2008年03月30日

Maxpedition Jumbo Vesripack 2

MAXPEDITION Jumbo Vesripack Vol.2

Vol.1に引き続き、本日はVol.2。各部の細かい仕様について紹介してゆくことにしますよ。
MAXPEDITION(マックスぺディション)は台湾の製作メーカーであることはVol.1で書いた。日本で知られるMAGFORCE(マグフォース)についてもね。日本では割と廉価版やコピー商品でのイメージが定着している香港や台湾のメーカーだけれども、実際はアメリカ企業をはじめとして世界各国企業が生産委託をしているだけあって縫製技術などには問題がなさそうだ。
 ブラックホークなどは生産拠点がベトナムや韓国であることを考えても、それなりの素材管理や製造管理を行う場合には質感が高く、満足のいく製品を生産してくるんだろうし、販売価格を下げる努力としては一般的になりつつあるんだね。
 デザイン性に革新的な部分が認められることはあまりないのだが、質感や素材にあまり不満が出てこないと思う。
その分、価格には反映されていて、チープなイメージが付きまとう台湾製品の中にあって価格帯は総じて高めだ。
 MAXPEDITIONの製品は完全なタクティカル製品と考えられないラインナップが多く、デザインもアウトドア用品や一般的な使用に耐えるようアレンジが加えられる物が多いように感じている。これは決して批判ではなくて、タクティカルデザインを残しつつ一般使用に利便性が高い汎用的な使い方が出来る点が私的には好印象なんですよ。
その気になればフィールド使用になんら不安を感じることもない様に思うね。

Maxpedition Jumbo Vesripack 2


このJumbo Vesripackは色はカーキでコヨーテ・タンより茶色が弱く、そして暗い独特な色を採用している。他社製品とあわせる際に苦労しそう、これが弱点だね。ナイロンは硬くおそらくコーデュラD100だろうね。
ジッパー部は黒のコイルジッパーとなっている、タブがなくパラコードがプルタブとなっているためジッパー生産会社を特定できないが、作動が非常にスムーズで安心感がある。YKKじゃないかな?

Maxpedition Jumbo Vesripack 2

この手のパックには割とよく付いているインナーカバー、勿論コードロックで、内包物が落下しないよう締めておけるし、若干の防水性も高められる。
メインコンテナ外側に小型ポーチがあり、更にパッチポケットが付くのだがフラップを閉め忘れると脱落してしまいそうなので、一時的に小さな物を入れておく意外には使用しませんね。

Maxpedition Jumbo Vesripack 2

メインコンテナの内部、2つのインナーポケットが付いている。このポケットはインナーカバーを中に入れると隠れるので、海外へ出てゆくときにトラベラーチェックや直ぐに使うことのない現金などを入れておくと隠しておけるので重宝しますね。剃刀による切り裂きスリなんて話も聞きますが、素材が強いのでそう簡単には切り裂けないでしょうし、メインコンテナの外側にポーチも付いているのでメインに到達するのには時間がかかると思う。何よりこのパックはベルトで位置を固定できるので正面側に固定しておけばその様な被害にあわずにすみますよ。

Maxpedition Jumbo Vesripack 2

メインコンテナに付く、小型ポーチ。ジッパー開閉式、開閉方向が一方向なのでここは二方向のものにして欲しかった。容量はかなりあって直ぐに使える物を入れておくことにしている。私の場合、シュアファイアー6Pをパックについている脱落防止用のストラップで固定し、薬品と人工呼吸用マウスピース、医療用三角巾を持ち歩いています。救急救命士資格を持っているんですよ。
後はナイフと鋏ですね。ナイフ、日本国内では持ち歩かないでくださいね、即、銃刀法で捕まりますよ。
ただでさえ、我々の趣向は理解されないですから、是非とも法令順守で危険視されないよう気をつけてくださいね。

Maxpedition Jumbo Vesripack 2

ショルダーストラップが固定されるベース部分にジッパーポケットが付属する。このポケットはベース部分がそのまま収納スペースとなっているので意外と大きな書類などが入るほか、ベロクロが一面に縫い付けてあり、別売りのアクセサリーキットを買って整然とライトやペンを並べておくことも出来る。メーカーによれば収納スペースは一般的な拳銃と予備弾倉を入れておけるとのふれこみだね。
 私はここにパスポートとかバウチャー、旅行日程表なんかを入れておきますよ。航空券とかなくなったら困る物なんかね。

Maxpedition Jumbo Vesripack 2

裏側。黒い部分がスポンジでクッションとなっている。ショルダーパッドも付属しており、こちらはベロクロで脱着で着る他、滑り止めの加工が施されている。固定用ベルトループはベロクロで開放するので使いやすい。

Maxpedition Jumbo Vesripack 2

ショルダーストラップにHKスタイルのクリップが付く、鍵なんかをつけておくんだろうね。キーサイレンサーなのだろうがMolle部の下に本当に小さなポケットが付いている。電車の切符なんかとかカードを入れておける。

Maxpedition Jumbo Vesripack 2

Maxpedition Jumbo Vesripack 2

ショルダーストラップ部分、パッドはベロクロで脱着できる。裏面で2箇所素材が違う部分が分かる、この部分が滑り止めの加工になっている。その他の部分はナイロンのメッシュだ。長時間背負ってみると快適さが分かりますよ。

Maxpedition Jumbo Vesripack 2


今回一週間ほど海外で使ってみて、好印象でしたよ。直ぐ使う物は取り出しやすい場所にしまって置けるしね。お土産を買いまわるのには容量が不足しますが、デジカメやサングラスや何でも詰め込んでおいてそのまま出かけられるので助かりました。
後、好き嫌いもあるでしょうがボトルケースは私の場合必須と思います。日本並みにコンビニが多くない地域などもあるので飲料水は体力を低下させない意味でも持ち歩くことをお勧めします。怪しい飲み物しか売っていないなんて事ありますよ、実際ね。

Text By TAC






同じカテゴリー(雑装備)の記事画像
5.11 3in1 Patrol Bag Vol2
5.11 3in1 Patrol Bag
EPOL メッセンジャーバッグ
Maxpedition Devildog ~Vol.2~
MAXPEDITION  Devil Dog
MSA  保護眼鏡
同じカテゴリー(雑装備)の記事
 5.11 3in1 Patrol Bag Vol2 (2010-01-25 12:06)
 5.11 3in1 Patrol Bag (2010-01-23 23:08)
 EPOL メッセンジャーバッグ (2010-01-22 19:43)
 Maxpedition Devildog ~Vol.2~ (2009-01-29 00:31)
 MAXPEDITION Devil Dog (2009-01-27 00:40)
 MSA 保護眼鏡 (2008-09-30 23:38)

Posted by USARV-TAG at 22:29│Comments(2)雑装備
この記事へのコメント
いつも拝見させて頂いております。
私はマグフォースを愛用していますが、やはり値段が安くて良いですね!!
EAGLEなどの本物も良いですが、ただのピストルマグポーチに5000円近いお金出せないですよ。
ちなみにブラックを使ってますので、メーカータグはサインペンで塗りつぶしてます~
Posted by ジャイポ at 2008年03月30日 23:40
意外とこれら一連のメーカーは真面目に製品化を行っている様で良いですよね。惜しむらくは日本でのイメージが悪くて、正当に評価されていないところでしょうかね。
台湾などのメーカーは安い商品を作るイメージの為か、日本では縫製もナイロンの素材もかなり悪い物ばかりが目に付いてしまいます。イメージ先行であまり高い、質の良い商品が入っていませんね。
アメリカや日本メーカーの生産委託品はそれなりの評価があるのに台湾独自のブランドとなるとどうもいただけないと言う風潮があるようです。
その中でも割とマグフォースは成功している方かもしれませんね。
北米市場での評価もまぁまぁですかね。結構知られています。
タクティカルやハンティング・アウトドアショップでも良く見かけます。

私もタクティカルとアウトドアの中間デザインがコンセプトになっている部分に魅力を感じますね。価格帯はアメリカ製造の物よりは安めで海外生産拠点を持つアメリカメーカーと同程度といったところでしょうかね。
価格と質のバランスが良く取れていると思いますよ。

私の私見で書いている記事に興味を持っていただきありがとうございます。
Posted by USARV-TAGUSARV-TAG at 2008年03月31日 00:26
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。