2008年04月11日
5.11タクティカル ブレザー
5.11 TACTICAL Blazer

桜もあっという間に散っちゃったね。もう4月も半ばになろうとしているなんてな。
4月といえば進級、進学、就職とね。先のある人たちには区切りのある季節だったりしているわけですよ。終身雇用体勢が危ぶまれようと社会に出た多くの人は新年度と言う言葉だけで、大して変ることのない生活を送っていたり、良くて異動があったり転属があったりするので新しい仲間と仕事を始めてみたりね、生活や付き合う人が大きく変るイベントごとが毎年やってくるなんてことは殆どないのではないかな。
春のイベントごとといえばフレッシュマンセールだね、頻繁にテレビなんかで見かけますよね。スーツとか売れる季節でもあるんでしょうね。今の若い世代に人気のあるタレント起用してね、”スーツ姿がカッコいい。”なんてねそんなコマーシャル我々の頃からありましたよ。
我々の学生時代はビジネススーツなんて着たくないなんて風潮が確かに在りましたから、一種の洗脳みたいなモンでしたね、この手のコマーシャルってさ。なんとなく、着てみてもいいかなんて思ったりしてね。 ・・・で気づくと毎日着る様になっていたりするんだ。
そんな訳で季節ネタでブレザーなんかの事でも書いてみようかなと思いましたよ。

5.11Blazer(ブレザー)は要人警護のために開発されたタクティカルウェアーだ。一度写真でブラックウォーターの要員だと思うんだけど、プレートキャリアーの上に羽織っているのを見たことがありますね。無茶な着こなしも民間軍事会社ならでは、許されるという物。普通の会社では「帰れ!」といわれますよ。
一見して、普通のブレザーとは見分けが付かないのだけれど、必要な装備類を内包できるように内側に各種の工夫が凝らされている。どうも今現在は生産されていないようだね。手持ちのカタログには載ってないですもの。
色は紺だけだったと思う。

左右の内側にはベロクロで固定するフラップ付きポケットが2個付いている。上に見えるジッパーは着脱用で、このジッパーとドットボタンで固定するようになっている。左側は2個のうち1つのポケットが2分割式になっていて小物を収納できるようになっている。他のポケットはみんな同じ大きさ。
材質は薄手のリップストップナイロン(パラシュートクロス)で軽量化が計られている。

取り外すとこんな感じ。写真は左側の物なので向かって右のポケットが分割式になっているのが分かりますね。

着脱式ポケットの裏側、ジッパーとドットでの固定法を見て欲しい。

合わせの部分に左右共にタクティカルベストでもおなじみの隠しポケットが付いている。内側にはベロクロの受けが大きく付いているのでベロクロ固定式のホルスターなど別売のアクセサリーを追加すれば中に隠し持っておけるようになる。

隠しポケットを開いたところ。チラッと見える奥のドットボタンは伸縮ゴムコードを留めるボタン、この部分に小型無線機を収納できる作りだ。写真では映りようがないのだけれど、さらに下には小型のポケットが左右友についていて丁度、拳銃予備マガジンが入る大きさだ。収納スペースとしてはかなりの大きさ雑誌なんかは余裕に入るね。

5.11の紙タグと補修用のボタン。まぁ~普通です。

ブレザー用のタグには、見慣れた5.11の製品タグが付いていない。変わりにファイブ・イレブン(5.11)と英語表記で入っている。本気でアンダーカバー用のジャケットを作ったようで。一旦着てしますと何処にも5.11の文字が見えたりしない。

何から何まで詰め込めるのは非常に良いんだけれども、重力は無常に作用する訳で・・・。シルエットが崩れるんですよ。物を詰めただけ膨らむしね。非常に特殊な職業の一向けと言うのは良く分かりますね。
映画を見ているとあこがれる、スーツに身を固めた警備要員。
スマートに着こなしたいというのと特殊な装備を持ち歩きたいという葛藤が澱みなく起こりますね。
バランスを取るのに苦労する、そんな一品です。
Text By TAC
桜もあっという間に散っちゃったね。もう4月も半ばになろうとしているなんてな。
4月といえば進級、進学、就職とね。先のある人たちには区切りのある季節だったりしているわけですよ。終身雇用体勢が危ぶまれようと社会に出た多くの人は新年度と言う言葉だけで、大して変ることのない生活を送っていたり、良くて異動があったり転属があったりするので新しい仲間と仕事を始めてみたりね、生活や付き合う人が大きく変るイベントごとが毎年やってくるなんてことは殆どないのではないかな。
春のイベントごとといえばフレッシュマンセールだね、頻繁にテレビなんかで見かけますよね。スーツとか売れる季節でもあるんでしょうね。今の若い世代に人気のあるタレント起用してね、”スーツ姿がカッコいい。”なんてねそんなコマーシャル我々の頃からありましたよ。
我々の学生時代はビジネススーツなんて着たくないなんて風潮が確かに在りましたから、一種の洗脳みたいなモンでしたね、この手のコマーシャルってさ。なんとなく、着てみてもいいかなんて思ったりしてね。 ・・・で気づくと毎日着る様になっていたりするんだ。
そんな訳で季節ネタでブレザーなんかの事でも書いてみようかなと思いましたよ。
5.11Blazer(ブレザー)は要人警護のために開発されたタクティカルウェアーだ。一度写真でブラックウォーターの要員だと思うんだけど、プレートキャリアーの上に羽織っているのを見たことがありますね。無茶な着こなしも民間軍事会社ならでは、許されるという物。普通の会社では「帰れ!」といわれますよ。
一見して、普通のブレザーとは見分けが付かないのだけれど、必要な装備類を内包できるように内側に各種の工夫が凝らされている。どうも今現在は生産されていないようだね。手持ちのカタログには載ってないですもの。
色は紺だけだったと思う。
左右の内側にはベロクロで固定するフラップ付きポケットが2個付いている。上に見えるジッパーは着脱用で、このジッパーとドットボタンで固定するようになっている。左側は2個のうち1つのポケットが2分割式になっていて小物を収納できるようになっている。他のポケットはみんな同じ大きさ。
材質は薄手のリップストップナイロン(パラシュートクロス)で軽量化が計られている。
取り外すとこんな感じ。写真は左側の物なので向かって右のポケットが分割式になっているのが分かりますね。
着脱式ポケットの裏側、ジッパーとドットでの固定法を見て欲しい。
合わせの部分に左右共にタクティカルベストでもおなじみの隠しポケットが付いている。内側にはベロクロの受けが大きく付いているのでベロクロ固定式のホルスターなど別売のアクセサリーを追加すれば中に隠し持っておけるようになる。
隠しポケットを開いたところ。チラッと見える奥のドットボタンは伸縮ゴムコードを留めるボタン、この部分に小型無線機を収納できる作りだ。写真では映りようがないのだけれど、さらに下には小型のポケットが左右友についていて丁度、拳銃予備マガジンが入る大きさだ。収納スペースとしてはかなりの大きさ雑誌なんかは余裕に入るね。
5.11の紙タグと補修用のボタン。まぁ~普通です。
ブレザー用のタグには、見慣れた5.11の製品タグが付いていない。変わりにファイブ・イレブン(5.11)と英語表記で入っている。本気でアンダーカバー用のジャケットを作ったようで。一旦着てしますと何処にも5.11の文字が見えたりしない。
何から何まで詰め込めるのは非常に良いんだけれども、重力は無常に作用する訳で・・・。シルエットが崩れるんですよ。物を詰めただけ膨らむしね。非常に特殊な職業の一向けと言うのは良く分かりますね。
映画を見ているとあこがれる、スーツに身を固めた警備要員。
スマートに着こなしたいというのと特殊な装備を持ち歩きたいという葛藤が澱みなく起こりますね。
バランスを取るのに苦労する、そんな一品です。
Text By TAC