2008年02月26日
5.11 ソフトシェル・ジャケット
5.11 Tactical Soft Shell Jacket
私にはね、昔から変な嗅覚みたいな物があって、いや、嗅覚と言ってもお香の匂いやワインの香りをかぎ分けられると言う物ではないんだけど、いわゆる選別眼とでも言うのかな。選ぶ物、気に入る物が結構な確率で不人気になる。もしくは、飽きた頃にヒットし始めるなんて事があります。ミリタリーの関係を好む人は結構そういう物かもしれないとも思う。少しその他大勢の人より変った物を好む傾向があるのかもしれない。なんだかそういう人種が多いように思う。高度成長期の真っ只中に生まれて、物が沢山あふれている事が当たり前になっている頃に物心ついて、今のようにファッションや流行する物に多様性がなかったし、あふれ出る工業製品や音楽に関しても細かく紹介するような情報誌もなかった。音楽も日本レコード大賞を受賞する様なものは皆、聞いていたし、衣類も白が流行れば皆が白い服を着て歩いていた。今もそんなに変らないかもしれないけれど、それでも今より社会の流行に関する多様性は制限があったと思う。小説とか音楽なんて今は100万出ればヒットでしょ、昔は300万売れたなんて事も結構ざらにあった。皆が一つの物に熱狂する土台があったと感じるね。そんな中で違和感のままに自分の好きな物を選んでいくうち、非常に優れたところがあるのに不人気の為生産が終わってしまったり、デザイン的に先進だなと思っているうちに凡庸なデザインにモデルチェンジしていたり、そんなこと結構ないですか。だからなくなってゆく物とか消えてゆく物とか簡単に機能や利便性が低いため、競争に敗れて廃れてゆくのだと思えないんですよ。遥かに質の劣る物をただ価格を下げて販売しているだけで成り立っている物だって結構ある。自分ではここがすばらしいなと思う所があるのに不人気と言うことで消えてしまう、そんな物ありませんか。タクティカルや軍用品にも結構あるんですよ私の場合。
その様な、時代の流れの中で消えて行ってしまう。そんな愛しきアイテム。何ゆえ私が旧バージョンのアイテムや世間的に注目されている物と違う物ばかりをブログで紹介し続けているのか、少しお分かりいただけたと思います。そこで今回は昨年生産が終わり、後継のモデルも存在しない5.11ソフトシェルジャケットのご紹介です。

後継モデルが存在しないと書きましたがデザイン的には2007年に発売になった。5.11のタクティカルフリースに継承されているのではないかと思いますね。まだ手にとっていないいのですが、写真上のカッティングは非常に似ていると思います。ただ商品名の通り、フリースなんですよ。

インナーにフリースがライニングされています。表面の素材これなんていうのでしょうね。いわゆるドライスーツのような素材です。風もあまり通さず、暖かいです、フリースよりもね。暑すぎるような場面もありますね。
カッティングとしては胸のベロクロ留め大型ポケットが5.11のデザインらしいと思わせます。その他の部分では無線マイクループやジッパー開閉式の斜めに切られているポケットなどフリースの基本設計とあまり変らない印象です。

背中部分右下にジッパーポケットがあります。これまで紹介してきた、インナーフリースと3in1とかアグレッサーパーカーの中間的要素が混在した感じのデザインです。インナーフリースやパトロールフリースよりアウターに振ったデザインと言うところでしょうか。実際、物を入れた過ぎたときの見てくれはともかく収納の容積拡大は素直に喜ばしい。また着心地も軽く暖かいのでこの点は評価できるところですね。素材の違いで風に強いのもフリースに比べ私にとっては高評価です。


内ポケット部分です。左右の作り、フリースと言うよりアグレッサーパーカー等のアウターパーカーもしくはジャケットと同様の作りです。この点も中間デザインなのです。人気がなかったといわれる所以はこういう所が中途半端に見えたのかチャンポンデザインが手抜き仕事に見えたのか分かりませんが、私自体は『こんな物がほしかったんだよ。』と思わされました。つまり気に入ったと言うことです。

5.11のロゴ(何度も写真にしていましたね。)背中の部分がフリースになっている。生地の違いで分かると思います。
各部の機能についてはまた、後ほど載せます。
Text by TAC
私にはね、昔から変な嗅覚みたいな物があって、いや、嗅覚と言ってもお香の匂いやワインの香りをかぎ分けられると言う物ではないんだけど、いわゆる選別眼とでも言うのかな。選ぶ物、気に入る物が結構な確率で不人気になる。もしくは、飽きた頃にヒットし始めるなんて事があります。ミリタリーの関係を好む人は結構そういう物かもしれないとも思う。少しその他大勢の人より変った物を好む傾向があるのかもしれない。なんだかそういう人種が多いように思う。高度成長期の真っ只中に生まれて、物が沢山あふれている事が当たり前になっている頃に物心ついて、今のようにファッションや流行する物に多様性がなかったし、あふれ出る工業製品や音楽に関しても細かく紹介するような情報誌もなかった。音楽も日本レコード大賞を受賞する様なものは皆、聞いていたし、衣類も白が流行れば皆が白い服を着て歩いていた。今もそんなに変らないかもしれないけれど、それでも今より社会の流行に関する多様性は制限があったと思う。小説とか音楽なんて今は100万出ればヒットでしょ、昔は300万売れたなんて事も結構ざらにあった。皆が一つの物に熱狂する土台があったと感じるね。そんな中で違和感のままに自分の好きな物を選んでいくうち、非常に優れたところがあるのに不人気の為生産が終わってしまったり、デザイン的に先進だなと思っているうちに凡庸なデザインにモデルチェンジしていたり、そんなこと結構ないですか。だからなくなってゆく物とか消えてゆく物とか簡単に機能や利便性が低いため、競争に敗れて廃れてゆくのだと思えないんですよ。遥かに質の劣る物をただ価格を下げて販売しているだけで成り立っている物だって結構ある。自分ではここがすばらしいなと思う所があるのに不人気と言うことで消えてしまう、そんな物ありませんか。タクティカルや軍用品にも結構あるんですよ私の場合。
その様な、時代の流れの中で消えて行ってしまう。そんな愛しきアイテム。何ゆえ私が旧バージョンのアイテムや世間的に注目されている物と違う物ばかりをブログで紹介し続けているのか、少しお分かりいただけたと思います。そこで今回は昨年生産が終わり、後継のモデルも存在しない5.11ソフトシェルジャケットのご紹介です。
後継モデルが存在しないと書きましたがデザイン的には2007年に発売になった。5.11のタクティカルフリースに継承されているのではないかと思いますね。まだ手にとっていないいのですが、写真上のカッティングは非常に似ていると思います。ただ商品名の通り、フリースなんですよ。
インナーにフリースがライニングされています。表面の素材これなんていうのでしょうね。いわゆるドライスーツのような素材です。風もあまり通さず、暖かいです、フリースよりもね。暑すぎるような場面もありますね。
カッティングとしては胸のベロクロ留め大型ポケットが5.11のデザインらしいと思わせます。その他の部分では無線マイクループやジッパー開閉式の斜めに切られているポケットなどフリースの基本設計とあまり変らない印象です。
背中部分右下にジッパーポケットがあります。これまで紹介してきた、インナーフリースと3in1とかアグレッサーパーカーの中間的要素が混在した感じのデザインです。インナーフリースやパトロールフリースよりアウターに振ったデザインと言うところでしょうか。実際、物を入れた過ぎたときの見てくれはともかく収納の容積拡大は素直に喜ばしい。また着心地も軽く暖かいのでこの点は評価できるところですね。素材の違いで風に強いのもフリースに比べ私にとっては高評価です。
内ポケット部分です。左右の作り、フリースと言うよりアグレッサーパーカー等のアウターパーカーもしくはジャケットと同様の作りです。この点も中間デザインなのです。人気がなかったといわれる所以はこういう所が中途半端に見えたのかチャンポンデザインが手抜き仕事に見えたのか分かりませんが、私自体は『こんな物がほしかったんだよ。』と思わされました。つまり気に入ったと言うことです。
5.11のロゴ(何度も写真にしていましたね。)背中の部分がフリースになっている。生地の違いで分かると思います。
各部の機能についてはまた、後ほど載せます。
Text by TAC
Posted by USARV-TAG at 17:38│Comments(0)
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