしょうがね。
参考までに書いておくと習熟度を表すベルトの色は次の通り。
タン(ベージュ)が最も低く基本訓練修了者
グレイ(セージ)初等中級者 初級下士官クラスはこのレベルが求められる また強襲部隊要員には必須。
オリーブグリーン(OD)中級者 LCpl(E-3)クラス以上ではこのレベルの取得を望まれる。指導教官用にはタン色のラインが縦に1本入ったものが用意される。
ブラウン(コヨーテ)高等中級者 Cpl(E-4)クラス以上ではこのレベルの取得を望まれる。指導官用は同様のラインが入ったものが用意されている。
ブラック 上級者 Sgt(E-5)クラス以上ではこのレベルの取得が望まれている。指導官用は同様のラインが入ったものが用意されている。また、指導官養成資格の有資格者にはタン色のラインの代わりに赤色のラインが入った物が支給される。指導官養成資格はブラックベルトの資格者のみで構成され、さらにレベル2(2nd Degree)から5まで分類されている。ちなみにレベル1(1st Degree)はブラックベルト資格者。
上がタンのベルト、下がグレイ グレイはセージに近く、新品時にはダークグレイに見える。
右がOD、左がコヨーテブラウン ブラックのベルトはどっかに仕舞い込んで見つかりませんでした。
リガーベルトは現用アメリカ軍の個人装備と目されているが、実の所、それ以前から使用されていた事実がある。勿論、正規に官給されていた物ではないのだが、ベトナム戦争時代に特殊部隊によって使用され始めていた。ズボン用のベルトとしてではなく、どちらかと言えば装備用のベルトとしての使い方が一般的だったと私は信じている。つまりピストルベルトの代りとしての使い方だね。
当時は貨物を固定するストラップを適当な長さに切って使っていたようで、A-7Aストラップを使用することが多かったと思う。
ベトナム戦争で使用されていたこのベルトを1本持っているが金具はそのまま、ナイロンはODで当時の赤いステッチが中央に入っているものだったりする。他にもう少し厚みのあるナイロンでODのみの物も使われていたようだ。
TEXT By TAC
2008年07月15日
ブラックウォーター・ギア I-O ZIP VEST
BLACKWATER GEAR I-O Zip Vest
With Quad M4 Mag Pouches~Vol.1~
With Quad M4 Mag Pouches~Vol.1~
ブラックウォーター・ギアの製品が日本のショップから姿を消してから、あまりにも製品の情報が入ってこなくなった。当たり前と言えば当たり前か・・・。
ブラックウォーター社の研究部門からオペレーターたちの意見をフィードバックして作られると言う装備品は当時、注目を集めていたのだけれど、供給体制や価格、懲りすぎたデザインなど色々な要素が組み合わさって、当のアメリカ国内でも成功したとはいえない。
日本のショップが取り扱いをやめた頃には、まだまだACUやマルチカム装備品類が出揃う前で全ての商品が紹介されていたわけでもなかった。
今回のジップ・ベストも日本で取り扱いが減少した時期に発表されたアイテムなので、一部の輸入ショップが持ってきた以外はあまり知られてはいないのではないかと思う。
このブラックウォーター・ギアと言う会社、「デザイン的に面白い物を作るな」との感想を持っている。私自身はね・・・。
Tactical Vest のデザインとしては外見上あまり特筆する物もなく、必ず必要とされるM4用マガジンポーチが正面についてくる。付属ポーチ類は全て縫い付けであり、移動することはできない。マガジンポーチ自体はダブル・マグポーチでポーチだけで合計8本のマガジンを収納することができる。
銃床を肩づけした際に安定性を確保する為に両肩に滑り止めの加工がしてある。これは使い方次第なんだろうが、好き嫌いの分かれる所だと思う。私の様に右肩にだけ付いているだけで十分と言う使い方しかしない人もいれば、実際の訓練されたCQB要員のように左右で撃ち分けられますと言う人もいるだろうしね。
ポーチの上に2本MOLLE対応用のナイロンテープ、その上はベロクロが縫い付けられている。
両肩に施される滑り止め加工は他社製品と同等の物で、現在多くのメーカーが採用している所を見るとほぼ生産性と価格を考えたときに上手くバランスが取れているというところなんだろうね。
昔のタクティカル・ベストにはスウェード用の布が張ってあったりしていたので随分と進歩していると思うな。
写真のようにM4/M16のマガジンが2本収納できますね。本体にゴムテープが付いていますのでマガジン一本でも脱落しにくくなっていますね。ゴムテープはかなり硬く当りが出るまで一寸、苦労すると思うんですけど直ぐにヤレが出て役に立たなくなっちゃうより良いと思いますよ。マガジンポーチ本体の一番下についているナイロンテープは正直の所、何を目的についている物なのか分からないんですが、おそらくはフラップを通しておいて、作戦時意外に不意にフラップが開いてしまうことを防ぐのではないかと考えています。
デザイン的にスッキリとしており、MOLLE対応のテープが付いているのでアレンジの余地が残されている。ゲームで使うことを考えれば、ブラックホーク社やイーグル・インダストリーのTAC V-1ベストなどの定番アイテムでは肩付け位置の直ぐ下にユティリティーポーチが付いているので、時にサイティングの障害となりうる。特に日本の低い草木が密集する河原などのフィールドでは屈んだ姿勢での射撃が多いのでその傾向が強いと思っているんだけれど。
実は左右のポーチの下にはベロクロで開閉するポケットがある。分かりやすいようにマガジンを入れていますが、おそらくは書類や地図など取り出しやすく、無くしてしまいたくないを入れておくのではないかと思います。マガジン2本分の面積なので結構重宝しますね。シンプルな外見ですが結構、複雑な作り込みをされています。
フロントジッパーの裏側に2段式のポケットがある。上の部分、丁度、MOLLE部分の裏側にはM4のマガジンが1本入るスペースが作ってあり、下段はマガジンポーチの裏側に当たる。下段のみベロクロ開閉式となっており、左右に同じコンパートメントを有している。
こちらも同じ部分だけれど、位置関係が分かり易いようにべストの形が分かるように写真を撮ってある。大きな面のベロクロを何に使うものなのかVol 2で説明するので、今回は割愛します。
忘れていた!!マガジンポーチの横にユティリティーポーチが付属している。こちらも縫いつけられているのでマガジンポーチ同様に移動して使うことは出来ない。左右共に同じデザインです。
最後に背面の写真です。現在の調整が最大になっているので、肩口のベロクロが見えていますが実際の調整をすると殆どの日本人ではベロクロ部分が露出することはないでしょうね。
背中一面はMOLLEによるアレンジが可能になっています。調整部分も結構あり、調整幅も他の製品に比べると大きくとってあるのである程度の範囲ならどの様な体格でも対応できると思いますね。
このI-Oジップ・ベスト幅の広い設定色があるようですね。確認しているだけでも、Multicamの他にACU,カーキ、黒、レンジャーグリーンなどあるようです。Vol. 2.に続く・・・
Text By TAC
2008年07月14日
ブラックウォーターギア タントーナイフ
BLACKWATER GEAR TantoⅡ
あれあれ・・仕事にかまけて、ブログをサボっている内に1ヶ月以上経ってしまいましたよ。言い訳にしかなりませんがね。光陰矢のごとしとでも言うんですかね。
凄く久しぶりに日曜日に時間があって、今頃?冬物を仕舞ったりしていたんですよ。
仕事が忙しかったとは言え、一ヶ月の期間ですから、色々ありましたね。その中で出張で大阪へ行ったんです。立ち寄ってきましたよ、道頓堀の「くいだおれ」。閉店の3日ほど前でしたかね。客足が遠のいたので閉店と言っていたようですが、凄い混み様でした。太郎なんか写メの嵐で凄かった。
料理は普通でしたが、まぁ・・当たり前ですか。庶民に愛されたレストランと言うことで、あの味で育った人に特別の物なんですからね。物見胡散の私が何か特別な物を感じるわけもない事は分かっていたんですけれど。
今年に入って東京でも上野駅前のジュラク(漢字が出てこない)と言うこれまた庶民が愛したレストランが閉店したりと昭和の記憶が駆け足で消えてゆくことには何となく惜しい気がします。思い入れはこちらにも無いんですけれど・・・。

以前から2,3の装備品を紹介してきた、ブラックウォーター・ギア。今回はナイフ。
極端に取り扱いが減ってしまった、この会社の製品なんで、もしかするとあまり知られていないのかも知れない。
数年前までシースタイプのナイフは随分と広告などで見かけていたので、知っている人も多いと思うのだけれどフォールディングタイプはそれ程、取り扱いが多くなかったのではないかと思う。
当のアメリカでもブラックウォーター・ギア製品の取り扱い店舗はさほど多くなく、全商品を扱うようなショップを知らないので、一体、どのくらいのナイフモデルがリリースされてきたのか不明なんです。
今回のタントーナイフも手に入れたときにはTantoⅡとなっていたので、古いモデルが存在していたのかもしれないが全く認識していなかった。

ブラックウォーター・ギアのナイフは確認している限り、ベンチメード(BENCHMADE)社に委託して製作している。ベンチメードは、あのバタフライナイフ、バリソング・シリーズで日本でも広く知られるメーカーになった。
硬質でやや柔軟性のある素材を使った同社の製品は非常に私自体は信頼している。
前述のバリソングは東京都条例で規制されるまで発売初期から約20年間、私がキャンプや野外の戦争ごっこなどに常に携帯していて、刃の耐久性などに良い印象がありましたね。都合、二本のナイフを所有していましたよ。
話は戻って、このTantoⅡは全長が25cmに満たない程度で汎用として使うのに丁度良い感じ。
全体的にシンプルな作りだがしっかりとしていて、耐久性に不安がない。

ブレード部分は黒い塗装が施され、ブラックウォーター・ギアのロゴが入る。ベンチメードのロゴ自体は入っていない。
実は私自身はタントータイプのナイフは初めて手にしたので使いやすい物なのかは良く分かりません。
刃は10cm程度なので迫力には欠けるのだが、実際使用すると、このくらいの物の方が比較的使い易い。
厚みも十分で実用上の不安がないですね。

グリップは一枚の金属を加工し、二枚を合わせスペーサーで刃の収納容量を確保している。
簡素な作りなんだけれど、パーカーライズド塗装となっていて滑りにくく、グリップ感は良好。塗装が落ちてくると、どの位、この印象が変わるのだろう。
グリップ部にもロゴマークが入っています。

刃を収納すると13cmほどになる。ポケットに収まる一般的なサイズだ。

反対側にはこの手のナイフにはありがちなクリップが付いています。このクリップ慣れるまで、私はあまり好きになれなかったのですが、今となっては付いていないと気がすまないほど気に入っていますね。
裏側のフレームにスリットが入っているのが分かるでしょうか?次の写真でも説明しますがブレードのロック機構なんですね。
板バネがロック機構として使われることが多いように思うのですが部品点数を少なくする設計なのか、フレームにこの機能を併せ持たせています。あまりナイフには詳しくないので分かりませんが、ベンチメード特有なんですかね。
いじっていて折れてしまったらと考えると怖いです。

ブレードを開くと写真のようにフレームの一部がロック機構として機能します。よく見かける板バネよりも厚みがあり、その分確実なロックがかかるのですがリリースの際に外側へ戻さなくてはなりませんので、一般的なものより収納に勇気と力が必要ですね。折れてしまうと言う悪夢に悩まされそうです。

付属のマニュアルです。別段たいした事はありません。生涯保障を謳っているので、少し安心できます。

箱です。デザイン的にもカスタムナイフとしての高級感を演出していると思うんですが、アメリカのショップって扱いが悪くて最初からぼろぼろでした。

箱の裏側です。唯一、ここでべンチメード製であることが分かりますね。
TEXT By TAC
あれあれ・・仕事にかまけて、ブログをサボっている内に1ヶ月以上経ってしまいましたよ。言い訳にしかなりませんがね。光陰矢のごとしとでも言うんですかね。
凄く久しぶりに日曜日に時間があって、今頃?冬物を仕舞ったりしていたんですよ。
仕事が忙しかったとは言え、一ヶ月の期間ですから、色々ありましたね。その中で出張で大阪へ行ったんです。立ち寄ってきましたよ、道頓堀の「くいだおれ」。閉店の3日ほど前でしたかね。客足が遠のいたので閉店と言っていたようですが、凄い混み様でした。太郎なんか写メの嵐で凄かった。
料理は普通でしたが、まぁ・・当たり前ですか。庶民に愛されたレストランと言うことで、あの味で育った人に特別の物なんですからね。物見胡散の私が何か特別な物を感じるわけもない事は分かっていたんですけれど。
今年に入って東京でも上野駅前のジュラク(漢字が出てこない)と言うこれまた庶民が愛したレストランが閉店したりと昭和の記憶が駆け足で消えてゆくことには何となく惜しい気がします。思い入れはこちらにも無いんですけれど・・・。
以前から2,3の装備品を紹介してきた、ブラックウォーター・ギア。今回はナイフ。
極端に取り扱いが減ってしまった、この会社の製品なんで、もしかするとあまり知られていないのかも知れない。
数年前までシースタイプのナイフは随分と広告などで見かけていたので、知っている人も多いと思うのだけれどフォールディングタイプはそれ程、取り扱いが多くなかったのではないかと思う。
当のアメリカでもブラックウォーター・ギア製品の取り扱い店舗はさほど多くなく、全商品を扱うようなショップを知らないので、一体、どのくらいのナイフモデルがリリースされてきたのか不明なんです。
今回のタントーナイフも手に入れたときにはTantoⅡとなっていたので、古いモデルが存在していたのかもしれないが全く認識していなかった。
ブラックウォーター・ギアのナイフは確認している限り、ベンチメード(BENCHMADE)社に委託して製作している。ベンチメードは、あのバタフライナイフ、バリソング・シリーズで日本でも広く知られるメーカーになった。
硬質でやや柔軟性のある素材を使った同社の製品は非常に私自体は信頼している。
前述のバリソングは東京都条例で規制されるまで発売初期から約20年間、私がキャンプや野外の戦争ごっこなどに常に携帯していて、刃の耐久性などに良い印象がありましたね。都合、二本のナイフを所有していましたよ。
話は戻って、このTantoⅡは全長が25cmに満たない程度で汎用として使うのに丁度良い感じ。
全体的にシンプルな作りだがしっかりとしていて、耐久性に不安がない。
ブレード部分は黒い塗装が施され、ブラックウォーター・ギアのロゴが入る。ベンチメードのロゴ自体は入っていない。
実は私自身はタントータイプのナイフは初めて手にしたので使いやすい物なのかは良く分かりません。
刃は10cm程度なので迫力には欠けるのだが、実際使用すると、このくらいの物の方が比較的使い易い。
厚みも十分で実用上の不安がないですね。
グリップは一枚の金属を加工し、二枚を合わせスペーサーで刃の収納容量を確保している。
簡素な作りなんだけれど、パーカーライズド塗装となっていて滑りにくく、グリップ感は良好。塗装が落ちてくると、どの位、この印象が変わるのだろう。
グリップ部にもロゴマークが入っています。
刃を収納すると13cmほどになる。ポケットに収まる一般的なサイズだ。
反対側にはこの手のナイフにはありがちなクリップが付いています。このクリップ慣れるまで、私はあまり好きになれなかったのですが、今となっては付いていないと気がすまないほど気に入っていますね。
裏側のフレームにスリットが入っているのが分かるでしょうか?次の写真でも説明しますがブレードのロック機構なんですね。
板バネがロック機構として使われることが多いように思うのですが部品点数を少なくする設計なのか、フレームにこの機能を併せ持たせています。あまりナイフには詳しくないので分かりませんが、ベンチメード特有なんですかね。
いじっていて折れてしまったらと考えると怖いです。
ブレードを開くと写真のようにフレームの一部がロック機構として機能します。よく見かける板バネよりも厚みがあり、その分確実なロックがかかるのですがリリースの際に外側へ戻さなくてはなりませんので、一般的なものより収納に勇気と力が必要ですね。折れてしまうと言う悪夢に悩まされそうです。
付属のマニュアルです。別段たいした事はありません。生涯保障を謳っているので、少し安心できます。
箱です。デザイン的にもカスタムナイフとしての高級感を演出していると思うんですが、アメリカのショップって扱いが悪くて最初からぼろぼろでした。
箱の裏側です。唯一、ここでべンチメード製であることが分かりますね。
TEXT By TAC