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Posted by ミリタリーブログ at

2008年03月10日

AFH-1アビエーターヘルメット

AFH-1 Ballistic Shell Helmet - Vietnam Era



 いや~春ですね。いいじゃないですか。暖かくなってきましたよ。
お気づきの人もいるんじゃなですかね。現代物ばっかり記事にしてきて、今更なんですけどね。我々のチーム名、これベトナム戦争中のアイテムを扱うグループなんでこの様につけているんですよ。
 最近、現用物にはまっているんで、そっち中心で動いてますけど、ベトナム物も忘れてはいないんですよ。
まあ、暖かくなってくるとベトナム物と言うのもなんか、いいんじゃないかな。こう思えてくるんですね。
今はベトナム戦争物、下火ですからね。少なくとも一時期の勢いと言うものはないですね。すっかり実物の資源も枯渇しちゃっているし、値段は高いし、なんか泥臭いしね。まあ、何時の間にやらカビクサイ戦争のイメージだよね。
 我々も昔そんなイメージで大戦物を見てましたから、今の若い人たちの生まれる前にあった戦争のイメージと言うか、なんですかね?ええ・・でもつかめますね。

それじゃ。あんまりこのアイテムに知識と言うものはないですけれど。春に誘われてなつかしのベトナム物ですよ。・・と。


 写真は未使用のAFH-1と言うヘルメット。60年代から70年代まで陸軍航空部隊に支給されている。他にSPH-4が1968年から75年まで陸軍用に支給されている。2つのモデル共に色はODのみのシングルバイザーである。両者の最大の違いはSPH-4がガラス繊維を軽量化目的で採用しているのに対し、AFH-1は対弾性を高めたヘルメットであったこと。パイロットの消耗は相当のものだったらしい。他に空軍と陸軍が1960年代に使用したAPH-5Aがある、こちらは工場出庫時に白とODに塗られていた。こちらもシングルバイザー。


 ベトナム戦争はご存知の通り、戦争にヘリコプターを大規模投入した戦争だ。ヘリコプター自体は朝鮮戦争時期にその有用性が認められつつあったし、もしもあの戦争が長引けば間違いなく、ヘリコプターによる強襲作戦はあの戦争で行われていたと勝手に思っている。ヘリコプターの軍事利用は大戦中ドイツや日本でも研究され、日本ではヘリコプターの原型であるジャイロを使った、今現在では常識となっている対潜哨戒部隊を世界初に配備していた。活躍前に撃破されちゃったみたいだけれどね。
 知識がいい加減なんでボロが出る前に大昔の話はそれくらいにして置いて、ベトナム戦争といえば、あのUH-1のローター音だよね。昔、帰還兵が言っていた「あの音がベトナム戦争そのものだ。」って・・。
ベトナム戦争と切っても切れないのがヘリコプターと言うわけだ。
 映画『ワンス・アンド・フォーエバー』観てますかね。あんまり日本ではヒットしなかったと聞くけれど?
今ではエアーモービル(空中機動部隊)と言われるけど、当時、エアーアサルト(空中強襲部隊)と呼ばれる。ヘリコプターで兵士を搬送して展開させる新戦術を研究し、配備した部隊がベトナムのイアンドラン渓谷で初めて北ベトナム正規兵と対峙し、その有効性を実証する史実を基にした映画だった。アメリカ本国の研究部隊は第11空挺師団で、その後アメリカ初の空中強襲師団として再編成された、その中核部隊を第一騎兵師団に移し、ベトナムに送った。映画の流れを良く覚えていないんだけれど、最初アメリカ国内で訓練していた時には第一騎兵師団ではなかったのではないかな?出発時に第一騎兵師団になっていない?


 内部に取り付けるパッド類、新品なのでパック入り、説明書付き。バイザーはクリアのみが梱包されている。映画などでよく観る黒いバイザーは交換したものとなる。


 パッドを取り付ける前。ヘルメットのライナーは発泡スチロール。ブーンマイクは最初からヘッドホンと共にヘルメットに取り付けられて出荷されている。もったいなくてブーンマイクの梱包が解けません。・・・すいません。


 マイクジャック。これ一本で送信と受信を行える配線になっている。一般的なステレオジャックみたいだな。

TEXT BY TAC




  


Posted by USARV-TAG at 23:18Comments(0)装備

2008年03月10日

暗視装置"旧ソ連;Cyclop-1"

"旧ソ連;Cycrop-1(サイクロップ-1) /MOONLIGHT Cyclop 1 Night Vision Scope"
 "サイクロップ-1;ナイト ビジョン スコープ/夜間 暗視 装置"

全くの個人的な話で恐縮ですが、
先日、実家に用事が有り、近い内にある種の装備品特集に備えようとイーグル社の某ベストを探していたら…
豪く古いアイテムを探し出してしまいました…肝心のイーグルのベストは見つかりませんでしたが(汗)。


以前、当ブログ・メインライターのTAC氏に同行して東南アジアをウロウロしていた折、
軍用品屋とは全く無関係の"文房具屋サン"で購入した物です。なにぶん、15~17年位前なので記憶も曖昧です…。


多分に漏れず、全くもって詳細不明でしたし、当時に比べればweb等で調べやすくなった今でも詳細を掴みきれておりません。…検索の遣り方に問題があるのかも知れませんが(汗)。

販売側が詳細を掴んでいなくても購入するパターンは
ミリタリーフリークにアリ勝ちな事だと思うのですが、
ソレに近くも遠からず、当時としては手にすることすら難しく、
購入のチャンスがあっても"高嶺の華"が驚きのベスト・プライスだった
のを即買いしたと記憶しています…。
(個人的に余り良い現象では無いと思いますが、時としてリビドーで購入と云う危険行為が良くも悪くも楽しい場合がありました…今は殆どありません(涙))

現在では時代遅れも甚だしい"第一世代"と括られる"Cyclop-1"。
先にも述べた通りですが、購入は1991~1995年前後の東南アジア共産圏
(別に"暈かす"つもりではなく、幸か不幸か、あの辺りを多岐に滞在していた為、記憶が混在しており本当に曖昧なんです(汗))、
折しも現"ロシア"こと、旧"ソビエト社会主義連邦"は1991年12月31日に消滅し、
ソレまで"未知のアイテム"達が一気に放出された時期でもありました。
変な話かもしれませんが、今より入手が楽なアイテムも多く出てきて本当に驚かされたものです。


その内の一つであろう、
当"Cyclop-1"は一応の容で見るに銃への取りつけと云うより、
国境警備の備品といった感じでしょうか…?
ココからは"外装イメージ"インプレッションのみとお考え下さい。
至らぬレポートで申し訳有りません。どうかお許しを。

"CYCLOP"で検索をかけると…時として望まない内容の記事に当たる場合がありますが…一応で云えば"一つ目の精霊巨人"から転じての"単眼秘密兵器"的な意味合いの様です…?

本体には"CYCLOP""1.5/85""番号(?)"と"ロストフ(ロストヴ?)"社ロゴマーク。
"Rostov optical-mechanical plant"
"Ростовский оптико-механический завод"



レンズキャップに"M67×0.75"…本体正面に"CYCLOP-1"とロシア製(…英語?!)とある以外は、余りにも"ソリッド"過ぎて有り難味がありません…。今回調べられる限りの画像を見るにつけ、多くの物が各レンズ調節部に滑り止めのチェッカリングや、民間向けと思われる物は"調節目盛り"等が付いていたり、赤外線投光器にカバーレンズが着いていたり…でした。


ソリッド過ぎる理由も想像の域を出ませんが、
一つは軍用である事や、もしかしたら"初期型"や"量産型"等の理由で略されている可能性と、ロマンを持って見るなら、購入した国がソ連から武器供与されていた"東南アジア"であった事を考えると一応の"サニテート(生産国抹消)"アイテムと考えれば楽しいですね…(ロシア製と書いてある時点でアレですが(汗))。
…もう一つ考えられるのは"ノックダウン製法"か"純然たるデッドコピー"な可能性もありますが…(涙)。
(ダラ地区の"日本製の銃"みたいな物…作ったモノ勝ちみたいな(笑)?―直感に他なりませんが、一応"ソ連製"ぽくはあります(笑??))


本体、起動スイッチ。

判り難いと思いますが、黒い円筒形の突起がソレ。
ゴムでカバーされていますが…今や硬くなった消しゴム以下の経年劣化。
あと何回か押せば…壊れると思われます(汗)。


正式な方向が定かでは無いので何ともですが、
人間工学からすると本体下部に脱着可能なネジ留めで着いているグリップには
ノスタルジックなスイッチが付いていて、単三電池三本で赤外線投光器を作動させる事が可能です。



また、赤外線投光器自身の角度を上下に微量角度調整するスクリュー・ネジも付いています。



因みに、このグリップを固定する本体側の台座(マウント?)自身もスクリューで外周可変のみ可能なので、取りつけが可能なネジがあれば各方向に随時変更可能ではないかと思います。




本来は取り扱い説明書も同梱されている筈らしいのですが、
商品として見せられた最初からありませんでした。一応のフリークスとしては欲しい処でしたね。

店のオヤジサンも"アレ無いな?"と言っていたのが赤外線投光器のキャップ…もう、イイです(涙)。
欠品アイテムを掴まされた方向で…(滝涙)。

当時、店の奥の暗がりで試させて頂いた限りでは良く見えました
(新世代現行品を見た事が無いので何ともですが…)。
明るい外を見る時は、キャップを閉めて使用するのを教わりました(文房具屋のオヤジサンなのに(笑?))。



キャップには小さな穴、俗に云う"ピンホール"と云うモノ?が開いています…。

レンズが其れなりに大きくても、機械のイメージ受像機(コノ言い方が正確なのか不明です)が結局はこのピンホール程度なのかと驚いたものです。
つまり、一応、昼夜兼用可能という態なのかも知れませんが…コレと云う倍率では無く、2倍前後だった気がします。

キャップ内側の固定ギミックがもうグダグダで固定出来ません(涙)。

キャップ脱落防止用の紐は多分、フツーの釣り糸です…。

一応の専用バッグ。

当時の共産アイテムに良く見られた"ガーゼにビニール・コーティング(?)"なビックリするほど安っぽい一見"革製"の合皮バッグ。

縫製が危うすぎて2Kg近いアイテムを入れて持って歩くには信用に足りません(汗)。




事実、一昨日、開けようとしてチャックを引いたら…壊れました(涙)。亜鉛合金ぽかったです。



やはり一応付いていたストラップ…確実に別物ですね!!…?


…とは言い切れない…かもしれませんが、バッグの中に入れていても自然と外れていたりする様は…チョイとした手品か、確実に規格が合っていないか、文房具屋のオヤジサンが何となく混ぜたかは不明ですケド!!
…宜しく無いとは云え、このストラップを肩に掛けて行動するのはあり得ません(汗)。
正式な使用法かドウか判りませんが、一部写真では、この専用バッグの紐をバッグから引き剥がしてサイクロップのスイベルに通して使用している例が在りました。
事によっては"バッグ"と云うより、"配給までのカバー"で、配置後にはバッグを分解して"スリングと埃避けに使用すべし…"とか、兵士内で当然の対処として通例だったのかも知れません…。
全てが想像の域です(汗)。



本体と赤外線投光器のスクリューと固定穴。
巧くサイズの合うスクリューとマウントが有れば"スコープ"と並列使用してナイト・スコープ風に…?
細かく言えばレティクルが無いので"アソビ"の域を出ませんが、事と次第によっては"軍用スコープ"(一応"軍用"であり"スコープ"ですが(笑))として、アメリカの州によって所持禁止アイテムになるらしいです。
…今回、webで検索していたら、そんな裁判記録にブチ当たりました(笑?)。

本体バッテリーホルダー。

…つ…作りが(笑)…しょぼーんクラスの危うさです…が、
専用バッテリーでは無いのが逆に有り難い限りです…が、
使用するのが"9Vボックス電池/9V角形電池"。
購入当時、何処製の物か判らない物(生産国の部分がヤスリ掛けしてあった)が入っていましたが…
勿論、液漏れして現在は処分されて手元に有りません。

赤外線投光器バッテリーホルダー。

日立の単三電池が入ってました…が、本当に"日立"ブランドかは不明でしたね…
中国製だったと記憶しています。
引き出し用のリボンが白なのは理由が有るのか…無い様な気もします。

赤外線投光器…単純に赤外線ダイオードのみです。もろに露出しています。

モデルによって違うのか、先の理由で違うのか判りませんが、
多く目にした画像にはその殆どがコノ部分は
"ハウジング"(懐中電灯の様にガラス(?)等で保護)されていました。

知識が無いので良く判りませんが"可視できなくても赤外線は直視危険"だとか…?????
…何回も点灯した状態で覗き込んだ気が…(汗)。

レンズ。

外側のレンズではなく、内側のレンズに"指紋"が(涙)。
もしかすると、分解も可能だとは思いますが
(本体とレンズ部は分解可能らしいのですが恐ろしくて実行していません)
ドウにも…。
購入当時には気付かなかったのですが、
経年による油劣化(この場合ヒトの油ですが)で出現(涙)。
マサカの文房具屋のオヤジサンの仕業では…ないと思いたいですが(笑)。


接眼レンズ側。
出来ればソフト・アイピースが欲しい所ですね…割れたら痛そうな素材な上、接眼側から洩れる明かりでカウンターを頂くのも懸念されるトコロ。
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Posted by USARV-TAG at 14:45Comments(0)雑装備

2008年03月10日

イラク戦 EOD パッチ 

EOD Unit Patch IRAQ

TAGのEODチェストリグの記事を書いたので、ああっ・・EOD関連の品がもう一点あったなと思い出しましてね。例によってデザインが気に入っているワッペンですよ。
 EOD(爆破物処理)、日本ではあまり興味のある人はいないね。なんか戦闘歩兵の陰に隠れると言うか、こう黒子的な扱いですね。実際の軍隊では高度な技術を持った一流の兵士と言うか専門知識を持った軍人と言う感覚が強いんだけどな。
 EODと言うのはテレビでよくやっているじゃない。青いコード、赤いコードのどちらを切るの?なんてさ。知識と技術を駆使して爆発物を解体してさ、最後は運任せ??って・・・“おい!!”
 テレビドラマの話はしょうがないとして、非常に危険度が高い任務である事は間違いない。爆発物は日々進化しているし、メインの爆弾にトラップが仕掛けてある、そんな事も普通に起こる。あらゆる爆発物に精通し、製作者の意図を読み取りながら解体作業を行う、それも静電気一つで爆発するかも知れない危険な物に自分から近づいてだよ。
 それ故、他の兵士からは一目置かれる存在だね。あまりに危険だから現在、爆破処理用の遠隔操作ロボットの実験をアメリカ軍は必死でやっているわけだ。
 EODと言っても技能だからね。本来は歩兵科だったり、工兵科だったりする人が技術学校へ行って取得してくる物だからね。当然、爆破工作にも精通した上でEODを取得することになるんだけど、この爆破工作兵は特に特殊作戦で重要な位置を占めているね。今でこそレーザー測定器で航空支援攻撃を受けるシステムが確立されているけれど、対象物破壊任務に爆破工作兵は欠かせない。ステルス機の登場によるレーダーサイトなど重要固定目標物の無力化が空爆で容易になったとは言え、彼らの重要度はあまり変っていないですね。
 結構居ますよね工兵出身の特殊部隊員なんていうものも・・・私のコレクションにあるのはベトナム戦時の物だけだけど。


 どうもこのEODの部隊章はオーストラリア軍の部隊らしいですよ。EOD-IRAQとだけしか入っていないのでなんともいえませんがね。デザイン的に好きなんです。これは何かアメリカンコミックか何かで描かれているキャラクターらしいんですよ。
実はこのデザインはベトナム戦争時にも多く使われていて、結構見かけます。ベトナム人風にアレンジしているものはCIAとの関係が深く特殊作戦用に情報を提供していた陸軍情報部分遣隊の部隊章としてありましたね。
 このキャラクター危ない人物らしく手に爆弾とかナイフとかピストルとかを必ず握っていますね。
イラクの現場でEODが出てくるかはよくお分かりですよね。ええ・・非常に爆発物による攻撃が多い。仕掛け爆弾も手製から既存爆発物を改造したものなど色々ですし、自爆テロなどでも爆発物が使われていますね。
 あの戦場に治安維持活動として先方を切った各国軍隊はEODを相当数派遣していると思います。

Text By TAC



  


Posted by USARV-TAG at 00:24Comments(0)パッチ&インシグニア