2008年07月16日
USMC Rigger Belt
USMC Rigger Belt

今更、リガーベルトという感じはあるな。やっぱり・・・。
現代のアメリカ軍装備としては基本的なものだし、実物官給品を含め民生品とあわせると、かなり普通に出回っているアイテムなので特に目新しい物でもない。
今回はその中でも少し珍しい色のものを持っているのでわざわざUSMCと銘打って紹介することとした。あんまり確証に自信はないんだけれど。

アメリカのバージニア州にクアンティコと言うアメリカ海兵隊の本拠地がある。戦術研究や技術開発部門などで知られる大掛かりな施設なのだが、ここでは近接戦闘(CQB)と徒手戦術を組み合わせた総合体術を2001年に体系化して教育プログラム化している、いわゆるMCMAP(Marine Corps Martial Arts Program)がそれだ。
過酷と評され訓練中に死者を出すこともある海兵隊の銃剣術を含み、それまで海兵隊が独自に持っていた格闘術を組み合わせた物のようだ。
兵器が著しく発達した現代にあって、あらゆる状況下で対応できるように格闘戦術を本気で取り入れている姿勢の表れかな。


海兵隊でリガーベルトがMCMAPの習得度を現すと言うことはよく知られるところだね。今回、このブログを書く事を決めたのは、今までかなり程度の悪いグレイのリガーベルトしかもっていなかったところ、未官給品で手に入れることができたから、このグレイは民生でも作っていなくて、なかなか手に入らなかったんですよ。ランク的には高くないのである所にはあるんでしょうがね。
参考までに書いておくと習熟度を表すベルトの色は次の通り。
タン(ベージュ)が最も低く基本訓練修了者
グレイ(セージ)初等中級者 初級下士官クラスはこのレベルが求められる また強襲部隊要員には必須。
オリーブグリーン(OD)中級者 LCpl(E-3)クラス以上ではこのレベルの取得を望まれる。指導教官用にはタン色のラインが縦に1本入ったものが用意される。
ブラウン(コヨーテ)高等中級者 Cpl(E-4)クラス以上ではこのレベルの取得を望まれる。指導官用は同様のラインが入ったものが用意されている。
ブラック 上級者 Sgt(E-5)クラス以上ではこのレベルの取得が望まれている。指導官用は同様のラインが入ったものが用意されている。また、指導官養成資格の有資格者にはタン色のラインの代わりに赤色のラインが入った物が支給される。指導官養成資格はブラックベルトの資格者のみで構成され、さらにレベル2(2nd Degree)から5まで分類されている。ちなみにレベル1(1st Degree)はブラックベルト資格者。

上がタンのベルト、下がグレイ グレイはセージに近く、新品時にはダークグレイに見える。

右がOD、左がコヨーテブラウン ブラックのベルトはどっかに仕舞い込んで見つかりませんでした。
リガーベルトは現用アメリカ軍の個人装備と目されているが、実の所、それ以前から使用されていた事実がある。勿論、正規に官給されていた物ではないのだが、ベトナム戦争時代に特殊部隊によって使用され始めていた。ズボン用のベルトとしてではなく、どちらかと言えば装備用のベルトとしての使い方が一般的だったと私は信じている。つまりピストルベルトの代りとしての使い方だね。
当時は貨物を固定するストラップを適当な長さに切って使っていたようで、A-7Aストラップを使用することが多かったと思う。
ベトナム戦争で使用されていたこのベルトを1本持っているが金具はそのまま、ナイロンはODで当時の赤いステッチが中央に入っているものだったりする。他にもう少し厚みのあるナイロンでODのみの物も使われていたようだ。
TEXT By TAC
今更、リガーベルトという感じはあるな。やっぱり・・・。
現代のアメリカ軍装備としては基本的なものだし、実物官給品を含め民生品とあわせると、かなり普通に出回っているアイテムなので特に目新しい物でもない。
今回はその中でも少し珍しい色のものを持っているのでわざわざUSMCと銘打って紹介することとした。あんまり確証に自信はないんだけれど。
アメリカのバージニア州にクアンティコと言うアメリカ海兵隊の本拠地がある。戦術研究や技術開発部門などで知られる大掛かりな施設なのだが、ここでは近接戦闘(CQB)と徒手戦術を組み合わせた総合体術を2001年に体系化して教育プログラム化している、いわゆるMCMAP(Marine Corps Martial Arts Program)がそれだ。
過酷と評され訓練中に死者を出すこともある海兵隊の銃剣術を含み、それまで海兵隊が独自に持っていた格闘術を組み合わせた物のようだ。
兵器が著しく発達した現代にあって、あらゆる状況下で対応できるように格闘戦術を本気で取り入れている姿勢の表れかな。
海兵隊でリガーベルトがMCMAPの習得度を現すと言うことはよく知られるところだね。今回、このブログを書く事を決めたのは、今までかなり程度の悪いグレイのリガーベルトしかもっていなかったところ、未官給品で手に入れることができたから、このグレイは民生でも作っていなくて、なかなか手に入らなかったんですよ。ランク的には高くないのである所にはあるんでしょうがね。
参考までに書いておくと習熟度を表すベルトの色は次の通り。
タン(ベージュ)が最も低く基本訓練修了者
グレイ(セージ)初等中級者 初級下士官クラスはこのレベルが求められる また強襲部隊要員には必須。
オリーブグリーン(OD)中級者 LCpl(E-3)クラス以上ではこのレベルの取得を望まれる。指導教官用にはタン色のラインが縦に1本入ったものが用意される。
ブラウン(コヨーテ)高等中級者 Cpl(E-4)クラス以上ではこのレベルの取得を望まれる。指導官用は同様のラインが入ったものが用意されている。
ブラック 上級者 Sgt(E-5)クラス以上ではこのレベルの取得が望まれている。指導官用は同様のラインが入ったものが用意されている。また、指導官養成資格の有資格者にはタン色のラインの代わりに赤色のラインが入った物が支給される。指導官養成資格はブラックベルトの資格者のみで構成され、さらにレベル2(2nd Degree)から5まで分類されている。ちなみにレベル1(1st Degree)はブラックベルト資格者。
上がタンのベルト、下がグレイ グレイはセージに近く、新品時にはダークグレイに見える。
右がOD、左がコヨーテブラウン ブラックのベルトはどっかに仕舞い込んで見つかりませんでした。
リガーベルトは現用アメリカ軍の個人装備と目されているが、実の所、それ以前から使用されていた事実がある。勿論、正規に官給されていた物ではないのだが、ベトナム戦争時代に特殊部隊によって使用され始めていた。ズボン用のベルトとしてではなく、どちらかと言えば装備用のベルトとしての使い方が一般的だったと私は信じている。つまりピストルベルトの代りとしての使い方だね。
当時は貨物を固定するストラップを適当な長さに切って使っていたようで、A-7Aストラップを使用することが多かったと思う。
ベトナム戦争で使用されていたこのベルトを1本持っているが金具はそのまま、ナイロンはODで当時の赤いステッチが中央に入っているものだったりする。他にもう少し厚みのあるナイロンでODのみの物も使われていたようだ。
TEXT By TAC
Posted by USARV-TAG at 01:16│Comments(0)
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