2008年02月16日
5.11 Aggressor Parka Vol.2
アグレッサーパーカー 2006年モデル 5.11タクティカル
ー Vol.2 ー ポケット部 編

私がね、最も5.11シリーズで気に入っている点は収納力の多さ。他のアウタージャケットには在り得ないほど、収納スペースが確保されている。ポケットはジッパーもしくはベロクロがついており、内部の収容品が脱落しないように出来る点も非常に良いと思う。持ち物は一杯あるけれど鞄をあまり持ち歩きたくない、私にはうれしいデザインですね。胸のジッパーポケットと背中の大きなジッパーポケットは、本来IDを格納しておく為に設置されている様だ。背中には大きなIDパネル、胸にはバッジホルダーと小型のIDパネルがそれぞれ格納してある。司法機関のアンダーカバー作戦用というイメージはよくわかるんですが、背中にあんな大きなジッパーついていると普通に目立っちゃいませんかね。IDパネルの類はベロクロ留めになっていますので取り外しがききます、胸のジッパーポケットを使う時にいちいちパネルが外へ出ようとするので取り外せるのは有難いですね。背中はパネルをはずしても、ポケット部が大きすぎて物を入れるのには適していないように思いますね。小さな物を入れたら、確実にコート内遺失物になりますよ。無線機のアンテナを出す為のスロットなんて余計な物も付いているけれど、一般の衣類にはないアクセントとしてハッタリが利くと考えて良しとしています。また、5.11の特徴でもある胸のベロクロで閉まるポケットの内側にはベロクロが張ってあり、ベロクロで固定する5.11の各種ポーチ類が必要に応じて固定できるようになっている。必要な人は小型拳銃のホルスターなんて物もありますよ。願わくば下ポケットはハンドウォーマーとして使えるようインナーに保温素材を使って欲しかった。

*前回のアグレッサーパーカーでも全体写真は載せているんですが、一応、ポケット位置の参考までにもう一度載せます。背面の全体写真は前回の物を参照してね。注目は5.11の優れたデザイン。特に防水性を高めようとポケットのフラップ部などに水溜りが出来ない様に絶対に下方の布が上の物より突出しないように出来ている。これで多くのポケットを有するデザインとしているのだから、非常に実用的に考え抜かれているのだと思う。防水上、水溜りになる箇所が大きな弱点になることは勿論だが、ジッパー箇所も同様に弱点になりやすい、それ故ジッパー箇所には必ず上から覆い隠せるようにかなり余裕を取ったフラップでカバーをかけている。またグローブ着想時にジッパーの開閉が困難にならぬ様、長めのナイロンタブを装備させるなど機能を最優先にして製作されている。この様な思想の上に本気で作られているところが5.11シリーズの魅力かな。

*パーカーの袖部分に設定されているポケット、ジッパーが開き易いが締めにくい。容量は結構あるが調子に乗って色々入れると取り出す時に街中でモジモジしている人になる。「トイレはあっちですよ。」と世間の温かさを再認識する前に使用法をマスターすることをお勧めします。また、重量物入れるとダンベル状態に・・・肉体改造だと言う人には何も申し上げることはありません。あまり硬い物を入れると不意の接触で思わぬ苦行になる。こちらも救急車を呼ばれる前に迅速な対処が必要とされる。私はこのストイックな危うさがお気に入り。

*5.11シリーズの上衣で定番のベロクロでクローズの胸ポケット容量も在り、内包物にアクセスし易いので本当に便利。すぐにでも使う物をいれておく。更にこのポケットは中にベロクロの受けが付いており別売の5.11のアクセサリーキットを購入すれば、タクティカルライトホルダー、手錠ケース、ピストルホルスターなどを固定する事が出来る。写真ではタクティカルポケットオーガナイザーを入れているがこれがすっぽりと収まる。ジッパーポケットのフラップ部にあるスリットはコードを通す物らしい。i-Pod 等のイヤホンとか携帯のヘッドセットなんかのコードを通しておくとかがんだときに邪魔にならなくなるので使いようによっては便利かも。

*背中のIDパネル収納ポケット。ポケットとしての機能はあまり期待できない。パーカーインナーとの間を収納スペースとしているので最悪、重量のあるものを入れてしまうとパーカーの内張りをいためてしまうかも。

*背面右下にある。ジッパーポケット。5.11では交通整理時のリフレクター(反射テープ)ベストなどを梱包するとされる。私はワッチキャップとかネックウォーマーとか手袋などを入れてますね。硬い物を入れておくと椅子に腰掛けたとき思い知ることになります。ジッパー上部に見えるのがアンテナスロット、実際は左右についてます。


*上の2枚の写真はパーカー内側のポケットになります。右がジッパー、左がベロクロ止め。容量は大きめですね。平行してジッパーが走っているのが写真で分かります?内側の物がフリースジャケットのメインジッパーを使ってインナーとして固定する物です。インナーを装備するとこれらのポケットにはアクセスできません。ここに重要な物やお金を入れておけば暴力バーに言って身ぐるみ剥がされなくても済むかもしれませんし、酔いつぶれて駅で寝入ってしまっても少年少女に財布を持っていかれなくて済むかもしれません。まさにシティーサバイバルに長けた機能です。
肝心の保温性能は非常に満足のいくレベル。ネックウォーマーがあれば中は長袖T-シャツでも日中は外に出て行けますね。風のない冬の日ではインナーフリースだけでも十分ですし、梅雨の時期のチョット寒い日にはインナーフリースを取り外して使用するとちょうど良い感じです。コート自体はウインドブレーカー的なかなり薄い生地なんです。前述しましたがポケットに手を入れても冬にはつらいですかね、手袋は必須ですが、全般的には意外と重宝しています。
アグレッサーパーカーの各部紹介はまだまだ続きます。Vol.3へ続く
TEXT BY TAC
ー Vol.2 ー ポケット部 編
私がね、最も5.11シリーズで気に入っている点は収納力の多さ。他のアウタージャケットには在り得ないほど、収納スペースが確保されている。ポケットはジッパーもしくはベロクロがついており、内部の収容品が脱落しないように出来る点も非常に良いと思う。持ち物は一杯あるけれど鞄をあまり持ち歩きたくない、私にはうれしいデザインですね。胸のジッパーポケットと背中の大きなジッパーポケットは、本来IDを格納しておく為に設置されている様だ。背中には大きなIDパネル、胸にはバッジホルダーと小型のIDパネルがそれぞれ格納してある。司法機関のアンダーカバー作戦用というイメージはよくわかるんですが、背中にあんな大きなジッパーついていると普通に目立っちゃいませんかね。IDパネルの類はベロクロ留めになっていますので取り外しがききます、胸のジッパーポケットを使う時にいちいちパネルが外へ出ようとするので取り外せるのは有難いですね。背中はパネルをはずしても、ポケット部が大きすぎて物を入れるのには適していないように思いますね。小さな物を入れたら、確実にコート内遺失物になりますよ。無線機のアンテナを出す為のスロットなんて余計な物も付いているけれど、一般の衣類にはないアクセントとしてハッタリが利くと考えて良しとしています。また、5.11の特徴でもある胸のベロクロで閉まるポケットの内側にはベロクロが張ってあり、ベロクロで固定する5.11の各種ポーチ類が必要に応じて固定できるようになっている。必要な人は小型拳銃のホルスターなんて物もありますよ。願わくば下ポケットはハンドウォーマーとして使えるようインナーに保温素材を使って欲しかった。
*前回のアグレッサーパーカーでも全体写真は載せているんですが、一応、ポケット位置の参考までにもう一度載せます。背面の全体写真は前回の物を参照してね。注目は5.11の優れたデザイン。特に防水性を高めようとポケットのフラップ部などに水溜りが出来ない様に絶対に下方の布が上の物より突出しないように出来ている。これで多くのポケットを有するデザインとしているのだから、非常に実用的に考え抜かれているのだと思う。防水上、水溜りになる箇所が大きな弱点になることは勿論だが、ジッパー箇所も同様に弱点になりやすい、それ故ジッパー箇所には必ず上から覆い隠せるようにかなり余裕を取ったフラップでカバーをかけている。またグローブ着想時にジッパーの開閉が困難にならぬ様、長めのナイロンタブを装備させるなど機能を最優先にして製作されている。この様な思想の上に本気で作られているところが5.11シリーズの魅力かな。
*パーカーの袖部分に設定されているポケット、ジッパーが開き易いが締めにくい。容量は結構あるが調子に乗って色々入れると取り出す時に街中でモジモジしている人になる。「トイレはあっちですよ。」と世間の温かさを再認識する前に使用法をマスターすることをお勧めします。また、重量物入れるとダンベル状態に・・・肉体改造だと言う人には何も申し上げることはありません。あまり硬い物を入れると不意の接触で思わぬ苦行になる。こちらも救急車を呼ばれる前に迅速な対処が必要とされる。私はこのストイックな危うさがお気に入り。
*5.11シリーズの上衣で定番のベロクロでクローズの胸ポケット容量も在り、内包物にアクセスし易いので本当に便利。すぐにでも使う物をいれておく。更にこのポケットは中にベロクロの受けが付いており別売の5.11のアクセサリーキットを購入すれば、タクティカルライトホルダー、手錠ケース、ピストルホルスターなどを固定する事が出来る。写真ではタクティカルポケットオーガナイザーを入れているがこれがすっぽりと収まる。ジッパーポケットのフラップ部にあるスリットはコードを通す物らしい。i-Pod 等のイヤホンとか携帯のヘッドセットなんかのコードを通しておくとかがんだときに邪魔にならなくなるので使いようによっては便利かも。
*背中のIDパネル収納ポケット。ポケットとしての機能はあまり期待できない。パーカーインナーとの間を収納スペースとしているので最悪、重量のあるものを入れてしまうとパーカーの内張りをいためてしまうかも。
*背面右下にある。ジッパーポケット。5.11では交通整理時のリフレクター(反射テープ)ベストなどを梱包するとされる。私はワッチキャップとかネックウォーマーとか手袋などを入れてますね。硬い物を入れておくと椅子に腰掛けたとき思い知ることになります。ジッパー上部に見えるのがアンテナスロット、実際は左右についてます。
*上の2枚の写真はパーカー内側のポケットになります。右がジッパー、左がベロクロ止め。容量は大きめですね。平行してジッパーが走っているのが写真で分かります?内側の物がフリースジャケットのメインジッパーを使ってインナーとして固定する物です。インナーを装備するとこれらのポケットにはアクセスできません。ここに重要な物やお金を入れておけば暴力バーに言って身ぐるみ剥がされなくても済むかもしれませんし、酔いつぶれて駅で寝入ってしまっても少年少女に財布を持っていかれなくて済むかもしれません。まさにシティーサバイバルに長けた機能です。
肝心の保温性能は非常に満足のいくレベル。ネックウォーマーがあれば中は長袖T-シャツでも日中は外に出て行けますね。風のない冬の日ではインナーフリースだけでも十分ですし、梅雨の時期のチョット寒い日にはインナーフリースを取り外して使用するとちょうど良い感じです。コート自体はウインドブレーカー的なかなり薄い生地なんです。前述しましたがポケットに手を入れても冬にはつらいですかね、手袋は必須ですが、全般的には意外と重宝しています。
アグレッサーパーカーの各部紹介はまだまだ続きます。Vol.3へ続く
TEXT BY TAC
タグ :5.11
2008年02月16日
5.11 Aggressor Parka Vol.1
アグレッサーパーカー 2006年モデル 5.11 タクティカル
バレンタインデーも終わりましたね。いやーっ、この前年が明けたのにもう2月も半ばですか。早いモンですね、月日がたつのは。私、浮世のことには割りと疎くてね。年間に皆が浮かれるイベントに昔から気が向かないんですよ。クリスマスなんか平気で仕事してて終わってから気づくことなんか結構あるんですよ。そんな私ですけど、ちょうどね事務所でね「バレンタインデーなんですね今日。」なんて話をしていた後、携帯にメールが着信したんですよ。ねぇー期待はないけど気になるて言うところですか。こう、開いてみたわけですね。そしたら!!「会員無料期間が過ぎ、会費の滞納が発生しています。今すぐ退会手続きをとらないと莫大な違約金が発生し、強制執行の対象になります。」と言った内容の・・・振り込め詐欺じゃネーか!!!

アグレッサーパーカーは私の場合、2006年モデルに限ると思うね。2007年モデルでは基本デザインこそ大きく変わらなかったが、3in1Parka や 5in1 Jacketにあるような無線のリモートスピーカーマイクを取り付ける為のテープが両者よりやや内側につけられている。これにより更に基本的デザインに共通する点が多い3in1 parkaと名称による差別化が難しくなっているし、取り付けられたテープはどれも黒なんでテープだけ浮いて見えるのはなんともいただけない。また、腕についていたアームポケットを廃止している。好き嫌いの大きく分かれるところだが、個人的にはアームポケットの機能は別の形でも良かったので残しておいて欲しかった。確かに従来のアームポケットは肘部分についた長いジッパーで開閉するので開くのは楽だが、締めるときにはストレスになった。また手首まで伸びる大型のポケットに重量のあるものを入れたり、細かい物を沢山入れるとうっとうしくも感じた物である。しかし、バイクに乗った時に高速券などを入れておくのに重宝していたのだ。あの肘の部分が大きく開くポケットのデザインは5.11独特のデザインで随分長い間、デザインを変えずに2006年まで採用され続けていた。多少使いにくくても5.11ぽくって好きなんですよ。だからこそ2006年モデル!!2007年型の3in1 Parkaにはどうもかたにジッパー式のポケットが付いている様だが使い勝手はあまりよくなさそう。5in1ジャケットには内袖の縫製に沿って小型のポケットがついている様なので次ぎに買い換えるならこっちかな。

*正面 色は写りが悪いんですがODグリーンです。
2006年モデルと2007年モデルでは設定色も大きく変わってしまった。2006年モデルではコヨーテとODグリーン。2007年モデルではコヨーテ、グラファイト(ダークグレイ)、ツンドラ(茶色がかったOD)になっている。特に惜しむらくはODグリーンの廃止、結構好きだったのに・・・。

*背面 上の平行にジッパーが付いているところがIDパネルを収納するスペース。 右下のジッパーはポケット。

*背面両側に無線機のアンテナを出すスロットが付いています。
5.11のアウタージャケットは全般的にゴアテックスの様な、防水性と通気性を併せ持った素材で製作されている。メインジッパーで固定されるインナーフリースは其のまま単体で使用されることを前提にデザインされているし、季節や気候に合わせ可変させて使用できる点が非常に気に入っている。突然の雨でもネック部分に収納されているフードを取り出すと首の部分からの浸水をほぼ防ぐことが出来る。フード自体もかなり凝ったもので、デザイン上の付け足しや非常時にないよりましと言う様な形だけで付いている物ではなさそうだ。ただし、断わっておくが雨具として開発されているわけではないので、あくまで一時的に雨をしのぐ事が出来る程度と考えて欲しい。一般的に売られている撥水加工アウタージャケットのレベルではかなり高い撥水能力を持っているということだ。フードは襟の部分に格納できる設計だが取り外しておくこともできる。
昔からアウターとしてUSAFのN3B ナイロン生地 Alpha社製をよく着用していたが防水能力は皆無で雨が降る日には随分と気を使った。一応、ライナー部の保温材はダクロンを使用しているので雨水が浸透しても保温性能は発揮するとされてはいたが水の浸透で肝心の体温が下がってはどうしょうもない。まぁ。N3Bはアラスカなどの極寒地で使用されるために開発されたので雨よりは雪の中での使用を前提にしているのだろうけれども。あの時に、最低限、簡易撥水性能ぐらいは必要だと悟りましたよ。
次回は各部を説明します。チョット写真が多すぎて収まりつかないんですよ。
TEXT BY TAC
バレンタインデーも終わりましたね。いやーっ、この前年が明けたのにもう2月も半ばですか。早いモンですね、月日がたつのは。私、浮世のことには割りと疎くてね。年間に皆が浮かれるイベントに昔から気が向かないんですよ。クリスマスなんか平気で仕事してて終わってから気づくことなんか結構あるんですよ。そんな私ですけど、ちょうどね事務所でね「バレンタインデーなんですね今日。」なんて話をしていた後、携帯にメールが着信したんですよ。ねぇー期待はないけど気になるて言うところですか。こう、開いてみたわけですね。そしたら!!「会員無料期間が過ぎ、会費の滞納が発生しています。今すぐ退会手続きをとらないと莫大な違約金が発生し、強制執行の対象になります。」と言った内容の・・・振り込め詐欺じゃネーか!!!
アグレッサーパーカーは私の場合、2006年モデルに限ると思うね。2007年モデルでは基本デザインこそ大きく変わらなかったが、3in1Parka や 5in1 Jacketにあるような無線のリモートスピーカーマイクを取り付ける為のテープが両者よりやや内側につけられている。これにより更に基本的デザインに共通する点が多い3in1 parkaと名称による差別化が難しくなっているし、取り付けられたテープはどれも黒なんでテープだけ浮いて見えるのはなんともいただけない。また、腕についていたアームポケットを廃止している。好き嫌いの大きく分かれるところだが、個人的にはアームポケットの機能は別の形でも良かったので残しておいて欲しかった。確かに従来のアームポケットは肘部分についた長いジッパーで開閉するので開くのは楽だが、締めるときにはストレスになった。また手首まで伸びる大型のポケットに重量のあるものを入れたり、細かい物を沢山入れるとうっとうしくも感じた物である。しかし、バイクに乗った時に高速券などを入れておくのに重宝していたのだ。あの肘の部分が大きく開くポケットのデザインは5.11独特のデザインで随分長い間、デザインを変えずに2006年まで採用され続けていた。多少使いにくくても5.11ぽくって好きなんですよ。だからこそ2006年モデル!!2007年型の3in1 Parkaにはどうもかたにジッパー式のポケットが付いている様だが使い勝手はあまりよくなさそう。5in1ジャケットには内袖の縫製に沿って小型のポケットがついている様なので次ぎに買い換えるならこっちかな。
*正面 色は写りが悪いんですがODグリーンです。
2006年モデルと2007年モデルでは設定色も大きく変わってしまった。2006年モデルではコヨーテとODグリーン。2007年モデルではコヨーテ、グラファイト(ダークグレイ)、ツンドラ(茶色がかったOD)になっている。特に惜しむらくはODグリーンの廃止、結構好きだったのに・・・。
*背面 上の平行にジッパーが付いているところがIDパネルを収納するスペース。 右下のジッパーはポケット。
*背面両側に無線機のアンテナを出すスロットが付いています。
5.11のアウタージャケットは全般的にゴアテックスの様な、防水性と通気性を併せ持った素材で製作されている。メインジッパーで固定されるインナーフリースは其のまま単体で使用されることを前提にデザインされているし、季節や気候に合わせ可変させて使用できる点が非常に気に入っている。突然の雨でもネック部分に収納されているフードを取り出すと首の部分からの浸水をほぼ防ぐことが出来る。フード自体もかなり凝ったもので、デザイン上の付け足しや非常時にないよりましと言う様な形だけで付いている物ではなさそうだ。ただし、断わっておくが雨具として開発されているわけではないので、あくまで一時的に雨をしのぐ事が出来る程度と考えて欲しい。一般的に売られている撥水加工アウタージャケットのレベルではかなり高い撥水能力を持っているということだ。フードは襟の部分に格納できる設計だが取り外しておくこともできる。
昔からアウターとしてUSAFのN3B ナイロン生地 Alpha社製をよく着用していたが防水能力は皆無で雨が降る日には随分と気を使った。一応、ライナー部の保温材はダクロンを使用しているので雨水が浸透しても保温性能は発揮するとされてはいたが水の浸透で肝心の体温が下がってはどうしょうもない。まぁ。N3Bはアラスカなどの極寒地で使用されるために開発されたので雨よりは雪の中での使用を前提にしているのだろうけれども。あの時に、最低限、簡易撥水性能ぐらいは必要だと悟りましたよ。
次回は各部を説明します。チョット写真が多すぎて収まりつかないんですよ。
TEXT BY TAC
タグ :5.11