2010年01月23日
5.11 3in1 Patrol Bag
5.11 Tactical
3 in 1 Patrol Bag
5.11タクティカル シリーズは日本でもウェアー類を筆頭に幅の広いラインナップがされていることはよく知られるところだ。最近ではナイフやサングラス、時計、タクティカルライトを始め小物類も充実してきている。そして、アメリカの装備メーカーViking Tacticsと共同で装備品を充実させたり、Blade-Techの協力を得てホルスターをラインナップさせたりとタクティカル用品全般を扱うブランドになってきている。他社と共同で開発した製品はそれなりに他社の培ってきたアイデアを取り込んで製作されているので5.11ブランドの他社コラボレーション製品を見なくてもある程度の想像はできそうだが、5.11が独自に製作してきたバック類はどうなんだろう?興味が沸いたので3in1 Patrol Bagを手に入れてみた。

Patrol Bagは司法機関の要員がパトロールに必要な装備を収納して運ぶ目的のバックで結構、昔からHATCHなど司法機関へ装備を提供する会社が製作してきている。基本的には無線機や大型MAG Light、バトン(警棒)ホルダーなどの必要な装備品を効率良く収納できる作りになっている。5.11にもPatrol Readyと言う名称のバックがあり、他社のそれと比べ装備品の専用ポケットなどを簡素化しているものの、まだ何となく特殊な使用を意識したデザインと言う主張が伝わってくるので、よりデザインが汎用的に見える3in1 Patrol Bagを今回は選んでみた。あと車の助手席においておくときにバックが転落しないように、シートベルトを通すスロットが付いている事も購入動機のひとつかな。
3in1 Patrol Bag の正面はあまり派手な印象ではないね。写真では半分しか確認できないだろうけど認証用のベロクロが付いている以外はタクティカルな雰囲気をかもし出すようなデザインではない。一寸物足りないと言う人もいれば。この位の方が好みだという人もいるだろうね。

上から見るとこんな感じだ。Patrol Bag としての雰囲気はメインコンテナも開閉方式、長方形のフリップ式の蓋がジッパー開閉される形状を見ても感じる事が出来ると思う。下方についているサブコンテナが最初の写真に写っている部分となる。両サイドに新書が充分入る大きさのポーチが付属する。サブコンテナの上にキャリング・ハンドルから伸びるようにテープが出ているが、これはバトン(警棒)ホルダーとなっていてベロクロでバトンを取り外す事が出来る。
キャリングハンドルに使われるナイロンの質はあまり硬質ではなく、やや頼り無い印象だ。どの会社のバックでもこの点は共通した印象だが5.11シリーズはその中でも最も頼り無さな印象となっている。ショルダーストラップが付属しているので持ち運びに使うのはキャリングハンドルではなく、ショルダーストラップでしょ?と言う発想なのかもしれないな。
メインコンテナの厚みが他のどの製品より薄いように感じる。これはサブコンテナを持つデザインであることが理由のひとつだろうと思う。サブコンテナを含む厚さは、実際HATCHのPatrol Bagと同じ位だった。

バトンホルダーは写真の通り、ラダー金具が奢られている。一般的なバトンホルダーが単にナイロンとベロクロテープで作られていることを考えると固定する時の利便性は向上している。バック全体に使用されるナイロン布は600Dとなっている。非常に強い強度を誇ると言うほどではないが、重量と強度のバランスを考える時、この位で充分だと思う。

背面に当たる部分の写真。左上に樹脂コーティングが施されている、長方形に白く映っている部分だ。これはネームテープで直接使用者の名前をマジックなどで書き込む為の物である。
左上から右下に向けて斜めに布が張っているのが分かるだろう。この部分が車の3点式シートベルトを通す部分で助手席にバックを固定しておくときに使う。容疑者追跡で映画ばりに荒い運転を繰り返すとバックが床に落ちてしまうような事が頻繁にあるのだろうね。かなり昔に4WD車用の製品に同様の形状を持ったバックが売られていたのを見た事がある、そこからデザインを拝借したのかもしれないですね。

名前などを直接書き込むのに使うテープ。そう言えば5.11ラゲージ・ネームタグと言う製品があって、それも名前を書き込む部分が同様の加工になっていたな。
サブコンテナやサイドポーチ部分は次の機会に書くことにしようと思う。この製品アメリカ・ユーザーの満足度が高いと謳われていたけれど、特筆する様な特別の機能があるわけでもなさそうだ。アメリカでもシンプルな物がよいと考える向きがあるのかしら。そういえばHATCHのバッくには型崩れがおきないようにプラスチックが表皮の裏側に入っていたが、この3in1にはその様な加工がされておらず、全体的にソフトなイメージがあるね。方が入っているとファイルなどを出し入れするのが容易でとても使いやすいのだけれど、反面ではショルダストラップで肩がけにして、持ち運ぶと人体に直線部分が無いので非常に不安定でとても疲れる場面があった。仕舞いには内部のプラスチックが割れてしまって、内側に突き出てしまい使い物にならなくなった事があった。まぁ・・・使い方次第なんだけど。
TEXT BY TAC
3 in 1 Patrol Bag
5.11タクティカル シリーズは日本でもウェアー類を筆頭に幅の広いラインナップがされていることはよく知られるところだ。最近ではナイフやサングラス、時計、タクティカルライトを始め小物類も充実してきている。そして、アメリカの装備メーカーViking Tacticsと共同で装備品を充実させたり、Blade-Techの協力を得てホルスターをラインナップさせたりとタクティカル用品全般を扱うブランドになってきている。他社と共同で開発した製品はそれなりに他社の培ってきたアイデアを取り込んで製作されているので5.11ブランドの他社コラボレーション製品を見なくてもある程度の想像はできそうだが、5.11が独自に製作してきたバック類はどうなんだろう?興味が沸いたので3in1 Patrol Bagを手に入れてみた。
Patrol Bagは司法機関の要員がパトロールに必要な装備を収納して運ぶ目的のバックで結構、昔からHATCHなど司法機関へ装備を提供する会社が製作してきている。基本的には無線機や大型MAG Light、バトン(警棒)ホルダーなどの必要な装備品を効率良く収納できる作りになっている。5.11にもPatrol Readyと言う名称のバックがあり、他社のそれと比べ装備品の専用ポケットなどを簡素化しているものの、まだ何となく特殊な使用を意識したデザインと言う主張が伝わってくるので、よりデザインが汎用的に見える3in1 Patrol Bagを今回は選んでみた。あと車の助手席においておくときにバックが転落しないように、シートベルトを通すスロットが付いている事も購入動機のひとつかな。
3in1 Patrol Bag の正面はあまり派手な印象ではないね。写真では半分しか確認できないだろうけど認証用のベロクロが付いている以外はタクティカルな雰囲気をかもし出すようなデザインではない。一寸物足りないと言う人もいれば。この位の方が好みだという人もいるだろうね。
上から見るとこんな感じだ。Patrol Bag としての雰囲気はメインコンテナも開閉方式、長方形のフリップ式の蓋がジッパー開閉される形状を見ても感じる事が出来ると思う。下方についているサブコンテナが最初の写真に写っている部分となる。両サイドに新書が充分入る大きさのポーチが付属する。サブコンテナの上にキャリング・ハンドルから伸びるようにテープが出ているが、これはバトン(警棒)ホルダーとなっていてベロクロでバトンを取り外す事が出来る。
キャリングハンドルに使われるナイロンの質はあまり硬質ではなく、やや頼り無い印象だ。どの会社のバックでもこの点は共通した印象だが5.11シリーズはその中でも最も頼り無さな印象となっている。ショルダーストラップが付属しているので持ち運びに使うのはキャリングハンドルではなく、ショルダーストラップでしょ?と言う発想なのかもしれないな。
メインコンテナの厚みが他のどの製品より薄いように感じる。これはサブコンテナを持つデザインであることが理由のひとつだろうと思う。サブコンテナを含む厚さは、実際HATCHのPatrol Bagと同じ位だった。
バトンホルダーは写真の通り、ラダー金具が奢られている。一般的なバトンホルダーが単にナイロンとベロクロテープで作られていることを考えると固定する時の利便性は向上している。バック全体に使用されるナイロン布は600Dとなっている。非常に強い強度を誇ると言うほどではないが、重量と強度のバランスを考える時、この位で充分だと思う。
背面に当たる部分の写真。左上に樹脂コーティングが施されている、長方形に白く映っている部分だ。これはネームテープで直接使用者の名前をマジックなどで書き込む為の物である。
左上から右下に向けて斜めに布が張っているのが分かるだろう。この部分が車の3点式シートベルトを通す部分で助手席にバックを固定しておくときに使う。容疑者追跡で映画ばりに荒い運転を繰り返すとバックが床に落ちてしまうような事が頻繁にあるのだろうね。かなり昔に4WD車用の製品に同様の形状を持ったバックが売られていたのを見た事がある、そこからデザインを拝借したのかもしれないですね。
名前などを直接書き込むのに使うテープ。そう言えば5.11ラゲージ・ネームタグと言う製品があって、それも名前を書き込む部分が同様の加工になっていたな。
サブコンテナやサイドポーチ部分は次の機会に書くことにしようと思う。この製品アメリカ・ユーザーの満足度が高いと謳われていたけれど、特筆する様な特別の機能があるわけでもなさそうだ。アメリカでもシンプルな物がよいと考える向きがあるのかしら。そういえばHATCHのバッくには型崩れがおきないようにプラスチックが表皮の裏側に入っていたが、この3in1にはその様な加工がされておらず、全体的にソフトなイメージがあるね。方が入っているとファイルなどを出し入れするのが容易でとても使いやすいのだけれど、反面ではショルダストラップで肩がけにして、持ち運ぶと人体に直線部分が無いので非常に不安定でとても疲れる場面があった。仕舞いには内部のプラスチックが割れてしまって、内側に突き出てしまい使い物にならなくなった事があった。まぁ・・・使い方次第なんだけど。
TEXT BY TAC