2008年03月04日
ボトル/ボトルケース
Blackwater Water Bottle & DBT Bottle Pouch
~ブラックウォーター ウォーターボトル~

水分補給これは人間の生命維持に欠かせない要素の一つだね。上下水道を完備した都市生活に慣れた我々にはあまりピンと来ない話だし、世界一自動販売機が設置されているこの日本ではそれこそ清涼飲料水の入手はあまりにも容易だ。
一寸、遠くに出かける時に水筒を用意していくなんて考えもしないでしょ。
小中学生時期の遠足以来、水筒なんて持ったことないよ。こんな人も多いのではないかと思う。今ではペットボトルなんて便利な物もあって、使い捨て感覚で飲料水を持ち運べるようになっているから、水筒なんてよほど山登りやトレッキングが趣味なんて事でもなけりゃ持つことがなくなっているのも理解できる。
まあ、エコロジーや健康飲料に格別の思いがあって、夏に流行ったキャリーマグなんかを鞄に入れていますよなんて人はいるかもしれないが。
話は戻って、水分補給。衛生的な飲料水の確保、これは本当に重要な作業になる。自衛隊がイラクの復興支援活動で施した給水活動や浄水設備の提供は市民生活をを安定させる基礎と言える作業であったことは容易に想像がつくところだ。
兵士も人間である以上、古来より大部隊を移動、駐留させるに際し、衛生的な飲料水の確保が絶対条件となる。逆に、この点に配慮を欠いた組織が伝染病や飢え渇きによって機能を失った例はいくらでもある。身体機能維持には水は欠かせない、水が枯渇するとたった一日で兵士の行動の能力は著しく低下する。また戦場で兵士がかかる伝染病、赤痢、マラリア等、の多くは水を媒介としているケースがある。
ペルー日本大使館人質事件でも解決を目指すペルー政府は真っ先に電気、ガスと共に水の供給を止めた。水の供給源を管理下におくことは重要な戦術でもある。
このように水筒の装備は軍事行動において基本中の基本、個人携帯水筒を装備しない軍隊は存在しないだろう。軍の給水体系の末端が個人装備の水筒となる。
現代の市街地における戦闘においても、インフラの破壊によって飲料水の携行は必要とされる。比較的安定地域で長時間の戦闘が予想されない場合には装備していないような事例も見られるが、逆に多く装備している場合には不安定で敵勢力が強力であることを想定していると見て取れる。最低、戦闘が始まると最低数時間は水筒の水に頼るという想定ですね。
軽く見られがちな装備だけれども、危険な任務を想定していることを視覚的に表現するのに意外にいいのが、この水筒の類いなんだよね。


ブラックウォーター社がリリースしているウォーターボトル。透明の硬質プラスチックを採用している。キャップが大きく、手袋を使用している場合にも使いやすい印象だ。飲み口が広いのも善し悪しだが、私としては飲料水の充填がし易いと言う点を評価している。
表面におなじみのブラックウォーターの会社ロゴ、裏に水量を示すメモリが打ってある。キャップのパッキンはペットボトルなどでよく見られる形状なので激しい動きや力が加わった場合に耐えるのか疑問が残る。完全に閉め込むと意外に強度は保たれている印象なので心配要らないかもしれない。現在のところ飲料水を入れ、鞄の底によこたえていても、水害になったと言うことはない。
硬質プラスチックの強度に関しては今のところ未知数だ。不安に成る程、弱いと言う印象はないが金属より強いと言うこともないだろう。近年、ナルゲンなどで定評のあるプラスチック容器群なので安心できる範囲と言うところか?
表面はやはりプラスチックと言うことで傷がつきやすい。透明ボトルと言うこともあって非常に気になるところなので、ボトルケースはフィールドに持ち込むときには必須だと思う。カバー一つでもかなり、耐衝撃性を高めることが出来ると思うのでこれは是非ともお勧めする。
DBTのボトルカバーについては次にアップします。
最近イラクでの事件を受け、イメージを変えるためか、ブラックウォーターは会社ロゴを変更した。写真のボトルは、お馴染みの旧ブラックウォーターロゴだが既にアメリカの訓練所では新型のマークに変更してしまっている。新型ロゴ・・・私は好きになれませんね。
Text By TAC
~ブラックウォーター ウォーターボトル~
水分補給これは人間の生命維持に欠かせない要素の一つだね。上下水道を完備した都市生活に慣れた我々にはあまりピンと来ない話だし、世界一自動販売機が設置されているこの日本ではそれこそ清涼飲料水の入手はあまりにも容易だ。
一寸、遠くに出かける時に水筒を用意していくなんて考えもしないでしょ。
小中学生時期の遠足以来、水筒なんて持ったことないよ。こんな人も多いのではないかと思う。今ではペットボトルなんて便利な物もあって、使い捨て感覚で飲料水を持ち運べるようになっているから、水筒なんてよほど山登りやトレッキングが趣味なんて事でもなけりゃ持つことがなくなっているのも理解できる。
まあ、エコロジーや健康飲料に格別の思いがあって、夏に流行ったキャリーマグなんかを鞄に入れていますよなんて人はいるかもしれないが。
話は戻って、水分補給。衛生的な飲料水の確保、これは本当に重要な作業になる。自衛隊がイラクの復興支援活動で施した給水活動や浄水設備の提供は市民生活をを安定させる基礎と言える作業であったことは容易に想像がつくところだ。
兵士も人間である以上、古来より大部隊を移動、駐留させるに際し、衛生的な飲料水の確保が絶対条件となる。逆に、この点に配慮を欠いた組織が伝染病や飢え渇きによって機能を失った例はいくらでもある。身体機能維持には水は欠かせない、水が枯渇するとたった一日で兵士の行動の能力は著しく低下する。また戦場で兵士がかかる伝染病、赤痢、マラリア等、の多くは水を媒介としているケースがある。
ペルー日本大使館人質事件でも解決を目指すペルー政府は真っ先に電気、ガスと共に水の供給を止めた。水の供給源を管理下におくことは重要な戦術でもある。
このように水筒の装備は軍事行動において基本中の基本、個人携帯水筒を装備しない軍隊は存在しないだろう。軍の給水体系の末端が個人装備の水筒となる。
現代の市街地における戦闘においても、インフラの破壊によって飲料水の携行は必要とされる。比較的安定地域で長時間の戦闘が予想されない場合には装備していないような事例も見られるが、逆に多く装備している場合には不安定で敵勢力が強力であることを想定していると見て取れる。最低、戦闘が始まると最低数時間は水筒の水に頼るという想定ですね。
軽く見られがちな装備だけれども、危険な任務を想定していることを視覚的に表現するのに意外にいいのが、この水筒の類いなんだよね。
ブラックウォーター社がリリースしているウォーターボトル。透明の硬質プラスチックを採用している。キャップが大きく、手袋を使用している場合にも使いやすい印象だ。飲み口が広いのも善し悪しだが、私としては飲料水の充填がし易いと言う点を評価している。
表面におなじみのブラックウォーターの会社ロゴ、裏に水量を示すメモリが打ってある。キャップのパッキンはペットボトルなどでよく見られる形状なので激しい動きや力が加わった場合に耐えるのか疑問が残る。完全に閉め込むと意外に強度は保たれている印象なので心配要らないかもしれない。現在のところ飲料水を入れ、鞄の底によこたえていても、水害になったと言うことはない。
硬質プラスチックの強度に関しては今のところ未知数だ。不安に成る程、弱いと言う印象はないが金属より強いと言うこともないだろう。近年、ナルゲンなどで定評のあるプラスチック容器群なので安心できる範囲と言うところか?
表面はやはりプラスチックと言うことで傷がつきやすい。透明ボトルと言うこともあって非常に気になるところなので、ボトルケースはフィールドに持ち込むときには必須だと思う。カバー一つでもかなり、耐衝撃性を高めることが出来ると思うのでこれは是非ともお勧めする。
DBTのボトルカバーについては次にアップします。
最近イラクでの事件を受け、イメージを変えるためか、ブラックウォーターは会社ロゴを変更した。写真のボトルは、お馴染みの旧ブラックウォーターロゴだが既にアメリカの訓練所では新型のマークに変更してしまっている。新型ロゴ・・・私は好きになれませんね。
Text By TAC
Posted by USARV-TAG at 19:08│Comments(0)
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