2008年06月01日

DBT/ Fast Attack Plate Carrier

~BattleLab/CAT Fast Attack Plate Carrier~

Diamondback Tactical(DBT)~BattleLab/CAT Fast Attack Plate Carrier(F.A.P.C)~.
ダイヤモンドバック・タクティカル社の”ファースト・アタック・プレート・キャリアー”…
名前の前に(CAT)とあるのは、多分に"小ぶり"の意味合いを指しているのだと、勝手に判断していますが…実際、何でしょう?
DBT/ Fast Attack Plate Carrier

多くのプレートキャリアーのデザインとは一線を隔している"F.A.P.C."。
社のPRによると、最軽量と機動性をコンセプトとしたらしく、
適応サイズを細かく設定し、車両昇降時など、サイズ・アジャストを適時調節すべく設計されている。
広範囲適応と云うより、有る意味では低危険対応を考えている様。
極度の軽量化を必要とする特殊作戦か、逆に一定の安全確保された範囲での要人警護等に向いているのかも知れません(―決して限定ではないです…―)。
プレートサイズに趣きを置いたサイジング。
DBT/ Fast Attack Plate Carrier
上に置いた物がMサイズ。下がSサイズ。
社のHPによると、Sサイズが底面8インチ、Mサイズが10インチに対応する―と、ありますが、感覚としては2~3センチ前後の差に見えなくもありません…が(正確に測るべきでした(汗))。当然ですがSサイズのキャリアーにMサイズは入りません…モデル品に多いMサイズが適応しないのは残念な気もしますが、最近リーズナブルながら、ウレタン製で加工し易いアイテムがリリースされているので、実戦に出るかコレクションの延長でもない限り何ら問題無いかと思います。

DBT/ Fast Attack Plate Carrier
下のSサイズと上のMサイズではモールの上部設定数が違うのは有名ですが、コンセプトを考えると逆に魅力点だと感じます(個人的な感想ですね…(汗))。
装備しているとモールのスロット数から"シンメトリーに装備が付かない"と言われますが、コンパクトに特化したデザインを鑑みると気になる問題とは思いません。
体格にもよると思いますが、銃を利き手側胴体正面に抱えプレートギリギリにマガジン装備を考えると面積が少ない分、奇数対応の方がマガジンポーチを多く装備出来る場合があります(勿論、設定次第では少なくなる場合も(笑))。
"最小限で最大迄"と考えると充分コンセプトに沿っているかと…勿論、任務内容次第によってはハンデにもなりますが随時変更すれば…―と。
DBT/ Fast Attack Plate Carrier
…テープが余って…ます。

DBT/ Fast Attack Plate Carrier
同じSサイズのキャリアーでも、製作時期によってパーツの構成が違う様です。
完全に統計を取った訳では無いので、確実には言い切れませんけど、3年位前迄は黒のパーツで構成されたアイテムを見かけましたが、近年の物の多くは同系色にされている様です。
DBT/ Fast Attack Plate Carrier



DBT/ Fast Attack Plate Carrier
肩のパーツ。一番手前はMサイズ。下2点はSサイズ。

DBT/ Fast Attack Plate Carrier
黒のパーツ一部は"YKK"でした(笑?)。

DBT/ Fast Attack Plate Carrier
DBT/ Fast Attack Plate Carrier
近年の同じ配色の物でも、メーカーは違う様です。

DBT/ Fast Attack Plate Carrier
Mサイズの物。

DBT/ Fast Attack Plate Carrier
Sサイズの物。

DBT/ Fast Attack Plate Carrier
同じくSサイズの物。

DBT/ Fast Attack Plate Carrier
DBT/ Fast Attack Plate Carrier
ファステックの受け側は同じメーカー?
…単純に、ファステックのメーカー都合による表記差かも知れませんが…勉強不足で申し訳有りません。

ドット・ボタン(笑?―前回お読みの方はご存知かと思いますが(涙?))
DBT/ Fast Attack Plate Carrier
内側にメーカーらしき刻印が有りましたが、不鮮明で肉眼でも判読不可能でした。


DBT/ Fast Attack Plate Carrier
多くのプレートキャリアーを持ち合わせている訳では無いので何とも言えませんが、ブラックホーク社(BH)のプレートキャリアーと装着感を比べると…あくまでも個人的な感想ですが…一番違うと感じたのは、肩廻りの感覚。
"F.A.P.C."はBH社の物に比べ"ザック"のストラップが干渉し難いと感じました。勿論、プレートサイズの外形に概ね準じて裁断されているので、そのフィット感は新鮮でした…が。
DBT/ Fast Attack Plate Carrier
DBT/ Fast Attack Plate Carrier

肩廻りの機動性がカナリ違うと感じるのは、パッド幅は注して変わりませんが前面終結部が中心に向いており、体格が欧米体系から程遠い自分として伏せ撃ち時に有り難い限り。肩パッドが大きいと…パッドで首や肩が締め付けられ…(涙)。体格の問題かも知れませんが、ストックを体中心線にホールドする最近のシューティングスタイルにおいて、肩廻りがクリアランス取れてるのは有り難いです。
勿論、任務内容によっては逆にハンデですが。
DBT/ Fast Attack Plate Carrier
DBT/ Fast Attack Plate Carrier
DBT/ Fast Attack Plate Carrier
DBT/ Fast Attack Plate Carrier

逆に同じプレートサイズでも、多くのタイプに適応すべく前後(厚み―厳密には各、断面にも)に若干余裕が出来る様です。
全てを入手比較した訳ではないので少々不適格かもしれませんが、見た感じでも"Enhanced Multi Hit Ballistic Plate"と"DBT Defense ESAPI"、"DBT NIJ Level 4 Stand-Alone Plate"…各DBT推奨のプレートだけでも外形が違いますし、実際目にした"SAPI"でもメーカー差(?)というより、コンセプト差でかなりの外形差がありました。
最近、耐久年数が過ぎたサープラスとして出回りはじめた"ESAPI"はかつて流通していた多くの"SAPI"とは厚みだけでも差を感じました…勿論、ウイークポイントでもあった(?)耐水問題にも対応していましたし…(外装コーティングだけの問題では無いと思いますが―)。

…個人的に未だ"SAPI"は一種類しか手元に無く、詳細付言出来る立場には無いので…また、いずれ…(涙)。

各種プレートのアレンジ(トラウマ・パッドを入れる等)を考えての面も含め(?)、人体に接するプレート背面はフィットしますが、逆に装備装着面には生地的に余裕が出る場合があり、モールに直付けするポイントスリングの装着点に"テンション皺(引き攣れ(?)シワ)"が出る事があります。
DBT/ Fast Attack Plate Carrier
ソレを鑑みての縫製か、多くに見られるモールの縫いつけと異なる縫製が見られます。
 BH社のモールは概ねテープを横断した縫製ですが、DBT社は逆に(?)モール内側のみを徹底しており、天地2mm前後を縫い残してあります。BH社に関しては部位によって縫い方に差が有りますが、DBT社の"縫い残し"に関しては全てで同じ数mmの"残し"があるので、規格としている様です。
装備を付けるには楽な縫製ですが…外す際、モールの芯に逆テンションがかかってループを通りづらい
状況もあり…複雑な心境ですね。
もっとも、"外しやすさ"をコンセプトに設計する事は無いと思いますが…(汗)。

商品管理タグ?…同じ物でも付いている物と付いていない物があります(?)。
DBT/ Fast Attack Plate Carrier
―未だ、多く研究(と、云う程では有りませんが…"ツッコミ(?)")余地があると思いますので、気がついたら随時レポしていきたいと思います。


文;MAC-Y



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この記事へのコメント
この手のプレートキャリアーではDBT製品が一番出来が良いようですね。
Posted by トム・ブラウントム・ブラウン at 2008年06月02日 20:17
コメント有難う御座います。
アメリカ製品として特有の"仕上がり感"もあるので、日本基準で云うと若干"難あり"な点も見受けられたりする事がありますが、用途を見極めるとカナリ研究されている物だと思います。縫製と生地のコントラストはDBT社特有の魅力が有ると感じます!!
Posted by USARV-TAGUSARV-TAG at 2008年06月02日 23:14
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