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Posted by ミリタリーブログ at

2008年02月29日

南ベトナム空軍パッチ

South Vietnamese Air Force Patch


 唐突に何で?とまぁ~思う人もいるでしょうね。現用品とかイラクとか民間軍事会社とかそんな物ばっかり書いていましたから。一部にカンボジアの記事があったから驚かないと言う人もいるかもしれない。それでも何でいきなり空軍?そんな疑問はありそうですが。理由はいつもの通り、私がデザインを気に入っているから・・・。

 南ベトナム軍のワッペンも最近は出回らなくなってきたね。人気の高い陸軍や特殊部隊物はともかく、空軍物も最近は程度の良い物は姿を消したね。日本ではすっかりベトナム戦争自体の物が下火になってきて、多くの人が現用装備へ興味が移っている現場では仕方のないところでしょうかね。
 それはさておき、私はこのパッチのデザインが好きなんですよ。なんかアジア的で飛竜が描かれている。翼はベトナム国旗のデザインになっている。バランス的にも良いセンスが感じられますね。特に泥臭いデザインが多い南ベトナム軍のワッペン類の中にあっては好きな物のうちの一つですね。


 いわゆる、南ベトナム空軍正規品のパッチ シルク織りという手法で製作されている。基本的に、このワッペンは南ベトナム空軍を表す。つまり空軍属の兵士は等しくつけられるようだ。細かい資料が残っていないので確証がないのだが、作業服用のワッペンであり、制服に取り付けられることはない、また基本的に右側のポケットに取り付けられる様だ。


 なんに使うのだろうか?緑色に染められた皮のプレートに金色の空軍章。ネームプレートかな?誰か知りませんか。


 刺繍のバージョンもある。ベトナムでよく見られるフランス刺繍の方式で作られたパッチ。外側のトリム部分だけをミシンで作っている辺りも当時、よく見られる手法だね。


 サブデュード・バージョン 地上勤務の空軍基地警護兵なんかが使用していたのでしょうね。意外に空軍基地は散発的なゲリラ攻撃を受けていたようです。基地の外周警備が通常の警護兵も、夜間に攻撃をかけるため基地に近づくゲリラを撃退する為、迫撃砲射程のぎりぎりの辺りで野営させられていたりしたようですよ。

 南ベトナム空軍てっ・・・聞くと多くの人はイメージが沸かないでしょ??なんかすげーアジアの後進国の空軍とかショボイ感じじゃんとかこんなイメージでしょう。フランス植民地軍現地空軍として編成されたのが1951年6月。しかし名称だけで実際の部隊運用はフランスがディエンビエン・フーで負けて仏領インドシナを手放す頃までなかった。
 1950年代中ごろの南ベトナム空軍発足時は大戦中の中古プロペラ戦闘機が60機、兵員1300人程度から始まった。確かにショボイね。
 1950年代後半 ゴ・ディンジェム大統領率いる南ベトナムが共産主義の脅威にさらされると、アメリカは特に軍事面でこの国を支援し始めた。南ベトナム空軍は大きな支援を受けて発展し、僅か数年後の1960年にはダグラス社のAD6 スカイレーダーが配備され、ヘリコプター部隊も持つ様に成っていた。1965年頃にはアメリカの支援も大規模な物となり、地上軍の直接介入を含め、軍事面でパイロットの育成まで請け負い始めた。
 1970年までには南ベトナム空軍は9個戦術航空団を持ち、4万人を超える組織となった。この頃までにはノースロップ社のF5A/B/CとE ジェット戦闘機やセスナ社A37 ジェット攻撃機などの配備も完了していた。
1972年では総数500機のヘリコプターを持つ18個中隊を新設、当時、世界でも最大級のヘリコプター航空団を持つに至った。
終戦の1975年時には作戦機総数(ヘリコプターを含む)2000機を超え、63000名の人員、55個航空中隊を保有した。装備的にもジェット戦闘機、攻撃機は言うに及ばず、EC-47電子作戦機、AC-119ガンシップまで所有していた。
 余談ながらこのガンシップAC-119はサイゴン陥落時に任務でタン・ソン・ニャットを飛び立ちSA-7個人携帯ミサイルで撃墜されている。記録上、ベトナム戦争初めてSA-7が使用されたのがこの日であった。
 おそらく南ベトナム空軍の総合的な空軍の作戦力を考えるに同時期の航空自衛隊より装備的に勝っていたのだろうと思う。僅か15年ほどでこれだけの巨大空軍を作り出すには、当然アメリカの援助無しには考えられない。
南ベトナムの国内経済は大きな外貨を稼ぐ産業もなく、常に貿易上の赤字を計上していた。国内生産品の大半を占める農耕地でさえ、戦争で荒廃していたのである。
改めてアメリカの凄さを感じる歴史的事実だと思う。

Text By TAC  


Posted by USARV-TAG at 23:25Comments(0)パッチ&インシグニア

2008年02月29日

CMAC ~カンボジア~

CMAC - Cambodian Maine Action Center -
~カンボジア地雷処理活動センター~ 




 カンボジア、10年前にもなるだろうか最後の大規模クーデターが起こった後、平穏を取り戻した国だ。現在、壮年の方たちを中心に観光地として知られる。勿論、最大の呼び物はアンコール遺跡群。
 この国のイメージをたずねるとき、その答えはその人の年代、性別、背景によって様々だ。観光、遺跡、貧困、難民、地雷、紛争、虐殺、麻薬、売春どれもこの国を代表しないが、この国を語る時その全てを内包している。ベトナム戦争の末期、日本人戦場カメラマン沢田教一、一の瀬泰三が殺害されたのもこの国だ。
 ベトナム戦争の戦火が隣国カンボジアに飛び火し、大規模な内戦に発展した。共産ゲリラのポルポト派が中国の後押しで勢力を拡大すると、戦争の拡大を恐れたアメリカは直接的な常備陸上戦力を投入するような介入こそ公にすることはなかったが、CIA主導で本格的な支援活動を秘密裏に行っていた。
 当時のカンボジア政府軍は弱体化しており、国体を維持する意義すら理解できなかった。ベトナムのサイゴンが陥落と時期を同じくしてカンボジアの首都プノンペンが陥落した。ポルポト派の首都掌握で内戦は終止符を打たれたように見えたが、そのまま歴史的に軋轢の絶えなかった隣国ベトナムへ侵攻を開始したのである。同時に国内での権力を磐石な物とするため将来的に政治力を問うような危険性をはらむ多くの知識人、特権階級、旧政府役員、教師、医師は言うに及ばず少しの外国語を理解する者まで危険分子として収容し、その殆どを抹殺した。
 また権力の基盤を揺るがされることを恐れたポルポトは同じ組織内の政治局員にまで疑いの目を向け始め、その中のヘンサムリンがカンボジアから逃れベトナムへ亡命する。ヘンサムリンを擁立し、その後見役となったベトナム軍はカンボジア領内の主要都市を制圧し、ヘンサムリン政権を樹立した。ポルポト派が勢力を弱体さると旧政府系軍閥が勢いを増し、カンボジアで閉ざされた10年の殆どをを構成した、3派軍事勢力による分割支配体制が国連介入の時期まで続く。
この30年に渡る、激しい内戦期にカンボジア国土はその殆どを地雷原に変えられてしまっていた。


 国連介入時、自衛隊が参加したり文民警察が派遣されたり、多くのボランティア国連活動員が支援を行った。その中でボランティアに参加した青年が銃弾に倒れたのは真に残念だが、地道な活動によって国民選挙が復活するなど貢献の意義は大きかった。
カンボジア復興計画の要として地雷撤去が計画された。国連軍は各国工兵隊をその撤去に当たらせると同時にその技術をカンボジア国民に与えるべく訓練に当たった。CMACはカンボジア全土に敷設された敷設された地雷を撤去すると言う非常に危険な活動に当たっている。
私の何回かの渡航時には必ずと言っていいほど、このパッチをつけた一団が主要道路の脇、遺跡の中などで活動していた。当時はまだまだポルポト勢力が頻繁に活動していたので、妨害を受ける可能性もあっただろうに。
 退役自衛官の技術指導員も結構加盟して活動している。

Text By TAC  


Posted by USARV-TAG at 00:27Comments(0)パッチ&インシグニア

2008年02月28日

ブラックウォーター / 5.11 プロフェッショナル・ポロ

Blackwater / 5.11 Tactical Professional Polo

 ここのところ全国的に寒が戻ったり、強風が吹いたりと春は遠いな~。と思ってみたりしていたんですが、近所の梅が咲いていて意外に近いところまで来ているのかしらと、ええ・・・気を取り直したりしているんですよ。
 そういえば、自棄(ヤケ)酒が過ぎてね、先日朝の5時ごろに帰宅する途中、東の空が明るくなり始めてましてね。
日も随分戻ってきているのだなと感じていたりしてたんですよね。もうすぐ暖かくなるんだな~。とね。
 人間と言うのは、特に私はそうなんですが、結構先を見越して行動しているようで意外に五感に頼って物事を決めていたりするように思うわけです。荒唐無稽ではなくて『気温が30度超えるとビールの出荷が延びるよ。』とか『前日に比べて5度以上気温が下がると鍋物が売れるよ。』なんて統計上にも証明されているんですね。
 私の場合はね、昼間が暖かくなり始めても「夜寒いから」と冬物をしまわなかったりするんですよ。夜桜で花見会をした写真なんて殆ど冬みたいな格好で写っていますね。5月ごろになると、さすがにそろそろ季節物の入れ替えだなと思い始めるんですが梅雨に入ると寒い日があるので思いとどまったりしてます。
 だからね日本の短い春の時期に着る物に袖を通す機会は殆どありませんね。春の暑い日にはいきなり夏服を引っ張り出したりしますしね。まぁ~冬物と夏物が混在している期間が私の場合あるんですよね。えっ!!不精なだけですか?
 それは言わぬが華でしょう。花、そうそう、梅の花を見たんでしたよ。近所でね。それで春物の季節が近いんじゃないかと、それで今年こそは春にしか着れない物を着ようじゃないかと、こう思いましてね。用意してみましたよ。ブラックウォーター社がリリースしていた5.11タクティカル プロフェッショナル ポロ 長袖バージョン。




 ブラックウォーターのポロシャツと言えば、一時期はやった黒と灰色の民生品ポロシャツにブラックウォーターの刺繍が入った物が有名だね。ブラックウォーターではこのポロシャツのほかに5.11のポロシャツをベースにしたバージョンがある。
こちらは半袖のタクティカル・ポロとプロフェッショナル・ポロの2バージョン、長袖のプロフェッショナル・ポロが今までにリリースされているのを確認している。
 時々、モデルを変えてみたり、違う色で作ってみたり生産を取りやめたりするので全てを把握するのが難しいのだけれども、現在はどうも長袖ポロの販売は終わってしまっているらしい。また半袖のプロフェッショナル・ポロの販売もしていないようだ。
長袖ポロはあまり日本では馴染みがない様に思うが、ブラックウォーターの写真では確認されているので知っている人は知っていると思う。


 上の写真の2色の他に本来、ブラックとグレイがあった。以前のイベントで売ってしまい、今現在、手許にあるのはこの2色。
ブラックウォーターの販売所でも欠品しているか生産終了していて、今のところお見せできなくなっているんですね。




 ロゴマークこれがついてないと話しになりませんね。面白いのは緑のバージョンポロシャツでは、確かに緑色はこの長袖バージョン以外ないのですが、他のフード付きスウェットパーカーとキャップの緑では文字と熊の手が白になっています。製品によって緑色だけが文字色が2通りあるんです。
 5.11の製品タグが付いているの分かります?


 5.11のポロシャツは背面に刺繍で5.11Tacticalと入ります。普通の5.11物でもそうですよ。


 5.11Tactical Professional Poloは肩にペン刺しが付いています。ただし5.11Tactical Poloのように無線のリモートマイクを取り付ける肩のスロットはありません。また襟の作りが両モデルでは異なりますね。


紙タグの中身です。ポロシャツの裁断が分かるようにイラストが付いていて、一目で特徴が分かるようになっていますね。
色あせず、しわにならず、縮まないが売り言葉。確かに高いですが、通常のブラックウォーターオフィシャル・ポロよりも作りがよく、色あせしませんね。逆に普通のものは色あせしすぎますよ、ボタンホールもあてにならなくなるし、留めて家からでるとすぐに外れてしまったりしていますよ。こういった点で5.11ベースの方がお勧めですね。

 
Text By TAC


 

  


Posted by USARV-TAG at 19:47Comments(0)Blackwater

2008年02月27日

5.11ソフトシェル ジャケットVol.2

5.11Tactical Soft Shell Jacket Vol.2
     ~各部機能~


 昨日アップした、5.11ソフトシェル ジャケット今回は各部機能を紹介すると申していたのですが、昨日の記事の中で本来書いておかなくてはならなっかった、デザイン部分ロアポケット形状を書き忘れていることに気づいたのでそこから始めましょう。



 ロアポケット拡大写真、フリースに準じた基本デザインと書いてきましたがこのポケット部は少々違います。ジッパー部分が表面に露出しないデザイン。アウター系のフラップつきロアポケットに良く似ていますが、これもアウターが降雨時の使用に耐えるよう、フラップ自体の大きい物としているに対して小ぶりのフラップを採用している。



 5.11フリースジャケットと同様にソフトシェル・ジャケットにも3in1パーカー,5in1ジャケット,アグレッサーパーカーなどアウターインナーとしての機能を持たせてある。基本的に装着した感想は一連の5.11フリースよりも保温性が高いと思う、反面、通気性に劣り、蒸れを感じる場面が多い。これは単純に素材の差であろう。ソフトシェルをインナーとする場合、極寒地で使用を前提にすることをお勧めする。ソフトシェルの素材はフリースに比べ伸縮性に劣り、若干生地に厚みがあるようなので、特に腕の曲げ伸ばしに不満を感じる。
 カフは伸縮用ゴムを内包したタイプにベロクロ調整機能を併せ持つ、非常に凝った作りだ。インナーとして使うための、袖口ににループがある。
 ネック部に同様の固定ループが付いている。


 ジッパーの裏側に防風性を高めるフラップがつく、5.11のアウターに必ず付いている機能。ここでもアウターとインナーの両立デザインとして機能させようとする5.11の取り組みを感じる。袖の付け根にあるループは無線機マイクを固定するループ。胸に大型のベロクロ止めポケットが左右につく。


おなじみのサイドオープン機能。ベルトに付いた装備へアクセスする為の機能だが、通気を行い着用時の快適性を向上させる狙いもある。特に蒸れやすいこのソフトシェルではその利便性を上げる為、上下から開くことが出来るように2ウェイジッパーが採用されている。


これまたおなじみ5.11ロゴがアウターに見られる様にカフ部に刺繍される。伸縮カフにベロクロの調整機能が付き防風性能を向上した。

 5.11ソフトシェルはご覧頂いたように、アウターとインナーの中間に位置する様なコンセプトで作られているように思う。
良い言い方をすればその両立を狙ったデザイン。悪く言えば中途半端。素材の特性上、防水性能は期待できないが少々の雨で保温性能を著しく損なうことはない。5.11が狙ったのはむしろ雨天時の使用ではなく防風性、寒冷地での性能の向上であろう。
 それ故、既存のアウター類との併用で雨天時の使用を可能にしてしまおうと考えたのではなかろうか。その素材から来る保温性能の高さ、防風性の高さの機能と引き換えに通気性のの悪さが目立つ。ヒーティングされる屋内では蒸れは避けられない印象だ。
この欠点ゆえ、生産の終了を向かえ、フリースの持つ汎用性の向上へ舵を切ったように感じた。しかしながら単体のそれとしては非常に使いやすく、暖かい。インナーの機能を考えず使用させることでこのジャケットの延命は望めなかったのだろうか?
ジャケットとしての機能が気に入っているだけに個人的には非常に惜しい。
 そういえば5.11の新商品にセーバージャケットと言うハードシェルが出てきているね。防風性と防水性に特化したモデルでソフトシェルとのコンセプトで似た部分もあるように感じる。ただし非常にストイックなデザインだけに通常使用となるとソフトシェルの中途半端さがかえって汎用性が高いようにも映るのだよね。

Text By TAC

  
タグ :5.11


2008年02月26日

5.11 ソフトシェル・ジャケット

5.11 Tactical Soft Shell Jacket

 私にはね、昔から変な嗅覚みたいな物があって、いや、嗅覚と言ってもお香の匂いやワインの香りをかぎ分けられると言う物ではないんだけど、いわゆる選別眼とでも言うのかな。選ぶ物、気に入る物が結構な確率で不人気になる。もしくは、飽きた頃にヒットし始めるなんて事があります。ミリタリーの関係を好む人は結構そういう物かもしれないとも思う。少しその他大勢の人より変った物を好む傾向があるのかもしれない。なんだかそういう人種が多いように思う。高度成長期の真っ只中に生まれて、物が沢山あふれている事が当たり前になっている頃に物心ついて、今のようにファッションや流行する物に多様性がなかったし、あふれ出る工業製品や音楽に関しても細かく紹介するような情報誌もなかった。音楽も日本レコード大賞を受賞する様なものは皆、聞いていたし、衣類も白が流行れば皆が白い服を着て歩いていた。今もそんなに変らないかもしれないけれど、それでも今より社会の流行に関する多様性は制限があったと思う。小説とか音楽なんて今は100万出ればヒットでしょ、昔は300万売れたなんて事も結構ざらにあった。皆が一つの物に熱狂する土台があったと感じるね。そんな中で違和感のままに自分の好きな物を選んでいくうち、非常に優れたところがあるのに不人気の為生産が終わってしまったり、デザイン的に先進だなと思っているうちに凡庸なデザインにモデルチェンジしていたり、そんなこと結構ないですか。だからなくなってゆく物とか消えてゆく物とか簡単に機能や利便性が低いため、競争に敗れて廃れてゆくのだと思えないんですよ。遥かに質の劣る物をただ価格を下げて販売しているだけで成り立っている物だって結構ある。自分ではここがすばらしいなと思う所があるのに不人気と言うことで消えてしまう、そんな物ありませんか。タクティカルや軍用品にも結構あるんですよ私の場合。

 その様な、時代の流れの中で消えて行ってしまう。そんな愛しきアイテム。何ゆえ私が旧バージョンのアイテムや世間的に注目されている物と違う物ばかりをブログで紹介し続けているのか、少しお分かりいただけたと思います。そこで今回は昨年生産が終わり、後継のモデルも存在しない5.11ソフトシェルジャケットのご紹介です。



 後継モデルが存在しないと書きましたがデザイン的には2007年に発売になった。5.11のタクティカルフリースに継承されているのではないかと思いますね。まだ手にとっていないいのですが、写真上のカッティングは非常に似ていると思います。ただ商品名の通り、フリースなんですよ。


インナーにフリースがライニングされています。表面の素材これなんていうのでしょうね。いわゆるドライスーツのような素材です。風もあまり通さず、暖かいです、フリースよりもね。暑すぎるような場面もありますね。
 カッティングとしては胸のベロクロ留め大型ポケットが5.11のデザインらしいと思わせます。その他の部分では無線マイクループやジッパー開閉式の斜めに切られているポケットなどフリースの基本設計とあまり変らない印象です。


背中部分右下にジッパーポケットがあります。これまで紹介してきた、インナーフリースと3in1とかアグレッサーパーカーの中間的要素が混在した感じのデザインです。インナーフリースやパトロールフリースよりアウターに振ったデザインと言うところでしょうか。実際、物を入れた過ぎたときの見てくれはともかく収納の容積拡大は素直に喜ばしい。また着心地も軽く暖かいのでこの点は評価できるところですね。素材の違いで風に強いのもフリースに比べ私にとっては高評価です。



内ポケット部分です。左右の作り、フリースと言うよりアグレッサーパーカー等のアウターパーカーもしくはジャケットと同様の作りです。この点も中間デザインなのです。人気がなかったといわれる所以はこういう所が中途半端に見えたのかチャンポンデザインが手抜き仕事に見えたのか分かりませんが、私自体は『こんな物がほしかったんだよ。』と思わされました。つまり気に入ったと言うことです。


5.11のロゴ(何度も写真にしていましたね。)背中の部分がフリースになっている。生地の違いで分かると思います。


各部の機能についてはまた、後ほど載せます。

Text by TAC  
タグ :5.11


2008年02月26日

ソ連 RPG-9M光学照準器

RPG -9M Optical Sight

 小学校の入学時に親父がかってくれた地球儀を時々手に取る。赤く色分けされた日本の小さなことに衝撃を受けたものだ。国家の意味も分からないまま、よく手で叩く様に回しては面白がっていた。古い地球儀なんて物は全く役に立たない。地図上の国は今のものとは大きく異なっている。アジアの地図もヨーロッパの地図もアフリカ大陸も地形に変化がなくとも国々のありようはすっかり変っている。東ヨーロッパから始まったイースタンブロックの崩壊はついにはソビエト連邦の国家形態をも変えた今の20代の人にはあまりピンと来ないかもしれないがソビエト崩壊に伴う東西冷戦構造の終焉はまさに、それまでの常識を覆すような大きな事件だった。若い人たちには前世紀の出来事かな・・・?



 今回は一寸今までとは違うアイテムを持ってきました。とは申せ、全然知識がないので紹介とまでは行きませんが私の衝動買いで手許に転がっていたソビエト製光学サイト、理解する為の何の努力もしないままほったらかしにしていましたね。使い方や使用する武器について知っている人がいたらコメントでも入れて教えてくださいね。


1972年製 RPG-9Mとの表記があるのだと教えられた。本当か?最後の文字はどう見てもOなのだが。


レールがついていたり、フロント・レンズキャップが付いていたりでロケットランチャーのサイトと言う気がしますね。ソビエト製装甲車車載のロケットランチャーですかね。


モデル名部分の拡大です。小さく1972と入っているの分かります?


光学照準器のレンズ部分です中のレクテルは写真に収めることが出来ませんでした。


正面からの写真です。正面にもレールが着いていますね。


真上からの写真です。



レール部分の拡大です。本気で求む詳細。



Text By TAC  


Posted by USARV-TAG at 01:10Comments(8)雑装備

2008年02月25日

イラク戦争 警告デザイン・ワッペン

IRAQI PATCHES -WARNING-


*(写真上)追い越し禁止 前方にアメリカ軍車列!(写真下)危険 離れていろ

 何の流行だろう?イラク戦争のノベルティーワッペンには軍が使う警告表示をワッペンの素材として活用した物が数多くある。これはあまり他の紛争地のワッペンに見られない特色と言える、もっとも全く見られないということではないが、イラク戦争ではそのバリエーションが多彩なんだ。戦場で車両に書かれるユーモアとか評語などは、これまでも多く見られていたし、ある意味アメリカ軍らしい見なされ方もしてきた。しかし、ワッペンにそのまましている例は稀じゃないかな。平行進行中のアフガニスタンでもこのような広いバリエーションは存在していないだろう。混沌とした市街地でのテロとの戦いは、ある意味沢山の警告表示を生み出しており、各所に設けられる検問や自爆テロを恐れる軍用者列に掲げられる警告表示がこの戦争を表現するのにピッタリと来るように兵士が感じているのかもしれない。今回紹介するものはそのほんの一部で全てイラクで生産されている物と言う触れ込みで入手した物だ。他にクウェート製などもあるのでそれは近いうちに載せることとします。


*止まれ!検問で表示される警告、本物の警告表示は白地に赤い三角形のストップサインとなっている。  


Posted by USARV-TAG at 18:56Comments(2)パッチ&インシグニア

2008年02月24日

スパイクス・タクティカル キャップ

 SPIKE'S TACTICAL CAP

 そういえば、オーソドックスなスパイクス・タクティカルのキャップ類をお見せしたことがなかった。思い出しましたよ。スパイクスと言えば会社ロゴマーク、クモのデザイン。T-シャツで何度も写真を載せたので、すっかり載せきったと勘違いしていました。
最近、多いんですよ勘違いとか物忘れ、欲しいですね若い脳が・・・。



 


最近、ノベルティーアイテムで人気があるのがタクティカル関連企業のロゴキャップ、もうシュアファイアーとかEOTech、5.11タクティカル、アンダーアーマー、パラクレイト、HSGI、ダイヤモンドバック、IBA,ストラテゴスなど等、そして最も知られるブラックウォーター。タクティカル関連会社といっても装備品メーカーから被服、銃のパーツ、光学用品、戦闘技術訓練学校、ナイフメーカー、民間軍事会社とその業種は様々気に入ったデザインを選んで被るだけで一寸、タクティカルな雰囲気を演出できる手軽さもいいところ。それで実際の民間軍事会社要員が被って映像などに出てくるのだからイメージもつかみやすい。
そんなんで、結構どの関連会社もロゴアイテムは製作している様だ。中には非売品で一定期間の購入者にだけ提供されるとか企業の関連にしか提供されない物もある。意外と入手の難しい物もあるものだ。
 今回のスパイクスそれ程、入手に苦労する物でもないのだけれど、少量のロットで製作される為、デザインがチョコチョコ変わるので気づいた時には入手出来ないなんて事もある。それなりにガンショウ等では知られたショップなのでショウの後はロゴ関連の品物が売り切れていることもあるんだ。

 上のキャップは会社ロゴの入ったオーソドックスなキャップだ、とは言えカーキのバージョンは通常売られるロゴキャップとは違うらしい。カーキロゴキャップの刺繍は通常黒色の糸で縫われる。茶色のバージョンは限定で入手当時の1年前数十個何かの記念バージョンとして製作され、カタログ販売は未定との事だった。初期ロットは僅か50個だったと記憶している。私が入手したのは5個だったね。後ろにはSPIKE'S TACTICALの文字が入る。

Text By TAC
  


2008年02月24日

ハイテックマグナム -ミッドナイト・プラスー

HITEC MAGNUM -Midnite Plus-



 皆、こだわりの気に入りアイテムってあるでしょ。他の人からすると何でそれでなくちゃいけないの?と言われるような。それこそ新型もあるし、他のメーカーから発売されている色々選択肢があるのについ持っていたいと思う、そんなアイテム。それが壊れるとつい同じ物に買い換えてしまう様なさぁ。欠点も分かっているのだけれど、ただそれがいい。決して大事にしまっておくものでなく、道具的な感覚で普通に使っているんだけれど、使用感が自分に合っている。そんな自分自身の定番アイテムそういうものないですかね。私にとって靴と言えばハイテックマグナムシリーズのミッドナイトですかね。新型のリリースが頻繁なマグナムシリーズだから、もしかすると、もう生産が終わっているのではないかと思う。改良型のミッドナイト・プラスⅡの生産が始まっているjからね。ミッドナイトを一番最初に手に入れた時は確か8インチブーツだった、もう15年以上前にね。履き潰した後にミッドナイトの6インチを買って、ミッドナイト.プラスに移行してから2足目だ。ミッドナイトシリーズは随分古いモデルなんだ。発売当初はシューズタイプ、8インチブーツ、6インチブーツモデルがあったがミッドナイト・プラス以降にこ好評だった6インチブーツだけを生産している。よく言われるようにマグナムのシリーズは傷が付きやすい。壊れやすいと言われるがこれは傷が付きやすいという部分を誇張した物か、サバイバルゲームで川原などに頻繁に持ち込んで使用した人の評価ではないだろうか?基本的にタフな作りで致命的なダメージをすぐに受けてしまう様な事はないと思う。確かに実物の軍用ブーツに比べ耐久性に劣る、これは確実だ。軽量化するため表皮の合成皮は耐久性が高いとはいえないし、快適性を保つ為柔らかい素材を使用している。マグナムシリーズは基本的に細かく使用状況でモデルを細分化しているので市街地戦用のモデルをフィールドに持ち込んで使用すれば耐久性に不満が出ることは理解できる。以前紹介したAMAZON4&5はややフィールド使用を前提にした上で設計されているので、販売した人から『ゲームから日常までほぼ毎日使用し、踵のソールが擦り減るまで使えた。』と評価を受け、もう一足お買い上げ頂いた経緯がある。スエード表皮で傷が目立たないというアドバンテージもあったと思うが。


*3年を経過した、私のミッドナイト・プラス。毎日使用しているわけではないが、雨が降ったり雪が降ったり、また長距離を荷物を持って歩く時には必ずと言っていいほど使用している。壊れないと言う安心感があるのだよね。表皮のダメージのしやすさは如何ともし難い。見ての通り、大事に使っていませんね。



 ハイテック社はアメリカのシューズメーカー、勿論一般的なアウトドア系トレッキングシューズとかスポーツシューズなんかを生産している。日本ではタクティカルブーツのパイオニアとして知られていて、長いことタクティカルブーツと言えばハイテックマグナムと目されてきた。現在ではアメリカだけでなくヨーロッパの現地法人からも販売され、南アフリカなどにも販売網を持つ信頼のブランド。SWATやアメリカ軍で使用されている。実際、アメリカ空軍施設内でSPが使用しているのを見かけたことがあるし、写真で特殊部隊がCQB訓練用に使用しているのを見たことがある。



 ミッドナイト・プラスのソール部分。ミッドナイト・プラスⅡでは大きく変更された部分でもある、もっと細かい対照パターンであまりトレッドが深くない仕様になった。私は若干、悪路での汎用性を持つ写真のパターンの方が良かった。マグナムシリーズの6インチモデルは色々あるがファントムとかステルスとの差別化をはかるるためよりシティーユースへ振ったのだと思う。




 基本的な部分ではソールの対油スリップ軽減素材、対衝撃3Dインナーソールなどマグナムが標準的に装備する機能を持つ。軽量でCQB用の静粛性を持つ、ソールも柔らかく長時間の歩行でも負担が軽減されると思う。路面のコンディションが多少悪くても快適に移動できる点は便利ですね。どちらかと言うとシティーユース向きですが軽いトレッキングぐらいならこなしますかね、ただし足へのフィット感が高いので、人によってそれが不利になる場合もあります。傷が付きやすく、目立ちますからおしゃれな人には注意が必要ですかね。全ての人にお勧めと言うわけではないけど、私のお気に入りの紹介ですから。


マグナムシリーズの証。ラバープレート

Text By TAC




  


Posted by USARV-TAG at 16:39Comments(0)装備

2008年02月24日

Oakley Assault Glove

今回、当ブログのメインライター…と申しましょうか、謎のオジサン"TAC"氏が、
いきなり"出張してくる"との伝言を残し、ブログ書けと云われましたので…代行の者、
MAC-Yです。稚拙では御座いますが、どうぞ宜しくお願い致します。
―で、
イキナリ振られても一応当方も仕事中の身ではありましたので、
フューチャーすべきアイテムを準備しておりませんでした故、
身近で愛用しておりますグローブを…と。

オークリー社の"アサルト・グローブ"。
Oakley Assault Glove/オークリー アサルト グローブ

少々前ですが、とあるタクティカル・メーカーから"タクティカル・タイプの新型"として
購入させて頂きました。
取り扱いのそのメーカーでは一応"戦術用"だと云う事を書いていましたけど…。

特徴的なカーボン・ファイバーのナックル・カップ。

ヨク見ると…接着剤がハミ出てます(笑)。

指の"エグゾースト・ポート"…通気口です…が…

ヨクヨク見ると本来トリムされているであろう穴からハミ出ている中身…。

何処製でしょうか?と、タグを拝見。

…"サイズ・タグ"

…の裏でした。ベトナム製。その下にオークリー社の別デザインロゴ?

その下にもタグ。

…そしてその下にもタグ…。

そのタグの裏…

思いっきり日本語です。今やそんなに珍しくは無いかも知れません。流通に関しては詳しく存じ上げませんが、かの"メレル某"の取り扱い説明書にも日本語の欄が在りました。
タグは両方に付いています。


ついでに手首のストラップ。

硬質ゴム(?)的なモノでした。ストラップ、グローブをフィットさせる為に引き上げる摘み口に
其々"突起"が付いています。大した事ない様ですが、その実、案外重要なポイント。
ある程度の運動後や、埃だらけの手でナイロン系の素材を掴むのは意外に苦労するものです。

指にも平らながら突起が付いています。また、指先の素材差により手首のベロクロに絡み難くなっています。


ストラップ固定面の裏側。

切り込み部のギャザーは比較的伸びました。

手首表ロゴ部…少々ディテールの仕上げが…ベトナム・クオリティー(?)

ついでに(?)裏返せる限り裏返してみました。

カップ部分も一応裏地が付いています…が、実はカナリ解れ糸が出ていました…(汗)。

デザインのポイントでもあるカップの部分ですが…
気になるヒトは気になるかも知れないポイント。
"カップ部の遊び"
殆どの部分で問題を感じませんが、ユーザーによってはこの部分が…
手を平らにした場合、カップ部が浮き上がります。

勿論、指を曲げれば完全にフィット。



個人的な総評ですが、CQB戦においては何ら問題無いドコロか、
カナリの使い易さを感じます…が、アウトドア・フィールドで使用するには
少々勇気が必要な気がします(高価云々と云うより、カップ部の光沢が…)。

また、旧世代型や純然たる作業グローブに慣れた方には気になるかも知れませんが、
ヒトによっては"指の幅がきつい"と感じる方もいらっしゃる様です。
前述した"カップ部の遊び"の動きで起きるズレを
指の根元でホールドして抑えていると思います。
個人的には行動の支障になるとは感じませんでしたけど…。

品質に関しては純日本製なら"B級"扱いかも知れませんが、
"海外製品"の域でコノ手の製品としては普通だと思います。
何だったら生地の噛み込みミスとか無いので上々ではないかと(笑)?!




文章;MAC-Y  


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2008年02月22日

英軍イラク派遣海外遠征軍

OPERATION Telic ーテリック 作戦ー

 大量破壊兵器拡散抑止の大儀を信じ、早々と日本と同様にイラク戦争支持を表明し、復興支援活動の治安維持を請け負って軍隊を派兵したイギリス。大規模兵力の投入と言えないものの、アメリカに次ぐ規模と評された。その後の混沌とした情勢と自国内でのテロ活動で、いつの間にかテロとの戦争に引きづり込まれた格好だ世界的な厭戦機運の高まりとイラク駐留イギリス第五騎兵連隊の一般市民への暴力行為に足元をすくわれる格好でブレア首相が退陣、イラクへの関与は大幅に縮小されているが、テロとの戦争からは逃げることも出来ずにアフガニスタンへ活動の場を移している。



 イラク戦争介入当時のイギリス軍のイラク復興計画”テリック作戦”にも私の食指を動かすノベルティーアイテムがあった。イラク駐留地で販売されていたと言われるノベルティーアイテムの一部をご紹介。



 イラク戦派兵国の国旗をあしらった背面、中央にイラクの全土地図。T-シャツはカーキと黒があり、カーキは綿100%、黒はナイロン混紡ですね。正面に作戦のマスコットなんですかね。サソリと椰子の木のデザイン。イラクはあのおたふくソースの材料であるナツメヤシの輸出国だね。



胸のデザインの拡大。



キャップにはテリック作戦のロゴが入る。キャップ、T-シャツ共にデンマークの会社製作品。



おおっ我が日本の国旗がいい位置に来ているじゃないですか。イラクの文字の直ぐそばなんて・・・。一番下?で・・でShow The Flag. 良しとしましょう。



実は、これらのノべルティーアイテムには他にジッポライターやスチールカップ、コースターとか色々あって、本当は欲しかったんだよね。しかし、イギリス軍のこの手のアイテムって何故か非常に一点一点が高い、イギリスのイラク介入が縮小される今日、手に入りにくくなって行くのは良く分かっているのだけれども一連を買い揃えるのにはちょっと勇気がたりないな。


Text By TAC




  


2008年02月22日

ブラックウォーター HK フリース シャツ

Blackwater HK Fleece Shirt

     

 アメリカの大手民間軍事会社ブラックウォーター。射撃用標的を作っていたこの会社、時代の風に乗って何時の間にやら戦闘訓練所やら装備品の開発やらイラク戦争の追い風で巨大企業に成長してしまった。社長のエリックはアメリカンドリーム、日本語に訳すと「現代のわらしべ長者」の体現者だね。何かと話題の多いこの会社、ロゴアイテムを多数リリースしていることでも知られるね。有名なポロシャツやT-シャツは言うに及ばず、女性用の服や子供服、文房具まである。コラボ品も多くて、5.11なんかのシャツやポロ、ジャケットを使ってブラックウォーターのロゴを入れたアパレルを作ったりしている。コラボは銃器メーカーともあるようでP226のブラクウォーターバージョンなんて物もあるね。アメリカ現地法人のHKとの関係もあってMod.417の開発にかかわったとも言われている。そんな訳でブラックウォーターとHKのダブルネームでお気に入りのフリース・シャツのご紹介。

     

     

色は上のブラックとグレイの2色。このこじんまりとしたダブルネーム仕様が仮面タクティカルオジサンとしてはうれしいところ、背中に大きくブラックウォーターが入るT-シャツなんかは出かける場所に気を使うことが多い。このくらいならあくまで普通に見えなくもないですからね。

     
 ポケットはジッパー式バーティカルの物が一つ。携帯とかタバコなら入ります。

     
 シャツ自体はL.L.Beam。これだけで高級感が感じられます。貧乏くさいですか?


 マイクロフリース素材で作られている為、見た目よりも暖かい。あくまでもシャツと言うくくりなのでウインドストッパーなどの配慮もされてはいない。春先にシャツの上に簡易セーターの変わりに着て出かけるとか。アウタージャケットの下に保温性を上げる為に着込むとかそんな使い方かな。

Text By TAC
  


2008年02月21日

イラク戦 パッチ

IRAQI Patches

 ワッペンとかバッチてさ、集めだすと止まらないんだよね。安いものは、それこそ数百円程度からあるしね。中心は1000円から2000円位が相場かな。年代物の高価なものは数万円なんてものも結構あるからコレクションとしては奥が深いと思う。海外にはそれ専門のコレクターなんていう人たちがいて、研究も盛んだし、売買も活発だ。昔、切手のカタログみたいな「コレクター向け相場表」を見たことあるけれど、そんなものが成立するくらいのジャンルなんだね。
 これらの物ってさ、意外と旬てことがあったりする。手に入れられる時に手に入れるのがいいみたいな、あるときには一杯あるけど一旦なくなると手に入りにくくなるみたいなものね。逆にちょっと前まで全然見かけなかったのに、今は一杯出回っているようなこともある。まぁ~軍用品と同じだね、ただ実際の流通は軍団章、師団章の様に数が多く作られているものから、ODA-192とか小規模特殊作戦部隊の様に数が極めて少ないもの、海軍の演習記念パッチとか空軍作戦参加パッチなんて、その時期にしか製作されなかったものもある。
 そんなわけで、気に入ったものがるとつい手を出してしまう内にコレクションが増えてしまったのがパッチですね。

     

 今が話題の最盛期”イラク戦争”この論議の如何では来期の大統領選挙の行方を左右しかねない状況ですな。すっかり会戦の大儀を失った感のある戦争に”それでも正しかった”と理論抜きに正当性を叫ぶのだから、”ガリレオか?”と突っ込みを入れたくなるアメリカ国民の気持ちも分かる。すっかり9.11テロの魔法からさめて、今やアメリカのニュースは厭戦機運が立ち込めている。治安回復のためとして駐留するアメリカ軍やPMCの起こす問題も戦争の正当性を懐疑的にしている。末期のベトナム戦争的な風向きを感じるね。

 上でも述べたけれどパッチ類にも色々あって、記念パッチとか部隊パッチとかね。それは本当にコレクションの中心となるものなんだけれど、ノべルティーと呼ばれる。戦場で生まれるユーモアたっぷりのデザインは特に私の興味の対象だね。勇ましい合言葉やチームのモットーなんかが表わされた物や逆に批判的なもの、これが結構いいのよ。戦争に懐疑的になると、それはすぐさまデザインに反映されたりする。兵士の心情を読み取る一つの手段のような気がするんですよ。

     

     
この”おまえが俺をイラクに派遣したのか?このクソ野郎!”こんな感じのテイストですね、私の興味は。

 一番上の写真の中のSEAL'Sキャップも何気なく、衝動買いした物なんです。アメリカの海軍物を扱う小さなショップでオフィシャル品と言う触れ込みでね。購入後、映画のシールズだったかネービー・シールズだったか(チャーリー・シーンが出てない方)でエキストラのシール教官が被っていました。映画の主人公や映画の役者たちはアメリカのミリタリーショップで売っているキャップでしたね。その後はこのキャップのコピー品は良く見かけるのですが二度と本物と出会うことはありませんでした。やっぱ旬と言う物でしょうか。もっと買ときゃ良かった・・・こんなことの繰り返しですよ。

TEXT BY TAC  


Posted by USARV-TAG at 22:41Comments(0)パッチ&インシグニア

2008年02月21日

オークリー エリート S.I. シューズ

OAKLEY Elite S.I. Tactical Shose

 足元に気を使ってる?お洒落の基本だなんてことも言われるところだね。最近、Navy Seal'sなんかで民生品のシューズを採用している写真なんかが出てきて、オークリーのS.I.だとかメレルのカメレオンだとかソウトゥースとか随分と話題になった。足元をはじめとする小物って場合によっては軍用装備品以上に特殊作戦をイメージしたりするから重要なアイテムだよね。
 最近は各スポーツメーカーで軍への売込みを視野に入れた製品をリリースしてきているようだ。コンバースなんかはタクティカルブーツ分野でかなりのモデルをリリースしているし、アディダスなんかはそれこそ20年位前からGSG9用のブーツを納品しているしね。特殊作戦においても任務は多様しているし、限られた状況を想定して部隊編成も細分化されている。汎用性が高く耐久性を重視した通常の軍用ブーツでは任務上のアドバンテージを得られないなんて事は容易に想像がつく所だね。特に不審船舶の甲板上を活動の場とすることが多いSeal'sなんかは作戦行動時間が極めて短い、耐久性を重視した底が硬く重量のあるブーツなんかより、ソフトコンパウンドを採用した底の柔らかく静粛性が高い、ノンスリップ性能を持った軽量のシューズやブーツを使用する事は利にかなっていると思う。

     

 オークリーは有名なスポーツデザインブランドなので知らない人はいないだろう。イチローや宮里藍選手が使用するサングラスとかスノーボード用のゴーグルとか多種多様なスポーツ用品を手がけている。特にオークリーを有名にしているのは、やはりサングラスとかゴーグルとかオプティカルアイテムだと思う。独自の技術でポリカーボネートのゆがみを極力押さえたレンズの開発で知られている。

 それまでのオークリーの製品は正直あまり興味がなかった。ポリカーボネートの加工技術の良さは認めていたので、サングラスとかゴーグルの良さは分かるが、その他の鞄とには突出したデザイン性とか機能性へのこだわりとか自分の評価できる部分がなくて、まぁ~魅力的に映らなかった。スポーツとかしていないしね。デザインも最近スノボーで取り入れられるワイルドなテイスト風な物が多く目に付いていたので、実用的なタクティカル用品に比べ雰囲気が子どもっぽくて、ミリタリーファッション的なポーチとか鞄とか、今ひとつミリタリー風なアイテムを製作しているんだな、位の感覚しかなかったです。

     

 そんなオークリーがSEAL'Sご用達のタクティカルブーツで日本で注目され始め、かなり後発で私もブームに乗ってみようと思ったわけです。ここでは有名になったS.I.デザートブーツはきっと語りつくされているだろうと思い。日常的に履くことが出来るS.I.シューズを取り上げてみようと思う。


今回のOkery Elite Special Forces Standard Issue Shose (Black)
 S.I. はご存知の通りSTANDARED ISSUE(標準支給品)、特殊部隊標準品と言う名称のシューズだ。本当に特殊部隊の標準装備に成れたかはともかく、オークリーが特殊作戦用に開発したシューズだ。

     
既に定評のあるシューズなので、オークリーがまじめにデザインし、特殊部隊の要求に応えた作りになっていることはうかがい知れるね。履き心地はアメリカサイズと言うこともあって日本人にはややタイトな感じ、ただ元来靴の中で足が遊ぶような設定では実用性において不利になるのでタクティカル・フットウエアーの類は割とタイトな作りで、靴の中で足の触れる部分に柔らかな素材を用いることが多い。まぁ、普通に売られているシューズと同じことだけど。
これでフィールドユースの耐久性を両立させるのは結構大変だろうね。
視覚的にカッコいいソールのデザインだがグリップ力が高く静粛性も高い。結構、未舗装路でもグリップする点は視覚邸部分と実用を上手くバランス取っているなと感心した。
まだ履き潰してはいないので何とも言えないが、本体とソールの接合部分もしっかりしていておいそれとはがれてくる物ではないだろうね、使い方にもよるのだろうけれど。

     
こじんまりと目立たないがしっかりオークリーのマークが入っている。

     
視覚的にかっこよさを求めたデザインだがグリップは非常に優れており、特殊部隊員が求める静粛性も高い。ソフトコンパウンドを使用しているので靴底の減りは早いだろう。

     
つま先部分の素材を変えてあり、傷が目立たないような配慮がしてある。これも程度問題、川原など石の多いところでサバイバルゲームで使用すれば、結果は想像に難くない。

     
靴底内側にエリートシリーズのマークがはいる。

このシューズでは他にアーバンカモ(グレイ基調のカモフラージュ)とか白なんかがラインナップされていますね。どこかまだミリタリーファッション的な香りがします。しかし、私個人としては基本的実用性でかなり優れているのではないかと思いますね。
街で普通に履けて分かる人にわかると言う、足元でタクティカルな雰囲気を表現するのにとってもいい。最近のタクティカル品は街中で普通に使用できるところは非常にいいですね、オークリーのシューズだと言えばブランドシューズと思ってもらえます。若い頃には街中でジャングルブーツを履いていて思いっきり引かれてましたから、あの頃はDCブランド流行でしたしね。ワンレン、ボディコンですか?そんな言葉もありましたね。


Text By TAC





  


Posted by USARV-TAG at 13:03Comments(0)装備/ブーツ・シューズ

2008年02月20日

5.11 Aggressor Parka Vol.6

アグレッサーパーカー 2006年モデル 5.11タクティカル
   -Vol.6- インナーフリース 編


     

 やっと、アグレッサーパーカーについてのブログも最後になりました。Vol.1~Vol.6 まで分けて各部分とかの記述にしたんですけど、分かったことがあります。自分の好みが多くの人とずれていること。好き勝手に自分の気に入った物を書いているので普通にこんなことは起こるのでしょうが、この一連のアグレッサーパーカーに関する記述はアクセス数が一番低いですね。どれもみんなその他の物より低いですね。Vol.2のポケット部の記述なんか100超えていないですからね。後半の記事のアクセス数が多くても前半の物にアクセス数が増えないのは見てみたけど興味をもたれなかったと言うことでしょうから、本当に興味を持ってくれた人は全体の5割くらいなのかなと考えています。ブログを始めた当時は、こんな事が分かるとは正直考えていなかったので非常に面白いなと思います。アクセス数を増やすことを主眼に書いていないので、これからも自分の好きな物を好きなように書いてゆくのでしょうが色々参考になるものだなと改めて気づきましたよ。


     
 アグレッサーパーカーのインナーフリースです。07年と06年では基本的な部分に差はありませんが無線機のリモートマイクを取り付けるためのナイロンテープがパーカーに追加されたのを受け、インナーフリースにも追加されています。また、基本的なインナーフリースのデザインは3in1パーカーに付属している物と共通だと思います。違いは設定色と言ったところですかな。
 以前に記事として載せた5.11パトロールフリースと比べて、フリースの質感に若干の差があるように思います。補強部分はほぼ変わりませんが肩から胸にかけてのナイロンの当ての大きさが違います。内側のポケット分は変わりません。また内側のナイロンライナー(ウインドストッパー)はインナーフリースが背中半分から腰までのハーフ丈となっているのに対し、パトロールフリースでは前面が覆われるようになっています。どちらが優れているかと言う議論の前に通気性の確保と言う視点でハーフ丈を選択しているのではないでしょうか。勿論、パトロールフリースにもインナーとして使用するための固定用ループが付属していることを考えると、パトロールフリースは付属インナーフリースよりも極寒の地域で使用するための、アップグレードバージョンとの見方も出来ますね。パトロールフリースもメインジッパーは付属のインナーフリースと共通ですから、完全にパーカーと一体化することが出来ます。

     

     
上の二つのの写真はインナーフリースの内ポケットです。わざわざ、デザインを変えて使用用途を変えてある凝った作りです。パトロールフリースとも共通のデザインですね。写真は両方共にパーカーに取り付けた形で撮影してあります。

        
パーカーだけでなくフリースにもサイド・オープンの機能が付いている。あたりまえか?実際ベルトに取り付けた装備品にすばやくアクセスする為にはインナーフリースのサイドジッパーは開けておく方が良いでしょう。開けておいた上でサイドスナップを止めておけば著しく保温性を損なうことはありませんね。

     
5.11のアウター類に殆ど当てはまる事だがジッパータブに取り付けられている長いナイロンタブが付いている。手袋をしたまま使用することを前提としている為見た目には、なんとなく野暮ったい感があるが使用感は満足している。
サイドスナップボタンには5.11タクティカルの文字が入る。

     

     
袖口と首の付け根に見えるのがフリースをパーカーに固定するときに使うループ。襟首から肩にかけての補強や袖口から肘にかかる部分の補強など耐久性を考慮した作りとなっている。
袖口のカフ部は5.11のフリースの場合、硬質ゴムを内包した伸縮性のカフを採用している。ベロクロ止め、ループタイプなどと優劣を決める物ではないのだが、インナーフリースとした場合には調整具は利便性に劣ると言うコンセプトだろう。硬質ゴムは硬いがこれも耐久性の考慮と考えている。風の浸入を押さえると言う点ではかなり優れていると思う。

     
フリース側に付く5.11のロゴマーク、これにステータスを感じる人、立派です。

長々と書いてしまいましたが、たかがアウターにこんなに書かなくてもいいだろうとの声も聞こえてきそうです。でも5.11って非常に高価なんですよ。このくらいの思い入れと納得がないとおいそれと手がでる物ではありません。昼飯の豚丼に豚汁をつけるかどうか毎日悩む身としては単なるネームバリューにポンとお金を出すわけには参りませんね。

TEXT BY TAC

       
タグ :5.11


2008年02月20日

Tactical Shirt Vol.2

PROPPER Special OPS Marine Ride Tactical Shirt
- Woodland -


 ウッドランドカモフラージュ、これまでの長い間アメリカ軍を代表する迷彩だったね。アメリカ軍全軍に配備されただけでなく、世界各国の軍隊の迷彩服開発に影響を与えた迷彩パターンだった。その国の気候や樹木の分布状況によって色やパターンの大きさにアレンジを加えながらも大きな変更を加えること無しにコピーされ各国で配備された事実は優れたパターンだったと言うことでしょう。多くの人が思い描く迷彩服のイメージって、体外このパターンなんじゃないかな。
 サバイバルゲームの黎明期、まだエアーコッキング式が全盛でBB弾を使用するエアーガンが殆ど存在しなかった頃、アメリカ軍の最新式カモフラージュとして市場に出回り始めた事を鮮明に覚えてますね。あの頃は最新式と言うこともあって高くてね。当時、ゲーマーが一般的に使用していたERDLパターン(リーフパターン)の2から3倍はしていたな。それで、その後になってコピー品が出回るようになった。そこからはサバイバルゲームでは当たり前のように使用されたし、中古のアメリカ軍払い下げ品が大量に出回って、価格も急落したこともあり、かえって手に入れようとは思わなくなってね。最近ですねウッドランドパターンを所有したのは・・・・。
 そんな思い出がありますねこのパターンには。

    

 実のところPROPPER社の出していた、このタクティカルシャツは私的にですがウッドランドの方が好きですね。街着にするならば”3カラーデザートの方がアクが強くない。”と言う理由で着用していますけれどね。イメージ先行でイラク・アフガン戦に従事する特殊作戦部隊からデザートの方が通りがいいのかもしれません。実際はこの手の個人の手によるカスタム・タクティカル・シャツの類はアフガニスタン戦の随分前から着用されていましたから、知っている方も多いでしょう。SEAL'Sなどは最も情報が早い部隊のうちの一つですしね。そういえば映画 『ティアーズ オブ ザ サン』だったっけ?ブルース・ウィリス演じるSEAL'Sのチームリーダーが率いる部隊がウッドランドのカスタムジャケットを着用していましたね。
 ポケットを移設する手法のカスタムジャケットはベトナム戦争時期にもあって、中にはジャングルファティーグ・パンツのカーゴポケット内側についている小さな一つボタン止めのポケットを肩に移設したものなんかも見たことがありましたね。そんな訳で、ウッドランドのカスタムジャケットを写真で多く見ていたせいか、妙にしっくりとくるんですよね。オヤジ趣味ですかね。

     
 前回紹介した3カラーバージョンと全く同じ作りですね。当たり前ですか?生地も軍用BDU製作メーカーだけあって、見た目もさわり心地も遜色ないです。上の写真ではIRカバーがかぶった状態です。


     
 こちらは、写真上、分かりにくいですがIRを出したところです。3カラーデザートで写真を撮った、前の記事”Tactical Shirt”を見てもらえればもっと分かりやすいと思います。

     
 胸ポケットの裏側につくインストラクション・タグです。BDU製作メーカーだけあってこだわりの作りになっていますが、本来表示されるべき項が故意に省略してあったりして、民生向けもしくはPX向けに製作されていることが分かります。今回は襟に付く、サイズタグ及びPROPPERの会社ロゴの写真は撮っていません。前回の写真と同じ物ですので・・・。

     
 肘当てと肩ポケットの拡大写真です。しっかりとした作りであることが分かるでしょう。

     
 袖口のカフの部分です。通常のBDUと同じボタン止めになっています。フルカスタムになっていない所がかえってカスタムジャケットぽいんですよ。ある程度もとの形が分かる、これがいい雰囲気になります。

     
 通常ならBDUジャケットの下ポケットに当たる大きさの胸ポケットです。フラップはベロクロ止めですが軍用ベロクロなので接着が強力すぎるきらいがありますね、そのうちヤレがきて使い易くなるのかしら。


 イベントに参加して、販売を仲間内で協力してすることがあるんですけれど、年2~3回の販売活動ですから販売なんてたいそうな物じゃなくて趣味の延長線ですけどね。このウッドランドのシャツは売れたためしがないですね、7000円くらいとアメリカの小売店売りより安いと思うんですが。やっぱりオジサンがいいと思う物って若者受けしないんですかね。そういえばこのシャツサイズ的にはSからXXXL位まであるようなんですけれど、長さはR(レギュラー)とL(ロング)だけですね。私はSからLのRサイズを中心に販売しています。ちなみにアメリカではウッドランドの方が人気があって、入手に結構苦労したんですが日本では逆でしたね。面白いです。
     
TEXT BY TAC  
タグ :BDU


2008年02月19日

5.11 Aggressor Parka Vol.5

アグレッサーパーカー 2006年モデル 5.11タクティカル
  -Vol.5ー 各機能部分 説明 編 ~その2~


 なんか、細切れにアグレッサーパーカーのブログ書いていて、気づいたんですけど意外と集中力と言うか、精神力とか必要とされるものなんですね。最初のコンセプトに忠実に矛盾なくブログを進めていこうとすると、自分の書いた物を読み返してみたりして自分の論点の道筋を確認したりする必要に迫られますね。いつの間にか最初に言いたかったことが何だったのか、焦点がぼやけていたりするんですね。始まりは自分の愛用している物が何で好きなのか書こうと思ったそれだけなんですけどね。

     
なんだか、ごちゃごちゃタクティカルな雰囲気を出そうとのっけていたら、なんだか分からない物になった。メインのアグレッサーパーカーが一番下になって目立たないなぁ・・でも努力だけはかってくださいよ。そ・・そうだ狙いはちらリズムですよ・・ちら・・なんでもないです。


     
メインジッパーは2ウェイです。この手の丈の長いコートタイプの上着には何かとこの機能は便利ですね。使い込むと噛み合わせが悪くなることがあり、締めるのに苦労すると言う強度に不安を抱えていますが・・・・。まぁ~これは5.11に限った弱点ではなくジッパーの構造上の弱点ですからね。タブに5.11の文字。

     
サイドジッパーのオープン機能です。5.11の丈の長いアウターに良く付いている機能ですね。本来はASPバトンとかホルスターとか、ベルトにつけた装備品を取り出しやすいように付いていますが、ベンチレーションとしての機能も期待されています。エンド部にスナップボタンがあり風でばたつかないように工夫されています。最近、気づいたのですがヤマト運輸とかお巡りさんのコートにも同様の機能が付けられているみたいですね。

     
袖下(脇)からサイドジッパーまで2ウェイジッパーでつながっています。脇からはベンチレーションですが、最大限に開くとそれはそれはみすぼらしいので注意が必要です。アグレッサーパーカーはとても暖かく、インナーフリースが一体式ですから下は薄着していることが多くて、実際良く開いて歩いてしまうことがあります。暑くなりそうだなと思ったら、フリースを単体にしてパーカーを重ね着しておくと体温調節が楽ですね。季節の変わり目には使える方法だと思いますよ。

     
インナーフリースを装着した状態のアグレッサーパーカーです。

     
インナーフリースはジャケットと同色です。パーカーのジッパーが二重になっているのが写真で分かりますかね。内側のものがフリースのメインジッパーと連結しているのです。襟の黒い三角形の物はスリースの襟を押さえる為のスロットです。

     
インナーフリースの取り付け部分のジッパーをずらしてみました。連結状態が分かると思います。フリースの襟が黒いのは補強のナイロンが当ててある為です。すれ易い肩にも当てがあります。

     
インナーフリースを取り去った、パーカーの内側。スナップが付いたタブはフリースの固定に使います。フリースにタブを通す受けが付いています。写真は無いのですが、袖の内側にも同形状のタブが着いておりフリースを固定しています。
     
     
コヨーテ色にはコヨーテ色のフリースが付きます。補強用のナイロンは共通で黒色となります。



 いよいよ最後の一回はインナーフリースについて書こうと思います。

TEXT BY TAC
  
タグ :5.11


2008年02月19日

イラク派遣陸上自衛隊

グリーン・キャメル作戦

 緑のラクダ作戦?何じゃそりゃ、キャメルと言えばラクダ色。我々が冬に手放そうとしてもお別れできないあのラクダの色だろう。まぁ~ね、緑を平和の象徴色とでも捉えたのかな。イラク派遣の陸上自衛隊が復興支援作戦の作戦名として考えたのかもしれないな。ちょっとお気に入りを見つけるとつい、手が出てしまう。陸上自衛隊の物なんか他に何も持ってないし、何の知識もないのだけれど、イラクつながりという事で持っている物なんです。そんな訳でいつももみたいな説明はありません。無知識ですからね。自衛隊にも知り合いがいないので入手先はサマーワ基地を守ってくれていた国連加盟国軍兵士からの物です。

       
なんとも日本的なデザインだなと中央にわざわざのせた緑のラクダにとても生真面目な日本の心を感じますね。05-06年となっているのでこの一年に活動した復興支援作戦の第一陣とか第二陣に参加した人たちの作戦名ですかね。誰か詳しい人いませんか。

        
こちらはイラク復興支援作戦の記念バッジ。上のパッチの基デザインですね。友人がこのデザインのT-シャツを持っています。機会があったら借りてきて載せましょう。日本では実は沢山あって入手も楽なのかもしれませんが、つてのない私は結構な金額を払ってしまいました。まぁ~いいですけど。

       
自衛隊とは関係ないんですが、100m Stay Backパッチですイラクで使われる本物です。英軍のヘリパイロットがヘルメットに付けている写真がありましたね。他にクウェート製も持っているのでそのうち機会があったらお見せしましょう。


       
ピンバッチのタイプです。実際あまり見かねませんし、売っていません。アメリカのバッチメーカーが作ってイラクのバクダットにある米軍基地のPXで売っているらしいです。観光土産げみたいなモンですかね。


TEXT BY TAC  


Posted by USARV-TAG at 00:31Comments(0)パッチ&インシグニア

2008年02月18日

5.11 Aggressor Parka Vol.4

アグレッサーパーカー 2006年モデル 5.11タクティカル
   - Vol.4 ー  各機能部分 説明 編 ~その1~


     

 アグレッサーパーカーのVol.1で防水性能の話をしたね。記事では防水性能があまり高くない様にも読み取れると、いつも私が言っている5.11のフィールドユースでの優位性とは違ってんじゃないの?そんな指摘を受けましたよ。よく読んでもらえれば分かると思うんですけど、私が比較しているのは山岳用の雨具だったり、つまり雨具として開発された物に比べると性能は確かに劣りますよと言う主張なんです。一般的な簡易雨具の類ならそんなに遜色ないんじゃないかと思いますね。勿論素材の違いがありますから性能を維持する為には、それなりのケアが必要ですが。
 5.11のアウターの防水機能は非常にまじめに作られていてアウトドアを意識した撥水処理をした、ファッションジャケットなんか足元にも及びませんよ。まだ試す機会は無いのですが暴風の中に立っていて不安のないレベルではないだろうと、雨の日にオートバイに乗っていて浸透してこないレベルではなかろうと、こう思うわけです。それでも長時間でなければ、かなり耐えられると思います。弱点になるのはやはりポケットの多さでしょう。雨具には必要最低限のポケットやジッパーしか付いていないことが多い事を考えてもお分かりになりますよね。
 一応、誤解があってもよろしくないので防水機能の紹介からいきますよ。

    
 背面のIDパネル部分の裏側、肩から背中にかけての防水処理です。コートしてある素材は水を通さず、通気するゴアテックスの様な素材。全体に防水処理がしてあり、ステッチから浸透してこないよう、ステッチ部に追加のテープで処理を行っている。山岳用品の雨具に見られる様な、本格的な耐水処理です。5.11の真面目な取り組みが感じられるところですね。

     
 通常襟の部分に収納される簡易フード、ジッパーでの取り外しが可能です。襟の外側から出てくるので降雨時開いた襟から雨水の浸入をかなり防げる。フード自体に調整機能が付属しているので、ヘッドギアの有無、強風時と多様な状況で使用できる。こんなところも意外に凝った作りになっているんですよ。

     
 フードの首回りと開口部を調整する紐、ゴムひもなので非常に楽ですね。スナップ止めで前をとめることが出来、極力、雨水の浸入を抑えれますね。

     
フード後ろの調整機能。ヘッドギアの有無で調整できる。強風時に抵抗を最小限にするのにも有効。


 なんだか、長くシーリーズ化してしてしまいましたがアグレッサーパーカーの機能って、結構多彩なんですよ。気に入っていると言うこともありますが、思い入れの差と言うことで・・・。後、ベンチレーションとインナー・フリースの2回で終わる予定です。

TEXT BY TAC
  
タグ :5.11


2008年02月17日

Tactical Metal Hook

Tactical Metal Hook

 チョット、5.11タクティカル アグレッサーパーカーの記事が続いたので、ここら辺で一休みして何か小物の事でも書いてみようかなと、思いました。まぁー言い訳なんですけどね。アグレッサーパーカーの各部の写真を調子に乗って撮ったのは良いんですけど多すぎて、暗かったり、手ぶれしていたり、思う様に撮れていなかったりして、トリミングしたり補正する作業が面倒になってきたと言うわけですよ。ですからアグレッサーパーカーの記事更新にはもう少し時間をくださいな。
 このブログ立ち上げも、買ったはいいけど、あまり使わなかったデジカメで「何か出来ないかな。」と思ったのが、動機でしたからね。デジカメはその場で確認できるから失敗が少ないなんて言われて買ったのですが、その場では良く取れていると思っても意外にコンピューター画面で見ると色々あるもんですね。慣れていないだけですか?

     

 今回は金具のお話。あまりスポットライトの当たる部分じゃないですよね。スリングの形状自体はこだわる人一杯いると思うんです、話題としても「バンジーじゃなければ。」とか「3点式が使いやすい。」とかね。結構、聞きますよ。
 金具は「HKスタイルじゃなきゃ。」位は聞きかすかね。金具にはね、装着して外れないだけの強度があれば何でもいいという考え方もありますね。後は消音性が高いとかね。あくまでもスリングを固定する為の一部品の機能しか求めないと言う考え方もありですよね。
 実際のアメリカのショップなんか見て回ると随分とスリングに付属するカスタムパーツがあります。それこそね、ご存知のようにスリング自体の取り付け位置を変更したり、スーベルの形状を変えたりとね。タクティカルの世界では銃を安全に保持携帯するという考えから、一歩進んで迅速に応射体制に入れるように研究開発が進んで。スリング自体にも各種のバリエーションが広がっていったのでしょう。あくまでメインの器具の利便性を高める物ですから、使用状況によって要求される機能は異なりますので、スリングや金具に多くの選択肢が存在するのは納得のいくところ。つまり全ての状況に一番いいものなんてないんだね。特に流動的で直面する状況が変化する現場では、機能がある限定状況の利便性に特化している物ほど汎用性に乏しく、状況が変化してしまうと逆にデメリットが露呈してきてしまうんだね。昨今日本でも流行った一点式スリング等は応射性能に特化し、車両警護など狭い状況下に置かれても自由度が高い点が評価され、民間軍事会社(PMC)や要人警護を行う特殊部隊に好評を得た。しかし、様相の変化が現れると逆にその機能が足かせになる場合もでてくる、そんな場合に機能を切ってしまおうとクイックリリースの金具が取り付けられており、不要の状況ではスリングを切り離して使用する。DBTやBLACKHAWKも最近クイックリリース・ドラッグハンドル付のスリングがでていたように思う。
 この様に最近、取り付けと取り外しの機能を高めるだけでなく連結してある時の操作性の向上を視野に金具を開発をしているようだ。勿論、休憩時間に体から重たい銃をはずしておくのに便利、この機能のほうが日常的に必要とされるかな。

     
金属金具、ステンレス製 ナイロンテープの1インチと1.25インチに対応する2バージョンがある。滑り止のチェッカリング付いた部分をつまむだけで取り付け、取り外しが出来る。連結部に開口部がないので脱落の心配がない。円形の連結部は連結時の自由度を高めてくれるので不具合が発生しにくい。CSMのスリングにもこの金具を採用しているね。

     
ボタン部を押すと開く、キーホルダーに使うと意外にいいかも。ちょっとピンボケ、デジカメの難しさを再認識。

     
一点式スリングではこんな感じ。スリングアダプターは必須。

     
     

TEXT BY TAC
  


Posted by USARV-TAG at 17:27Comments(0)雑装備