2008年02月20日
5.11 Aggressor Parka Vol.6
アグレッサーパーカー 2006年モデル 5.11タクティカル
-Vol.6- インナーフリース 編

やっと、アグレッサーパーカーについてのブログも最後になりました。Vol.1~Vol.6 まで分けて各部分とかの記述にしたんですけど、分かったことがあります。自分の好みが多くの人とずれていること。好き勝手に自分の気に入った物を書いているので普通にこんなことは起こるのでしょうが、この一連のアグレッサーパーカーに関する記述はアクセス数が一番低いですね。どれもみんなその他の物より低いですね。Vol.2のポケット部の記述なんか100超えていないですからね。後半の記事のアクセス数が多くても前半の物にアクセス数が増えないのは見てみたけど興味をもたれなかったと言うことでしょうから、本当に興味を持ってくれた人は全体の5割くらいなのかなと考えています。ブログを始めた当時は、こんな事が分かるとは正直考えていなかったので非常に面白いなと思います。アクセス数を増やすことを主眼に書いていないので、これからも自分の好きな物を好きなように書いてゆくのでしょうが色々参考になるものだなと改めて気づきましたよ。

アグレッサーパーカーのインナーフリースです。07年と06年では基本的な部分に差はありませんが無線機のリモートマイクを取り付けるためのナイロンテープがパーカーに追加されたのを受け、インナーフリースにも追加されています。また、基本的なインナーフリースのデザインは3in1パーカーに付属している物と共通だと思います。違いは設定色と言ったところですかな。
以前に記事として載せた5.11パトロールフリースと比べて、フリースの質感に若干の差があるように思います。補強部分はほぼ変わりませんが肩から胸にかけてのナイロンの当ての大きさが違います。内側のポケット分は変わりません。また内側のナイロンライナー(ウインドストッパー)はインナーフリースが背中半分から腰までのハーフ丈となっているのに対し、パトロールフリースでは前面が覆われるようになっています。どちらが優れているかと言う議論の前に通気性の確保と言う視点でハーフ丈を選択しているのではないでしょうか。勿論、パトロールフリースにもインナーとして使用するための固定用ループが付属していることを考えると、パトロールフリースは付属インナーフリースよりも極寒の地域で使用するための、アップグレードバージョンとの見方も出来ますね。パトロールフリースもメインジッパーは付属のインナーフリースと共通ですから、完全にパーカーと一体化することが出来ます。


上の二つのの写真はインナーフリースの内ポケットです。わざわざ、デザインを変えて使用用途を変えてある凝った作りです。パトロールフリースとも共通のデザインですね。写真は両方共にパーカーに取り付けた形で撮影してあります。

パーカーだけでなくフリースにもサイド・オープンの機能が付いている。あたりまえか?実際ベルトに取り付けた装備品にすばやくアクセスする為にはインナーフリースのサイドジッパーは開けておく方が良いでしょう。開けておいた上でサイドスナップを止めておけば著しく保温性を損なうことはありませんね。

5.11のアウター類に殆ど当てはまる事だがジッパータブに取り付けられている長いナイロンタブが付いている。手袋をしたまま使用することを前提としている為見た目には、なんとなく野暮ったい感があるが使用感は満足している。
サイドスナップボタンには5.11タクティカルの文字が入る。


袖口と首の付け根に見えるのがフリースをパーカーに固定するときに使うループ。襟首から肩にかけての補強や袖口から肘にかかる部分の補強など耐久性を考慮した作りとなっている。
袖口のカフ部は5.11のフリースの場合、硬質ゴムを内包した伸縮性のカフを採用している。ベロクロ止め、ループタイプなどと優劣を決める物ではないのだが、インナーフリースとした場合には調整具は利便性に劣ると言うコンセプトだろう。硬質ゴムは硬いがこれも耐久性の考慮と考えている。風の浸入を押さえると言う点ではかなり優れていると思う。

フリース側に付く5.11のロゴマーク、これにステータスを感じる人、立派です。
長々と書いてしまいましたが、たかがアウターにこんなに書かなくてもいいだろうとの声も聞こえてきそうです。でも5.11って非常に高価なんですよ。このくらいの思い入れと納得がないとおいそれと手がでる物ではありません。昼飯の豚丼に豚汁をつけるかどうか毎日悩む身としては単なるネームバリューにポンとお金を出すわけには参りませんね。
TEXT BY TAC
-Vol.6- インナーフリース 編
やっと、アグレッサーパーカーについてのブログも最後になりました。Vol.1~Vol.6 まで分けて各部分とかの記述にしたんですけど、分かったことがあります。自分の好みが多くの人とずれていること。好き勝手に自分の気に入った物を書いているので普通にこんなことは起こるのでしょうが、この一連のアグレッサーパーカーに関する記述はアクセス数が一番低いですね。どれもみんなその他の物より低いですね。Vol.2のポケット部の記述なんか100超えていないですからね。後半の記事のアクセス数が多くても前半の物にアクセス数が増えないのは見てみたけど興味をもたれなかったと言うことでしょうから、本当に興味を持ってくれた人は全体の5割くらいなのかなと考えています。ブログを始めた当時は、こんな事が分かるとは正直考えていなかったので非常に面白いなと思います。アクセス数を増やすことを主眼に書いていないので、これからも自分の好きな物を好きなように書いてゆくのでしょうが色々参考になるものだなと改めて気づきましたよ。
アグレッサーパーカーのインナーフリースです。07年と06年では基本的な部分に差はありませんが無線機のリモートマイクを取り付けるためのナイロンテープがパーカーに追加されたのを受け、インナーフリースにも追加されています。また、基本的なインナーフリースのデザインは3in1パーカーに付属している物と共通だと思います。違いは設定色と言ったところですかな。
以前に記事として載せた5.11パトロールフリースと比べて、フリースの質感に若干の差があるように思います。補強部分はほぼ変わりませんが肩から胸にかけてのナイロンの当ての大きさが違います。内側のポケット分は変わりません。また内側のナイロンライナー(ウインドストッパー)はインナーフリースが背中半分から腰までのハーフ丈となっているのに対し、パトロールフリースでは前面が覆われるようになっています。どちらが優れているかと言う議論の前に通気性の確保と言う視点でハーフ丈を選択しているのではないでしょうか。勿論、パトロールフリースにもインナーとして使用するための固定用ループが付属していることを考えると、パトロールフリースは付属インナーフリースよりも極寒の地域で使用するための、アップグレードバージョンとの見方も出来ますね。パトロールフリースもメインジッパーは付属のインナーフリースと共通ですから、完全にパーカーと一体化することが出来ます。
上の二つのの写真はインナーフリースの内ポケットです。わざわざ、デザインを変えて使用用途を変えてある凝った作りです。パトロールフリースとも共通のデザインですね。写真は両方共にパーカーに取り付けた形で撮影してあります。
パーカーだけでなくフリースにもサイド・オープンの機能が付いている。あたりまえか?実際ベルトに取り付けた装備品にすばやくアクセスする為にはインナーフリースのサイドジッパーは開けておく方が良いでしょう。開けておいた上でサイドスナップを止めておけば著しく保温性を損なうことはありませんね。
5.11のアウター類に殆ど当てはまる事だがジッパータブに取り付けられている長いナイロンタブが付いている。手袋をしたまま使用することを前提としている為見た目には、なんとなく野暮ったい感があるが使用感は満足している。
サイドスナップボタンには5.11タクティカルの文字が入る。
袖口と首の付け根に見えるのがフリースをパーカーに固定するときに使うループ。襟首から肩にかけての補強や袖口から肘にかかる部分の補強など耐久性を考慮した作りとなっている。
袖口のカフ部は5.11のフリースの場合、硬質ゴムを内包した伸縮性のカフを採用している。ベロクロ止め、ループタイプなどと優劣を決める物ではないのだが、インナーフリースとした場合には調整具は利便性に劣ると言うコンセプトだろう。硬質ゴムは硬いがこれも耐久性の考慮と考えている。風の浸入を押さえると言う点ではかなり優れていると思う。
フリース側に付く5.11のロゴマーク、これにステータスを感じる人、立派です。
長々と書いてしまいましたが、たかがアウターにこんなに書かなくてもいいだろうとの声も聞こえてきそうです。でも5.11って非常に高価なんですよ。このくらいの思い入れと納得がないとおいそれと手がでる物ではありません。昼飯の豚丼に豚汁をつけるかどうか毎日悩む身としては単なるネームバリューにポンとお金を出すわけには参りませんね。
TEXT BY TAC
タグ :5.11
2008年02月20日
Tactical Shirt Vol.2
PROPPER Special OPS Marine Ride Tactical Shirt
- Woodland -
- Woodland -
ウッドランドカモフラージュ、これまでの長い間アメリカ軍を代表する迷彩だったね。アメリカ軍全軍に配備されただけでなく、世界各国の軍隊の迷彩服開発に影響を与えた迷彩パターンだった。その国の気候や樹木の分布状況によって色やパターンの大きさにアレンジを加えながらも大きな変更を加えること無しにコピーされ各国で配備された事実は優れたパターンだったと言うことでしょう。多くの人が思い描く迷彩服のイメージって、体外このパターンなんじゃないかな。
サバイバルゲームの黎明期、まだエアーコッキング式が全盛でBB弾を使用するエアーガンが殆ど存在しなかった頃、アメリカ軍の最新式カモフラージュとして市場に出回り始めた事を鮮明に覚えてますね。あの頃は最新式と言うこともあって高くてね。当時、ゲーマーが一般的に使用していたERDLパターン(リーフパターン)の2から3倍はしていたな。それで、その後になってコピー品が出回るようになった。そこからはサバイバルゲームでは当たり前のように使用されたし、中古のアメリカ軍払い下げ品が大量に出回って、価格も急落したこともあり、かえって手に入れようとは思わなくなってね。最近ですねウッドランドパターンを所有したのは・・・・。
そんな思い出がありますねこのパターンには。
実のところPROPPER社の出していた、このタクティカルシャツは私的にですがウッドランドの方が好きですね。街着にするならば”3カラーデザートの方がアクが強くない。”と言う理由で着用していますけれどね。イメージ先行でイラク・アフガン戦に従事する特殊作戦部隊からデザートの方が通りがいいのかもしれません。実際はこの手の個人の手によるカスタム・タクティカル・シャツの類はアフガニスタン戦の随分前から着用されていましたから、知っている方も多いでしょう。SEAL'Sなどは最も情報が早い部隊のうちの一つですしね。そういえば映画 『ティアーズ オブ ザ サン』だったっけ?ブルース・ウィリス演じるSEAL'Sのチームリーダーが率いる部隊がウッドランドのカスタムジャケットを着用していましたね。
ポケットを移設する手法のカスタムジャケットはベトナム戦争時期にもあって、中にはジャングルファティーグ・パンツのカーゴポケット内側についている小さな一つボタン止めのポケットを肩に移設したものなんかも見たことがありましたね。そんな訳で、ウッドランドのカスタムジャケットを写真で多く見ていたせいか、妙にしっくりとくるんですよね。オヤジ趣味ですかね。
前回紹介した3カラーバージョンと全く同じ作りですね。当たり前ですか?生地も軍用BDU製作メーカーだけあって、見た目もさわり心地も遜色ないです。上の写真ではIRカバーがかぶった状態です。
こちらは、写真上、分かりにくいですがIRを出したところです。3カラーデザートで写真を撮った、前の記事”Tactical Shirt”を見てもらえればもっと分かりやすいと思います。
胸ポケットの裏側につくインストラクション・タグです。BDU製作メーカーだけあってこだわりの作りになっていますが、本来表示されるべき項が故意に省略してあったりして、民生向けもしくはPX向けに製作されていることが分かります。今回は襟に付く、サイズタグ及びPROPPERの会社ロゴの写真は撮っていません。前回の写真と同じ物ですので・・・。
肘当てと肩ポケットの拡大写真です。しっかりとした作りであることが分かるでしょう。
袖口のカフの部分です。通常のBDUと同じボタン止めになっています。フルカスタムになっていない所がかえってカスタムジャケットぽいんですよ。ある程度もとの形が分かる、これがいい雰囲気になります。
通常ならBDUジャケットの下ポケットに当たる大きさの胸ポケットです。フラップはベロクロ止めですが軍用ベロクロなので接着が強力すぎるきらいがありますね、そのうちヤレがきて使い易くなるのかしら。
イベントに参加して、販売を仲間内で協力してすることがあるんですけれど、年2~3回の販売活動ですから販売なんてたいそうな物じゃなくて趣味の延長線ですけどね。このウッドランドのシャツは売れたためしがないですね、7000円くらいとアメリカの小売店売りより安いと思うんですが。やっぱりオジサンがいいと思う物って若者受けしないんですかね。そういえばこのシャツサイズ的にはSからXXXL位まであるようなんですけれど、長さはR(レギュラー)とL(ロング)だけですね。私はSからLのRサイズを中心に販売しています。ちなみにアメリカではウッドランドの方が人気があって、入手に結構苦労したんですが日本では逆でしたね。面白いです。
TEXT BY TAC
タグ :BDU