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Posted by ミリタリーブログ at

2008年09月25日

軍用カメラ コダック

KODAK ~ Signet 35 Camera ~

 まあ・・・ね、私の記事を何度かご覧頂いている方には既にお分かりいただいていると思うんですが、印象の好い言い方をすると、ノスタルジックなアイテムが好きなんですよ。私はね・・。
嫌な言い方をすると生産終了品マニアな訳ですね。
私も長く生きている内にね、色々な流行の波にさらわれてきましたよ。一時のレトロブーム(ウあっ・・旧っ)とかね、今でも旧車とか結構好きですね。無理が利かなくなる年齢が近づいている気がするんで手にしようとは考えたこと無いですけれどね。身体は労っとかないとね。お財布にも厳しそうだし・・・。
 今回はカメラ。カメラって言うと、もうデジカメが主流だし、携帯電話にも付いていて皆がいつでも映像が残せる時代になっていますよね。カメラなんて私が子どもの頃なんか、貴重品で小学校の頃に一度、親父のカメラを黙って持ち出して川に落としたときなんか大変な騒ぎでしたからね。フィルムも現像代も高くって、フィルムケースを再利用してフィルムだけを詰め替えすなんて事もした記憶がありますよ。
 フィルムカメラと言うもの自体がノスタルジーを感じさせる物になりつつあるように思うね。



 今回のカメラはベトナム戦争時代の初期にアメリカ陸軍が使用したカメラらしい。らしいと言うのは正確なモデルの官給年代が特定できなかったからなんですね。ですから売り手からの情報を鵜呑みです。
 一応、このカメラの生産年は1953年と言う事は分かっているんですけどね。
 きっとカメラに詳しい人なんかは直ぐに分かるんでしょうが、アメリカ軍の官給年代特定の作業をめんどくさくてほったらかしにしていたんだね。
・・・まぁ、そういうことで・・・。


 民間の一般モデルとは明らかに違うカラーリングだね。当時はそこそこ優秀なカメラだったらしいですよ。レンズは44mm F3.5。ODのボディーに黒色塗装、いかにも軍用ですがね、コダックの社ロゴだけは赤のまんま。

私達のハンドルネームUSARV-TAGはベトナム戦争に由来すると言うことは以前に述べたので現用装備だけでなく、こんなオールドフャッションなアイテムを取り上げかねないと、分かってもらえていると思うがイザ取り上げると良く分かりませんと言い出す始末。この体たらくが我々ぽいって事で・・・。1つ・・・何が1つだ?



 ワインダー(フィルムを巻く為の部分ね 電池でシャッター押すと勝手に次のフィルムが巻かれるんじゃないのよ。)とリワンダー用のノブ。結構大型で扱いやすい。ちなみにシャッターを動かす為の機構は別に付いていますね。



簡易な露出表。あわせて得られる最適露出を元にカメラの露出を調整するので、こいつを動かしても機械的機能に変化は無い。なんでも自分でやるし、結局は何枚も撮って経験から自分の撮りたい様に調整してゆく、つまり経験的にこう撮れるんじゃないかと予想を立てながら写真を撮ってゆくんだね。かなりアナログなカメラです。



一応、内部の写真。カバーは完全着脱できるんですね。



カメラの底に付くシリアルプレート 通信軍団 アメリカ陸軍と言う文字が見える。
このカメラ、オール メイド イン USAなんですよ。

 あまり強い興味のないまま手に入れてしまったカメラでね。ただ軍用とかベトナム戦争とかそんなキーワードで手元においているものです。当時の写真でアメリカ特殊部隊員が偵察作戦中、このカメラではないかと思われる物を手にしていたのが、購入動機と言えばそうですね。
このカメラがどの様な用途で軍に納品されていたのか、更にベトナム戦争ではどの様に扱われてきたのか本気で気になりますね。もし知っている人がいたら教えて欲しいです。

TEXT BY TAC

  


Posted by USARV-TAG at 21:00Comments(0)装備