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Posted by ミリタリーブログ at

2008年09月30日

MSA 保護眼鏡

MSA ~Special Protective Eyewear Cylindrical System - SPECS~

 


 SPECS なんと訳せばいいんだろうね。訳はしっくり来る物が思いつかないので皆さんにお任せするとして、これは戦場で目を保護する装備品として開発された物だ。形状を見てもらえば分かると思うけどね。
 軍用サングラスと考えてもらうと分かりやすかもしれない。アメリカ軍が90年代に開発した物で特殊作戦装備などの開発部門で知られるNaticが開発を請け負った。材質は強度のあるポリカーボネットを使用し、15口径鉄製ペレット弾を留める能力がある。使用状況によってレンズを交換するように出来ており、官給時には夜間用クリアレンズ、UVプロテクションと昼間用グレイレンズが付属する。こちらは可視光線を85%カットし、UVプロテクションとなっている。他に特別に官給されるグリーンとブラウンのレンズがあり、こちらは共に対レーザープロテクションとなっている。グリーンはS2レベルで2種類のレーザーに対応し、ブラウンはS3レベルで3種のレーザーに対応する。
 生産を行ったのはNaticから依頼を受けたMSA社である。MSA社はあのMITCHやACHヘルメットを開発した会社なので知っている人も多いでしょう。特にMSA社の耐弾ヘルメットは特殊作戦用と噂されているのでNaticとの関係は強いのだと思う。
 一般的にはMSA社は作業用の保護装備を製作する会社で作業用ヘルメットや化学薬品防護装備、ガス検知器などで有名なんだけどね。1914年創業の最も洗練された防護用品を開発するメーカーとして高い開発力を有すると自負しているんですね。結構、海外で活躍する会社でオーストラリアとか数カ国に現地法人を持って事業展開しているんだよね。


 基本的なSPECSの一式。リテイナーストラップとか追加して、脱落しないようにする眼鏡のイヤーピースとか、至れり尽くせりだね。
 

開ける気がしないのでパックされたままなんですが、見難くてもあきらめてくださいな。
 クリアレンズ、ポリカーボネット特有のゆがみとか、光の乱反射がどの位抑えられているのかは使用していないので分かりません。強度はかなりあるので気が向いたらサバゲーで使ってみるか。


サングラスとして機能するグレイレンズ、太陽光に対する備えは特に色素の弱い白人には大きな問題らしくて、アメリカ軍て昔から太陽光線に対応する装備品を開発していると思う。


 しっかりと耳に固定する為の湾曲したイヤーピース。激しく動き回っていてもずれにくいように設計されているんだろうけれど、耳が痛くなるんじゃないかな。


 ストラップ。外しておいて首から提げておけるのでかなり便利だと思うんですよ。私もサングラスにはこれがあった方が使いやすいと思い、使っていますよ。


 専用ケースですね。MSAのロゴも入っていますよ。実はこのケースがとってもお気に入りです。
ベルトに取り付けられますし、強度もありそうです。
大きく開くので取り出しやすいですし、何より軍物オタクの琴線に触れる無骨さが何ともいえないですね。


90年代の開発と言うこともあり、ALICEクリップで装着するようになっています。ベルトからの着脱も簡単ですから、かえってMOLLEより好いかもしれない。


 プレスボタンで開閉するようになっています。かなり大きく開きますね。実用的でいいと思うんですけど。


官給状態なんでインストラクションも付いています。


インストラクションの裏側、Naticが発注していることが分かりますよ。

TEXT By TAC  
タグ :装備光学


Posted by USARV-TAG at 23:38Comments(0)雑装備

2008年09月30日

ブラックウォーターギア 3連マグポーチ

BLACKWATER GEAR
~ M4/M16 Triple Mag. Pouch ~


 

 私が知る限り、ブラックウォーターギアの製品で多連装マガジンポーチと言うものがラインナップに殆ど無いんだよね。
他社ではダブルマガジンポーチの2連とか3連とかね、6本くらい入るものが割とあったりするんですが、ダブルマガジンポーチの単体とかね、そんなものしかないんだ。
 思想的には「単体を幾つもつければ同じじゃない?」と言うことなんでしょうがね。
ミニミ用のボックスマガジンポーチにはM4マガジンが6本入りますよなんて記述があったりするし、I-OチェストリグなんかはMOLLE対応になっているので装備につけることが可能になっていたりする。
 その様な物を除くとポーチとしては、M4/M16マガジンを3本収納するこの製品が単体で最も装弾数の多いポーチと言うことになる。
 形状としては昨今のタクティカル製品の中ではあまり見なくなったデザインと言えるね。
マリスクリップ全盛の頃に投入されたアメリカ陸軍特殊部隊なんかが一時使用していたSPEC-OPS社のマガジンポーチとデザイン的に共通している部分が多い。アメリカの中でデザイン的に主流になれなかったのには色々な要素があるのだろうけれど、1つにアメリカのタクティカル装備ユーザーの使用条件に合わなかった事が最大の理由じゃないかと思う。
 意外にもアメリカ以外の国で作られる同様のデザインを持ったポーチはそれなりに受け入れられているようだし、イラクでのアメリカ出身者以外のPMC活動で使用されている例が写真で出ている事もある。
 アメリカでも数社でこの形状のポーチは作り続けられているようなので一部に支持者がいることも確かな事だと思うね。


 マガジン3本用なので・・・まあ、3本入ります。写真では分かりませんが少し余裕があります。
 何でもカプラーを使用し、マガジンを連結した状態で収納しておくことが可能なんだそうですよ。


 フラップが大きく、ベロクロ部分に随分と余裕を持たしてある。汎用性を持たせたデザインと思われ、M4のマガジンに限らず収納することが可能だと思う。


 フラップ部分のベロクロ。


 マガジンを横に収納するタイプを見慣れると、フラップが凄く長く見えるね。収納形状が同じLC-2マガジンポーチに比べ小ぶりに見えるのもプラスチックの型が入っていないし、手榴弾を収納するギミックが無いからかな?
フラップは自由度が高いのでLC-2のように取り出しの際フラップが邪魔になることは無いのだけれど、その分完全に覆っていないのでマガジンは異物にさらされる。これは最近のタクティカルポーチ全般に言えることだね。何処で妥協するかと言う問題だと思う。


 左側側面、スッキリと収まります。縦にマガジンを収納するとどうしても厚みがでてしまう。
 カプラーを使用しないでマガジンを一本一本取り出し、残り一本の状態では若干空洞が出来すぎて、マガジンがポーチ内で不安定になる。これが厚みと共に弱点だね。


 右側にはテンションコードを調整する事が出来るよう絞りが付いている。勿論、マガジンがフラップを外した状態で脱落しないようにする為の物。必要な時にテンションをかけ、不要時にリリースできる点は自由度があって良いんだけれど、その余裕があるのか?と言うのが最大の問題だね、特にサバゲー中には・・・。


 テンションコードの調整部分は強度を持って作られていますね。このポーチでは使い込んだことが無いので分かりませんが、この手のテンションコードはあまり高い強度を持っていない場合があるので注意が必要だね。SPEC-OPS社のポーチでは強度が高かったのでおそらく大丈夫だとは思うんですけど。


 ポーチ自体には仕切りなどは無く、そのままマガジンを収納するようになっている。マガジン意外の物も収納できるところは良いね。


 写真のフラップの根元に付くナイロンテープ、フラップを織り込んで通し、ポーチをオープントップにする際に使用する。


 底にはグロメットが付いており、水抜き出来るようになっているんですね。当たり前の機能ですけれどね。


 見飽きた感もあるでしょうが、裏の装備への装着部分、既に何度も同様の物を載せているので、要らないのではとも思いましたが一応お約束と言うことで・・・。

 TEXT By TAC

   


Posted by USARV-TAG at 11:36Comments(2)Blackwater