2008年03月10日
暗視装置"旧ソ連;Cyclop-1"
"旧ソ連;Cycrop-1(サイクロップ-1) /MOONLIGHT Cyclop 1 Night Vision Scope"
"サイクロップ-1;ナイト ビジョン スコープ/夜間 暗視 装置"

全くの個人的な話で恐縮ですが、
先日、実家に用事が有り、近い内にある種の装備品特集に備えようとイーグル社の某ベストを探していたら…
豪く古いアイテムを探し出してしまいました…肝心のイーグルのベストは見つかりませんでしたが(汗)。

以前、当ブログ・メインライターのTAC氏に同行して東南アジアをウロウロしていた折、
軍用品屋とは全く無関係の"文房具屋サン"で購入した物です。なにぶん、15~17年位前なので記憶も曖昧です…。

多分に漏れず、全くもって詳細不明でしたし、当時に比べればweb等で調べやすくなった今でも詳細を掴みきれておりません。…検索の遣り方に問題があるのかも知れませんが(汗)。
販売側が詳細を掴んでいなくても購入するパターンは
ミリタリーフリークにアリ勝ちな事だと思うのですが、
ソレに近くも遠からず、当時としては手にすることすら難しく、
購入のチャンスがあっても"高嶺の華"が驚きのベスト・プライスだった
のを即買いしたと記憶しています…。
(個人的に余り良い現象では無いと思いますが、時としてリビドーで購入と云う危険行為が良くも悪くも楽しい場合がありました…今は殆どありません(涙))
現在では時代遅れも甚だしい"第一世代"と括られる"Cyclop-1"。
先にも述べた通りですが、購入は1991~1995年前後の東南アジア共産圏
(別に"暈かす"つもりではなく、幸か不幸か、あの辺りを多岐に滞在していた為、記憶が混在しており本当に曖昧なんです(汗))、
折しも現"ロシア"こと、旧"ソビエト社会主義連邦"は1991年12月31日に消滅し、
ソレまで"未知のアイテム"達が一気に放出された時期でもありました。
変な話かもしれませんが、今より入手が楽なアイテムも多く出てきて本当に驚かされたものです。

その内の一つであろう、
当"Cyclop-1"は一応の容で見るに銃への取りつけと云うより、
国境警備の備品といった感じでしょうか…?
ココからは"外装イメージ"インプレッションのみとお考え下さい。
至らぬレポートで申し訳有りません。どうかお許しを。
"CYCLOP"で検索をかけると…時として望まない内容の記事に当たる場合がありますが…一応で云えば"一つ目の精霊巨人"から転じての"単眼秘密兵器"的な意味合いの様です…?
本体には"CYCLOP""1.5/85""番号(?)"と"ロストフ(ロストヴ?)"社ロゴマーク。
"Rostov optical-mechanical plant"
"Ростовский оптико-механический завод"



レンズキャップに"M67×0.75"…本体正面に"CYCLOP-1"とロシア製(…英語?!)とある以外は、余りにも"ソリッド"過ぎて有り難味がありません…。今回調べられる限りの画像を見るにつけ、多くの物が各レンズ調節部に滑り止めのチェッカリングや、民間向けと思われる物は"調節目盛り"等が付いていたり、赤外線投光器にカバーレンズが着いていたり…でした。


ソリッド過ぎる理由も想像の域を出ませんが、
一つは軍用である事や、もしかしたら"初期型"や"量産型"等の理由で略されている可能性と、ロマンを持って見るなら、購入した国がソ連から武器供与されていた"東南アジア"であった事を考えると一応の"サニテート(生産国抹消)"アイテムと考えれば楽しいですね…(ロシア製と書いてある時点でアレですが(汗))。
…もう一つ考えられるのは"ノックダウン製法"か"純然たるデッドコピー"な可能性もありますが…(涙)。
(ダラ地区の"日本製の銃"みたいな物…作ったモノ勝ちみたいな(笑)?―直感に他なりませんが、一応"ソ連製"ぽくはあります(笑??))

本体、起動スイッチ。

判り難いと思いますが、黒い円筒形の突起がソレ。
ゴムでカバーされていますが…今や硬くなった消しゴム以下の経年劣化。
あと何回か押せば…壊れると思われます(汗)。

正式な方向が定かでは無いので何ともですが、
人間工学からすると本体下部に脱着可能なネジ留めで着いているグリップには
ノスタルジックなスイッチが付いていて、単三電池三本で赤外線投光器を作動させる事が可能です。


また、赤外線投光器自身の角度を上下に微量角度調整するスクリュー・ネジも付いています。


因みに、このグリップを固定する本体側の台座(マウント?)自身もスクリューで外周可変のみ可能なので、取りつけが可能なネジがあれば各方向に随時変更可能ではないかと思います。



本来は取り扱い説明書も同梱されている筈らしいのですが、
商品として見せられた最初からありませんでした。一応のフリークスとしては欲しい処でしたね。
店のオヤジサンも"アレ無いな?"と言っていたのが赤外線投光器のキャップ…もう、イイです(涙)。
欠品アイテムを掴まされた方向で…(滝涙)。
当時、店の奥の暗がりで試させて頂いた限りでは良く見えました
(新世代現行品を見た事が無いので何ともですが…)。
明るい外を見る時は、キャップを閉めて使用するのを教わりました(文房具屋のオヤジサンなのに(笑?))。

キャップには小さな穴、俗に云う"ピンホール"と云うモノ?が開いています…。

レンズが其れなりに大きくても、機械のイメージ受像機(コノ言い方が正確なのか不明です)が結局はこのピンホール程度なのかと驚いたものです。
つまり、一応、昼夜兼用可能という態なのかも知れませんが…コレと云う倍率では無く、2倍前後だった気がします。

キャップ内側の固定ギミックがもうグダグダで固定出来ません(涙)。

キャップ脱落防止用の紐は多分、フツーの釣り糸です…。
一応の専用バッグ。

当時の共産アイテムに良く見られた"ガーゼにビニール・コーティング(?)"なビックリするほど安っぽい一見"革製"の合皮バッグ。

縫製が危うすぎて2Kg近いアイテムを入れて持って歩くには信用に足りません(汗)。




事実、一昨日、開けようとしてチャックを引いたら…壊れました(涙)。亜鉛合金ぽかったです。


やはり一応付いていたストラップ…確実に別物ですね!!…?


…とは言い切れない…かもしれませんが、バッグの中に入れていても自然と外れていたりする様は…チョイとした手品か、確実に規格が合っていないか、文房具屋のオヤジサンが何となく混ぜたかは不明ですケド!!
…宜しく無いとは云え、このストラップを肩に掛けて行動するのはあり得ません(汗)。
正式な使用法かドウか判りませんが、一部写真では、この専用バッグの紐をバッグから引き剥がしてサイクロップのスイベルに通して使用している例が在りました。
事によっては"バッグ"と云うより、"配給までのカバー"で、配置後にはバッグを分解して"スリングと埃避けに使用すべし…"とか、兵士内で当然の対処として通例だったのかも知れません…。
全てが想像の域です(汗)。

本体と赤外線投光器のスクリューと固定穴。
巧くサイズの合うスクリューとマウントが有れば"スコープ"と並列使用してナイト・スコープ風に…?
細かく言えばレティクルが無いので"アソビ"の域を出ませんが、事と次第によっては"軍用スコープ"(一応"軍用"であり"スコープ"ですが(笑))として、アメリカの州によって所持禁止アイテムになるらしいです。
…今回、webで検索していたら、そんな裁判記録にブチ当たりました(笑?)。
本体バッテリーホルダー。

…つ…作りが(笑)…しょぼーんクラスの危うさです…が、
専用バッテリーでは無いのが逆に有り難い限りです…が、
使用するのが"9Vボックス電池/9V角形電池"。
購入当時、何処製の物か判らない物(生産国の部分がヤスリ掛けしてあった)が入っていましたが…
勿論、液漏れして現在は処分されて手元に有りません。
赤外線投光器バッテリーホルダー。

日立の単三電池が入ってました…が、本当に"日立"ブランドかは不明でしたね…
中国製だったと記憶しています。
引き出し用のリボンが白なのは理由が有るのか…無い様な気もします。

赤外線投光器…単純に赤外線ダイオードのみです。もろに露出しています。

モデルによって違うのか、先の理由で違うのか判りませんが、
多く目にした画像にはその殆どがコノ部分は
"ハウジング"(懐中電灯の様にガラス(?)等で保護)されていました。

知識が無いので良く判りませんが"可視できなくても赤外線は直視危険"だとか…?????
…何回も点灯した状態で覗き込んだ気が…(汗)。
レンズ。

外側のレンズではなく、内側のレンズに"指紋"が(涙)。
もしかすると、分解も可能だとは思いますが
(本体とレンズ部は分解可能らしいのですが恐ろしくて実行していません)
ドウにも…。
購入当時には気付かなかったのですが、
経年による油劣化(この場合ヒトの油ですが)で出現(涙)。
マサカの文房具屋のオヤジサンの仕業では…ないと思いたいですが(笑)。

接眼レンズ側。
出来ればソフト・アイピースが欲しい所ですね…割れたら痛そうな素材な上、接眼側から洩れる明かりでカウンターを頂くのも懸念されるトコロ。
続きを読む
"サイクロップ-1;ナイト ビジョン スコープ/夜間 暗視 装置"

全くの個人的な話で恐縮ですが、
先日、実家に用事が有り、近い内にある種の装備品特集に備えようとイーグル社の某ベストを探していたら…
豪く古いアイテムを探し出してしまいました…肝心のイーグルのベストは見つかりませんでしたが(汗)。

以前、当ブログ・メインライターのTAC氏に同行して東南アジアをウロウロしていた折、
軍用品屋とは全く無関係の"文房具屋サン"で購入した物です。なにぶん、15~17年位前なので記憶も曖昧です…。

多分に漏れず、全くもって詳細不明でしたし、当時に比べればweb等で調べやすくなった今でも詳細を掴みきれておりません。…検索の遣り方に問題があるのかも知れませんが(汗)。
販売側が詳細を掴んでいなくても購入するパターンは
ミリタリーフリークにアリ勝ちな事だと思うのですが、
ソレに近くも遠からず、当時としては手にすることすら難しく、
購入のチャンスがあっても"高嶺の華"が驚きのベスト・プライスだった
のを即買いしたと記憶しています…。
(個人的に余り良い現象では無いと思いますが、時としてリビドーで購入と云う危険行為が良くも悪くも楽しい場合がありました…今は殆どありません(涙))
現在では時代遅れも甚だしい"第一世代"と括られる"Cyclop-1"。
先にも述べた通りですが、購入は1991~1995年前後の東南アジア共産圏
(別に"暈かす"つもりではなく、幸か不幸か、あの辺りを多岐に滞在していた為、記憶が混在しており本当に曖昧なんです(汗))、
折しも現"ロシア"こと、旧"ソビエト社会主義連邦"は1991年12月31日に消滅し、
ソレまで"未知のアイテム"達が一気に放出された時期でもありました。
変な話かもしれませんが、今より入手が楽なアイテムも多く出てきて本当に驚かされたものです。

その内の一つであろう、
当"Cyclop-1"は一応の容で見るに銃への取りつけと云うより、
国境警備の備品といった感じでしょうか…?
ココからは"外装イメージ"インプレッションのみとお考え下さい。
至らぬレポートで申し訳有りません。どうかお許しを。
"CYCLOP"で検索をかけると…時として望まない内容の記事に当たる場合がありますが…一応で云えば"一つ目の精霊巨人"から転じての"単眼秘密兵器"的な意味合いの様です…?
本体には"CYCLOP""1.5/85""番号(?)"と"ロストフ(ロストヴ?)"社ロゴマーク。
"Rostov optical-mechanical plant"
"Ростовский оптико-механический завод"



レンズキャップに"M67×0.75"…本体正面に"CYCLOP-1"とロシア製(…英語?!)とある以外は、余りにも"ソリッド"過ぎて有り難味がありません…。今回調べられる限りの画像を見るにつけ、多くの物が各レンズ調節部に滑り止めのチェッカリングや、民間向けと思われる物は"調節目盛り"等が付いていたり、赤外線投光器にカバーレンズが着いていたり…でした。


ソリッド過ぎる理由も想像の域を出ませんが、
一つは軍用である事や、もしかしたら"初期型"や"量産型"等の理由で略されている可能性と、ロマンを持って見るなら、購入した国がソ連から武器供与されていた"東南アジア"であった事を考えると一応の"サニテート(生産国抹消)"アイテムと考えれば楽しいですね…(ロシア製と書いてある時点でアレですが(汗))。
…もう一つ考えられるのは"ノックダウン製法"か"純然たるデッドコピー"な可能性もありますが…(涙)。
(ダラ地区の"日本製の銃"みたいな物…作ったモノ勝ちみたいな(笑)?―直感に他なりませんが、一応"ソ連製"ぽくはあります(笑??))

本体、起動スイッチ。

判り難いと思いますが、黒い円筒形の突起がソレ。
ゴムでカバーされていますが…今や硬くなった消しゴム以下の経年劣化。
あと何回か押せば…壊れると思われます(汗)。

正式な方向が定かでは無いので何ともですが、
人間工学からすると本体下部に脱着可能なネジ留めで着いているグリップには
ノスタルジックなスイッチが付いていて、単三電池三本で赤外線投光器を作動させる事が可能です。


また、赤外線投光器自身の角度を上下に微量角度調整するスクリュー・ネジも付いています。


因みに、このグリップを固定する本体側の台座(マウント?)自身もスクリューで外周可変のみ可能なので、取りつけが可能なネジがあれば各方向に随時変更可能ではないかと思います。



本来は取り扱い説明書も同梱されている筈らしいのですが、
商品として見せられた最初からありませんでした。一応のフリークスとしては欲しい処でしたね。
店のオヤジサンも"アレ無いな?"と言っていたのが赤外線投光器のキャップ…もう、イイです(涙)。
欠品アイテムを掴まされた方向で…(滝涙)。
当時、店の奥の暗がりで試させて頂いた限りでは良く見えました
(新世代現行品を見た事が無いので何ともですが…)。
明るい外を見る時は、キャップを閉めて使用するのを教わりました(文房具屋のオヤジサンなのに(笑?))。

キャップには小さな穴、俗に云う"ピンホール"と云うモノ?が開いています…。

レンズが其れなりに大きくても、機械のイメージ受像機(コノ言い方が正確なのか不明です)が結局はこのピンホール程度なのかと驚いたものです。
つまり、一応、昼夜兼用可能という態なのかも知れませんが…コレと云う倍率では無く、2倍前後だった気がします。

キャップ内側の固定ギミックがもうグダグダで固定出来ません(涙)。

キャップ脱落防止用の紐は多分、フツーの釣り糸です…。
一応の専用バッグ。

当時の共産アイテムに良く見られた"ガーゼにビニール・コーティング(?)"なビックリするほど安っぽい一見"革製"の合皮バッグ。

縫製が危うすぎて2Kg近いアイテムを入れて持って歩くには信用に足りません(汗)。




事実、一昨日、開けようとしてチャックを引いたら…壊れました(涙)。亜鉛合金ぽかったです。


やはり一応付いていたストラップ…確実に別物ですね!!…?


…とは言い切れない…かもしれませんが、バッグの中に入れていても自然と外れていたりする様は…チョイとした手品か、確実に規格が合っていないか、文房具屋のオヤジサンが何となく混ぜたかは不明ですケド!!
…宜しく無いとは云え、このストラップを肩に掛けて行動するのはあり得ません(汗)。
正式な使用法かドウか判りませんが、一部写真では、この専用バッグの紐をバッグから引き剥がしてサイクロップのスイベルに通して使用している例が在りました。
事によっては"バッグ"と云うより、"配給までのカバー"で、配置後にはバッグを分解して"スリングと埃避けに使用すべし…"とか、兵士内で当然の対処として通例だったのかも知れません…。
全てが想像の域です(汗)。

本体と赤外線投光器のスクリューと固定穴。
巧くサイズの合うスクリューとマウントが有れば"スコープ"と並列使用してナイト・スコープ風に…?
細かく言えばレティクルが無いので"アソビ"の域を出ませんが、事と次第によっては"軍用スコープ"(一応"軍用"であり"スコープ"ですが(笑))として、アメリカの州によって所持禁止アイテムになるらしいです。
…今回、webで検索していたら、そんな裁判記録にブチ当たりました(笑?)。
本体バッテリーホルダー。

…つ…作りが(笑)…しょぼーんクラスの危うさです…が、
専用バッテリーでは無いのが逆に有り難い限りです…が、
使用するのが"9Vボックス電池/9V角形電池"。
購入当時、何処製の物か判らない物(生産国の部分がヤスリ掛けしてあった)が入っていましたが…
勿論、液漏れして現在は処分されて手元に有りません。
赤外線投光器バッテリーホルダー。

日立の単三電池が入ってました…が、本当に"日立"ブランドかは不明でしたね…
中国製だったと記憶しています。
引き出し用のリボンが白なのは理由が有るのか…無い様な気もします。

赤外線投光器…単純に赤外線ダイオードのみです。もろに露出しています。

モデルによって違うのか、先の理由で違うのか判りませんが、
多く目にした画像にはその殆どがコノ部分は
"ハウジング"(懐中電灯の様にガラス(?)等で保護)されていました。

知識が無いので良く判りませんが"可視できなくても赤外線は直視危険"だとか…?????
…何回も点灯した状態で覗き込んだ気が…(汗)。
レンズ。

外側のレンズではなく、内側のレンズに"指紋"が(涙)。
もしかすると、分解も可能だとは思いますが
(本体とレンズ部は分解可能らしいのですが恐ろしくて実行していません)
ドウにも…。
購入当時には気付かなかったのですが、
経年による油劣化(この場合ヒトの油ですが)で出現(涙)。
マサカの文房具屋のオヤジサンの仕業では…ないと思いたいですが(笑)。

接眼レンズ側。
出来ればソフト・アイピースが欲しい所ですね…割れたら痛そうな素材な上、接眼側から洩れる明かりでカウンターを頂くのも懸念されるトコロ。
続きを読む
2008年03月10日
イラク戦 EOD パッチ
EOD Unit Patch IRAQ
TAGのEODチェストリグの記事を書いたので、ああっ・・EOD関連の品がもう一点あったなと思い出しましてね。例によってデザインが気に入っているワッペンですよ。
EOD(爆破物処理)、日本ではあまり興味のある人はいないね。なんか戦闘歩兵の陰に隠れると言うか、こう黒子的な扱いですね。実際の軍隊では高度な技術を持った一流の兵士と言うか専門知識を持った軍人と言う感覚が強いんだけどな。
EODと言うのはテレビでよくやっているじゃない。青いコード、赤いコードのどちらを切るの?なんてさ。知識と技術を駆使して爆発物を解体してさ、最後は運任せ??って・・・“おい!!”
テレビドラマの話はしょうがないとして、非常に危険度が高い任務である事は間違いない。爆発物は日々進化しているし、メインの爆弾にトラップが仕掛けてある、そんな事も普通に起こる。あらゆる爆発物に精通し、製作者の意図を読み取りながら解体作業を行う、それも静電気一つで爆発するかも知れない危険な物に自分から近づいてだよ。
それ故、他の兵士からは一目置かれる存在だね。あまりに危険だから現在、爆破処理用の遠隔操作ロボットの実験をアメリカ軍は必死でやっているわけだ。
EODと言っても技能だからね。本来は歩兵科だったり、工兵科だったりする人が技術学校へ行って取得してくる物だからね。当然、爆破工作にも精通した上でEODを取得することになるんだけど、この爆破工作兵は特に特殊作戦で重要な位置を占めているね。今でこそレーザー測定器で航空支援攻撃を受けるシステムが確立されているけれど、対象物破壊任務に爆破工作兵は欠かせない。ステルス機の登場によるレーダーサイトなど重要固定目標物の無力化が空爆で容易になったとは言え、彼らの重要度はあまり変っていないですね。
結構居ますよね工兵出身の特殊部隊員なんていうものも・・・私のコレクションにあるのはベトナム戦時の物だけだけど。

どうもこのEODの部隊章はオーストラリア軍の部隊らしいですよ。EOD-IRAQとだけしか入っていないのでなんともいえませんがね。デザイン的に好きなんです。これは何かアメリカンコミックか何かで描かれているキャラクターらしいんですよ。
実はこのデザインはベトナム戦争時にも多く使われていて、結構見かけます。ベトナム人風にアレンジしているものはCIAとの関係が深く特殊作戦用に情報を提供していた陸軍情報部分遣隊の部隊章としてありましたね。
このキャラクター危ない人物らしく手に爆弾とかナイフとかピストルとかを必ず握っていますね。
イラクの現場でEODが出てくるかはよくお分かりですよね。ええ・・非常に爆発物による攻撃が多い。仕掛け爆弾も手製から既存爆発物を改造したものなど色々ですし、自爆テロなどでも爆発物が使われていますね。
あの戦場に治安維持活動として先方を切った各国軍隊はEODを相当数派遣していると思います。
Text By TAC
TAGのEODチェストリグの記事を書いたので、ああっ・・EOD関連の品がもう一点あったなと思い出しましてね。例によってデザインが気に入っているワッペンですよ。
EOD(爆破物処理)、日本ではあまり興味のある人はいないね。なんか戦闘歩兵の陰に隠れると言うか、こう黒子的な扱いですね。実際の軍隊では高度な技術を持った一流の兵士と言うか専門知識を持った軍人と言う感覚が強いんだけどな。
EODと言うのはテレビでよくやっているじゃない。青いコード、赤いコードのどちらを切るの?なんてさ。知識と技術を駆使して爆発物を解体してさ、最後は運任せ??って・・・“おい!!”
テレビドラマの話はしょうがないとして、非常に危険度が高い任務である事は間違いない。爆発物は日々進化しているし、メインの爆弾にトラップが仕掛けてある、そんな事も普通に起こる。あらゆる爆発物に精通し、製作者の意図を読み取りながら解体作業を行う、それも静電気一つで爆発するかも知れない危険な物に自分から近づいてだよ。
それ故、他の兵士からは一目置かれる存在だね。あまりに危険だから現在、爆破処理用の遠隔操作ロボットの実験をアメリカ軍は必死でやっているわけだ。
EODと言っても技能だからね。本来は歩兵科だったり、工兵科だったりする人が技術学校へ行って取得してくる物だからね。当然、爆破工作にも精通した上でEODを取得することになるんだけど、この爆破工作兵は特に特殊作戦で重要な位置を占めているね。今でこそレーザー測定器で航空支援攻撃を受けるシステムが確立されているけれど、対象物破壊任務に爆破工作兵は欠かせない。ステルス機の登場によるレーダーサイトなど重要固定目標物の無力化が空爆で容易になったとは言え、彼らの重要度はあまり変っていないですね。
結構居ますよね工兵出身の特殊部隊員なんていうものも・・・私のコレクションにあるのはベトナム戦時の物だけだけど。
どうもこのEODの部隊章はオーストラリア軍の部隊らしいですよ。EOD-IRAQとだけしか入っていないのでなんともいえませんがね。デザイン的に好きなんです。これは何かアメリカンコミックか何かで描かれているキャラクターらしいんですよ。
実はこのデザインはベトナム戦争時にも多く使われていて、結構見かけます。ベトナム人風にアレンジしているものはCIAとの関係が深く特殊作戦用に情報を提供していた陸軍情報部分遣隊の部隊章としてありましたね。
このキャラクター危ない人物らしく手に爆弾とかナイフとかピストルとかを必ず握っていますね。
イラクの現場でEODが出てくるかはよくお分かりですよね。ええ・・非常に爆発物による攻撃が多い。仕掛け爆弾も手製から既存爆発物を改造したものなど色々ですし、自爆テロなどでも爆発物が使われていますね。
あの戦場に治安維持活動として先方を切った各国軍隊はEODを相当数派遣していると思います。
Text By TAC
2008年03月09日
TAG EODチェストリグ
TACTICAL ASSAULT GEAR EOD Chest Rig.
TAGとはいっても我々のチーム名とは何の関係もありません。当たり前ですかね?
アメリカのタクティカル・ギア・メーカー TAG社は正式名Tactical Assault Gearといいます。結構ベタな名前なんですが、ここの製品はある種、独特な雰囲気がありますね。デザインが会社名に似合わず上品と言うかね。アメリカ的ではないという意味でもないんですけれどね。多弾装に振っていないわけでもないし、イヤ、他のメーカーに比べ多弾装に振っているし、でもかっちりとしたデザインで品がいい製品が多いそんな印象ですかね。まぁ私のこれまた私見なんですけれど。
実際の作りはとても良いと思います。凄くしっかりとした印象です。日本でもこちらの製品を中心に扱っていらっしゃるお店があるみたいです。イベントで見かけますよ。
装備品のメーカーとしては全ての製品をアメリカ生産でやっていると聞いていましたから、価格設定が全体的には高めです、平均より一寸高い程度ですが。アメリカでの人気はそこそこな感じで一時期は撤退かと言われたりした様ですが、なくなるのは惜しい、個性的なメーカーです。撤退が単なるうわさでよかった!!
ただ、デザインが真面目過ぎて汎用性に欠けると言うんですかね。装備にこう使ってくださいって言われるような錯覚に捉われる様な物が多いんです。
その中でも私のお気に入りはEODチェストリグです。TAGの製品らしい生真面目さと作りの良さがありながら、好みによってアレンジを加えやすい点で、これは特にお勧めですね。

Molleのベースリグにジッパー開閉式のコンポーネントを持つ形式、この形式はチェストリグの主流にはなりきれませんでしたね。
同様の形式を持つのはアメリカのタクティカル・ギアメーカーのHSGIのウォーロードV4シリーズくらいかな。
まぁ、HSGIをコピーした物がJ-Techなどの台湾、香港メーカーから出ているのは知っていますが・・・。HSGIの物はジッパー開閉コンポーネントがマップポケットになっています。その分、コンポーネントに厚みがなくてね、より汎用性に乏しい感じがします。
HSGIではランドマッピングを頻繁にする場合にはいいかもしれないね。開閉コンポーネントを一時的に固定するファステックも付いているしね。ただ開閉部外側にフルにマガジンポーチを取り付けていたら重さでどうなっちゃうのだろう。実銃のマガジンって相当の重さですからね。ファステックは重さでジッパーが勝手に開くことのないようにする補助器具ととらえているのかもね。
TAG EODチェストリグでは開閉部の表面にはおそらくプラスチックの芯が入っています。工具を内包するため、重さでたわんでしまったり、中で工具類が脱落しないようにする配慮と思いますが、外側に3連マガジンポーチを取り付けた際にも安定して非常に好印象を受けます。

EOD(爆破物処理)の工具を内包するコンポーネント。このモデルは他のメーカーにはない独特の物。重量に対して強度を持たすためか、かなりしっかりと作られている印象。

工具類を固定するゴムバンド。小さなポケットも付いている。ナイロンテープは上蓋が開閉しきってしまわない様に付いている。開閉は最大で90度。内側には厚みのある、おそらくウレタンの芯が入っている為、足上げされている様な印象だ。

上蓋の内側の工具類収納ギミック。ゴムバンドのほかに小さなポケットが付いているので、小物を収納しておける。サバイバルゲームでは携帯とか曇り止めとか、ビニールテープとかチョコレートバー入れとくなんて人もいますよ。

コンポーネントを締めた状態。写真手前の本体側ジッパーはポケットになっています。

前面にMolle対応装備を好みによって追加できる。ただTAGの製品で揃えようとすると一財産だ。アメリカ国内生産品としては平均より一寸高めと言ったところだが。それでも第三国生産品を扱うブラック・ホークなんかと比べると倍の値段だから・・・。
裏側の写真。水抜き用のグロメットが均一に打ってある。こうゆう配慮に手間を省かない姿勢を見ますね。ゲームで胸まで水に浸かる事・・・ないですよね。電動ガンなんだし、おぼれたら恥ずかいしね。

肩のストラップです。重量に耐えられるようパッド入ってていますね。結構厚みがあって良好です。D-リングも付いていないより付いていた方がいいと言うものですが、私の場合。付いているとちょっとした装備を引っ掛けておくのに便利ですね。
ファステックの着脱機能も便利でいいと思います。いちいち着装の度、調整しなくともすみますからね。あっ・・・今みんなこうゆう機能ですか?ポーチ開閉がベロクロじゃなくてドットボタンかLC-1のプラスチック固定具で固定がループだけだった、あの頃・・・?ご存じない?

リグの下方にはベルト固定用のループ(ベロクロ着脱式)がつく、重量を考慮して固定する為の装備だね。

TAGのロゴマーク

Text By TAC
TAGとはいっても我々のチーム名とは何の関係もありません。当たり前ですかね?
アメリカのタクティカル・ギア・メーカー TAG社は正式名Tactical Assault Gearといいます。結構ベタな名前なんですが、ここの製品はある種、独特な雰囲気がありますね。デザインが会社名に似合わず上品と言うかね。アメリカ的ではないという意味でもないんですけれどね。多弾装に振っていないわけでもないし、イヤ、他のメーカーに比べ多弾装に振っているし、でもかっちりとしたデザインで品がいい製品が多いそんな印象ですかね。まぁ私のこれまた私見なんですけれど。
実際の作りはとても良いと思います。凄くしっかりとした印象です。日本でもこちらの製品を中心に扱っていらっしゃるお店があるみたいです。イベントで見かけますよ。
装備品のメーカーとしては全ての製品をアメリカ生産でやっていると聞いていましたから、価格設定が全体的には高めです、平均より一寸高い程度ですが。アメリカでの人気はそこそこな感じで一時期は撤退かと言われたりした様ですが、なくなるのは惜しい、個性的なメーカーです。撤退が単なるうわさでよかった!!
ただ、デザインが真面目過ぎて汎用性に欠けると言うんですかね。装備にこう使ってくださいって言われるような錯覚に捉われる様な物が多いんです。
その中でも私のお気に入りはEODチェストリグです。TAGの製品らしい生真面目さと作りの良さがありながら、好みによってアレンジを加えやすい点で、これは特にお勧めですね。
Molleのベースリグにジッパー開閉式のコンポーネントを持つ形式、この形式はチェストリグの主流にはなりきれませんでしたね。
同様の形式を持つのはアメリカのタクティカル・ギアメーカーのHSGIのウォーロードV4シリーズくらいかな。
まぁ、HSGIをコピーした物がJ-Techなどの台湾、香港メーカーから出ているのは知っていますが・・・。HSGIの物はジッパー開閉コンポーネントがマップポケットになっています。その分、コンポーネントに厚みがなくてね、より汎用性に乏しい感じがします。
HSGIではランドマッピングを頻繁にする場合にはいいかもしれないね。開閉コンポーネントを一時的に固定するファステックも付いているしね。ただ開閉部外側にフルにマガジンポーチを取り付けていたら重さでどうなっちゃうのだろう。実銃のマガジンって相当の重さですからね。ファステックは重さでジッパーが勝手に開くことのないようにする補助器具ととらえているのかもね。
TAG EODチェストリグでは開閉部の表面にはおそらくプラスチックの芯が入っています。工具を内包するため、重さでたわんでしまったり、中で工具類が脱落しないようにする配慮と思いますが、外側に3連マガジンポーチを取り付けた際にも安定して非常に好印象を受けます。
EOD(爆破物処理)の工具を内包するコンポーネント。このモデルは他のメーカーにはない独特の物。重量に対して強度を持たすためか、かなりしっかりと作られている印象。
工具類を固定するゴムバンド。小さなポケットも付いている。ナイロンテープは上蓋が開閉しきってしまわない様に付いている。開閉は最大で90度。内側には厚みのある、おそらくウレタンの芯が入っている為、足上げされている様な印象だ。
上蓋の内側の工具類収納ギミック。ゴムバンドのほかに小さなポケットが付いているので、小物を収納しておける。サバイバルゲームでは携帯とか曇り止めとか、ビニールテープとかチョコレートバー入れとくなんて人もいますよ。
コンポーネントを締めた状態。写真手前の本体側ジッパーはポケットになっています。
前面にMolle対応装備を好みによって追加できる。ただTAGの製品で揃えようとすると一財産だ。アメリカ国内生産品としては平均より一寸高めと言ったところだが。それでも第三国生産品を扱うブラック・ホークなんかと比べると倍の値段だから・・・。
裏側の写真。水抜き用のグロメットが均一に打ってある。こうゆう配慮に手間を省かない姿勢を見ますね。ゲームで胸まで水に浸かる事・・・ないですよね。電動ガンなんだし、おぼれたら恥ずかいしね。
肩のストラップです。重量に耐えられるようパッド入ってていますね。結構厚みがあって良好です。D-リングも付いていないより付いていた方がいいと言うものですが、私の場合。付いているとちょっとした装備を引っ掛けておくのに便利ですね。
ファステックの着脱機能も便利でいいと思います。いちいち着装の度、調整しなくともすみますからね。あっ・・・今みんなこうゆう機能ですか?ポーチ開閉がベロクロじゃなくてドットボタンかLC-1のプラスチック固定具で固定がループだけだった、あの頃・・・?ご存じない?
リグの下方にはベルト固定用のループ(ベロクロ着脱式)がつく、重量を考慮して固定する為の装備だね。
TAGのロゴマーク

Text By TAC
2008年03月09日
スパイクス タクティカル キャップVol.3
SPIKE'S Tactical Cap Vol.3
~infidel~
~infidel~
Infidel 異教徒の意味だね。T-シャツの項でも何度も書いているので、この意味に関しては説明の要はないかもしれない。
戦争の意義を“大量破壊兵器の拡散防止”と謳ったイラク戦争もいつのまにか、アメリカ民主主義と自由を守り、イラクを民主主義化するという、理論が台頭している。宗教対立の構図はなんとしても避けたいと考えるのは、あの中東情勢を見ればよく理解できるところだね。キリスト教とイスラム教の歴史的対立はすさまじい物がある。
映画『300 スリーハンドレッド』観た?日本人にはただの娯楽映画だろうけど、あの映画の背景を考えるに欧米人が感じる物はかなり違うはずだ。
敵側のペルシャ帝国はイスラム教国対するスパルタ国軍はギリシャに属し、宗教はキリスト教ではないが当時のギリシャは民主主義の出発点と目されている。スパルタ国王レオニダスは民主主義の国家体制を守る為、殉死する映画なのだ。確かに少数で自国を守る為、圧倒的不利な状況に果敢に挑む姿は賞賛に値するし、日本人にも理解しやすい美しさがある。
ペルシャ帝国に対する描写は風貌も行動もまるで悪魔だ。物欲と快楽を求める淫らな集団の様に描かれる。映画に登場し、実在したと言われる裏切り者を引き付けるのも、この人の持つ欲望による物と描かれる。翻って、スパルタの個々人はあまりに人間的に描かれ愛と使命に殉じようとそのストイックなまでの生き様を見せてくれる。それだけに敵に対する憎悪と嫌悪が目立つ。
歴史的事実を書けば、ペルシャは建築、土木ですばらしい功績を残しているし、またスパルタは、今で言う軍国主義国家で国家主義体制で男子は皆民徴兵が基本、優秀な兵士になれない者は生きるすべがなかった。強大な軍事態勢の中で一握りのスパルタ人が多くの奴隷を支配し、国家の生産事業を担わせていた。自由な結婚などはなく国家の決めた相手と子孫を残すだけの結婚をした。子どもは男の子なら家族を認識する間もなく兵士として育てる為、取り上げられていた。
一方は負の部分を省みることなく美しく描き、一方はただ敵である為に憎悪の対象として描く。私自身はイスラム教になんら特別の感情を持たないが、ハシャーヤール王が率いるペルシャの習慣や服装まで何の根拠に基づいていない点や裏切り者までが一様に、醜く描かれる点に妙な違和感が沸くのだ。
もう一つ付け加えるならハシャーヤール王のペルシャは現在のイランである。
これらのキーワードが集約され、現実問題に発展しないことを願うばかりだ。不安を掻き立てるのにアメリカやヨーロッパ、ロシアでこの映画が大ヒットしたことがある。これほどに両者の対立は根深い物がある。
一寸まじめに書きすぎたかな?まぁ、だからと言って全ての人がこの考えと同じわけではないだろう。
ただ、この様な考え方が受け入れられやすい土壌がキリスト教国にはあるということ。そして、この映画を観て、単にこの時期に歴史的な映画をアメリカが作りたかっただけではないと危惧した。何せこの映画短い制作期間で作られた即席映画なんだ。なぜこの時期にこのタイミングで?即席しなくてはならなかった?そう感じただけなんですけど。
インフィデルが正面に大きく書かれる。後ろはスパイクスのロゴが入る。この様なものはこの戦争中でなければ作られないね。
『宗教的意味は何もない。』とこの戦争の大儀をテロの撲滅と位置づけて戦争を継続しているアメリカだけど。戦争から生まれるジョークにはこのインフィデルをはじめとして、宗教的違和感とか相違、価値観の差異から生まれるものが多いのが、特徴になっている。インフィデルから受ける印象はアラビア諸国民からすると特に何の感想もないものだそうだが。
アメリカ人の感覚は若干違うのだろうね。
アメリカ人はイスラム圏の人々をハジと呼ぶが、これも若干軽蔑的な意味を含んでいる。しかし元来、この言葉はイスラム圏の人々にはイスラム教信者に対する敬称なのだ。よくは知らないが聖地へ巡礼したイスラム教徒を指す言葉が元になっている。
キラーキャップ、正面はアメリカ国旗、背面にインフィデルと赤い十字架。
Text By TAC
2008年03月08日
英軍仕様ハイテックマグナム アマゾン4&5 Vol.2
英軍仕様
HITEC MAGNUM Amazon4&5 Vol.2
続いてハイテック マグナム アマゾンシリーズの第2弾です。最初に第1弾をご覧になってから読んでくださいね。

写真はハイテック マグナム アマゾン4

ブーツ後ろ側にループタブが付く。筒状になっており靴紐を通しておくことも出来るのだが本来、何に使う物なんだろう?よくブーツに付いているけどね。

ソール部分、ハイテックのマグナムシリーズには一般的な形状だ。共通のデザインとなっているものが多い。砂漠用のカラーになっているのは、このアマゾンシリーズだけだと思う。
耐油ノンスリップ機能や静粛性の高いソフトラバー製なのもマグナムシリーズ共通となっている。独特のパターンで悪路での安定性も良好で軽量と基本的に私は満足しています。またスタビライザー機能と言う物で足をくじきにくく、かかと部分が安定する様、若干大きめに作られているようだ。
グリップは高すぎる事もなく、すべりやすいと言うこともない。上手くバランスをとってありますね、この辺はさすがです。
弱点はソール部分の減りが早いことかな、ただし、アメリカ陸軍がイラク戦初期に支給していたウェルコやアルタマに比べると性能も耐久性も高いので、あくまで耐久性能重視の軍用ブーツと比べてと言うことだ。

民間バージョンのインストラクション・タグ。イギリス仕様なのでイギリスサイズ表示とユーロサイズ表示。他にも、もう一種類古い時期のタグ方式の物があるようだ。
上についている黒いタグはマグナムの技術を謳うタグ。軍用(ミルスペック)規格のライナーを使用しているとか耐油ノンスリップ機能が付いていると書いてある。写真では確認しづらいのだけれど、メッシュに近い素材のライニングがなされている。通気性が高く柔らかいので長時間着用する際でも非常に快適。
Amazon5では民間バージョンを今のところ確認できていない。カタログにも今のところ出ていないようだ、手元にあるのは一寸古い物だけれどもね。
実は民間バージョン製作工場が異なるか意識的に変えてあると思われる。軍用Amazon4に比べ若干だが色が濃い目に設定されているようだ。並べられて、一度も間違ったことがないので確実と思いますね。

軍用インストラクション・タグ。民間のタグと比べ白タグと黒タグの位置が逆になっている。
上からコントラクトナンバー、モデル 社名が入らずマグナム アマゾン5と入っている。(勿論アマゾン4にはアマゾン4と入りますよ。)、NSN(NATOストック・ナンバー)4桁番号の後の2桁(-99-)は国番号、イギリス軍官給品を表す。末尾の4桁が形式を表す。アマゾン4が4497、アマゾン5が4500となっている。NSNの下がサイズ表示イギリスサイズのみ、そして官給年度となっている。官給年度の横のナンバーはハイテック社の管理ナンバーではないかと思っている。

時々付いている紙タグ。Dri-Lexは通気性と防水性能を併せ持った素材であると書いている。
Magnumのタグは3Dと言うクッション・インナーソールを装備しているとしている。

お馴染みMagunumのラバープレート。文字を同色とする等、凝っている?
Text By TAC
HITEC MAGNUM Amazon4&5 Vol.2
続いてハイテック マグナム アマゾンシリーズの第2弾です。最初に第1弾をご覧になってから読んでくださいね。
写真はハイテック マグナム アマゾン4
ブーツ後ろ側にループタブが付く。筒状になっており靴紐を通しておくことも出来るのだが本来、何に使う物なんだろう?よくブーツに付いているけどね。
ソール部分、ハイテックのマグナムシリーズには一般的な形状だ。共通のデザインとなっているものが多い。砂漠用のカラーになっているのは、このアマゾンシリーズだけだと思う。
耐油ノンスリップ機能や静粛性の高いソフトラバー製なのもマグナムシリーズ共通となっている。独特のパターンで悪路での安定性も良好で軽量と基本的に私は満足しています。またスタビライザー機能と言う物で足をくじきにくく、かかと部分が安定する様、若干大きめに作られているようだ。
グリップは高すぎる事もなく、すべりやすいと言うこともない。上手くバランスをとってありますね、この辺はさすがです。
弱点はソール部分の減りが早いことかな、ただし、アメリカ陸軍がイラク戦初期に支給していたウェルコやアルタマに比べると性能も耐久性も高いので、あくまで耐久性能重視の軍用ブーツと比べてと言うことだ。
民間バージョンのインストラクション・タグ。イギリス仕様なのでイギリスサイズ表示とユーロサイズ表示。他にも、もう一種類古い時期のタグ方式の物があるようだ。
上についている黒いタグはマグナムの技術を謳うタグ。軍用(ミルスペック)規格のライナーを使用しているとか耐油ノンスリップ機能が付いていると書いてある。写真では確認しづらいのだけれど、メッシュに近い素材のライニングがなされている。通気性が高く柔らかいので長時間着用する際でも非常に快適。
Amazon5では民間バージョンを今のところ確認できていない。カタログにも今のところ出ていないようだ、手元にあるのは一寸古い物だけれどもね。
実は民間バージョン製作工場が異なるか意識的に変えてあると思われる。軍用Amazon4に比べ若干だが色が濃い目に設定されているようだ。並べられて、一度も間違ったことがないので確実と思いますね。
軍用インストラクション・タグ。民間のタグと比べ白タグと黒タグの位置が逆になっている。
上からコントラクトナンバー、モデル 社名が入らずマグナム アマゾン5と入っている。(勿論アマゾン4にはアマゾン4と入りますよ。)、NSN(NATOストック・ナンバー)4桁番号の後の2桁(-99-)は国番号、イギリス軍官給品を表す。末尾の4桁が形式を表す。アマゾン4が4497、アマゾン5が4500となっている。NSNの下がサイズ表示イギリスサイズのみ、そして官給年度となっている。官給年度の横のナンバーはハイテック社の管理ナンバーではないかと思っている。
時々付いている紙タグ。Dri-Lexは通気性と防水性能を併せ持った素材であると書いている。
Magnumのタグは3Dと言うクッション・インナーソールを装備しているとしている。
お馴染みMagunumのラバープレート。文字を同色とする等、凝っている?
Text By TAC
2008年03月08日
英軍仕様 ハイテックマグナム アマゾン4&5
英軍仕様
HITECMAGNUM Amazon 4&5
ええっとですね。この辺でね、まあ・・記事数も40を超えたなと思いましてね。一旦、今まで何を書いてきたのか見直してみようかと思い立ったんですよ。それで、見直してみたわけですね、初心に帰るとでも言うんですか、よく言えばね。
時期的にもブログ書き始めたのが12月のクリスマスシーズンですから2ヶ月を過ぎましたね。2ヶ月と言っても年末と年始が入っていて、普通の感覚で忙しい時期もあったわけですよ。
文章にするのも最初は慣れてもいなかったもので、やたら時間もかかったものも多かったんですね。ですから結構さらっと書いたものもあったりしたんです。そこで目に付いたのが、このハイテックマグナム・アマゾン4と5、結構本当に書きたかったことが書ききれていなかったのではなかろうかと・・・。そう思ったわけですよ
どうでもいいよ!!!いるでしょうね。そういう風に感じる方も、まぁ、自己満足の世界ですから、自分が納得しないのはどうもいただけない。そんな趣向です。今回は・・・。

*写真はアマゾン5です。4との違いは色だけですね。4が茶色、5がキャメル・タンですね。


側面の写真。作り自体はほぼ同じ。ブーツの表皮はハイテック・マグナムシリーズでは珍しく、スウェードを採用している。これがとても良いのよ。マグナムシリーズは合成皮を使ったモデルが多いんだけれど、傷つきやすいという弱点があった。これは傷が目立ちにくく満足していますね。
サイドがナイロン素材。通気性を確保し、発水性を併せ持つ素材との事だ。裏生地にはメッシュ素材が当ててあり、柔らかく負担が少ない。
踝にナイロンの補強テープが追加され、また脹脛にも細めのテープで補強が入る。補強とは言ったが、本来的には折り膝の体勢になっても、ブーツの中で足が遊ばないようにする為に付いているテープだ。負担を抑えるため柔らかい生地を選択しているので、この様なテープが必要となる。これの追加によって足と靴に一体感が出て非常に信頼性の高い物になっている。

足首部分に付く、靴紐のコードロックチップ。手前に靴紐を引くとロックがはずれ、押し出すとロックがかかる。写真ではロックが外れた状態ですね。先端から足首までの調整を一定にしておける、この機能が意外に便利。ブーツ先端から足首までを締めておけるので、足首以降の動きを自由に設定できる。極端な使い方をすれば、足首までを固定しておいて、その後は紐で締め付けなくてもシューズ感覚で使用可能ということ。紐を上まで通して、足が靴の中で遊ぶからと締め付けなおす手間も要らないのが非常に良い。

先端から4つはグロメット方式の靴紐通し、となっている。昔ながらの形式ですが、調整法式や強度を考えると非常に優れているのでしょうね。あまりこの部分に関して革新的に思える形態を持ったブーツを見たことがありませんね。補強金具にはMAGNUMの刻印が入ってます、こだわりですかね。
足首の自由度を上げる為の切り欠きがロックチップのところについているのが分かりますか?

ロックチップ以降の脛までの金具はチューブ式になっている。これは好き嫌いのあるところだね。私自身も非常に懐疑的でしたよ。80年代後半にアメリカ軍で使われた。スピードレース式ブーツ(余談ながらレースは編むと言う意味)を使用したところ。まぁ上から4つがこの金具でした、この金具をもって、スピードレースと呼ばれたんですけど、これが締め付けても緩み易くてね。苦労しました。金具の強度も不足しがちで、根元から折れるなんて事がありましたよ。
このブーツでは前述のロックチップ採用で緩みの心配は解消されています。また、当時と比べ金具の強度も増しているし、靴紐の緩む心配がないので強く締めこんで金具に強い負担を掛けなくても良くなっているので、逆に装着しやすくて好印象に変りましたね。進化の途上の失敗を生かす、良い例なんでしょうね。
前にもサラット述べたのですが、イギリス軍仕様と言っても、あまり写真で確認できません。イギリス軍のコントラクトナンバーの付いた物ありき的な例です。不鮮明な写真が多かったり、足まで映っている写真が少なかったりと、確認するのがブーツ類は難しいこともあります。ニューズウイーク誌のブレア首相のイラク訪問の際、現地視察に同行した警護隊の中にG36を装備し、民間人のような服装をして、プレートキャリアを着た人物が、このブーツを着用するのを確認しているだけです。SAS隊員ではなかろうかと私は思っていますが・・・。
このブーツの紹介はVol.2に続きます。そちらではソールと素材、それからコントラクトナンバーについて紹介するつもりです。
Text By TAC
HITECMAGNUM Amazon 4&5
ええっとですね。この辺でね、まあ・・記事数も40を超えたなと思いましてね。一旦、今まで何を書いてきたのか見直してみようかと思い立ったんですよ。それで、見直してみたわけですね、初心に帰るとでも言うんですか、よく言えばね。
時期的にもブログ書き始めたのが12月のクリスマスシーズンですから2ヶ月を過ぎましたね。2ヶ月と言っても年末と年始が入っていて、普通の感覚で忙しい時期もあったわけですよ。
文章にするのも最初は慣れてもいなかったもので、やたら時間もかかったものも多かったんですね。ですから結構さらっと書いたものもあったりしたんです。そこで目に付いたのが、このハイテックマグナム・アマゾン4と5、結構本当に書きたかったことが書ききれていなかったのではなかろうかと・・・。そう思ったわけですよ
どうでもいいよ!!!いるでしょうね。そういう風に感じる方も、まぁ、自己満足の世界ですから、自分が納得しないのはどうもいただけない。そんな趣向です。今回は・・・。
*写真はアマゾン5です。4との違いは色だけですね。4が茶色、5がキャメル・タンですね。
側面の写真。作り自体はほぼ同じ。ブーツの表皮はハイテック・マグナムシリーズでは珍しく、スウェードを採用している。これがとても良いのよ。マグナムシリーズは合成皮を使ったモデルが多いんだけれど、傷つきやすいという弱点があった。これは傷が目立ちにくく満足していますね。
サイドがナイロン素材。通気性を確保し、発水性を併せ持つ素材との事だ。裏生地にはメッシュ素材が当ててあり、柔らかく負担が少ない。
踝にナイロンの補強テープが追加され、また脹脛にも細めのテープで補強が入る。補強とは言ったが、本来的には折り膝の体勢になっても、ブーツの中で足が遊ばないようにする為に付いているテープだ。負担を抑えるため柔らかい生地を選択しているので、この様なテープが必要となる。これの追加によって足と靴に一体感が出て非常に信頼性の高い物になっている。
足首部分に付く、靴紐のコードロックチップ。手前に靴紐を引くとロックがはずれ、押し出すとロックがかかる。写真ではロックが外れた状態ですね。先端から足首までの調整を一定にしておける、この機能が意外に便利。ブーツ先端から足首までを締めておけるので、足首以降の動きを自由に設定できる。極端な使い方をすれば、足首までを固定しておいて、その後は紐で締め付けなくてもシューズ感覚で使用可能ということ。紐を上まで通して、足が靴の中で遊ぶからと締め付けなおす手間も要らないのが非常に良い。
先端から4つはグロメット方式の靴紐通し、となっている。昔ながらの形式ですが、調整法式や強度を考えると非常に優れているのでしょうね。あまりこの部分に関して革新的に思える形態を持ったブーツを見たことがありませんね。補強金具にはMAGNUMの刻印が入ってます、こだわりですかね。
足首の自由度を上げる為の切り欠きがロックチップのところについているのが分かりますか?
ロックチップ以降の脛までの金具はチューブ式になっている。これは好き嫌いのあるところだね。私自身も非常に懐疑的でしたよ。80年代後半にアメリカ軍で使われた。スピードレース式ブーツ(余談ながらレースは編むと言う意味)を使用したところ。まぁ上から4つがこの金具でした、この金具をもって、スピードレースと呼ばれたんですけど、これが締め付けても緩み易くてね。苦労しました。金具の強度も不足しがちで、根元から折れるなんて事がありましたよ。
このブーツでは前述のロックチップ採用で緩みの心配は解消されています。また、当時と比べ金具の強度も増しているし、靴紐の緩む心配がないので強く締めこんで金具に強い負担を掛けなくても良くなっているので、逆に装着しやすくて好印象に変りましたね。進化の途上の失敗を生かす、良い例なんでしょうね。
前にもサラット述べたのですが、イギリス軍仕様と言っても、あまり写真で確認できません。イギリス軍のコントラクトナンバーの付いた物ありき的な例です。不鮮明な写真が多かったり、足まで映っている写真が少なかったりと、確認するのがブーツ類は難しいこともあります。ニューズウイーク誌のブレア首相のイラク訪問の際、現地視察に同行した警護隊の中にG36を装備し、民間人のような服装をして、プレートキャリアを着た人物が、このブーツを着用するのを確認しているだけです。SAS隊員ではなかろうかと私は思っていますが・・・。
このブーツの紹介はVol.2に続きます。そちらではソールと素材、それからコントラクトナンバーについて紹介するつもりです。
Text By TAC
2008年03月07日
CAA ショート バーチカル グリップ
CAA社(コマンド アームズ アクセサリーズ)のレーベルでリリースされている
"Front Arm Short Vertical Grip/SVG (ショート・バーチカル・グリップ)"を購入しました。

やはり、以前に"TDI"レーベルでリリースされていたと言う
"Tri-Rail Lower Handguard for AK47/74 LHV47(ロア・ハンドガード) "
に装着してみました。
…無関係ながら、"LHV47"の"V"は何の略なのでしょう…??
実際は何の略でもなく、単純に"商品管理番号"なのかも知れませんが…。

で―。
極まれに耳にする"TDI"と"CAA"の格差…。
今回、それらに関して本当に問題らしい問題を感じませんでした。
が…
何らかの問題で"TDI"と"CAA"は別物だと云う意見もあるそうです。

個人的には"別物説"に若干の疑問を抱きますが、
固体自身を追跡調査した訳ではないので"絶対意見"として述べる事も出来ませんけど、
一応、社のHPには―
"First Samco Inc.とTDI USA Inc.は、あなたの兵器のために最も良くて最も高度な兵器アクセサリーをあなたに提供するために連合を組みました。CAAとして知られている新しい会社(COMMAND ARMS ACCESSORIES)はPicatinny鉄道網、高度な光、レーザー測距装置、ハンドグリップ、株、2脚台、およびアダプターを含む革新的な製品をあなたに提供するのに心がけます。すべてのCommand Arms Accessoriesが一生保証で来ます。”(自動翻訳による文そのまま…"株"?(笑)"ストック"です)
―と、あります(商品のカラーバリエーション等の説明は除く)。
コレを真に受けるなら、"First Samco"社と"TDI "社の合弁企業が"CAA"社となる訳で、
品質差と云う部分で云うと、ほぼ無いのでは?と思います…。
本当に細かい事を言い出せば、固体差やロット差、企画研究による開発改善による差…
等、色々出てきますから"絶対同じ"とは申し上げられませんが…。
(同じ5.11ウエアでも製作委託国によって生地の染料差で色の違いが出てしまうなど…)
それでも"差"を挙げるとするなら、多少の色の差があります。
品質差も多少感じなくもありますが、海外製品レベルなら問題無いクラスではないでしょうか…?

それぞれが"ピカティニー規格(MIL-STD-1913)"を準拠しており、
装着固定に関して問題はありません。
脱着に関してはクイックリリース等では無いので…古典的なネジ留めです。

気持ちの"収納スペース"があります…が、
エンドキャップに固定ギミックやねじ込み線がある訳では無く、
エンドキャップの材質の"圧"と"摩擦"で留まっているだけで…不安です。
キャンディーやガムの様な…無くなっても問題無い嗜好品ならともかく、
個人的にはココに絶対供給が必要な電池等の重要なノモを収納する気になりません。
収納を求めるなら別の"収納"を確実な目的としたグリップを選択すべきですね…。

例え"ショートグリップ"とは云え、固定位置によっては
サスガに40連マガジンの脱着には多少慣れが必要かも知れません。
(機能に問題あるのは充分承知の上での設置。
バディー・プレートを付けている都合、グリップとしてはやや後ろ気味ですね)
文章;MAC-Y
"Front Arm Short Vertical Grip/SVG (ショート・バーチカル・グリップ)"を購入しました。

やはり、以前に"TDI"レーベルでリリースされていたと言う
"Tri-Rail Lower Handguard for AK47/74 LHV47(ロア・ハンドガード) "
に装着してみました。
…無関係ながら、"LHV47"の"V"は何の略なのでしょう…??
実際は何の略でもなく、単純に"商品管理番号"なのかも知れませんが…。

で―。
極まれに耳にする"TDI"と"CAA"の格差…。
今回、それらに関して本当に問題らしい問題を感じませんでした。
が…
何らかの問題で"TDI"と"CAA"は別物だと云う意見もあるそうです。

個人的には"別物説"に若干の疑問を抱きますが、
固体自身を追跡調査した訳ではないので"絶対意見"として述べる事も出来ませんけど、
一応、社のHPには―
"First Samco Inc.とTDI USA Inc.は、あなたの兵器のために最も良くて最も高度な兵器アクセサリーをあなたに提供するために連合を組みました。CAAとして知られている新しい会社(COMMAND ARMS ACCESSORIES)はPicatinny鉄道網、高度な光、レーザー測距装置、ハンドグリップ、株、2脚台、およびアダプターを含む革新的な製品をあなたに提供するのに心がけます。すべてのCommand Arms Accessoriesが一生保証で来ます。”(自動翻訳による文そのまま…"株"?(笑)"ストック"です)
―と、あります(商品のカラーバリエーション等の説明は除く)。
コレを真に受けるなら、"First Samco"社と"TDI "社の合弁企業が"CAA"社となる訳で、
品質差と云う部分で云うと、ほぼ無いのでは?と思います…。
本当に細かい事を言い出せば、固体差やロット差、企画研究による開発改善による差…
等、色々出てきますから"絶対同じ"とは申し上げられませんが…。
(同じ5.11ウエアでも製作委託国によって生地の染料差で色の違いが出てしまうなど…)
それでも"差"を挙げるとするなら、多少の色の差があります。
品質差も多少感じなくもありますが、海外製品レベルなら問題無いクラスではないでしょうか…?

それぞれが"ピカティニー規格(MIL-STD-1913)"を準拠しており、
装着固定に関して問題はありません。
脱着に関してはクイックリリース等では無いので…古典的なネジ留めです。

気持ちの"収納スペース"があります…が、
エンドキャップに固定ギミックやねじ込み線がある訳では無く、
エンドキャップの材質の"圧"と"摩擦"で留まっているだけで…不安です。
キャンディーやガムの様な…無くなっても問題無い嗜好品ならともかく、
個人的にはココに絶対供給が必要な電池等の重要なノモを収納する気になりません。
収納を求めるなら別の"収納"を確実な目的としたグリップを選択すべきですね…。

例え"ショートグリップ"とは云え、固定位置によっては
サスガに40連マガジンの脱着には多少慣れが必要かも知れません。
(機能に問題あるのは充分承知の上での設置。
バディー・プレートを付けている都合、グリップとしてはやや後ろ気味ですね)
文章;MAC-Y
タグ :アクセサリー
2008年03月06日
ボトル / ボトルポーチ Vol.2
Blackwater water Bottle &DBT Bottle Pouch
~ダイヤモンドバック ボトルポーチ~

軍事活動や人間の生命維持活動にいかに飲料水が重要なのかをVol.1で述べた。また内包される水筒の一紹介として、ブラックウォーターのウォーターボトルを紹介してあるので興味がある人はVol.1もご覧になってください。
今回はVol.1で述べたとおり。ダイアモンド・バック タクティカル(以下DBT)ウォーターボトル・ポーチについての紹介。
DBTはそれなりに有名なタクティカル・ギア・メーカーなので今更、周知してくれなくても・・・と言う人も多いかと思うんですけど。一応、形だけでも紹介した方が親切じゃないかということで。
DBTはアメリカのタクティカル・ギア製作会社で軍の要求や司法機関向けの装備開発依頼に応える製品をラインナップしている。SEAL'S出身者を開発の顧問に据えているとの話もあって、実用的で豊富な製品ラインナップはどれをとっても実戦的な思想の基に作られていると好評を得ている。また提供される製品類は自社工場で製作され、高いクオリティーを持つアメリカ製を謳っている。
勿論、値段の構成も第三国で生産される物に比べ高めに設定されるが、他のアメリカ生産品と比べると平均的、中には作りから考えると低価格設定と思える物も多くある。ネックは小規模の展開により商品の供給が遅れがちであること。特にイラク戦争の需要で品薄間は否めない。
民間軍事会社(PMC)オペレーターからの引き合いも活発で、一時期はダインコープ社の警備要員の装備の代表的なものであった。それ故、数年前の写真からかなり高い頻度で同社の製品が使用される実態を見ることが出来た。

DBTウォーターボトル・ポーチ。結構一般的な形だ。ブラックホークやタクティカルテイラーなんかでもこの形の物を製品化している。大きさも似たり寄ったり。1Q水筒を入れることも可能らしい。フラップ部は大きく開放しない、固定法はべロクロとファステックが装備される。フラップ部が開放しないのは使いづらいのだが、飲料水は1Lが当然、1kgなので結構な重量だし、液体なので固体のように安定して収まる物でもない。ベロクロだけで留めておいて、激しい動きをするとベロクロ固着力の限界を超えると内包の水筒が外へ飛び出してしまう恐れがあるのでフラップに可動する部分を持たせなかったのだろうと思う。
フラップが大きく開放すれば、大きさ的には汎用として色々な物を入れて置くのに便利そうなだけに残念だが、実用の観点から専用ポーチとして、この方式を採用したのだろう。
一方、外側にはMolleに対応する1インチナイロンテープが付加されている。浄水剤などを入れる小物ポーチなどを取り付けたり、ピストルマガジンポーチなどを取り付けておくのに便利なのだが、ナルゲン式の水筒を入れると、かなり厚みがでる、その上でポーチを追加すると行動時にかなり邪魔になると思う。でも、付いているとカッコいいので私は好きです。

側面の写真。Molleに対応する1インチテープが側面まで来ているのが分かる。また開口部のフラップの補強縫い取りの根元で固定されていることが分かるだろうか。重量物を入れて激しく活動しても、内容物が不意に飛び出すことはない。

背面。一般的なMolle対応品だね。裏にアメリカ国旗をあしらった、DBTのタブが付いている。

DBT BattleLabの商品タグ。付いている物とそうでないものがあるね。どうでもいいのだけど。


分かるかな。内側にベロクロのオスが付いている。これは使用時にフラップと本体を留めるベロクロの機能を無効にする物。ファすテック留めのみにしておくのか、フラップだけで水筒の脱落を防げのかはお好み次第。
フラップの形状のためベロクロは常に固着する、紛失を予防する為には優れているが頻繁にに出し入れする場合はやや面倒だ。あまり過度に動き回ることを想定しない場合に重宝する。

サイズ的にブラックウォーター ウォーターボトルを内包するのに丁度いい。勿論同サイズのナルゲンもありますよ。
内部には耐衝撃材などはないが、固定位置がプレートキャリア、タクティカルベストを想定しているので、そんなに色々な物に常に衝突するような想定ではないのだろうから不要と判断されたのかな。私としては断熱材なんかがあってもいいと思うのだが、まぁ・・・フルカバータイプなんで夏なんかは外気温より若干冷たい物が飲めますね。「キャンプ用ではなくて戦闘用ですよ。」そんなコンセプトなんでしょうね・・・やっぱり。
ポーチ自体はさすがDBTと言う感じ、非常にタフな作りとなっていますね。ナイロン素材の強度も高いですね。安いいい加減なナイロン素材を使ったタクティカルベストやプレートキャリアに取り付けると、そのベース部分に問題が発生するのではないかな。素材と縫製の強度はそのくらいナイロン装備に重要な要素だと思っています。
Text By TAC
~ダイヤモンドバック ボトルポーチ~
軍事活動や人間の生命維持活動にいかに飲料水が重要なのかをVol.1で述べた。また内包される水筒の一紹介として、ブラックウォーターのウォーターボトルを紹介してあるので興味がある人はVol.1もご覧になってください。
今回はVol.1で述べたとおり。ダイアモンド・バック タクティカル(以下DBT)ウォーターボトル・ポーチについての紹介。
DBTはそれなりに有名なタクティカル・ギア・メーカーなので今更、周知してくれなくても・・・と言う人も多いかと思うんですけど。一応、形だけでも紹介した方が親切じゃないかということで。
DBTはアメリカのタクティカル・ギア製作会社で軍の要求や司法機関向けの装備開発依頼に応える製品をラインナップしている。SEAL'S出身者を開発の顧問に据えているとの話もあって、実用的で豊富な製品ラインナップはどれをとっても実戦的な思想の基に作られていると好評を得ている。また提供される製品類は自社工場で製作され、高いクオリティーを持つアメリカ製を謳っている。
勿論、値段の構成も第三国で生産される物に比べ高めに設定されるが、他のアメリカ生産品と比べると平均的、中には作りから考えると低価格設定と思える物も多くある。ネックは小規模の展開により商品の供給が遅れがちであること。特にイラク戦争の需要で品薄間は否めない。
民間軍事会社(PMC)オペレーターからの引き合いも活発で、一時期はダインコープ社の警備要員の装備の代表的なものであった。それ故、数年前の写真からかなり高い頻度で同社の製品が使用される実態を見ることが出来た。
DBTウォーターボトル・ポーチ。結構一般的な形だ。ブラックホークやタクティカルテイラーなんかでもこの形の物を製品化している。大きさも似たり寄ったり。1Q水筒を入れることも可能らしい。フラップ部は大きく開放しない、固定法はべロクロとファステックが装備される。フラップ部が開放しないのは使いづらいのだが、飲料水は1Lが当然、1kgなので結構な重量だし、液体なので固体のように安定して収まる物でもない。ベロクロだけで留めておいて、激しい動きをするとベロクロ固着力の限界を超えると内包の水筒が外へ飛び出してしまう恐れがあるのでフラップに可動する部分を持たせなかったのだろうと思う。
フラップが大きく開放すれば、大きさ的には汎用として色々な物を入れて置くのに便利そうなだけに残念だが、実用の観点から専用ポーチとして、この方式を採用したのだろう。
一方、外側にはMolleに対応する1インチナイロンテープが付加されている。浄水剤などを入れる小物ポーチなどを取り付けたり、ピストルマガジンポーチなどを取り付けておくのに便利なのだが、ナルゲン式の水筒を入れると、かなり厚みがでる、その上でポーチを追加すると行動時にかなり邪魔になると思う。でも、付いているとカッコいいので私は好きです。
側面の写真。Molleに対応する1インチテープが側面まで来ているのが分かる。また開口部のフラップの補強縫い取りの根元で固定されていることが分かるだろうか。重量物を入れて激しく活動しても、内容物が不意に飛び出すことはない。
背面。一般的なMolle対応品だね。裏にアメリカ国旗をあしらった、DBTのタブが付いている。
DBT BattleLabの商品タグ。付いている物とそうでないものがあるね。どうでもいいのだけど。
分かるかな。内側にベロクロのオスが付いている。これは使用時にフラップと本体を留めるベロクロの機能を無効にする物。ファすテック留めのみにしておくのか、フラップだけで水筒の脱落を防げのかはお好み次第。
フラップの形状のためベロクロは常に固着する、紛失を予防する為には優れているが頻繁にに出し入れする場合はやや面倒だ。あまり過度に動き回ることを想定しない場合に重宝する。
サイズ的にブラックウォーター ウォーターボトルを内包するのに丁度いい。勿論同サイズのナルゲンもありますよ。
内部には耐衝撃材などはないが、固定位置がプレートキャリア、タクティカルベストを想定しているので、そんなに色々な物に常に衝突するような想定ではないのだろうから不要と判断されたのかな。私としては断熱材なんかがあってもいいと思うのだが、まぁ・・・フルカバータイプなんで夏なんかは外気温より若干冷たい物が飲めますね。「キャンプ用ではなくて戦闘用ですよ。」そんなコンセプトなんでしょうね・・・やっぱり。
ポーチ自体はさすがDBTと言う感じ、非常にタフな作りとなっていますね。ナイロン素材の強度も高いですね。安いいい加減なナイロン素材を使ったタクティカルベストやプレートキャリアに取り付けると、そのベース部分に問題が発生するのではないかな。素材と縫製の強度はそのくらいナイロン装備に重要な要素だと思っています。
Text By TAC
2008年03月04日
ボトル/ボトルケース
Blackwater Water Bottle & DBT Bottle Pouch
~ブラックウォーター ウォーターボトル~

水分補給これは人間の生命維持に欠かせない要素の一つだね。上下水道を完備した都市生活に慣れた我々にはあまりピンと来ない話だし、世界一自動販売機が設置されているこの日本ではそれこそ清涼飲料水の入手はあまりにも容易だ。
一寸、遠くに出かける時に水筒を用意していくなんて考えもしないでしょ。
小中学生時期の遠足以来、水筒なんて持ったことないよ。こんな人も多いのではないかと思う。今ではペットボトルなんて便利な物もあって、使い捨て感覚で飲料水を持ち運べるようになっているから、水筒なんてよほど山登りやトレッキングが趣味なんて事でもなけりゃ持つことがなくなっているのも理解できる。
まあ、エコロジーや健康飲料に格別の思いがあって、夏に流行ったキャリーマグなんかを鞄に入れていますよなんて人はいるかもしれないが。
話は戻って、水分補給。衛生的な飲料水の確保、これは本当に重要な作業になる。自衛隊がイラクの復興支援活動で施した給水活動や浄水設備の提供は市民生活をを安定させる基礎と言える作業であったことは容易に想像がつくところだ。
兵士も人間である以上、古来より大部隊を移動、駐留させるに際し、衛生的な飲料水の確保が絶対条件となる。逆に、この点に配慮を欠いた組織が伝染病や飢え渇きによって機能を失った例はいくらでもある。身体機能維持には水は欠かせない、水が枯渇するとたった一日で兵士の行動の能力は著しく低下する。また戦場で兵士がかかる伝染病、赤痢、マラリア等、の多くは水を媒介としているケースがある。
ペルー日本大使館人質事件でも解決を目指すペルー政府は真っ先に電気、ガスと共に水の供給を止めた。水の供給源を管理下におくことは重要な戦術でもある。
このように水筒の装備は軍事行動において基本中の基本、個人携帯水筒を装備しない軍隊は存在しないだろう。軍の給水体系の末端が個人装備の水筒となる。
現代の市街地における戦闘においても、インフラの破壊によって飲料水の携行は必要とされる。比較的安定地域で長時間の戦闘が予想されない場合には装備していないような事例も見られるが、逆に多く装備している場合には不安定で敵勢力が強力であることを想定していると見て取れる。最低、戦闘が始まると最低数時間は水筒の水に頼るという想定ですね。
軽く見られがちな装備だけれども、危険な任務を想定していることを視覚的に表現するのに意外にいいのが、この水筒の類いなんだよね。


ブラックウォーター社がリリースしているウォーターボトル。透明の硬質プラスチックを採用している。キャップが大きく、手袋を使用している場合にも使いやすい印象だ。飲み口が広いのも善し悪しだが、私としては飲料水の充填がし易いと言う点を評価している。
表面におなじみのブラックウォーターの会社ロゴ、裏に水量を示すメモリが打ってある。キャップのパッキンはペットボトルなどでよく見られる形状なので激しい動きや力が加わった場合に耐えるのか疑問が残る。完全に閉め込むと意外に強度は保たれている印象なので心配要らないかもしれない。現在のところ飲料水を入れ、鞄の底によこたえていても、水害になったと言うことはない。
硬質プラスチックの強度に関しては今のところ未知数だ。不安に成る程、弱いと言う印象はないが金属より強いと言うこともないだろう。近年、ナルゲンなどで定評のあるプラスチック容器群なので安心できる範囲と言うところか?
表面はやはりプラスチックと言うことで傷がつきやすい。透明ボトルと言うこともあって非常に気になるところなので、ボトルケースはフィールドに持ち込むときには必須だと思う。カバー一つでもかなり、耐衝撃性を高めることが出来ると思うのでこれは是非ともお勧めする。
DBTのボトルカバーについては次にアップします。
最近イラクでの事件を受け、イメージを変えるためか、ブラックウォーターは会社ロゴを変更した。写真のボトルは、お馴染みの旧ブラックウォーターロゴだが既にアメリカの訓練所では新型のマークに変更してしまっている。新型ロゴ・・・私は好きになれませんね。
Text By TAC
~ブラックウォーター ウォーターボトル~
水分補給これは人間の生命維持に欠かせない要素の一つだね。上下水道を完備した都市生活に慣れた我々にはあまりピンと来ない話だし、世界一自動販売機が設置されているこの日本ではそれこそ清涼飲料水の入手はあまりにも容易だ。
一寸、遠くに出かける時に水筒を用意していくなんて考えもしないでしょ。
小中学生時期の遠足以来、水筒なんて持ったことないよ。こんな人も多いのではないかと思う。今ではペットボトルなんて便利な物もあって、使い捨て感覚で飲料水を持ち運べるようになっているから、水筒なんてよほど山登りやトレッキングが趣味なんて事でもなけりゃ持つことがなくなっているのも理解できる。
まあ、エコロジーや健康飲料に格別の思いがあって、夏に流行ったキャリーマグなんかを鞄に入れていますよなんて人はいるかもしれないが。
話は戻って、水分補給。衛生的な飲料水の確保、これは本当に重要な作業になる。自衛隊がイラクの復興支援活動で施した給水活動や浄水設備の提供は市民生活をを安定させる基礎と言える作業であったことは容易に想像がつくところだ。
兵士も人間である以上、古来より大部隊を移動、駐留させるに際し、衛生的な飲料水の確保が絶対条件となる。逆に、この点に配慮を欠いた組織が伝染病や飢え渇きによって機能を失った例はいくらでもある。身体機能維持には水は欠かせない、水が枯渇するとたった一日で兵士の行動の能力は著しく低下する。また戦場で兵士がかかる伝染病、赤痢、マラリア等、の多くは水を媒介としているケースがある。
ペルー日本大使館人質事件でも解決を目指すペルー政府は真っ先に電気、ガスと共に水の供給を止めた。水の供給源を管理下におくことは重要な戦術でもある。
このように水筒の装備は軍事行動において基本中の基本、個人携帯水筒を装備しない軍隊は存在しないだろう。軍の給水体系の末端が個人装備の水筒となる。
現代の市街地における戦闘においても、インフラの破壊によって飲料水の携行は必要とされる。比較的安定地域で長時間の戦闘が予想されない場合には装備していないような事例も見られるが、逆に多く装備している場合には不安定で敵勢力が強力であることを想定していると見て取れる。最低、戦闘が始まると最低数時間は水筒の水に頼るという想定ですね。
軽く見られがちな装備だけれども、危険な任務を想定していることを視覚的に表現するのに意外にいいのが、この水筒の類いなんだよね。
ブラックウォーター社がリリースしているウォーターボトル。透明の硬質プラスチックを採用している。キャップが大きく、手袋を使用している場合にも使いやすい印象だ。飲み口が広いのも善し悪しだが、私としては飲料水の充填がし易いと言う点を評価している。
表面におなじみのブラックウォーターの会社ロゴ、裏に水量を示すメモリが打ってある。キャップのパッキンはペットボトルなどでよく見られる形状なので激しい動きや力が加わった場合に耐えるのか疑問が残る。完全に閉め込むと意外に強度は保たれている印象なので心配要らないかもしれない。現在のところ飲料水を入れ、鞄の底によこたえていても、水害になったと言うことはない。
硬質プラスチックの強度に関しては今のところ未知数だ。不安に成る程、弱いと言う印象はないが金属より強いと言うこともないだろう。近年、ナルゲンなどで定評のあるプラスチック容器群なので安心できる範囲と言うところか?
表面はやはりプラスチックと言うことで傷がつきやすい。透明ボトルと言うこともあって非常に気になるところなので、ボトルケースはフィールドに持ち込むときには必須だと思う。カバー一つでもかなり、耐衝撃性を高めることが出来ると思うのでこれは是非ともお勧めする。
DBTのボトルカバーについては次にアップします。
最近イラクでの事件を受け、イメージを変えるためか、ブラックウォーターは会社ロゴを変更した。写真のボトルは、お馴染みの旧ブラックウォーターロゴだが既にアメリカの訓練所では新型のマークに変更してしまっている。新型ロゴ・・・私は好きになれませんね。
Text By TAC
2008年03月03日
スパイクスタクティカル キャップVol.2
SPIKE'S Tactical Cap Vol.2
自分達の仲間内ではなんとなく力が入っているスパイクス・タクティカル、本物のM16/M4を手にすることの出来ない日本では彼らのカスタムワークを実際に見る機会もない。実際に動かして、その機能にほれ込んでユーザーとして、ショップロゴの付いたアパレル品を着用する機会もない。
だけども、この会社のノベルティーアイテムは、他社が出している物に比べて、ただ単に社名しか入っていない物に比べて、デザインがユニークだ。そしてブラックユーモアがとても利いている。そんなところが魅力なんだよね。

色々と載せてみようと考えているうちに、何時しか手許にあったものが人手に渡り、全てを紹介できなくなっちゃう。そんなことがありますね。上の写真のキャップもいつの間にか手許に黒いキャップだけが残ってしまってね。他にODに黒い骸骨の刺繍、タンに赤茶の刺繍バージョンがあったんですけど今、はこの色だけになってしまった。
このバージョンが一番カッコいいと思っていたんですけど、流行と言う物は分からないもんですね。
デザインはSEALチームのキャリコ・ジャック、アイパッチのないバージョンだ。

こちらは刺繍自体が上の写真の物より小ぶりでキャリコ・ジャックの下に特殊兵器班と入っている。カタログに載っていない希少モデル。こちらは元々黒のバージョンのみ生産していたと聞く。もしかすると後に違う色のバージョンも追加されていたかもしれない。今のところカタログでも確認できないのですがね。
Text By TAC
自分達の仲間内ではなんとなく力が入っているスパイクス・タクティカル、本物のM16/M4を手にすることの出来ない日本では彼らのカスタムワークを実際に見る機会もない。実際に動かして、その機能にほれ込んでユーザーとして、ショップロゴの付いたアパレル品を着用する機会もない。
だけども、この会社のノベルティーアイテムは、他社が出している物に比べて、ただ単に社名しか入っていない物に比べて、デザインがユニークだ。そしてブラックユーモアがとても利いている。そんなところが魅力なんだよね。
色々と載せてみようと考えているうちに、何時しか手許にあったものが人手に渡り、全てを紹介できなくなっちゃう。そんなことがありますね。上の写真のキャップもいつの間にか手許に黒いキャップだけが残ってしまってね。他にODに黒い骸骨の刺繍、タンに赤茶の刺繍バージョンがあったんですけど今、はこの色だけになってしまった。
このバージョンが一番カッコいいと思っていたんですけど、流行と言う物は分からないもんですね。
デザインはSEALチームのキャリコ・ジャック、アイパッチのないバージョンだ。
こちらは刺繍自体が上の写真の物より小ぶりでキャリコ・ジャックの下に特殊兵器班と入っている。カタログに載っていない希少モデル。こちらは元々黒のバージョンのみ生産していたと聞く。もしかすると後に違う色のバージョンも追加されていたかもしれない。今のところカタログでも確認できないのですがね。
Text By TAC
2008年03月03日
海軍特殊部隊ベトナム帰還兵
Vietanam Era Seal Team 2 re-production Patch
もう10年以上も前のことになるかな。しばらく、私がオーストラリアに滞在していた時のこと。
まぁ、ミリタリーオタクの性でしょうかね。当時気に入っていた、Navy SEAL'Sのスイングトップとキャップで良く飲みに出かけていた。夕刻を待って、毎日の様にね。
向こうは日本の様な居酒屋に当たるものがなくてね、ビールタップとスナックの自動販売機があるだけと言うような飲み屋が多い。4時ごろから6時ごろまではビールの値段も安く設定されていて、仕事帰りに一杯やって帰る。本当に言葉どおり、立ち寄ってグラスに一・ニ杯程度飲んでは帰る、そんな習慣がある。郷に入れば郷に従え、そんな言葉もあるでしょ。
彼らのライフスタイルの真似事をしていたわけですよ。彼らにとっては酒場は社交の場でもあるわけだ、時に知らない物同士声を掛け合ったり、ビリヤードを楽しんだりするの。
通っていると名前ぐらいしか知らないが顔見知りが出来たりするのですよ。
その中で私の格好に興味を持ったイタリア系移民の男がいた。仕事場の友人に私と同じキャップを被っている男がいるとの事だった。何回か会ってみたけれど半信半疑、深い話が出ていたかもしれないが話の半分も理解できないのだから・・・。
そんな彼が仕事を終えてアメリカに旅立つ頃、そんなにSEAL'Sが好きならと売ってくれたのが下の写真のタブ類、作業服につけるSEAL 2のタブと海軍兵用のセーラーにつけるタブ類、竜の刺繍パッチはセーラーの袖に巻きつけるように縫い付けるお守りのような物だとの事でしたね。

その後、彼から手紙が届き“昔のチームの奴等とチームのパッチを当時のデザインで作り直す。この話に乗らないか?”との事でしたので、余りが出るならチームで分けて残った分を買い取ってもいいと返事を出しましたよ。そして送られてきたのが下のパッチです。今まで色々調べて見たのですけれど、このパッチデザイン何も引っかかりませんでした。未だにベトナム戦争当時このデザインのパッチが存在していたのかも不明なままです。本当に小規模のチームパッチですから・・・・。
SEALチーム2 第4小隊 骸骨額の13は何を表すのでしょう。 SAT CONGはベトナム語、べトコン殺し と言う意味ですね。

Text By TAC
もう10年以上も前のことになるかな。しばらく、私がオーストラリアに滞在していた時のこと。
まぁ、ミリタリーオタクの性でしょうかね。当時気に入っていた、Navy SEAL'Sのスイングトップとキャップで良く飲みに出かけていた。夕刻を待って、毎日の様にね。
向こうは日本の様な居酒屋に当たるものがなくてね、ビールタップとスナックの自動販売機があるだけと言うような飲み屋が多い。4時ごろから6時ごろまではビールの値段も安く設定されていて、仕事帰りに一杯やって帰る。本当に言葉どおり、立ち寄ってグラスに一・ニ杯程度飲んでは帰る、そんな習慣がある。郷に入れば郷に従え、そんな言葉もあるでしょ。
彼らのライフスタイルの真似事をしていたわけですよ。彼らにとっては酒場は社交の場でもあるわけだ、時に知らない物同士声を掛け合ったり、ビリヤードを楽しんだりするの。
通っていると名前ぐらいしか知らないが顔見知りが出来たりするのですよ。
その中で私の格好に興味を持ったイタリア系移民の男がいた。仕事場の友人に私と同じキャップを被っている男がいるとの事だった。何回か会ってみたけれど半信半疑、深い話が出ていたかもしれないが話の半分も理解できないのだから・・・。
そんな彼が仕事を終えてアメリカに旅立つ頃、そんなにSEAL'Sが好きならと売ってくれたのが下の写真のタブ類、作業服につけるSEAL 2のタブと海軍兵用のセーラーにつけるタブ類、竜の刺繍パッチはセーラーの袖に巻きつけるように縫い付けるお守りのような物だとの事でしたね。
その後、彼から手紙が届き“昔のチームの奴等とチームのパッチを当時のデザインで作り直す。この話に乗らないか?”との事でしたので、余りが出るならチームで分けて残った分を買い取ってもいいと返事を出しましたよ。そして送られてきたのが下のパッチです。今まで色々調べて見たのですけれど、このパッチデザイン何も引っかかりませんでした。未だにベトナム戦争当時このデザインのパッチが存在していたのかも不明なままです。本当に小規模のチームパッチですから・・・・。
SEALチーム2 第4小隊 骸骨額の13は何を表すのでしょう。 SAT CONGはベトナム語、べトコン殺し と言う意味ですね。
Text By TAC
2008年03月02日
BDU 亜熱帯仕様 80年代~90年代初期
BDU Trousers Tropical 1980's~Early 90's

アメリカ軍が全軍に配備したウッドランド迷彩は1980年代に入って本格的な支給が始まった。ソビエトをはじめとする東ヨーロッパのイースタンブロック、ワルシャワ機構とも言うね、と対峙していた関係上、ヨーロッパに駐留するアメリカ軍に優先的に支給され始めたと言われるが、今ほど情報が迅速に伝わらなかった当時の話なので確たる証拠はない。
ともあれ、ウッドランドがヨーロッパの針葉樹の多い地域の活動に適した迷彩服であったことは良く知られるところだ。
アジア地域でも配備は進んだが、亜熱帯用リップストップ生地のウッドランドBDUはNYCO(ナイロンコットン混紡)生地よりやや遅れて登場したように記憶している。
リップストップ生地のウッドランドはアジア圏の温暖な地域での効果を狙い、迷彩に含まれる下地のパフや緑が明るく色調を変えており、それまで目にしていたNYCO生地のものと違っていた為、私は違和感を感じたことを覚えている。
上の写真は少し分かりづらいのだけれども、同じリップストップでありながらパフや緑の配合が異なっている。どちらも同じ未使用品で80年代中期と後期の物だがアメリカ軍内での試行錯誤が読み取れるように思う。


上の二枚の写真の違いが分かるだろうか?写真上のトラウザーの裾紐はコットン製、旧来のジャングルファティーグやERDL(リーフ)に採用されていた物と同じ、写真下はおなじみナイロンの平紐を採用している。ウッドランドBDUにコットン紐は使用していないと言うのが定説になりつつあるのだが実は初期の亜熱帯用には採用している。勿論、M65ウッドランドパンツにはコットンも採用している。

膝の動きに対応するように、マチがとってある。ベトナム戦争時期にもマチはとってあるが初期のリップストップ・ウッドランドはマチの取り方がさらに大きい。現在生産されるBDUではこのマチは省略されている。整列時膝部分にたわみが発生し、見た目が悪いと感じたか、生産性を考慮して省略したと思う。フィールドで動き回ることを考えれば、これはあったほうが良いことは言うまでもない。

フロントはボタン留めになっている。ベトナム戦争末期ジャングルファティーグで一旦ジッパーを採用したが、泥や砂を噛み込み破損した場合に補修がきかない事などを受け、70年代中盤からERDLで見直された。現在ではジッパーの性能が向上したこと等でACUはジッパーを採用していると思われる。

ウッドランドから後ろポケットのフラップボタンは二個に改良されている。内容物の紛失を防ぐ配慮であろう。ウエストの調整テープがこの時代はかなり余裕を持って長く作られている事にも注意。

現在では省略されることの多いフロント部分のフラップ。90年代後期の製作年度の物にはまず付いていることはないと思う。
これも使用される事が少ない部分を見直し、生産性を上げるための省略と思う。

リップストップBDUには必ず付くようになった補強、膝にも同様の補強が付く。傷みやすい部分だけに現場の要求によって追加された部分だが、私自体はこれがあまりありがたいとは思えないのです。濡れると乾きにくいし、使用していると補強部分だけ目立つしね。

対比用に持ってきた3カラーデザート、2002年製 同じサイズです。ウエストの調整テープがウッドランドの方が長いのが分かる?ズボンの後ろポケットの位置もウッドランドの方が若干低い。つまりウエストラインはウッドランド(90年代型)の方が約1.5cm高く設定されている。カッティングに改良が加えられていると言うこと。


デザートの膝部分にマチがなく、膝の補強部分が短くなって、ポケットの下までしかないのが分かる。

初期のBDUには今にない凝った作りと機の的な配慮がなされていたことが分かると思う。
特にデザートはイラク侵攻当初、展開部隊の必要数を確保するのが難しかったようだ。
戦時に必要数を確保する為、生産性を考慮して同量の生地からより多くの戦闘服を作り出す努力は今までどの軍隊でも行われてきた。また兵士からの要求に答え、徐々に改良を加えながら戦闘服は進化してゆく物であることはこれからも同じことだと思う。機能を落として改悪となるケースもある。
既にACUは砂漠での活動用に砂をかみやすいベロクロ部分を新型に変えている。こうゆう人知れず行われる改良や考え方、要求の変化と言うのも面白いんだよね。
Text By TAC
~Woodland Camo Ripstop material~
アメリカ軍が全軍に配備したウッドランド迷彩は1980年代に入って本格的な支給が始まった。ソビエトをはじめとする東ヨーロッパのイースタンブロック、ワルシャワ機構とも言うね、と対峙していた関係上、ヨーロッパに駐留するアメリカ軍に優先的に支給され始めたと言われるが、今ほど情報が迅速に伝わらなかった当時の話なので確たる証拠はない。
ともあれ、ウッドランドがヨーロッパの針葉樹の多い地域の活動に適した迷彩服であったことは良く知られるところだ。
アジア地域でも配備は進んだが、亜熱帯用リップストップ生地のウッドランドBDUはNYCO(ナイロンコットン混紡)生地よりやや遅れて登場したように記憶している。
リップストップ生地のウッドランドはアジア圏の温暖な地域での効果を狙い、迷彩に含まれる下地のパフや緑が明るく色調を変えており、それまで目にしていたNYCO生地のものと違っていた為、私は違和感を感じたことを覚えている。
上の写真は少し分かりづらいのだけれども、同じリップストップでありながらパフや緑の配合が異なっている。どちらも同じ未使用品で80年代中期と後期の物だがアメリカ軍内での試行錯誤が読み取れるように思う。
上の二枚の写真の違いが分かるだろうか?写真上のトラウザーの裾紐はコットン製、旧来のジャングルファティーグやERDL(リーフ)に採用されていた物と同じ、写真下はおなじみナイロンの平紐を採用している。ウッドランドBDUにコットン紐は使用していないと言うのが定説になりつつあるのだが実は初期の亜熱帯用には採用している。勿論、M65ウッドランドパンツにはコットンも採用している。
膝の動きに対応するように、マチがとってある。ベトナム戦争時期にもマチはとってあるが初期のリップストップ・ウッドランドはマチの取り方がさらに大きい。現在生産されるBDUではこのマチは省略されている。整列時膝部分にたわみが発生し、見た目が悪いと感じたか、生産性を考慮して省略したと思う。フィールドで動き回ることを考えれば、これはあったほうが良いことは言うまでもない。
フロントはボタン留めになっている。ベトナム戦争末期ジャングルファティーグで一旦ジッパーを採用したが、泥や砂を噛み込み破損した場合に補修がきかない事などを受け、70年代中盤からERDLで見直された。現在ではジッパーの性能が向上したこと等でACUはジッパーを採用していると思われる。
ウッドランドから後ろポケットのフラップボタンは二個に改良されている。内容物の紛失を防ぐ配慮であろう。ウエストの調整テープがこの時代はかなり余裕を持って長く作られている事にも注意。
現在では省略されることの多いフロント部分のフラップ。90年代後期の製作年度の物にはまず付いていることはないと思う。
これも使用される事が少ない部分を見直し、生産性を上げるための省略と思う。
リップストップBDUには必ず付くようになった補強、膝にも同様の補強が付く。傷みやすい部分だけに現場の要求によって追加された部分だが、私自体はこれがあまりありがたいとは思えないのです。濡れると乾きにくいし、使用していると補強部分だけ目立つしね。
対比用に持ってきた3カラーデザート、2002年製 同じサイズです。ウエストの調整テープがウッドランドの方が長いのが分かる?ズボンの後ろポケットの位置もウッドランドの方が若干低い。つまりウエストラインはウッドランド(90年代型)の方が約1.5cm高く設定されている。カッティングに改良が加えられていると言うこと。
デザートの膝部分にマチがなく、膝の補強部分が短くなって、ポケットの下までしかないのが分かる。
初期のBDUには今にない凝った作りと機の的な配慮がなされていたことが分かると思う。
特にデザートはイラク侵攻当初、展開部隊の必要数を確保するのが難しかったようだ。
戦時に必要数を確保する為、生産性を考慮して同量の生地からより多くの戦闘服を作り出す努力は今までどの軍隊でも行われてきた。また兵士からの要求に答え、徐々に改良を加えながら戦闘服は進化してゆく物であることはこれからも同じことだと思う。機能を落として改悪となるケースもある。
既にACUは砂漠での活動用に砂をかみやすいベロクロ部分を新型に変えている。こうゆう人知れず行われる改良や考え方、要求の変化と言うのも面白いんだよね。
Text By TAC
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