2008年02月27日
5.11ソフトシェル ジャケットVol.2
5.11Tactical Soft Shell Jacket Vol.2
~各部機能~
昨日アップした、5.11ソフトシェル ジャケット今回は各部機能を紹介すると申していたのですが、昨日の記事の中で本来書いておかなくてはならなっかった、デザイン部分ロアポケット形状を書き忘れていることに気づいたのでそこから始めましょう。

ロアポケット拡大写真、フリースに準じた基本デザインと書いてきましたがこのポケット部は少々違います。ジッパー部分が表面に露出しないデザイン。アウター系のフラップつきロアポケットに良く似ていますが、これもアウターが降雨時の使用に耐えるよう、フラップ自体の大きい物としているに対して小ぶりのフラップを採用している。


5.11フリースジャケットと同様にソフトシェル・ジャケットにも3in1パーカー,5in1ジャケット,アグレッサーパーカーなどアウターインナーとしての機能を持たせてある。基本的に装着した感想は一連の5.11フリースよりも保温性が高いと思う、反面、通気性に劣り、蒸れを感じる場面が多い。これは単純に素材の差であろう。ソフトシェルをインナーとする場合、極寒地で使用を前提にすることをお勧めする。ソフトシェルの素材はフリースに比べ伸縮性に劣り、若干生地に厚みがあるようなので、特に腕の曲げ伸ばしに不満を感じる。
カフは伸縮用ゴムを内包したタイプにベロクロ調整機能を併せ持つ、非常に凝った作りだ。インナーとして使うための、袖口ににループがある。
ネック部に同様の固定ループが付いている。

ジッパーの裏側に防風性を高めるフラップがつく、5.11のアウターに必ず付いている機能。ここでもアウターとインナーの両立デザインとして機能させようとする5.11の取り組みを感じる。袖の付け根にあるループは無線機マイクを固定するループ。胸に大型のベロクロ止めポケットが左右につく。

おなじみのサイドオープン機能。ベルトに付いた装備へアクセスする為の機能だが、通気を行い着用時の快適性を向上させる狙いもある。特に蒸れやすいこのソフトシェルではその利便性を上げる為、上下から開くことが出来るように2ウェイジッパーが採用されている。

これまたおなじみ5.11ロゴがアウターに見られる様にカフ部に刺繍される。伸縮カフにベロクロの調整機能が付き防風性能を向上した。
5.11ソフトシェルはご覧頂いたように、アウターとインナーの中間に位置する様なコンセプトで作られているように思う。
良い言い方をすればその両立を狙ったデザイン。悪く言えば中途半端。素材の特性上、防水性能は期待できないが少々の雨で保温性能を著しく損なうことはない。5.11が狙ったのはむしろ雨天時の使用ではなく防風性、寒冷地での性能の向上であろう。
それ故、既存のアウター類との併用で雨天時の使用を可能にしてしまおうと考えたのではなかろうか。その素材から来る保温性能の高さ、防風性の高さの機能と引き換えに通気性のの悪さが目立つ。ヒーティングされる屋内では蒸れは避けられない印象だ。
この欠点ゆえ、生産の終了を向かえ、フリースの持つ汎用性の向上へ舵を切ったように感じた。しかしながら単体のそれとしては非常に使いやすく、暖かい。インナーの機能を考えず使用させることでこのジャケットの延命は望めなかったのだろうか?
ジャケットとしての機能が気に入っているだけに個人的には非常に惜しい。
そういえば5.11の新商品にセーバージャケットと言うハードシェルが出てきているね。防風性と防水性に特化したモデルでソフトシェルとのコンセプトで似た部分もあるように感じる。ただし非常にストイックなデザインだけに通常使用となるとソフトシェルの中途半端さがかえって汎用性が高いようにも映るのだよね。
Text By TAC
~各部機能~
昨日アップした、5.11ソフトシェル ジャケット今回は各部機能を紹介すると申していたのですが、昨日の記事の中で本来書いておかなくてはならなっかった、デザイン部分ロアポケット形状を書き忘れていることに気づいたのでそこから始めましょう。
ロアポケット拡大写真、フリースに準じた基本デザインと書いてきましたがこのポケット部は少々違います。ジッパー部分が表面に露出しないデザイン。アウター系のフラップつきロアポケットに良く似ていますが、これもアウターが降雨時の使用に耐えるよう、フラップ自体の大きい物としているに対して小ぶりのフラップを採用している。
5.11フリースジャケットと同様にソフトシェル・ジャケットにも3in1パーカー,5in1ジャケット,アグレッサーパーカーなどアウターインナーとしての機能を持たせてある。基本的に装着した感想は一連の5.11フリースよりも保温性が高いと思う、反面、通気性に劣り、蒸れを感じる場面が多い。これは単純に素材の差であろう。ソフトシェルをインナーとする場合、極寒地で使用を前提にすることをお勧めする。ソフトシェルの素材はフリースに比べ伸縮性に劣り、若干生地に厚みがあるようなので、特に腕の曲げ伸ばしに不満を感じる。
カフは伸縮用ゴムを内包したタイプにベロクロ調整機能を併せ持つ、非常に凝った作りだ。インナーとして使うための、袖口ににループがある。
ネック部に同様の固定ループが付いている。
ジッパーの裏側に防風性を高めるフラップがつく、5.11のアウターに必ず付いている機能。ここでもアウターとインナーの両立デザインとして機能させようとする5.11の取り組みを感じる。袖の付け根にあるループは無線機マイクを固定するループ。胸に大型のベロクロ止めポケットが左右につく。
おなじみのサイドオープン機能。ベルトに付いた装備へアクセスする為の機能だが、通気を行い着用時の快適性を向上させる狙いもある。特に蒸れやすいこのソフトシェルではその利便性を上げる為、上下から開くことが出来るように2ウェイジッパーが採用されている。
これまたおなじみ5.11ロゴがアウターに見られる様にカフ部に刺繍される。伸縮カフにベロクロの調整機能が付き防風性能を向上した。
5.11ソフトシェルはご覧頂いたように、アウターとインナーの中間に位置する様なコンセプトで作られているように思う。
良い言い方をすればその両立を狙ったデザイン。悪く言えば中途半端。素材の特性上、防水性能は期待できないが少々の雨で保温性能を著しく損なうことはない。5.11が狙ったのはむしろ雨天時の使用ではなく防風性、寒冷地での性能の向上であろう。
それ故、既存のアウター類との併用で雨天時の使用を可能にしてしまおうと考えたのではなかろうか。その素材から来る保温性能の高さ、防風性の高さの機能と引き換えに通気性のの悪さが目立つ。ヒーティングされる屋内では蒸れは避けられない印象だ。
この欠点ゆえ、生産の終了を向かえ、フリースの持つ汎用性の向上へ舵を切ったように感じた。しかしながら単体のそれとしては非常に使いやすく、暖かい。インナーの機能を考えず使用させることでこのジャケットの延命は望めなかったのだろうか?
ジャケットとしての機能が気に入っているだけに個人的には非常に惜しい。
そういえば5.11の新商品にセーバージャケットと言うハードシェルが出てきているね。防風性と防水性に特化したモデルでソフトシェルとのコンセプトで似た部分もあるように感じる。ただし非常にストイックなデザインだけに通常使用となるとソフトシェルの中途半端さがかえって汎用性が高いようにも映るのだよね。
Text By TAC
Posted by USARV-TAG at 13:33│Comments(2)
│ソフトシェル・ジャケット・シリーズ
この記事へのコメント
すいません改行お願いいします!!!!
Posted by HONMAX at 2008年02月27日 23:15
承知しました!!!
Posted by USARV-TAG
at 2008年02月27日 23:29
