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Posted by ミリタリーブログ at

2008年04月15日

5.11タクティカル パックエーブル・ジャケット

5.11TACTICAL Packable Jacket ~Security~


 5.11タクティカルも多様な要望に応える為か、次々にいろんな製品をラインナップし続けているね。痒いところに手が届くというか、非常に使用条件に合わせて選べる様になっているようだね。
 5.11タクティカルのジャケット類は作りが非常に凝っていて、本当に必要な人たちが選ぶ趣がある。頑丈で縫製自体もしっかりとしている。まぁ~日本製品に比べると粗雑さがあったり、高い頻度で製品に不良品が混ざっているなって事もあったが・・・。
 問題のない5.11タクティカルの製品は一般的な使用ではオーバースッペックな部分もあり、通常では使用しきれないような部分もあった。そういう事を感じる人たちに向けて作っているのではないのだけれどもね。
 複雑な機能と凝った作りは価格に反映されていて割と高額な物が多いのも特徴だった、スイングトップでも日本の価格は1万円を割ることはなかったものね。
 そうなってくると考えることは誰でも同じ?多少、簡素化されても安い物はないのかよ。「安い、一般使用程度の服ならユ●クロで探せよ!」そんな声も聞こえてきそうだ。

 このパックエーブル・ジャケット、別に廉価版として製品化されているものではなく、ちゃんとしたコンセプトと現場の要求があってリリースされている物なんだろうけれど、まぁ~安い部類だね、5.11にしては・・・・。
 私も安いということだけで買った訳でもないんだよね。春先に一寸何か、羽織って出かけるときによさそうだとか。昼間出かけて、夜帰るときに寒くなる時の為に携帯性に優れたジャケットを探していたんですよ。
 以前はナイロンジャケットなんかを使っていたんですが、今はなんか流行じゃないしね。


 一応、5.11では黒が基調と言うこともあって、いつも黒一色のジャケットを着ているイメージになるので、最初からSECURITYの入ったジャケットを選んでみた。ロゴの入ったジャケットは黒色のみだけれど、ロゴ無しでは紺色も選べる。
 生地は撥水加工してある目の細かい化学繊維の一枚布で縫製されている。撥水加工ではあるけれども雨合羽の代わりにはならないと思うね。あくまでウインドブレーカー的な使い方が主眼になっていると思う。


 背面には大きくロゴが入っている意外は特に何もないです。廉価版と言うこともあるし、ライド・ジャケットとして必要時に羽織れればいいというところですかね。よく5.11シリーズについている背面のポケット類も付いていない。


 5.11らしいといえばベロクロで固定する胸の縦ポケット。ただし、これも中にベロクロの受けなど装備を追加して収めておく様な作りにはなっていない。完全なポケットとしての機能しかありません。


 ポケットを閉じるとそれ程、目立たない。位置的に非常に使いやすく容量も十分だね。だけどあまり大きな物や重量物を入れておくのには向いていません。生地自体にそれ程強度があると思えないし、縫製もそれ程強いとは思えない。何より型が崩れる。


 首の付け根辺りのテープはご存知、無線機のリモートマイク・クリップを取付ける為のテープ。
襟はスタンドカラーになっていて装備をつける際に邪魔にならない。防風性を高める為、ジッパーが首元まで絞まるようになっている。


 下のポケットは左右共にジッパーで開閉する。ジッパータブに5.11の文字が入る。このジャケットは胸と下の左右にポケットが設定されており計3個のポケットがついていることになる。


 Packable(格納携行型)の名称はここからきているんだね。専用のバッグに格納するのではなく、右の下ポケットを裏返し、そこへジャケットを押し込むとほぼ正方形のパック状態となる。写真では格納を始めたところ。
パック状態で鞄やカーゴポケットにしまっておけばいつでも着られると言う訳だ。
 バイクで出かける時に重宝していますよ。


 右下のポケットの内側はパックの表面になるわけ。ポケットの内側にプリントがあるんですよ。


 袖は簡素なゴム入りとなっている。


 メインジッパーにはナイロンのプルタブがついています。私は長めのこのタブが、手袋をしていても扱いやすいので気に入っています。

簡易ジャケットとしては携行性を考え、簡易ながらも防水性能を持たせている点に好印象を持っていますね。惜しむらくは裾にゴム紐等で防風性能を向上して欲しかった。生地の強度が高いとは思えないので、もう少し耐久性のある生地を選択してもらえたらもっと良いのに・・・。

Text By TAC  


2008年04月15日

海兵隊 デザート ユティリティ・ーキャップ

USMC Utility Cap ~3 Color Desert~

 アメリカ海兵隊作業帽はトレードマーク的存在だよね。半世紀以上基本的にデザインを変えず支給され続けている。ある意味これは凄いことだなと思う。デザイン的には全く特筆するべき物はなく、安価で大量生産に向いている事、意外には何もないね。大量生産に向いているといっても、サイズ調整具の付いたボールキャップに比べたら、多くのサイズを設定しなきゃいけないから、それだけ多く作らなきゃいけない。一個あたりが安価といっても、それで帳消しになってしまう。
 素材は時代の変化と共に変ってきていて、HBT、ODコットン、ERDL,ウッドランド、6カラーデザート、MARPAT等などテイラーメイドのダックハンターとかタイガーストライプ本当に色々な生地で製作されてきた。
 大戦中のダックハンターには正規品のあるらしいね。
 厳密にはツバの縫い取り方や大きさ、ツバの型付けの素材など時代と共に変化をしているんですが、大まかなところでは変化なく作り続けられている。この帽子のラインナップを入手するだけでも立派なコレクションといえるよね。
 今回は海兵隊の意地すら感じる海兵隊作業帽、特にデザートMARPAT登場で短命に終わった3カラーデザートバージョン。


知らない人は殆どいないでしょうね。写真を見れば、ああ・・これ・・と言う反応があるはずですね。
あまりにもオーソドックスな存在です。日本には海兵隊も多く駐屯しているし、コピー品も多量にありますからね。


99年官給の準正規品。CAP UTILITY USMCとわざわざ入っています。官給番号はNSN表示ですね。


天辺の生地は裏生地が当ててあり、2枚となっている海兵隊の作業帽の作りとしてはよくあるタイプ。海兵隊兵士のように髪を短く刈り込んでいると紫外線の強く降り注ぐ場所で裏生地が当ててある帽子は非常に使い勝手がいいんですよ。
意外に紫外線と言う物は薄い生地を貫通してくる物なんですよね。


多角形をした、帽体の作りから八角帽との呼び名が日本であるけど、よくわかりますね。

実はこの帽子、知っている人も多いと思うけれど海軍でも広く使われている形なんですね。海軍のバージョンは当然、正面の海兵隊マークが省略されています。SEAL’Sの訓練兵なんかが被っている写真が多く在りますよね。
マークのない海軍バージョンも持っているのでその内、載せます。

Text By TAC