2008年03月06日

ボトル / ボトルポーチ Vol.2

Blackwater water Bottle &DBT Bottle Pouch
~ダイヤモンドバック ボトルポーチ~

ボトル / ボトルポーチ Vol.2


 軍事活動や人間の生命維持活動にいかに飲料水が重要なのかをVol.1で述べた。また内包される水筒の一紹介として、ブラックウォーターのウォーターボトルを紹介してあるので興味がある人はVol.1もご覧になってください。
 
 今回はVol.1で述べたとおり。ダイアモンド・バック タクティカル(以下DBT)ウォーターボトル・ポーチについての紹介。
 DBTはそれなりに有名なタクティカル・ギア・メーカーなので今更、周知してくれなくても・・・と言う人も多いかと思うんですけど。一応、形だけでも紹介した方が親切じゃないかということで。 
 DBTはアメリカのタクティカル・ギア製作会社で軍の要求や司法機関向けの装備開発依頼に応える製品をラインナップしている。SEAL'S出身者を開発の顧問に据えているとの話もあって、実用的で豊富な製品ラインナップはどれをとっても実戦的な思想の基に作られていると好評を得ている。また提供される製品類は自社工場で製作され、高いクオリティーを持つアメリカ製を謳っている。
 勿論、値段の構成も第三国で生産される物に比べ高めに設定されるが、他のアメリカ生産品と比べると平均的、中には作りから考えると低価格設定と思える物も多くある。ネックは小規模の展開により商品の供給が遅れがちであること。特にイラク戦争の需要で品薄間は否めない。
 民間軍事会社(PMC)オペレーターからの引き合いも活発で、一時期はダインコープ社の警備要員の装備の代表的なものであった。それ故、数年前の写真からかなり高い頻度で同社の製品が使用される実態を見ることが出来た。

ボトル / ボトルポーチ Vol.2

 DBTウォーターボトル・ポーチ。結構一般的な形だ。ブラックホークやタクティカルテイラーなんかでもこの形の物を製品化している。大きさも似たり寄ったり。1Q水筒を入れることも可能らしい。フラップ部は大きく開放しない、固定法はべロクロとファステックが装備される。フラップ部が開放しないのは使いづらいのだが、飲料水は1Lが当然、1kgなので結構な重量だし、液体なので固体のように安定して収まる物でもない。ベロクロだけで留めておいて、激しい動きをするとベロクロ固着力の限界を超えると内包の水筒が外へ飛び出してしまう恐れがあるのでフラップに可動する部分を持たせなかったのだろうと思う。
 フラップが大きく開放すれば、大きさ的には汎用として色々な物を入れて置くのに便利そうなだけに残念だが、実用の観点から専用ポーチとして、この方式を採用したのだろう。
 一方、外側にはMolleに対応する1インチナイロンテープが付加されている。浄水剤などを入れる小物ポーチなどを取り付けたり、ピストルマガジンポーチなどを取り付けておくのに便利なのだが、ナルゲン式の水筒を入れると、かなり厚みがでる、その上でポーチを追加すると行動時にかなり邪魔になると思う。でも、付いているとカッコいいので私は好きです。

ボトル / ボトルポーチ Vol.2

 側面の写真。Molleに対応する1インチテープが側面まで来ているのが分かる。また開口部のフラップの補強縫い取りの根元で固定されていることが分かるだろうか。重量物を入れて激しく活動しても、内容物が不意に飛び出すことはない。

ボトル / ボトルポーチ Vol.2

 背面。一般的なMolle対応品だね。裏にアメリカ国旗をあしらった、DBTのタブが付いている。

ボトル / ボトルポーチ Vol.2

DBT BattleLabの商品タグ。付いている物とそうでないものがあるね。どうでもいいのだけど。

ボトル / ボトルポーチ Vol.2


ボトル / ボトルポーチ Vol.2

分かるかな。内側にベロクロのオスが付いている。これは使用時にフラップと本体を留めるベロクロの機能を無効にする物。ファすテック留めのみにしておくのか、フラップだけで水筒の脱落を防げのかはお好み次第。
フラップの形状のためベロクロは常に固着する、紛失を予防する為には優れているが頻繁にに出し入れする場合はやや面倒だ。あまり過度に動き回ることを想定しない場合に重宝する。

ボトル / ボトルポーチ Vol.2

サイズ的にブラックウォーター ウォーターボトルを内包するのに丁度いい。勿論同サイズのナルゲンもありますよ。
内部には耐衝撃材などはないが、固定位置がプレートキャリア、タクティカルベストを想定しているので、そんなに色々な物に常に衝突するような想定ではないのだろうから不要と判断されたのかな。私としては断熱材なんかがあってもいいと思うのだが、まぁ・・・フルカバータイプなんで夏なんかは外気温より若干冷たい物が飲めますね。「キャンプ用ではなくて戦闘用ですよ。」そんなコンセプトなんでしょうね・・・やっぱり。

ポーチ自体はさすがDBTと言う感じ、非常にタフな作りとなっていますね。ナイロン素材の強度も高いですね。安いいい加減なナイロン素材を使ったタクティカルベストやプレートキャリアに取り付けると、そのベース部分に問題が発生するのではないかな。素材と縫製の強度はそのくらいナイロン装備に重要な要素だと思っています。

Text By TAC





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Posted by USARV-TAG at 09:24│Comments(0)装備
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